フェアリーステークス

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フェアリーステークス
主催者 日本中央競馬会
開催地 日本の旗中山競馬場
施行時期 1月上旬 - 中旬
(原則1回中山4日目)
格付け GIII
1着賞金 3400万円
賞金総額 6500万円
距離 芝・外1600m
出走条件 サラブレッド系3歳牝馬(国際)(特指)
出走資格も参照
負担重量 別定(本文に記載
第1回施行日 1984年12月15日
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フェアリーステークスは、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場外回り1600mで施行する3歳牝馬限定の競馬重賞GIII競走。競走名のフェアリーは妖精の意味。

概要[編集]

1984年グレード制導入時に2歳(当時の馬齢表記では3歳なので競走名には3歳とつく)牡馬路線と牝馬路線の差別化のために関東地区の2歳牝馬限定マイル重賞テレビ東京賞3歳牝馬ステークスとして、関西地区のラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス(現・ラジオNIKKEI杯2歳ステークス)と共に創設。創設当初はエルプスメジロラモーヌといった優勝馬がのちにGIを制している。1991年阪神3歳ステークスが牝馬限定GIの阪神3歳牝馬ステークス(現・阪神ジュベナイルフィリーズ)に衣替えされたことにより、2歳馬にとって唯一の牝馬限定芝スプリント重賞に移行されたが、有力牝馬は阪神ジュベナイルフィリーズを目指すケースが多かったため、当競走優勝馬も翌年以降に活躍が続く馬は少なかった。1994年から現在の名称になった。

なお、阪神ジュベナイルフィリーズ施行時期変更に伴い2008年は開催されなかったが、2009年からは1月に開催時期を移して、出走資格は同様に3歳牝馬限定、芝1600mの重賞競走として生まれ変わることとなった。これに伴い、それまでオープン特別競走として施行されていた「菜の花賞」は500万円以下の特別競走に格下げされた。

開催時期が移行してからは年明け後に関東圏で行われる最初の3歳馬による重賞競走で、かつ距離が1600mであることから桜花賞戦線の行方を占う一戦となっている。

現在の優勝レイの配色は、赤色地に銀色文字となっている。

出走資格サラ系3歳のJRA所属の牝馬の競走馬、JRAに認定された地方所属の競走馬(3頭まで)及び外国調教馬(8頭まで)。

負担重量は馬齢重量54kgを基本とし日本馬は収得賞金1,800万円以上は1kg増、外国調教馬は重賞競走優勝馬は1kg増となる。

歴史[編集]

  • 1984年 - 中山競馬場の芝外回り1600mの3歳(現2歳)牝馬限定の馬齢重量の重賞(GIII)競走「テレビ東京賞3歳牝馬ステークス」として創設(創設当初の負担斤量は53kg)。
  • 1988年 - 2位入線のプリマヨーコが進路妨害により失格。
  • 1991年 - 阪神3歳ステークスが牝馬限定GIの阪神3歳牝馬ステークスに衣替えされたことにより、芝外回り1200mに短縮。
  • 1993年 - 混合競走に指定。
  • 1994年 - テレビ東京の寄贈賞が青葉賞に移ったため、名称を現在の「フェアリーステークス」に変更。
  • 1995年 - 伊藤雄二調教師として史上初の連覇。
  • 1996年 - 特別指定交流競走に指定され、地方所属馬は2頭まで出走可能となる。
  • 2000年 - スプリンターズステークスの施行時期が9月末 - 10月初旬に変更されたため、日曜日の施行に変更。
  • 2001年
    • 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走資格が「3歳牝馬」から「2歳牝馬」に変更。
    • 負担斤量が53kgから54kgに変更。
  • 2002年 - 地方所属馬の出走枠が3頭に拡大。
  • 2003年
  • 2007年 - 国際セリ名簿基準委員会 (ICSC) の勧告により、重賞格付け表記をJpnIIIに変更。
  • 2008年 - 施行条件変更準備のため、休止。
  • 2009年
    • 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は8頭まで出走可能となる。それに伴い、重賞格付け表記をGIIIに戻す。
    • 開催時期を12月から1月に、同時に出走資格を「2歳牝馬」から「3歳牝馬」に変更。
    • 施行距離を芝外回り1600mに変更。
    • 負担重量を「馬齢重量」から「別定重量」に変更。
  • 2010年 - 3日間開催に伴い、月曜日に施行となる(2013年を除く)。
  • 2013年 - 当年のみ3日間開催に伴い、土曜日に施行となる。

歴代優勝馬[編集]

回数 年月日 優勝馬 勝時計 性齢 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1984年12月15日 エルプス 1分35秒4 牝2 木藤隆行 久恒久夫 小畑安雄
第2回 1985年12月14日 メジロラモーヌ 1分34秒9 牝2 柏崎正次 奥平真治 (有)メジロ牧場
第3回 1986年12月13日 コーセイ 1分35秒7 牝2 増沢末夫 尾形盛次 アイ・ケイ・テイ・オーナーズ
第4回 1987年12月19日 シノクロス 1分36秒3 牝2 嶋田功 西塚十勝 福井裕
第5回 1988年12月17日 カッティングエッジ 1分35秒3 牝2 蛯沢誠治 高橋英夫 (有)社台レースホース
第6回 1989年12月16日 ヤマタケサリー 1分35秒5 牝2 柴田善臣 畠山重則 山中竹幸
第7回 1990年12月01日 ブルーベイブリッジ 1分35秒5 牝2 藤原英幸 山田要一 桜井欣吾
第8回 1991年12月21日 ディスコホール 1分09秒3 牝2 岡部幸雄 山内研二 (有)社台レースホース
第9回 1992年12月26日 マザートウショウ 1分09秒6 牝2 横山典弘 奥平真治 トウショウ産業(株)
第10回 1993年12月25日 ナガラフラッシュ 1分09秒6 牝2 安田隆行 瀬戸口勉 ナガラ観光
第11回 1994年12月24日 プライムステージ 1分09秒2 牝2 岡部幸雄 伊藤雄二 横山秀男
第12回 1995年12月23日 マックスロゼ 1分09秒2 牝2 柴田善臣 伊藤雄二 田所祐
第13回 1996年12月21日 ヒシナイル 1分10秒8 牝2 的場均 中野隆良 阿部雅一郎
第14回 1997年12月20日 レディステラ 1分10秒4 牝2 横山典弘 池江泰郎 ロイヤルファーム(有)
第15回 1998年12月26日 タヤスブルーム 1分09秒8 牝2 蛯名正義 山内研二 横瀬寛一
第16回 1999年12月25日 ベルグチケット 1分10秒3 牝2 柴田善臣 手塚貴久 山田俊一
第17回 2000年12月17日 テンシノキセキ 1分09秒4 牝2 江田照男 橋口弘次郎 杉谷枡夫
第18回 2001年12月16日 サーガノヴェル 1分07秒8 牝2 横山典弘 古賀史生 前田幸治
第19回 2002年12月15日 ホワイトカーニバル 1分09秒2 牝2 D.バルジュー 伊藤圭三 グランド牧場
第20回 2003年12月21日 マルターズヒート 1分09秒2 牝2 D.バルジュー 坂口正則 藤田与志男
第21回 2004年12月19日 フェリシア 1分08秒5 牝2 横山典弘 上原博之 (有)サンデーレーシング
第22回 2005年12月18日 ダイワパッション 1分09秒8 牝2 長谷川浩大 増沢末夫 大城敬三
第23回 2006年12月17日 アポロティアラ 1分09秒4 牝2 勝浦正樹 柴崎勇 アポロサラブレッドクラブ
第24回 2007年12月16日 ルルパンブルー 1分09秒8 牝2 吉田隼人 坂本勝美 飯田良江
第25回 2009年01月11日 日本の旗 ジェルミナル 1分36秒5 牝3 福永祐一 藤原英昭 (有)社台レースホース
第26回 2010年01月11日 日本の旗 コスモネモシン 1分34秒8 牝3 石橋脩 清水英克 (有)ビッグレッドファーム
第27回 2011年01月10日 日本の旗 ダンスファンタジア 1分33秒7 牝3 A.クラストゥス 藤沢和雄 (有)社台レースホース
第28回 2012年01月09日 日本の旗 トーセンベニザクラ 1分35秒5 牝3 津村明秀 柴崎勇 島川隆哉
第29回 2013年01月12日 日本の旗 クラウンロゼ 1分34秒7 牝3 三浦皇成 天間昭一 矢野恭裕
第30回 2014年01月13日 日本の旗 オメガハートロック 1分36秒3 牝3 戸崎圭太 堀宣行 原礼子

関連項目[編集]

外部リンク[編集]