フラワーパーク

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フラワーパーク
Flower-Park(1).jpg
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1992年5月8日(20歳)
死没 繁殖牝馬
登録日 1994年7月14日
抹消日 1997年12月20日
ニホンピロウイナー
ノーザンフラワー
母の父 ノーザンテースト
生国 日本の旗 日本北海道平取町
生産 高橋啓
馬主 吉田勝己
調教師 松元省一栗東
厩務員 東郁夫
競走成績
生涯成績 18戦7勝
獲得賞金 3億6393万9000円
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フラワーパーク日本競走馬、現在は繁殖牝馬1996年の高松宮杯(現・高松宮記念)とスプリンターズステークスを制し、同年のJRA賞最優秀短距離馬および最優秀父内国産馬に選出された。主戦騎手村山明田原成貴

目次

[編集] 戦績

当初は1994年秋にデビューする予定であったが、予定していた初戦の直前に骨折し、6ヶ月間を休養に費やした。さらに復帰調教中に再度の骨折が判明し、デビューは予定より1年ずれ込んだ1995年の秋となった[1]

当年の未勝利戦が終わる寸前の10月29日新潟競馬でデビュー。村山明を鞍上に初戦は10着と敗れたが、2戦目で初勝利を挙げた。以後500万下、900万下と条件戦を連勝。明けて1996年には、1500万条件戦を2戦で勝ち上がりオープンクラスに昇格すると、続く陽春ステークスでエイシンワシントンと僅差の2着に入った。

続くシルクロードステークス重賞に初出走する。当日は4番人気の支持を受けると、GI優勝馬のヒシアケボノヤマニンパラダイス等を下し、重賞初勝利を挙げた。走破タイム1分7秒6は京都競馬場1200mのコースレコードタイ。本競走から騎手が田原成貴に替わり、以後引退まで田原が手綱を執り続けた。騎手・田原成貴、調教師松元省一厩務員・東郁夫という陣容はJRA顕彰馬となったトウカイテイオーの競走生活晩年と同じものである。

次走、当年より施行距離が2000mから1200mに短縮され、春の短距離王決定戦としてGI競走に昇格した高松宮杯に出走した。本競走には一貫して中長距離路線を進んできたクラシック三冠馬ナリタブライアンが出走し、「短距離のスペシャリスト対三冠馬」という図式が注目を集めた。当日は中京競馬場の入場人員記録・7万4201人が集まった中で、フラワーパークはヒシアケボノ、ナリタブライアンに次ぐ3番人気に支持された。レースは前半600mを33秒1という早めのペースの中を3番手で先行しながら、直線で抜け出してからは後続を突き離し、2着ビコーペガサスに2馬身半の差を付けて優勝。デビューから7カ月余りでのGI制覇を果たした。走破タイムは1分7秒4のコースレコード(中京1200m)。ナリタブライアンを4着に退け、松元は「やはりスピード勝負ではこちらの方が断然上」と自信を見せた[2](競走詳細については第26回高松宮杯を参照)。

次走・1600m戦の安田記念で9着となった後、休養に入った。秋はCBC賞から始動し、エイシンワシントンから3/4馬身差の2着。次走に秋の短距離GI競走・スプリンターズステークスを迎えた。当日は重賞で初めての1番人気に支持され、レースは逃げたエイシンワシントンをマークする形で2番手を追走。直線では逃げ粘る同馬を追い詰め、最後はほぼ同時にゴールした。12分間の写真判定の結果、ハナ差でフラワーパークが優勝。春秋短距離GI連覇を達成した。その着差は数字に換算して1cmという僅差[3]であり、田原は「一着同着でもよかったのに」と相手の健闘を讃える発言をした。なお、田原はこの競り合いに勝利するため、ゴール寸前で「ゴム毬を素早く握ると、次の瞬間膨張する」という理屈を利用した「奥の手」を使ったと語っている[4]

本競走を以てシーズンを終え、翌1月には当年の年度表彰で最優秀短距離馬と最優秀父内国産馬に選出された。最優秀5歳以上牝馬選出も有力視されていたが、エリザベス女王杯を制し107票を集めたダンスパートナーが受賞し、フラワーパークは49票で次点となった[5]

1997年も現役を続行、引退を予定していた田原成貴は、他に主戦騎手を務めていたマヤノトップガンと本馬に合わせる形で現役を続行した[6]。しかし前年の勢いは失われ、連対(2着以内)も確保できない成績が続き、当年のスプリンターズステークス4着を最後に引退・繁殖入りとなった。

[編集] 競走成績

年月日 レース名 頭数 人気 着順 距離(状態 タイム 3F 着差 騎手 斤量 馬体重 勝ち馬/(2着馬)
1995 10. 29 新潟 4歳未勝利 17 5 10着 芝1600m(良) 1:37.1 (37.3) 0.7秒 村山明 53 490 キョウワグレイト
11. 11 新潟 4歳未勝利 18 4 1着 芝1600m(重) 1:38.9 (37.8) -0.2秒 村山明 53 488 (サクラミヨシノ)
12. 3 中京 恵那特別 16 5 1着 芝1200m(良) 1:08.8 (35.1) -0.7秒 村山明 53 484 (ヤクモエンジェル)
12. 24 阪神 千種川特別 13 1 1着 芝1400m(良) 1:21.9 (36.6) -0.2秒 村山明 52 480 (ハギノエンデバー)
1996 1. 20 京都 石清水S 16 2 3着 芝1600m(良) 1:35.9 (35.9) 0.3秒 村山明 54 470 ムツノアイドル
2. 24 阪神 うずしおS 12 1 1着 芝1400m(良) 1:21.0 (34.5) -0.3秒 村山明 54 472 (ハセイノライジン)
3. 23 阪神 陽春S OP 14 3 2着 芝1200m(良) 1:08.5 (33.8) 0.2秒 村山明 53 466 エイシンワシントン
4. 28 京都 シルクロードS GIII 13 4 1着 芝1200m(良) 1:07.6 (33.7) -0.1秒 田原成貴 54 468 ドージマムテキ
5. 19 中京 高松宮杯 GI 13 3 1着 芝1200m(良) R1:07.4 (34.1) -0.4秒 田原成貴 55 468 ビコーペガサス
6. 9 東京 安田記念 GI 17 5 9着 芝1600m(良) 1:33.8 (35.7) 0.7秒 田原成貴 56 464 トロットサンダー
11. 23 中京 CBC賞 GII 14 2 2着 芝1200m(良) 1:07.4 (34.3) 0.1秒 田原成貴 57 488 エイシンワシントン
12. 15 中山 スプリンターズS GI 11 1 1着 芝1200m(良) 1:08.8 (35.2) 0.0秒 田原成貴 55 472 (エイシンワシントン)
1997 3. 2 阪神 マイラーズC GII 14 2 4着 芝1600m(良) 1:35.3 (35.9) 0.3秒 田原成貴 57 476 オースミタイクーン
4. 20 京都 シルクロードS GIII 16 1 4着 芝1200m(良) 1:07.6 (33.8) 0.7秒 田原成貴 57 476 エイシンバーリン
5. 18 中京 高松宮杯 GI 18 1 8着 芝1200m(良) 1:08.9 (34.8) 0.9秒 田原成貴 55 480 シンコウキング
10. 25 京都 スワンS GII 16 7 6着 芝1400m(良) 1:21.3 (34.8) 0.6秒 田原成貴 57 490 タイキシャトル
11. 22 中京 CBC賞 GII 15 4 4着 芝1200m(良) 1:09.0 (35.5) 1.1秒 田原成貴 57 488 スギノハヤカゼ
12. 14 中山 スプリンターズS GI 16 3 4着 芝1200m(良) 1:08.8 (35.6) 1.1秒 田原成貴 56 476 タイキシャトル

[編集] 繁殖牝馬時代

引退後は馬主の吉田勝己が経営に参加する白老ファームで繁殖牝馬となっている。2006年から2007年にかけてオーストラリアに一時輸出され、現地の人気種牡馬リダウツチョイスを受胎した後に帰国している。産駒では第2仔フィレンツェ(父サンデーサイレンス)が5勝を挙げ、第6仔クリアンサスが3歳オープン勝ちしているが、重賞勝利馬は出していない。

[編集] 産駒一覧

  生年 馬名 性別 毛色 父馬 戦績
初仔 1999年 インフィオラーレ 鹿毛 トウカイテイオー 1戦0勝
2番仔 2001年 フィレンツェ 黒鹿毛 サンデーサイレンス 35戦5勝
3番仔 2002年 フローラルパレス 鹿毛 10戦1勝
4番仔 2004年 メイカ 鹿毛 ダンスインザダーク 22戦2勝(うち地方1戦0勝)
5番仔 2006年 パラディーゾ 鹿毛 4戦1勝
6番仔 2008年 クリアンサス 鹿毛 Redoute's Choice 7戦3勝
7番仔 2009年 ヴァンセンヌ 鹿毛 ディープインパクト

[編集] 血統表

フラワーパーク血統 ハビタット系 / Hyperion5×5=6.25% Lady Angela4×5=9.38%(母内)

ニホンピロウイナー 1980
黒鹿毛 日本
*スティールハート
Steel Heart 1972
鹿毛 アイルランド
Habitat Sir Gaylord
Little Hut
A.1. Abernant
Asti Spumante
ニホンピロエバート 1974
鹿毛 日本
*チャイナロック
China rock
Rockefella
May Wong
ライトフレーム *ライジングフレーム
グリンライト

ノーザンフラワー 1977
鹿毛 日本
*ノーザンテースト 1971
栗毛 カナダ
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Lady Victoria Victoria Park
Lady Angela
*ファイアフラワー
Fire Flower 1972
鹿毛 アイルランド
Dike Herbager
Delta
Pascha *セントクレスピン
Easter Gala F-No.1-n

[編集] 脚注

  1. ^ 『優駿』1996年6月号 p.148
  2. ^ 『優駿』1996年7月号 p.145
  3. ^ 『優駿』1997年2月号 p.139
  4. ^ 田原(1998)p.193
  5. ^ 『優駿』1997年2月号 p.16
  6. ^ 田原(1998)pp.197-198

[編集] 参考文献

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