函館2歳ステークス
| 函館2歳ステークス | |
|---|---|
| 開催地 | |
| 施行時期 | 7月中旬 (原則2回函館5日目) |
| 格付け | GIII |
| 1着賞金 | 3000万円 |
| 賞金総額 | 5700万円 |
| 距離 | 芝1200m |
| 出走条件 | サラブレッド系2歳(国際)(特指) 出走資格も参照 |
| 負担重量 | 馬齢(54kg) |
| 第1回施行日 | 1969年8月17日 |
函館2歳ステークス(はこだて2さいステークス)とは日本中央競馬会(JRA)が函館競馬場の芝1200メートルで施行する競馬の重賞(GIII)競走である。正賞は北海道知事賞。
目次 |
[編集] 概要
1969年に函館3歳ステークス(はこだてさんさい-)の名称で創設された3歳(現2歳)馬による重賞競走。条件や施行時期の変遷(次節参照)を経て、現在は主に函館でデビューしたJRA所属馬と地方競馬所属馬による2歳馬の対抗戦として概ね定着している。
1997年に函館競馬場と札幌競馬場の開催順が入れ替わったことにより、中央競馬では最初に行われる2歳馬の重賞となった。現在の施行時期となった1997年以降の優勝馬で、のちにGI級競走を制したのはアグネスワールドのみである。当競走に優勝すれば同年12月に行われるGI阪神ジュベナイルフィリーズ・朝日杯フューチュリティステークスの有力候補に挙がるが、人気にはなっても距離適性からかあっさり敗退してしまう事が目立つ。また、当競走の優勝馬が3歳以降も活躍することが近年は少なく、結果的に早熟馬だったと言われてしまう事も多くなっている。
2011年まではその年の函館競馬開催のフィナーレを飾る競走として知られていた。2012年の夏季競馬開催日割変更に伴い、本競走は7月中旬に移動するとともに函館記念の前日に施行されることとなった。
出走条件はサラ系2歳のJRA所属馬、2週前に施行されるオープン特別・ラベンダー賞で2着以内に入着した地方競馬所属馬、及び外国調教馬(8頭まで)。地方所属馬が優勝した場合は、阪神ジュベナイルフィリーズか朝日杯フューチュリティステークスのいずれかに優先出走できる。過去に地方競馬所属で優勝した馬は1999年のエンゼルカロ、2005年のモエレジーニアス、2007年のハートオブクィーン(いずれも優勝時の所属はホッカイドウ競馬)がいる。なお地方競馬所属馬が出走した場合は、競走の取りやめを行わないことが競馬番組で規定されている。
負担重量は馬齢重量で54kgである。
[編集] 歴史
- 1969年 - 3歳(現2歳)馬による別定重量(牡馬51kg・牝馬50kg)の重賞競走・函館3歳ステークスが創設され、函館競馬場・芝1200mで施行された。
- 1970年 - 別定重量を牡馬51kg・牝馬50kgから牡馬・牝馬52kgに変更。
- 1981年 - 別定重量から馬齢重量に変更。
- 1984年
- グレード制施行によりGIIIに格付け。
- 混合競走に指定。
- 1994年 - 函館競馬場の芝コース改修工事により、ダート1000mで施行。
- 1995年 - 特別指定交流競走に指定され、地方馬は札幌3歳ステークス・クローバー賞・コスモス賞の2着以内馬に限り出走可能となる。
- 1996年 - 中村均が調教師として初の連覇。
- 1997年
- 1999年 - ホッカイドウ競馬所属のエンゼルカロが地方所属馬として史上初の優勝。
- 2001年
- 馬齢表示が国際基準へ変更されたことに伴い、出走条件を「3歳」から「2歳」に変更。
- 競走名を函館2歳ステークスに変更。
- 2004年 - 薄暮競走実施により北海道主場においての最終競走発走時刻を17時10分に設定したことに伴い、本競走の競走番号を第11競走から第9競走に変更。
- 2005年 - ホッカイドウ競馬所属のモエレジーニアスが地方所属馬として史上2頭目の優勝。
- 2007年
- 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、重賞格付け表記をJpnIIIに変更。
- ホッカイドウ競馬所属のハートオブクィーンが地方所属馬として史上3頭目の優勝。
- 2009年
- 函館競馬場のスタンド改修工事に伴い、札幌競馬場の芝1200mで施行。
- 森秀行が調教師として中央競馬史上3人目となるJRA開催全競馬場での重賞勝利を達成。
- 2010年
- 国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで出走可能となる。このため、重賞格付け表記をGIIIに戻す。
- サマージョッキーズシリーズの対象競走に指定。
- 2011年
- 2012年
- 夏季競馬の開催日割変更に伴い、施行時期を8月上旬から7月中旬に移動。
- 函館記念前日の土曜日施行となる。
[編集] 歴代優勝馬
優勝馬の馬齢は2000年以前も現表記を用いる。国際競走となった2010年以降は優勝馬の国旗を表記する。
| 回数 | 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 1969年8月17日 | タニノソブリン | 牝2 | 1:13.5 | 山本正司 | 中村好夫 | 谷水信夫 |
| 第2回 | 1970年9月6日 | ロングワン | 牡2 | 1:13.7 | 田口光雄 | 松田由太郎 | 中井長一 |
| 第3回 | 1971年8月29日 | トモエオー | 牡2 | 1:12.5 | 郷原洋行 | 大久保房松 | 瀬川祐二 |
| 第4回 | 1972年7月2日 | タカヨシタイホウ | 牡2 | 1:15.2 | 太宰義人 | 中村好夫 | 高山義雄 |
| 第5回 | 1973年9月16日 | サクライワイ | 牝2 | 1:21.7 | 小島太 | 高木良三 | (株)さくらコマース |
| 第6回 | 1974年9月1日 | ホシバージ | 牡2 | 1:12.8 | 簗田善則 | 増本勇 | 田中寛次 |
| 第7回 | 1975年8月31日 | イナリニウドー | 牡2 | 1:12.7 | 郷原洋行 | 鴨田次男 | イナリ競走馬(株) |
| 第8回 | 1976年9月5日 | ソーウンムサシ | 牡2 | 1:11.3 | 加賀武見 | 阿部正太郎 | (株)デルマークラブ |
| 第9回 | 1977年9月4日 | バンブトンコート | 牡2 | 1:11.9 | 伊藤清章 | 伊藤修司 | 樋口正蔵 |
| 第10回 | 1978年7月30日 | シルクスキー | 牝2 | 1:11.3 | 伊藤清章 | 伊藤修司 | 中山信一 |
| 第11回 | 1979年9月16日 | サクラシンゲキ | 牡2 | 1:11.8 | 東信二 | 境勝太郎 | (株)さくらコマース |
| 第12回 | 1980年9月14日 | シンピロー | 牡2 | 1:13.2 | 楠孝志 | 二分久男 | 林幸雄 |
| 第13回 | 1981年9月20日 | ホクトフラッグ | 牡2 | 1:11.9 | 柴田政人 | 中野隆良 | 森滋 |
| 第14回 | 1982年9月26日 | シャダイソフィア | 牝2 | 1:10.9 | 猿橋重利 | 渡辺栄 | 吉田善哉 |
| 第15回 | 1983年9月25日 | サクラトウコウ | 牡2 | 1:14.7 | 東信二 | 境勝太郎 | (株)さくらコマース |
| 第16回 | 1984年9月23日 | エルプス | 牝2 | 1:10.5 | 木藤隆行 | 久恒久夫 | 小畑安雄 |
| 第17回 | 1985年9月22日 | ダイナアクトレス | 牝2 | 1:10.3 | 東信二 | 矢野進 | (有)社台レースホース |
| 第18回 | 1986年9月21日 | ホクトヘリオス | 牡2 | 1:14.5 | 南田美知雄 | 中野隆良 | 森滋 |
| 第19回 | 1987年9月27日 | ディクターランド | 牡2 | 1:12.2 | 村本善之 | 菅谷禎高 | (有)社台レースホース |
| 第20回 | 1988年9月25日 | サザンビーナス | 牝2 | 1:11.2 | 松永幹夫 | 崎山博樹 | 南重利 |
| 第21回 | 1989年9月24日 | ダイイチオイシ | 牡2 | 1:12.3 | 猿橋重利 | 沖芳夫 | 辻本春雄 |
| 第22回 | 1990年9月23日 | ミルフォードスルー | 牝2 | 1:12.7 | 横山典弘 | 田中耕太郎 | 則武清司 |
| 第23回 | 1991年9月22日 | アトムピット | 牝2 | 1:13.7 | 内田浩一 | 池江泰郎 | 森本忠治 |
| 第24回 | 1992年9月27日 | マザートウショウ | 牝2 | 1:13.5 | 横山典弘 | 奥平真治 | トウショウ産業(株) |
| 第25回 | 1993年9月26日 | マリーゴッド | 牡2 | 1:14.1 | 横山賀一 | 奥平真治 | 鈴木勇太郎 |
| 第26回 | 1994年9月25日 | ダンツダンサー | 牝2 | 1:00.0 | 藤田伸二 | 山内研二 | 山元哲二 |
| 第27回 | 1995年9月24日 | プラウドマン | 牡2 | 1:11.5 | 清山宏明 | 中村均 | 吉田正代 |
| 第28回 | 1996年9月21日 | マイネルマックス | 牡2 | 1:10.7 | 佐藤哲三 | 中村均 | (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン |
| 第29回 | 1997年7月27日 | アグネスワールド | 牡2 | 1:09.8 | 武豊 | 森秀行 | 渡辺孝男 |
| 第30回 | 1998年8月2日 | リザーブユアハート | 牡2 | 1:11.1 | 横山典弘 | 白井寿昭 | 前田幸治 |
| 第31回 | 1999年8月1日 | エンゼルカロ | 牝2 | 1:11.3 | 井上俊彦 | 林正夫 | 白井民平 |
| 第32回 | 2000年7月30日 | マイネルジャパン | 牡2 | 1:10.6 | 四位洋文 | 佐々木晶三 | (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン |
| 第33回 | 2001年7月29日 | サダムブルースカイ | 牡2 | 1:11.1 | 松永幹夫 | 中村均 | 大西定 |
| 第34回 | 2002年8月4日 | アタゴタイショウ | 牡2 | 1:11.5 | 菊沢隆徳 | 萩原清 | 坪野谷和平 |
| 第35回 | 2003年8月10日 | フィーユドゥレーヴ | 牝2 | 1:12.2 | 藤田伸二 | 山内研二 | (株)ローレルレーシング |
| 第36回 | 2004年8月8日 | アンブロワーズ | 牝2 | 1:10.4 | D.ホワイト | 小島太 | (有)サンデーレーシング |
| 第37回 | 2005年8月7日 | モエレジーニアス | 牡2 | 1:10.7 | 五十嵐冬樹 | 堂山芳則 | 中村和夫 |
| 第38回 | 2006年8月6日 | ニシノチャーミー | 牝2 | 1:10.3 | 四位洋文 | 浅見秀一 | 西山茂行 |
| 第39回 | 2007年8月5日 | ハートオブクィーン | 牝2 | 1:13.8 | 武幸四郎 | 若松平 | 滝沢孝純 |
| 第40回 | 2008年8月10日 | フィフスペトル | 牡2 | 1:10.7 | 三浦皇成 | 加藤征弘 | (有)キャロットファーム |
| 第41回 | 2009年8月9日 | ステラリード | 牝2 | 1:09.7 | 岩田康誠 | 森秀行 | 広尾レース(株) |
| 第42回 | 2010年8月8日 | 牡2 | 1:11.2 | 安藤勝己 | 領家政蔵 | 榊原源一郎 | |
| 第43回 | 2011年8月7日 | 牝2 | 1:10.8 | 上村洋行 | 領家政蔵 | 宮川純造 |
[編集] 本競走からの2歳GI級優勝馬
[編集] 阪神ジュベナイルフィリーズ(旧・阪神3歳ステークス→阪神3歳牝馬ステークス)
| 回数 | 馬名 | 性齢 | 着順 |
|---|---|---|---|
| 第1回 | タニノムーティエ | 牡2 | 2着 |
| 第2回 | ロングワン | 牡2 | 1着 |
| 第9回 | バンブトンコート | 牡2 | 1着 |
| 第19回 | サッカーボーイ | 牡2 | 4着 |
| 第24回 | スエヒロジョウオー | 牝2 | 5着 |
[編集] 朝日杯フューチュリティステークス(旧・朝日杯3歳ステークス)
| 回数 | 馬名 | 性齢 | 着順 |
|---|---|---|---|
| 第11回 | リンドタイヨー | 牡2 | 2着 |
| 第13回 | ホクトフラッグ | 牡2 | 1着 |
| 第15回 | ハーディービジョン | 牡2 | 5着 |
| 第22回 | リンドシェーバー | 牡2 | 2着 |
| 第25回 | ナリタブライアン | 牡2 | 6着 |
| 第28回 | マイネルマックス | 牡2 | 1着 |
[編集] 関連項目
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