東海ステークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
東海ステークス
Hagino-high-grade20010520.jpg
第18回東海ステークス
主催者 日本中央競馬会
開催地 日本の旗京都競馬場
施行時期 5月中旬 - 下旬
(原則3回京都9日目)
格付け GII
1着賞金 5100万円
賞金総額 9680万円
距離 ダート1900m
出走条件 サラブレッド系4歳以上(国際)(指定)
出走資格も参照
負担重量 グレード別定(本文に記載
第1回施行日 1984年12月9日
テンプレートを表示

東海ステークス(とうかいステークス)は、日本中央競馬会(JRA)京都競馬場ダート1900mで施行する重賞GII競走である。2011年までは東海テレビ放送が優勝杯を提供していた。

正賞は、日本地方競馬馬主振興協会会長賞、地方競馬全国協会理事長賞。

目次

[編集] 概要

1984年に4歳(現3歳)以上の混合の別定の重賞(GIII)競走、ウインターステークスとして創設。第1回は中京競馬場のダート2200mで施行され、中央競馬のダート重賞路線を締め括る競走として位置付けられた。中央競馬で唯一のダートによるGII競走である。

1985年からは全国指定交流競走に指定、地方競馬所属馬が出走可能になり、1987年からは施行日を愛知杯と交換。1989年からは混合競走に指定され、外国産馬が出走可能になり、1990年からは施行距離をダート2300mに変更、1996年からは特別指定交流競走に指定、JRAに認定された地方所属馬のみが出走可能に変更になった。

1997年からはGIIに昇格すると共にダート競走格付け委員会にダートグレード競走のGII(統一GII)に格付け及び指定交流競走に指定、それを機に東海テレビ放送から優勝杯の提供を受け、名称を東海テレビ杯東海ウインターステークスに変更した。

2000年からは施行時期を5月に変更した事に伴い、東京競馬場で行われるオークスと同日開催となり、当時ほぼ同時期にダートのオープン特別として存在していた東海ステークスと統合する形で名称を東海テレビ杯東海ステークスに変更、地方競馬の帝王賞の前哨戦としての位置付けとなり、2006年からは混合競走から国際競走に変更となった。なお、統合される前の東海ステークスは中京競馬場のダート1700mの4歳(現3歳)以上の混合・指定のオープン特別競走(1989年以前は1400万下)として実施されており、キョウトシチーエムアイブラン等が制する比較的レベルの高い競走であった。また、東海ウインターステークスの代替競走として、12月には同じダート2300mの1600万下条件の春待月ステークスが2001年にオープン特別に格上げされ施行されたが2005年をもって廃止された。さらに、中京競馬場の改修工事に伴い、ダート2300mでの施行は2009年が最後となった。

2012年からは開催日割の見直しにより京都競馬場へ施行場が正式に変更となり、これとともに出走資格は4歳以上に変更された。さらに東海テレビ放送が中継を行わない土曜日開催になるため、レーススポンサーから撤退し、名称を東海ステークスに変更した。(事実上、プロキオンステークスとレース時期・スポンサーを交換する形となる)

中央競馬で最も施行距離の長い(2009年まで)ダートの重賞競走で、フェブラリーステークス1997年にGIに昇格するまで同競走とともにダート重賞競走では最高位の競走だった(なお、フェブラリーステークスがGII格上げ、別定重量戦に変更されるまでは中央競馬においては唯一の別定重量によるダート重賞であり、GIIIではあっても実質最高格扱いのレースであった)。近年は地方競馬の帝王賞の前哨戦として位置付けられ、第17回競走の優勝馬ファストフレンドや第19回競走で5着に敗れたカネツフルーヴなどが帝王賞で優勝をしている。

現在の優勝レイの配色は、紫色の地に黄色文字となっている。12月開催時は、レース名(ウインター)にちなみ、雪の結晶模様が地にあしらわれていた。

出走資格は、サラ系4歳(旧5歳)以上のJRA所属の競走馬、地方所属の競走馬(4頭まで)及び外国調教馬(8頭まで)。

負担重量は4歳以上は56kg、牝馬は2kg減を基本とし、

  • 施行日当日から1年前の開催週以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増
  • 施行日当日から1年前の開催週以降の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増
  • 施行日当日から1年前の開催週より過去のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増

以上の条件で斤量が課せられる。

[編集] 歴史

  • 1984年 - 中京競馬場のダート2200mの4歳(現3歳)以上の別定の重賞(GIII)競走、ウインターステークスとして創設。
  • 1985年 - 全国指定交流競走に指定。
  • 1987年 - 施行日を愛知杯と交換。
  • 1989年 - 混合競走に指定。
  • 1990年 - 施行距離をダート2300mに変更。
  • 1991年
  • 1996年 - 特別指定交流競走に指定され、地方所属馬は2頭まで出走可能となる。
  • 1997年
    • 特別指定交流競走から指定交流競走に変更され、JRAに認定されていない地方所属馬にも門戸が開かれる。
    • 地方所属馬の出走枠が5頭に拡大。
    • 格付けをGIIに昇格。
    • ダート競走格付け委員会にダートグレード競走に指定、統一GIIに格付けされる。
    • 東海テレビ放送から優勝杯の提供を受ける。
    • 名称を東海テレビ杯東海ウインターステークスに変更。
    • 地方船橋所属のアブクマポーロが地方所属馬で初制覇。
  • 1999年 - 小倉競馬場の改修工事による振替開催により小倉競馬場のダート2400mで施行。
  • 2000年
    • 名称を東海テレビ杯東海ステークスに変更。
    • 施行時期を12月から5月に変更。
    • 東京競馬場で行われるオークスと同日開催となる。
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳以上」から「3歳以上」に変更。
  • 2002年
  • 2003年
    • 1位入線馬ディーエスサンダーが進路妨害により3着に降着。
    • 地方愛知所属のゴールドプルーフが繰り上げで優勝。地方所属馬で2頭目の制覇。
  • 2005年 - 1987年優勝の秋山忠一の子・秋山真一郎が勝利し、親子制覇。
  • 2006年
    • 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は4頭まで出走可能となる。
    • 地方所属馬の出走枠が5頭から4頭に縮小。
  • 2007年
    • 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大。
    • 施行日当日から過去1年以上前の重賞競走および牝馬限定重賞競走優勝馬の負担重量を軽減。
  • 2008年 - 三連単の馬券がJRAのダート重賞及び国際競走において、最高額(全重賞で4位、全体でも15位)の513万馬券(51371.1倍)を記録。
  • 2009年 - 関西主場においての最終レースの発走時刻を16時40分に設定したことに伴い、当競走の競走番号が第11競走から第10競走に変更。中京競馬場での最後の開催となる。
  • 2010年 - 中京競馬場の改修工事のため京都競馬場のダート1900mで施行。
  • 2011年
    • 中京競馬場の改修工事のため京都競馬場のダート1900mで施行。
    • 東日本大震災による番組変更に伴い、この年だけ当初予定の第10競走から第11競走に変更して施行。
  • 2012年
    • 施行日をオークス前日の土曜日開催に変更。
    • 施行場を正式に京都競馬場に変更。
    • 東海テレビ放送の優勝杯提供が外れる。同局は中京競馬場に施行場が変更されたプロキオンステークスに優勝杯の提供先を変更。
    • 名称を東海ステークスに変更。
    • 出走資格を4歳以上に変更。
    • 基本負担重量を57kg(牝馬は2kg減)から56kg(牝馬は2kg減)に変更。

[編集] 歴代優勝馬

国際競走となった2006年以降は優勝馬の国旗を表記する。

回数 施行日 優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1984年12月09日 アンドレアモン 牡5 2:18.1 吉永正人 松山康久 (株)アモン
第2回 1985年12月08日 チェリーフット 牡3 2:19.1 中島敏文 藤本晋 岡本照三
第3回 1986年12月07日 ライフタテヤマ 牡4 2:19.7 猿橋重利 安田伊佐夫 辻幸雄
第4回 1987年12月06日 クラウンエクシード 騸6 2:19.9 秋山忠一 小林稔 名古屋友豊(株)
第5回 1988年12月04日 ソダカザン 牡4 2:19.6 横山典弘 石栗龍雄 曽田正雄
第6回 1989年12月03日 マルブツスピーリア 牡3 2:21.2 加用正 瀬戸口勉 大澤毅
第7回 1990年12月16日 ナリタハヤブサ 牡3 2:25.3 横山典弘 中尾謙太郎 山路秀則
第8回 1991年12月15日 ナリタハヤブサ 牡4 2:24.5 熊沢重文 中尾謙太郎 山路秀則
第9回 1992年12月20日 チェリーコウマン 牝3 2:25.9 菊沢隆仁 工藤嘉見 (有)弘馬
第10回 1993年12月18日 ローリエアンドレ 牡4 2:27.5 藤田伸二 境直行 山本精一
第11回 1994年12月17日 ライブリマウント 牡3 2:27.1 石橋守 柴田不二男 加藤哲郎
第12回 1995年12月16日 キョウトシチー 牡4 2:31.8 松永幹夫 中尾謙太郎 (株)友駿ホースクラブ
第13回 1996年12月14日 トーヨーシアトル 牡3 2:24.9 松永昌博 松永善晴 (有)トーヨークラブ 
第14回 1997年11月30日 アブクマポーロ 牡5 2:24.8 石崎隆之 出川克己 鑓水秋則
第15回 1998年12月06日 マチカネワラウカド 牡4 2:25.6 石橋守 高橋隆 細川益男
第16回 1999年12月05日 マイターン 牡4 2:33.6 橋本美純 宮徹 下井道博
第17回 2000年05月21日 ファストフレンド 牝6 2:24.2 蛯名正義 高市圭二 竹﨑大晃
第18回 2001年05月20日 ハギノハイグレイド 牡5 2:23.4 池添謙一 松田国英 日隈良江
第19回 2002年05月19日 ハギノハイグレイド 牡6 2:22.3 福永祐一 松田国英 日隈良江
第20回 2003年05月25日 ゴールドプルーフ 牡8 2:26.5 丸野勝虎 今津勝之 近藤正道
第21回 2004年05月23日 アンドゥオール 牡5 2:23.7 松永幹夫 長浜博之 (有)社台レースホース
第22回 2005年05月22日 サカラート 牡5 2:22.6 秋山真一郎 石坂正 (有)サンデーレーシング
第23回 2006年05月21日 日本の旗 ハードクリスタル 牡6 2:23.6 藤岡佑介 作田誠二 芹澤精一
第24回 2007年05月20日 日本の旗 メイショウトウコン 牡5 2:26.8 武幸四郎 安田伊佐夫 松本好雄
第25回 2008年05月25日 日本の旗 ヤマトマリオン 牝5 2:24.0 小林徹弥 安達昭夫 坂東まさ子
第26回 2009年05月24日 日本の旗 ワンダースピード 牡7 2:23.7 小牧太 羽月友彦 山本信行
第27回 2010年05月23日 日本の旗 シルクメビウス 牡4 1:55.4 田中博康 領家政蔵 (有)シルク
第28回 2011年05月22日 日本の旗 ワンダーアキュート 牡5 1:53.7 和田竜二 佐藤正雄 山本信行

[編集] 本競走からの帝王賞優勝馬

2000年から帝王賞の前哨戦として施行されるようなり、3頭が帝王賞で優勝している。

回数 馬名 性齢 着順 備考
第17回 ファストフレンド 牝6 1着 第46回東京大賞典優勝
第19回 カネツフルーヴ 牡5 5着 第52回川崎記念優勝
第22回 タイムパラドックス 牡7 3着 第5, 6回JBCクラシック優勝

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス