エリザベス女王杯
| エリザベス女王杯 | |
|---|---|
第35回優勝馬スノーフェアリー
|
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| 開催地 | 京都競馬場 |
| 施行時期 | 11月上旬 - 中旬 (原則5回京都4日目) |
| 格付け | GI |
| 1着賞金 | 9000万円 |
| 賞金総額 | 1億7200万円 |
| 距離 | 芝・外2200m |
| 出走条件 | サラブレッド系3歳以上牝馬(国際)(指定) 出走資格も参照 |
| 負担重量 | 定量(3歳54kg、4歳以上56kg) |
| 第1回施行日 | 1976年11月21日 |
エリザベス女王杯(エリザベスじょおうはい)とは日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場の芝・外回り2200メートルで施行する中央競馬の重賞(GI)競走である。略称は「女王杯」「エリ女」など。
正賞はエリザベス女王杯、京都府知事賞、日本馬主協会連合会長賞。
目次 |
[編集] 概要
前身の「ビクトリアカップ」は牝馬の菊花賞に位置付けられるものとして1970年から行われていたが1975年にエリザベス女王が来日したことを記念し、翌1976年に新たに「エリザベス女王杯」が創設されてビクトリアカップは廃止された。競走名の改称が行われた場合は通常施行回数は引き継がれるがエリザベス女王杯は事実上は改称ながら形式としては新設の競走とされたため、1976年のエリザベス女王杯が「第1回」となっている(実質は改称だが施行回数がリセットされた例はほかにはペガサスステークス→アーリントンカップがある)。
1995年の第20回までは京都競馬場の芝2400mで施行され牝馬三冠レースの最終戦であった。ただし桜花賞・優駿牝馬(オークス)とは違い、英国競馬のクラシック競走に範を取った競走ではないため、八大競走やクラシック競走には位置付けられていない(これは秋華賞も同様である)。
1996年、秋華賞の新設に伴い芝2400mから芝2200mに距離が短縮されると共に古馬牝馬も出走が可能になり、これまで古馬になると牡馬と戦うしかなかった牝馬最大の目標の1つとして定着、3歳牝馬三冠路線組も合わせ牝馬の一線級が一堂に会する競走となった。また1995年以降JRAの方針によりGI競走が地方馬にも開放され秋華賞・京都大賞典・府中牝馬ステークスのいずれか2着以内の地方馬には出走資格が与えられることになり、更に1999年からは外国馬も出走可能となり2008年からはジャパン・オータムインターナショナルシリーズに指定されている。
なお2006年には春季に古馬牝馬限定のGI競走としてヴィクトリアマイルが新設されたため、春秋それぞれに古馬牝馬が出走可能な牝馬限定GI競走が存在することとなった。
出走資格はサラブレッド系3歳(旧4歳)以上牝馬のJRA所属の競走馬、JRAのGI競走、指定された海外国際G1競走、地方競馬のダート交流GI競走優勝馬(2歳限定戦を除く)、及び外国調教馬(9頭まで)。
負担重量は定量で3歳54kg、4歳以上56kgである。
2012年度現在の総額賞金は1億7200万円で1着賞金9000万円、2着賞金3600万円、3着賞金2300万円、4着賞金1400万円、5着賞金900万円と定められている。
[編集] 外国馬の優先出走権
2009年5月の改定にて、その年のオペラ賞(フランス・ロンシャン競馬場)を優勝した外国馬には当競走への優先出走権が付与されることとなった[1]。
- 優先出走権使用馬
- 2009年 - シャラナヤ
[編集] 褒賞金制度
ジャパン・オータムインターナショナルシリーズとなった2008年より、指定の海外競走に優勝した競走馬がその年の当競走に出走し優勝した場合には優勝賞金に加え褒賞金を交付している。また2009年5月の改定で範囲が拡大され、3着までに入着した場合にも褒賞金が交付されることとなった[1]。
指定競走・金額は以下の通り(金額は2011年現在)。イギリスオークス・ディアヌ賞・アイリッシュオークスは3歳馬によるレースで、それ以外は古馬混合レースである。なお褒賞金の額は年によって変動があり、最も高かった2010年は1着が9000万円、2・3着がそれぞれ3600万円・2250万円であった。
| 開催国・競走名 | 格付 | 施行競馬場 | 施行距離 | 指定年 | 褒賞金 |
|---|---|---|---|---|---|
| G1 | エプソム | 芝12f10y | 2008年 - |
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| G1 | シャンティイ | 芝2100m | |||
| G1 | カラ | 芝12f | |||
| G1 | グッドウッド | 芝9f192y | |||
| G1 | ヨーク | 芝12f | |||
| G1 | ロンシャン | 芝2400m | |||
| G1 | ロンシャン | 芝2000m | |||
| G1 | カラ | 芝10f | |||
| G1 | アーリントンパーク | 芝9.5f | |||
| G1 | ベルモントパーク | 芝10f |
- 褒賞金獲得馬
| 回数 | 調教国・出走馬 | 当競走着順 | 指定競走結果 | 獲得褒賞金 |
|---|---|---|---|---|
| 第35回 | 1着 | イギリスオークス1着、アイリッシュオークス1着 | 9000万円 |
[編集] 歴史
[編集] 4歳(現3歳)牝馬限定競走時代
- 1976年
- 京都競馬場の芝2400mの4歳(現3歳)牝馬限定の重賞競走「エリザベス女王杯」として創設(創設当初の負担重量は55kg)。
- 牝馬二冠馬のテイタニヤが4着に敗れる。
- 1979年 - 京都競馬場の改修工事により阪神競馬場の芝2400mで施行。
- 1984年
- グレード制施行によりGIに格付け。
- 当競走で史上最多の21頭が出走。
- 1986年 - メジロラモーヌが本競走を勝利し、史上初の牝馬三冠を達成。
- 1987年
- 1989年 - 岸滋彦騎乗のサンドピアリスが20頭中20番人気で勝利し、単勝払い戻し43060円を記録(グレード制施行後のGI最高単勝配当記録)。
- 1993年 - 牝馬二冠馬のベガが3着に敗れる。
[編集] 4歳(現3歳)以上牝馬競走時代
- 1996年
- 1999年
- 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走資格が「4歳以上牝馬」から「3歳以上牝馬」に変更。
- 2003年 - 外国調教馬(アナマリー、タイガーテイル)が当競走に初めて出走。
- 2004年 - アドマイヤグルーヴが史上2頭目の連覇を達成。
- 2006年
- 2007年
- 安藤勝己が地方競馬出身の騎手として史上初の優勝。
- 2008年
- ジャパン・オータムインターナショナルシリーズに指定。
- クリストフ・ルメールが外国人騎手として史上初の優勝。
- ポルトフィーノがスタート直後に落馬・競走中止し、そのままカラ馬のままで先頭でゴール。GI競走でカラ馬が先頭でゴールしたのは史上初。
- 2010年
- 2011年
- イギリスのスノーフェアリーが外国調教馬として史上初の連覇。またレース史上では3頭目の連覇。
- ライアン・ムーアが外国人騎手として初の連覇。
- 2012年 - 出走馬選定方法が変わり、レーティングで上位5頭に優先出走を認める。
[編集] 歴代優勝馬
国際競走となった1999年以降は優勝馬の国旗を表記する。馬齢は国際馬齢表記による。
[編集] 4歳(現3歳)牝馬限定競走時代
| 回数 | 施行日 | 優勝馬 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 1976年11月21日 | ディアマンテ | 2:28.5 | 松田幸春 | 稲葉幸夫 | 佐藤弘嘉 |
| 第2回 | 1977年11月20日 | インターグロリア | 2:28.7 | 福永洋一 | 柳田次男 | 松岡正雄 |
| 第3回 | 1978年11月19日 | リードスワロー | 2:29.1 | 武邦彦 | 服部正利 | 熊本芳雄 |
| 第4回 | 1979年11月18日 | ミスカブラヤ | 2:32.6 | 岡部幸雄 | 西塚十勝 | (有)鏑矢 |
| 第5回 | 1980年11月16日 | ハギノトップレディ | 2:27.9 | 伊藤清章 | 伊藤修司 | 日隈広吉 |
| 第6回 | 1981年11月15日 | アグネステスコ | 2:28.1 | 西浦勝一 | 久保道雄 | 渡辺孝男 |
| 第7回 | 1982年11月21日 | ビクトリアクラウン | 2:29.2 | 嶋田功 | 稲葉幸夫 | 飯田正 |
| 第8回 | 1983年11月20日 | ロンググレイス | 2:30.1 | 河内洋 | 小林稔 | 中井長一 |
| 第9回 | 1984年11月4日 | キョウワサンダー | 2:28.4 | 樋口弘 | 吉岡八郎 | 浅川吉男 |
| 第10回 | 1985年11月3日 | リワードウイング | 2:26.8 | 内田国夫 | 鶴留明雄 | 宮崎忠比古 |
| 第11回 | 1986年11月2日 | メジロラモーヌ | 2:29.1 | 河内洋 | 奥平真治 | (有)メジロ牧場 |
| 第12回 | 1987年11月15日 | タレンティドガール | 2:29.3 | 蛯沢誠治 | 栗田博憲 | 飯田政子 |
| 第13回 | 1988年11月13日 | ミヤマポピー | 2:27.2 | 松田幸春 | 松田由太郎 | 大宮良吾 |
| 第14回 | 1989年11月12日 | サンドピアリス | 2:28.8 | 岸滋彦 | 吉永忍 | (株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン |
| 第15回 | 1990年11月11日 | キョウエイタップ | 2:25.5 | 横山典弘 | 稗田研二 | 松岡正雄 |
| 第16回 | 1991年11月10日 | リンデンリリー | 2:29.6 | 岡潤一郎 | 野元昭 | 林田秋利 |
| 第17回 | 1992年11月15日 | タケノベルベット | 2:27.1 | 藤田伸二 | 小林稔 | 武岡大佶 |
| 第18回 | 1993年11月14日 | ホクトベガ | 2:24.9 | 加藤和宏 | 中野隆良 | 金森森商事(株) |
| 第19回 | 1994年11月13日 | ヒシアマゾン | 2:24.3 | 中舘英二 | 中野隆良 | 阿部雅一郎 |
| 第20回 | 1995年11月12日 | サクラキャンドル | 2:27.2 | 小島太 | 境勝太郎 | (株)さくらコマース |
[編集] 4歳(現3歳)以上牝馬競走時代
| 回数 | 施行日 | 調教国・優勝馬 | 性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第21回 | 1996年11月10日 | ダンスパートナー | 牝4 | 2:14.3 | 四位洋文 | 白井寿昭 | 吉田勝己 |
| 第22回 | 1997年11月9日 | エリモシック | 牝4 | 2:12.5 | 的場均 | 沖芳夫 | 山本慎一 |
| 第23回 | 1998年11月15日 | メジロドーベル | 牝4 | 2:12.8 | 吉田豊 | 大久保洋吉 | メジロ商事(株) |
| 第24回 | 1999年11月14日 | 牝5 | 2:13.5 | 吉田豊 | 大久保洋吉 | メジロ商事(株) | |
| 第25回 | 2000年11月12日 | 牝5 | 2:12.8 | 松永幹夫 | 浜田光正 | (有)ノースヒルズマネジメント | |
| 第26回 | 2001年11月11日 | 牝5 | 2:11.2 | 武豊 | 池江泰郎 | 金子真人 | |
| 第27回 | 2002年11月10日 | 牝3 | 2:13.2 | 武豊 | 伊藤雄二 | 伏木田達男 | |
| 第28回 | 2003年11月16日 | 牝3 | 2:11.8 | 武豊 | 橋田満 | 近藤利一 | |
| 第29回 | 2004年11月14日 | 牝4 | 2:13.6 | 武豊 | 橋田満 | 近藤利一 | |
| 第30回 | 2005年11月13日 | 牝4 | 2:12.5 | 池添謙一 | 鶴留明雄 | トウショウ産業(株) | |
| 第31回 | 2006年11月12日 | 牝3 | 2:11.6 | 福永祐一 | 白井寿昭 | 関口房朗 | |
| 第32回 | 2007年11月11日 | 牝3 | 2:11.9 | 安藤勝己 | 松田国英 | 大城敬三 | |
| 第33回 | 2008年11月16日 | 牝3 | 2:12.1 | C.ルメール | 長浜博之 | (有)社台レースホース | |
| 第34回 | 2009年11月15日 | 牝5 | 2:13.6 | 田中博康 | 小島茂之 | (株)グリーンファーム | |
| 第35回 | 2010年11月14日 | 牝3 | 2:12.5 | R.ムーア | E.ダンロップ | アナモイン社 | |
| 第36回 | 2011年11月13日 | 牝4 | 2:11.6 | R.ムーア | E.ダンロップ | アナモイン社 |
[編集] エリザベス女王杯の記録
- レースレコード - 2:11.2(第26回優勝馬 トゥザヴィクトリー)
- 2着との最大着差 - 4馬身(第35回優勝馬 スノーフェアリー)
- 同一馬による連覇 - 3
- メジロドーベル - 第23、24回
- アドマイヤグルーヴ - 第28、29回
- スノーフェアリー - 第35、36回
- 同一騎手による連続優勝 - 4(第26~29回 武豊。同競走の最多勝利騎手でもある)
- 外国人騎手による優勝 - クリストフ・ルメール(第33回優勝馬 リトルアマポーラ)、ライアン・ムーア(第35、36回優勝馬 スノーフェアリー)
[編集] 脚注
- ^ a b 「ジャパン・オータムインターナショナル」の勧誘策を強化 日本中央競馬会
- ^ 過去GI成績 第35回 エリザベス女王杯 - JRA公式サイト 2010年11月15日閲覧
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- JRA公式サイト「今週の注目レース」から(2011年版)
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