サマーシリーズ

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サマーシリーズとは日本中央競馬会が、夏季競馬開催を盛り上げるために2006年より行う距離別のシリーズの総称である。競走馬に対するサマースプリントシリーズサマー2000シリーズサマーマイルシリーズ2012年開始予定)および騎手に対するサマージョッキーズシリーズ2007年開始)からなり、それぞれのシリーズのチャンピオンには褒賞金が与えられる。

目次

[編集] 歴史

  • 2006年 - サマースプリントシリーズ及びサマー2000シリーズ創設。
  • 2007年 - サマージョッキーズシリーズ創設。
  • 2009年 - カノヤザクラがサマースプリントシリーズを史上初の連覇。
  • 2010年 - サマージョッキーズシリーズについてのみサマースプリントシリーズ及びサマー2000シリーズ対象外の重賞もポイント対象となるよう変更。
  • 2012年 - サマーマイルシリーズ創設予定。また、中京競馬場リニューアルオープンなどによる番組変更により全てのシリーズで対象レースに変更が発生。

[編集] シリーズの概況

[編集] サマースプリントシリーズ

このシリーズは特にスプリンターの素質をもつ競走馬を対象にし、以下に示す6つの短距離重賞競走において出走した競走馬の成績をポイント化。最終的にポイントを多く獲得した総合優勝馬に5,000万円(馬主に4000万円、厩舎関係者に1000万円[1])の報奨金を贈呈するというものである。なお、セントウルステークスは2010年までグローバル・スプリント・チャレンジ第5戦を兼ねていた。

競走名 格付 施行競馬場 施行コース 備考
第1戦 函館スプリントステークス GIII 函館競馬場 芝1200m 2009年は函館競馬場のスタンド改築工事のため札幌競馬場で代替開催。
第2戦 CBC賞 GIII 中京競馬場 芝1200m 2012年から(施行時期の移動)。
第3戦 アイビスサマーダッシュ GIII 新潟競馬場 芝直線1000m
第4戦 北九州記念 GIII 小倉競馬場 芝1200m
第5戦 キーンランドカップ GIII 札幌競馬場 芝1200m
第6戦 セントウルステークス GII 阪神競馬場 芝1200m 2006年は阪神競馬場の馬場改修工事のため中京競馬場で代替開催。

[編集] サマーマイルシリーズ

このシリーズは特に芝1600m(マイル路線)に適性を持つ競走馬を対象にし、以下に示す3つの重賞競走において出走した競走馬の成績をポイント化。最終的にポイントを多く獲得した総合優勝馬に3,000万円の報奨金を贈呈するというものである。

競走名 格付 施行競馬場 施行コース 備考
第1戦 中京記念 GIII 中京競馬場 芝1600m 2012年より芝1600m競走となる。
第2戦 関屋記念 GIII 新潟競馬場 芝・外1600m 2011年まではサマージョッキーズシリーズのみ対象。
第3戦 京成杯オータムハンデキャップ GIII 中山競馬場 芝・外1600m 2011年まではサマージョッキーズシリーズのみ対象。

[編集] サマー2000シリーズ

このシリーズは特に芝2000mに適性を持つ競走馬を対象にし、以下に示す5つの重賞競走において出走した競走馬の成績をポイント化。最終的にポイントを多く獲得した総合優勝馬に5,000万円の報奨金を贈呈するというものである。

競走名 格付 施行競馬場 施行コース 備考
第1戦 七夕賞 GIII 福島競馬場 芝2000m 2011年は東日本大震災による福島競馬場開催中止のため中山競馬場で代替開催。
第2戦 函館記念 GIII 函館競馬場 芝2000m 2009年は函館競馬場のスタンド改築工事のため札幌競馬場で代替開催。
第3戦 小倉記念 GIII 小倉競馬場 芝2000m
第4戦 札幌記念 GII 札幌競馬場 芝2000m 2007年は馬インフルエンザに伴い新潟記念の翌週に順延。
第5戦 新潟記念 GIII 新潟競馬場 芝・外2000m

[編集] サマージョッキーズシリーズ

このシリーズはサマースプリントシリーズ・サマー2000シリーズ・サマーマイルシリーズに騎乗した騎手を対象に上記で示したサマースプリントシリーズとサマー2000シリーズとサマーマイルシリーズの全14レースの重賞競走において、騎手が騎乗した競走馬の成績に応じてポイント化。最終的にポイントを多く獲得した総合優勝騎手に100万円の報奨金を贈呈するとともに12月に阪神競馬場2010年から西暦偶数年は11月に東京競馬場で開催)で行われる「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」への優先出場権が与えられるというものである(なお万が一、得点が同点だった場合には1着の回数によって決定。それでも同点の場合にはその2人の騎手がそのままWSJSに進出する)。

2010年以降はサマースプリントシリーズ・サマー2000シリーズ・サマーマイルシリーズの当該レース以外に、夏競馬で行われる下記重賞競走も対象に加わる。

競走名 格付 施行競馬場 施行コース 備考
マーメイドステークス GIII 阪神競馬場 芝2000m 2012年から。[2]
宝塚記念 GI 阪神競馬場 芝2200m 2012年から。[2]
ラジオNIKKEI賞 GIII 福島競馬場 芝1800m 2011年は東日本大震災による福島競馬場開催中止のため中山競馬場で代替開催。
プロキオンステークス GIII 中京競馬場 ダート1400m 2010年までは阪神競馬場で開催。2011年は中京競馬場の改修工事による日程変更のため京都競馬場で代替開催。
函館2歳ステークス GIII 函館競馬場 芝1200m
クイーンステークス GIII 札幌競馬場 芝1800m
レパードステークス GIII 新潟競馬場 ダート1800m 2010年まで格付けなし。
エルムステークス GIII 札幌競馬場 ダート1700m 2012年から(施行時期の移動)。[3]
新潟2歳ステークス GIII 新潟競馬場 芝・外1600m
札幌2歳ステークス GIII 札幌競馬場 芝1800m 2012年から(施行時期の移動)。[3]
小倉2歳ステークス GIII 小倉競馬場 芝1200m

2011年までは、当時夏競馬で行われていた朝日チャレンジカップも対象競走であった(2012年より施行時期を12月に変更したため)。

[編集] ポイントの付け方

各シリーズとも、対象レースにおいて以下のようなポイントを与える。なお、着順のない場合(出走取消、競走除外、競走中止等)については一律に1点を与えることとする。ただし、騎手の責任による失格等の場合はポイントを与えない。2012年よりGIの宝塚記念もサマージョッキーズシリーズの対象となるが、GIでのポイントは決定していない。

着順 GII GIII[4]
1着 12点 10点
2着 6点 5点
3着 5点 4点
4着 4点 3点
5着 3点 2点
6着以下 1点 1点

このポイントの合計得点が13点以上でなおかつ対象レースで最低1勝以上を挙げた競走馬および騎手のうち、最もポイントを多く獲得した競走馬および騎手が総合優勝となる。

競走馬の場合、同点馬が複数いる場合は着順の上位を多く記録した競走馬を上位の扱いとする。ただしそれでも同じ場合は同点優勝となり、報奨金は等分される[1]。得点状況によっては優勝馬なしという結果も有り得る。

騎手の場合は、以下の順番で優勝騎手を決定する。

  • サマーシリーズポイント最上位
  • 同点騎手が複数いる場合は着順の上位を多く記録した騎手を上位
  • それでも同じ場合はサマーシリーズの開幕日(函館スプリントステークス)から最終日(セントウルステークス)までの中央競馬における勝利数の多い騎手が上位
  • それでも同数の場合は2着以下のそれぞれの着順回数のうち上位の着順を得た回数の多い騎手を上位

[編集] 歴代チャンピオン

[編集] サマースプリントシリーズ

実施年 チャンピオン馬 獲得ポイント 函館SS アイビスSD 北九州記念 キーンランドC セントウルS
2006年 シーイズトウショウ 22ポイント 2着
(5ポイント)
不出走 不出走 2着
(5ポイント)
1着
(12ポイント)
2007年 サンアディユ 23ポイント 不出走 1着
(10ポイント)
7着
(1ポイント)
不出走 1着
(12ポイント)
2008年 カノヤザクラ 22ポイント 不出走 1着
(10ポイント)
不出走 不出走 1着
(12ポイント)
2009年 カノヤザクラ 18ポイント 不出走 1着
(10ポイント)
3着
(4ポイント)
不出走 4着
(4ポイント)
2010年 ワンカラット 20ポイント 1着
(10ポイント)
不出走 不出走 1着
(10ポイント)
不出走
2011年 エーシンヴァーゴウ 26ポイント 不出走 1着
(10ポイント)
3着
(4ポイント)
不出走 1着
(12ポイント)

[編集] サマー2000シリーズ

実施年 チャンピオン馬 獲得ポイント 七夕賞 函館記念 小倉記念 札幌記念 新潟記念
2006年 スウィフトカレント 13ポイント 不出走 不出走 1着
(10ポイント)
不出走 4着
(3ポイント)
2007年 ユメノシルシ 14ポイント 3着
(4ポイント)
不出走 不出走 不出走 1着
(10ポイント)
2008年 ミヤビランベリ 13ポイント 1着
(10ポイント)
不出走 5着
(2ポイント)
不出走 9着
(1ポイント)
2009年 ホッコーパドゥシャ 19ポイント 3着(4ポイント) 不出走 2着
(5ポイント)
不出走 1着
(10ポイント)
2010年 ナリタクリスタル 13ポイント 不出走 不出走 4着
(3ポイント)
不出走 1着
(10ポイント)
2011年 イタリアンレッド 20ポイント 1着
(10ポイント)
不出走 1着
(10ポイント)
不出走 不出走

[編集] サマージョッキーズシリーズ

[編集] 2007年から2009年まで

実施年 チャンピオン騎手 獲得ポイント 函館SS 七夕賞 アイビスSD 函館記念 小倉記念 北九州記念 キーンランドC 札幌記念 新潟記念 セントウルS
2007年 角田晃一 26ポイント 1着
(10ポイント)
不騎乗 不騎乗 不騎乗 不騎乗 1着
(10ポイント)
2着
(5ポイント)
不騎乗 不騎乗 9着
(1ポイント)
2008年 小牧太 25ポイント 不騎乗 不騎乗 1着
(10ポイント)
不騎乗 4着
(3ポイント)
不騎乗 不騎乗 不騎乗 不騎乗 1着
(12ポイント)
2009年 秋山真一郎 21ポイント 2着
(5ポイント)
不騎乗 不騎乗 1着
(10ポイント)
不騎乗 不騎乗 9着
(1ポイント)
3着
(5ポイント)
不騎乗 不騎乗

[編集] 2010年から

実施年 チャンピオン騎手 獲得ポイント 重賞勝ち鞍
2010年 藤岡佑介 33ポイント 函館SS、キーンランドC
2011年 福永祐一 51ポイント ラジオNIKKEI賞、アイビスSD、札幌記念

[編集] 脚注

  1. ^ a b サマーシリーズ(JRAホームページ)
  2. ^ a b 2012年度より6月一杯の阪神開催が夏期開催扱いとなったため
  3. ^ a b 従来は9-10月(秋期開催)の扱いだったが、北海道シリーズの日程編成の見直し(9-10月開催が縮小)となったため
  4. ^ 2010年まで重賞格付けがなかったレパードステークスは、GIIIと同ポイントとしていた。

[編集] 外部リンク

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