中山グランドジャンプ

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中山グランドジャンプ
Nakayama Grand Jump 09.JPG
第11回中山グランドジャンプ
主催者 日本中央競馬会
開催地 日本の旗中山競馬場
施行時期 4月中旬
格付け J・GI
1着賞金 6500万円
賞金総額 1億2330万円
距離 障害4250m
出走条件 サラ系障害4歳以上(国際)
出走資格も参照
負担重量 定量(4歳62kg、5歳以上63kg、牝馬2kg減)
第1回施行日 1999年4月11日
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中山グランドジャンプ(なかやまグランドジャンプ)とは日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場障害4250mで施行する中央競馬重賞競走J・GI)である。農林水産省から賞が提供されており、正式名称は農林水産省賞典 中山グランドジャンプと表記される。

2000年から2010年までは国際招待競走であったが、2011年より国際競走へ変更され、JRAによる招待および費用の負担は廃止された。

正賞は農林水産大臣賞、日本馬主協会連合会会長賞[1]

概要[編集]

中山グランドジャンプの優勝レイ(2014年)

当時の中山競馬倶楽部理事長であった肥田金一郎が、東京優駿(日本ダービー)に匹敵する中山競馬場の名物レースを開催する目的で1934年12月に「大障害特別」を創設、これが本競走の前身である[2]。第2回から春・秋の年2回施行となった[2]

その後、度重なる名称変更を経て1948年秋より「中山大障害」の名称で定着していた[2]が、1999年に障害競走改革の一環としてグレード制が導入された際、中山大障害(春)がリニューアル[2]され現名称となり、あわせて最高峰のJ・GIに格付けされた[2]

競走条件・賞金[編集]

出走資格[編集]

  • サラ系障害4歳以上の競走馬(出走可能頭数:最大16頭)
    • JRA所属馬
    • 出馬投票を行った外国調教馬(8頭まで)
    • 外国馬を除く出馬投票を行った馬から「通算の収得賞金」+「過去1年の収得賞金」+「過去2年のJ・GI競走の収得賞金」の大きい順に出走馬を決定する。

負担重量[編集]

  • 定量(4歳62kg、5歳以上63kg、牝馬2kg減)[1]

第1回は4歳61kg・5歳以上62kg・牝馬2kg減、第2回は4歳62kg・5歳以上63kg・牝馬2kg減、第13回は3歳61.5kg・4歳以上63.5kg・牝馬2kg減だった[2]

賞金[編集]

2014年の1着賞金は6500万円で、以下2着2600万円、3着1600万円、4着980万円、5着650万円[1]

コース[編集]

中山競馬場の芝内回りコースと外回りコースの合流点となる第3コーナー付近からスタートし、約3/4周は順回り。向正面から年に2回しか使われない大障害コースに入り、大竹柵障害を飛越して逆回り。3〜4コーナー側から再度大障害コースに入り、大生垣障害を飛越。再び順回りに戻り、第2コーナーから芝外回りコースに入り、置き障害を飛越してゴールする。

大障害[編集]

大竹柵
大生垣

中山競馬場の襷コース及び大竹柵と大生垣の各障害は「大障害コース」とも呼ばれる。本競走と中山大障害の時のみ使用され、他の障害に比べ幅・高さともに大きい。春は皐月賞、年末は有馬記念の開催日に馬場が開放され、両障害の高さ等を体験出来る。

大竹柵
スタートから5番目に飛越する障害。高さ160cm・幅205cm、土台部分の高さは85cmとなっている。中山大障害(春)として行われていた時期は難易度の高い障害であったが、中山グランドジャンプになってからの大竹柵における落馬例は2005年のフォンテラ1頭のみである。
大生垣
スタートから7番目に飛越する障害。高さ160cm、幅240cm、土塁の高さは80cmとなっている。かつて「中山大障害(春)」として施行していた時期は大土塁(おおどるい)と呼ばれたこともあったが、当時の大生垣の廃止後にこちらが大生垣と呼ばれるようになった。前面土塁部分に赤レンガのデザインが施されている。中山グランドジャンプになってからは2004年のニコバリー、マイネルユニバース、2008年のオートゼウスの3頭が大生垣で落馬している。

歴史[編集]

  • 1999年 - 5歳(現4歳)以上の馬による障害の重賞として創設。
  • 2000年
    • 出走条件が日本の障害競走としては初の国際招待競走に指定され、JRAが選定した外国調教馬が8頭まで出走可能となる。
    • 中山大障害に使用されるコースで史上初のフルゲート16頭が出走。
  • 2001年
    • 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件の表記を「5歳以上」から「4歳以上」に変更。
    • 施行距離を障害・芝4250mに変更(これは日本国内のレースでは最長距離である)。
    • ヨーロッパでの口蹄疫流行により、ヨーロッパ諸国の調教馬の出走登録を除外。
  • 2010年
    • 国際競走になってから初めて外国馬の出走なしで施行された(当初はオーストラリアから1頭参加予定だったが故障により出走を取りやめ[3])。
    • 優勝タイムが中山グランドジャンプとしては初めて5分台を記録する。
  • 2011年
    • 出走条件を国際招待競走から通常の国際競走に変更(JRAからの招待および費用の負担を廃止)。
    • 東日本大震災の影響により、施行日が7月2日に延期されると共に出走資格を3歳以上に変更(斤量は3歳が61.5kg、4歳以上63.5kg、牝馬2kg減に設定)。
    • 芝Cコースを使用するため、距離が4260mに変更[4]
    • 競走中の事故で2頭が死亡した(メジロラフィキが最終障害で転倒し第3頚椎骨折により即死、スズカスペンサーが左第1指関節脱臼により予後不良[5])。
  • 2012年 - 5歳以上の負担重量を63.5kg(牝馬2kg減)から63kg(牝馬2kg減)に変更。

歴代優勝馬[編集]

外国馬が出走可能になった2000年以降は、優勝馬の国旗を表示する。

馬齢表記は、2000年以前も現表記としている。

距離のコース種別は、最後の直線コースを走行する際の馬場で記述する。

回数 施行日 競馬場 距離 調教国・優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1999年4月11日 中山 芝4100m メジロファラオ 牡6 4:56.2 大江原隆 大久保洋吉 メジロ商事(株)
第2回 2000年4月15日 中山 芝4100m 日本の旗ゴーカイ 牡7 4:43.1 横山義行 郷原洋行 吉橋計
第3回 2001年4月14日 中山 芝4250m 日本の旗ゴーカイ 牡8 4:52.3 横山義行 郷原洋行 吉橋計
第4回 2002年4月13日 中山 芝4250m オーストラリアの旗セントスティーヴン 騸8 4:50.9 C.ソーントン J.ウィーラー J.ウィーラー
第5回 2003年4月19日 中山 芝4250m 日本の旗ビッグテースト 牡5 4:48.9 常石勝義 中尾正 (有)ビッグ
第6回 2004年4月17日 中山 芝4250m 日本の旗ブランディス 騸7 4:47.0 大江原隆 藤原辰雄 (有)サンデーレーシング
第7回 2005年4月16日 中山 芝4250m オーストラリアの旗カラジ 騸10 4:50.4 B.スコット E.マスグローヴ P.モーガン
第8回 2006年4月15日 中山 芝4250m オーストラリアの旗カラジ 騸11 4:50.8 B.スコット E.マスグローヴ P.モーガン
第9回 2007年4月14日 中山 芝4250m オーストラリアの旗カラジ 騸12 4:50.4 B.スコット E.マスグローヴ P.モーガン
第10回 2008年4月19日 中山 芝4250m 日本の旗マルカラスカル 牡6 4:57.7 西谷誠 増本豊 河長産業(株)
第11回 2009年4月18日 中山 芝4250m 日本の旗スプリングゲント 牡9 4:49.1 白浜雄造 野村彰彦 加藤春夫
第12回 2010年4月17日 中山 芝4250m 日本の旗メルシーモンサン 牡5 5:03.5 高野容輔 武宏平 永井康郎
第13回 2011年7月2日 中山 芝4260m 日本の旗マイネルネオス 牡8 4:51.6 柴田大知 稲葉隆一 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第14回 2012年4月14日 中山 芝4250m 日本の旗マジェスティバイオ 牡5 5:02.9 柴田大知 田中剛 バイオ
第15回 2013年4月13日 中山 芝4250m アイルランド共和国の旗ブラックステアマウンテン 騸8 4:50.5 R.ウォルシュ W.マリンズ S.リッチー
第16回 2014年4月19日 中山 芝4250m 日本の旗アポロマーベリック 牡5 4:50.7 五十嵐雄祐 堀井雅広 アポロサラブレッドクラブ

中山大障害との連覇[編集]

1999年に中山大障害(春)に変わって本競走が施行されて以来、ブランディス、マジェスティバイオ、アポロマーベリックの3頭が前年の中山大障害との障害GI競走連覇を果たしている。

脚注・出典[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c 平成26年第3回中山競馬番組 (PDF) - 日本中央競馬会、2014年8月3日閲覧
  2. ^ a b c d e f 今週の注目レース(第16回中山グランドジャンプ) - 日本中央競馬会、2014年8月3日閲覧
  3. ^ 中山グランドジャンプ(J・GI) -ペンティフィック号が故障-”. 日本中央競馬会 (2010年4月7日). 2010年4月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月19日閲覧。
  4. ^ 平成23年度夏季競馬番組を一部変更しました”. 日本中央競馬会 (2011年5月13日). 2012年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月19日閲覧。
  5. ^ 開催競馬場・今日の出来事、明日の取消・変更等”. 日本中央競馬会 (2011年7月2日). 2012年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月19日閲覧。

各回競走結果の出典[編集]

netkeiba.comより(最終閲覧日:2014年6月29日)

外部リンク[編集]