スプリンターズステークス

提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

スプリンターズステークス
開催地 中山競馬場
施行日 2009年10月4日
格付け GI
1着賞金 9500万円
距離 芝1200m
出走条件 サラブレッド系3歳以上(国際)(指定)
負担重量 3歳55kg、4歳以上57kg
(牝馬2kg減)
第1回施行日 1967年7月9日
  

スプリンターズステークスとは日本中央競馬会(JRA)中山競馬場1200mで施行する中央競馬重賞GI競走である。メディアなどでは「電撃の6ハロン戦」という通称が用いられる。

目次

[編集] 概要

1967年に日本競馬初の短距離重賞競走として「スプリンターズステークス」の名称で創設された4歳(現3歳)以上の競走馬による重賞競走。条件や施行時期の変遷(次節参照)を経て現在は春の高松宮記念と双璧をなし、日本における下半期のスプリンターNo.1決定戦として位置付けられている国際GI競走である。

施行時期はこれまで幾度か変更されている。創設当初は7月開催だったが翌年には5月に移行。1969年からは秋季に移動し9月から10月に開催されたが1981年から1983年までは2月に、1984年から1989年までは3月にそれぞれ開催された。そして1990年から年末に移り有馬記念の1週間前に定着し、冬のスプリンターNo.1決定戦として確立していた。しかし2000年の開催プログラム改定により9月末から10月初めの時期に施行されることになった。

グローバル・スプリント・チャレンジに組み込まれたこともあって、近年は外国馬の参戦が増加傾向である。このためにサイレントウィットネス香港調教馬)やテイクオーバーターゲットオーストラリア調教馬)などといった外国馬が優勝している。

出走資格はサラ系3歳(旧4歳)以上のJRA所属馬(外国産馬含む)、外国調教馬、およびキーンランドカップセントウルステークスで2着以内に入賞し本競走の出走資格を得た地方所属競走馬。

負担重量は定量で3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減。

総額賞金は1億7940万円。1着賞金9500万円で以下2着賞金3800万円、3着賞金2400万円、4着賞金1400万円、5着賞金950万円。

現在の優勝レイの配色は赤色地に金色文字となっている。近年はこの配色で統一されているが、新潟競馬場開催だった2002年のみ桃色地に銀色文字の配色だった。

[編集] 主な前哨戦

本競走の出走馬が前走で出走する主な競走。以下以外に稀に安田記念から直行で出走する競走馬もいる。

競走名 格付 団体 施行競馬場 施行距離
1 北九州記念 GIII 中央 小倉競馬場 芝1200m
2 キーンランドカップ GIII 中央 札幌競馬場 芝1200m
3 セントウルステークス GII 中央 阪神競馬場 芝1200m

[編集] 歴史

  • 1967年 - 4歳(現3歳)以上の競走馬によるハンデキャップの重賞競走として「第1回スプリンターズステークス」が創設され、中山競馬場・芝1200mで施行された。
  • 1968年 - 出走条件が5歳(現4歳)以上に変更。
  • 1969年
    • 名称を「英国フェア開催記念」に変更して施行。
    • 負担重量を別定に変更。
    • 出走条件が4歳(現3歳)以上に変更。
  • 1975年 - サクライワイが史上初の連覇を達成。
  • 1974年 - 読売新聞から寄贈杯を受けて名称を「読売杯スプリンターズステークス」に変更。
  • 1978年 - メイワキミコが史上2頭目の連覇を達成。
  • 1980年 - 名称を「読売スプリンターズステークス」に変更。
  • 1981年
    • 出走条件が5歳(現4歳)以上に変更。
  • 1983年 - 読売新聞が寄贈杯を取り止め「スプリンターズステークス」に名称変更。
  • 1984年 - グレード制施行によりGIIIに指定。
  • 1987年 - 格付けをGIIに昇格。
  • 1988年 - 中山競馬場のスタンド改築工事に伴う振替開催により、東京競馬場・芝1400mで施行。
  • 1989年 - 混合競走に指定。
  • 1990年
    • 格付けをGIIからGIに昇格。
    • 開催時期が第5回中山6日目(基本)に移動する。
    • 出走条件が4歳(現3歳)以上に変更。
  • 1991年 - 1番人気のケイエスミラクルが直線で故障、競走中止。
  • 1994年
  • 1995年 - 特別指定交流競走に指定。
  • 2000年 - 開催時期が第4回中山8日目(基本)に移動する。
  • 2001年
    • 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳以上」から「3歳以上」に変更。
    • トロットスターがコースレコード及びレースレコード1分07秒0で優勝。
  • 2002年 - 東京競馬場の改修工事による振替開催により、新潟競馬場・芝1200mで施行。
  • 2004年 - 「日本中央競馬会創立50周年記念 スプリンターズステークス」の名称で施行。
  • 2005年
  • 2006年

[編集] 歴代優勝馬

回数 施行日 調教国・優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1967年7月9日 オンワードヒル 牡4 1:12.1 牧野三雄 中村広 樫山純三
第2回 1968年5月3日 スズハヤテ 牡4 1:11.3 増田久 佐藤正二 ワイ・エス・エス
第3回 1969年9月28日 タケシバオー 牡4 1:10.4 吉永正人 三井末太郎 小畑正雄
第4回 1970年10月11日 タマミ 牝3 1:10.8 中島啓之 坂本栄三郎 坂本栄蔵
第5回 1971年9月26日 ケンサチオー 牡5 1:11.5 藤本勝彦 藤本冨良 長山善建
第6回 1972年10月8日 ノボルトウコウ 牡3 1:09.8 森安重勝 加藤朝治郎 渡辺喜八郎
第7回 1973年9月30日 キョウエイグリーン 牝4 1:09.6 東信二 境勝太郎 松岡正雄
第8回 1974年10月6日 サクライワイ 牝3 1:08.4 小島太 高木良三 (株)さくらコマース
第9回 1975年9月27日 サクライワイ 牝4 1:09.0 小島太 高木良三 (株)さくらコマース
第10回 1976年10月10日 ジャンボキング 牡3 1:10.5 的場均 久保田金造 醍醐幸右衛門
第11回 1977年10月9日 メイワキミコ 牝3 1:09.8 増沢末夫 鈴木勝太郎 鬼嶋力也
第12回 1978年10月8日 メイワキミコ 牝4 1:09.0 増沢末夫 鈴木勝太郎 鬼嶋力也
第13回 1979年10月7日 サニーフラワー 牝4 1:12.8 岡部幸雄 伊藤雄二 山本慎一
第14回 1980年9月27日 サクラゴッド 牝5 1:11.8 小島太 久保田彦之 (株)さくらコマース
第15回 1981年2月22日 サクラシンゲキ 牡4 1:09.5 東信二 境勝太郎 (株)さくらコマース
第16回 1982年2月28日 ブロケード 牝4 1:09.0 柴田政人 高松邦男 伊達秀和
第17回 1983年2月27日 シンウルフ 牡4 1:09.5 飯田明弘 松元省一 林幸雄
第18回 1984年3月18日 ハッピープログレス 牡6 1:10.3 飯田明弘 山本正司 藤田晋
第19回 1985年3月17日 マルタカストーム 牡4 1:11.1 菅原泰夫 本郷一彦 鈴木隆雄
第20回 1986年3月16日 ドウカンテスコ 牡4 1:10.2 田村正光 田中朋次郎 新井興業(株)
第21回 1987年3月22日 キングフローリック 牡4 1:09.5 田村正光 久保田敏夫 青木啓二朗
第22回 1988年3月20日 ダイナアクトレス 牝5 1:21.9 的場均 矢野進 (有)社台レースホース
第23回 1989年3月19日 ウィニングスマイル 牡6 1:09.3 田村正光 矢野照正 白井フサ
第24回 1990年12月16日 バンブーメモリー 牡5 1:07.8 武豊 武邦彦 竹田辰一
第25回 1991年12月15日 ダイイチルビー 牝4 1:07.6 河内洋 伊藤雄二 辻本晴雄
第26回 1992年12月20日 ニシノフラワー 牝3 1:07.7 河内洋 松田正弘 西山正行
第27回 1993年12月19日 サクラバクシンオー 牡4 1:07.9 小島太 境勝太郎 (株)さくらコマース
第28回 1994年12月18日 日本の旗サクラバクシンオー 牡5 1:07.1 小島太 境勝太郎 (株)さくらコマース
第29回 1995年12月17日 日本の旗ヒシアケボノ 牡3 1:08.1 角田晃一 佐山優 阿部雅一郎
第30回 1996年12月15日 日本の旗フラワーパーク 牝4 1:08.8 田原成貴 松元省一 吉田勝己
第31回 1997年12月14日 日本の旗タイキシャトル 牡3 1:07.8 岡部幸雄 藤沢和雄 (有)大樹ファーム
第32回 1998年12月20日 日本の旗マイネルラヴ 牡3 1:08.6 吉田豊 稲葉隆一 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第33回 1999年12月19日 日本の旗ブラックホーク 牡5 1:08.2 横山典弘 国枝栄 金子真人
第34回 2000年10月1日 日本の旗ダイタクヤマト 牡6 1:08.6 江田照男 石坂正 中村和子
第35回 2001年9月30日 日本の旗トロットスター 牡5 1:07.0 蛯名正義 中野栄治 高野稔
第36回 2002年9月29日 日本の旗ビリーヴ 牝4 1:07.7 武豊 松元茂樹 前田幸治
第37回 2003年10月5日 日本の旗デュランダル 牡4 1:08.0 池添謙一 坂口正大 吉田照哉
第38回 2004年10月3日 日本の旗カルストンライトオ 牡6 1:09.9 大西直宏 大根田裕之 清水貞光
第39回 2005年10月2日 香港の旗サイレントウィットネス 騸6 1:07.3 F.コーツィー A.クルーズ A.A.ダ・シルバ&B.ダ・シルバ
第40回 2006年10月1日 オーストラリアの旗テイクオーバーターゲット 騸7 1:08.1 J.フォード J.ジャニアック J.ジャニアック
第41回 2007年9月30日 日本の旗アストンマーチャン 牝3 1:09.4 中舘英二 石坂正 戸佐眞弓
第42回 2008年10月5日 日本の旗スリープレスナイト 牝4 1:08.0 上村洋行 橋口弘次郎 (有)サンデーレーシング
第43回 2009年10月4日 日本の旗ローレルゲレイロ 牡5 1:07.5 藤田伸二 昆貢 (株)ローレルレーシング

※1994年以降は国旗を表記。

[編集] スプリンターズステークスの記録

  • レースレコード - 1:07.0(第35回優勝馬トロットスター)
  • 2着との最大着差 - 6馬身(第15回優勝馬サクラシンゲキ)
  • 2着との最小着差 - ハナ(1cm)第30回優勝馬フラワーパーク-2着エイシンワシントン、第43回優勝馬ローレルゲレイロ-2着ビービーガルダン)-日本のGI(JpnI)最小着差
  • 最多勝騎手 - 小島太 5勝(第8、9、14、27、28回)
  • 最多勝調教師 - 境勝太郎 4勝(第7、15、27、28回)

[編集] 関連項目

他の言語