リーダー (記号)
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リーダーは約物のひとつである。点々や点線などと呼ばれることもある。活字や写植・フォント等では二点リーダー(‥)と三点リーダー(…)などがある。JISでは二点リーダと三点リーダという。本来、英語では類似の記号は、省略を意味する場合はellipsisと呼び、leaderは目次の項目とページ数を結ぶ場合のように、視線を誘導する記号を指す。
多くの場合、文章中では無音の状態もしくは文の省略を表す。また、図表中では項目同士をつなげる記号として使われる場合がある。
古来の日本語文書にはなく、欧文の翻訳文への三点リーダー ( ... ) の替わりとして使用され始め、純粋な日本語文書にも定着した約物である。
通常はリーダーを2個つなげる形の二倍リーダーとして二倍三点リーダーや二倍二点リーダーとして使用される。
数学でも、継続を示す目的で使用される。
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用法[編集]
主な用法は以下の通り。一部はダッシュと同じような機能である。
- 余韻、感情
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- 文の末尾で余韻を感じさせる。この場合、リーダーの後に句点を付けない。
- (例)そして、山へ向かった……
- 省略
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- 引用で文の一部を省略していることを示す。
- (例)書籍には「彼女が……考えた」とある。
- 記号
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- 図や表で項目をつなぐ記号として使う。
- (例)バナナ………2本/リンゴ………5個/ブドウ………1房
表記方法[編集]
縦書きでは縦に点が並び、横書きでは横に点が並ぶように打つ。日本語表記では、原稿用紙のマスで言うと、真ん中を通るように点を並べる。一方で欧文フォントの多くでは、ベースライン上に点が打たれる。3点リーダーとは別に Midline horizontal ellipsis (⋯) という記号があり、こちらではフォントによらず点は中央を通る。
「など」の2文字を略記する目的で、二点リーダーが使用されることもある。環境によって正常に見えない可能性がある。JIS X 0208の二点リーダー(‥‥‥)、JIS X 0201の半角でのリーダー(・・・・・・)。
- 紙媒体
- 原稿用紙で手書きをするときには、三点リーダーを2マス続けて書き入れるのが一般的である。これは、1946年(昭和21年)に文部省教科書局調査課国語調査室(当時)が作成した『くぎり符号の使ひ方〔句読法〕(案)』のテンテンの用例に点6つが打たれていることから広まった可能性がある。ただし同案には、テンテンの符号として点6つと点3つが併記されている。またテンテンと同種の記号として、会話で無言を表すテンセン(点9つ)を示している。項目のつなぎもテンセンとしている。それ以前から植字の現場において「ミ」等と誤植しないための、出版業界の慣習であったとする説もある(複数マスにわたって書かれていればリーダーと判断できる)。
- デジタル媒体
- コンピュータでも原稿用紙と同じく、三点リーダーを2文字ぶん続けて表記する用法があるが、必ずしも徹底されているとは言えない。Web上においては、二点リーダーが使われたり、中黒(・)や読点(、)を並べてあったり、中には句点(。)を並べる人がいたりする。
数学における用法[編集]
- あまりのあるわり算の「あまり」を表記する場合に三点リーダーが使用される。
- 14 ÷ 3 = 4 …2
継続することを示す目的で、三点リーダーか二倍三点リーダーが使用される。
- 小数以下が継続する場合に任意の桁の後に三点リーダーか二倍三点リーダーが使用される。
- π = 3.141592653589793238462643383279……
- 数式において継続する中間を省略することを示す場合は、演算子を書いた上で、三点リーダーか二倍三点リーダーを書き、演算子を書く
- 100! = 1 × 2 × … × 100
- 行列において中間を省略する場合に三点リーダーを書く。(行の省略は左端のみ縦三点リーダーを引くことが多いが、すべておよび斜め三点リーダーも引かれることもある)
符号位置[編集]
| 記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
|---|---|---|---|---|
| … | U+2026 |
1-1-36 | ……… |
三点リーダ |
| ‥ | U+2025 |
1-1-37 | ‥‥ |
二点リーダ |
| ⋯ | U+22EF |
- | ⋯⋯ |
Midline horizontal ellipsis |
| ︙ | U+FE19 |
- | ︙︙ |
三点リーダ(縦書き) |
| ︰ | U+FE30 |
- | ︰︰ |
二点リーダ(縦書き) |
| ⁝ | U+205D |
- | ⁝⁝ |
TRICOLON |
| ⁚ | U+205A |
- | ⁚⁚ |
two dot punctuation |
外部リンク[編集]
- 文化庁 国語表記の基準 参考資料 - 『くぎり符号の使ひ方』などがある。
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