日本テレビ盃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
日本テレビ盃
Furioso 20100923R1.jpg
第57回日本テレビ盃
開催地 船橋競馬場
格付け JpnII
1着賞金 4000万円
賞金総額 6800万円
距離 ダート1800m
出走条件 サラブレッド系3歳以上(指定交流)
出走資格も参照
負担重量 グレード別定(本文に記載
第1回施行日 1954年昭和29年)8月4日
特記 1着馬にJBCクラシックの優先出走権
テンプレートを表示

日本テレビ盃(にほんテレビはい)は船橋競馬場で開催されている地方競馬重賞JpnII競走である。Road to JBCに指定されているため、「Road to JBC 日本テレビ盃」とも表記される。略称は「日テレ盃」。競走距離は1800メートル。外回りコースを使用する。

目次

[編集] 概要

日本テレビ放送網(NTV)が1953年に日本の民間放送局として最初の競馬中継を船橋競馬場から行ったことを記念して、翌1954年からアルファベットの略称であるNTV盃として創設された。毎年日本テレビの開局記念日(8月28日)前後に開催しているが、当の日本テレビでは実況中継はもとより、スポーツニュースで触れることすらしていない。船橋競馬場では最も古い歴史を誇る重賞競走である。

1995年から南関東G2となり、一旦1997年に南関東G3へと格下げ[1]されたものの、翌1998年にはダートグレード競走(統一GIII)として中央地方全国交流競走となり、南関東グレードも再度G2へと格上げされた。これとともに競走距離が2000メートルから1800メートルに変わった。

2002年以降はJBCクラシックのステップ戦(Road to JBC)として位置づけられ統一GII競走に格上げされ、優勝馬にはJBCクラシック(2006年のみJBCクラシックかJBCマイル)への優先出走権が与えられる。

一貫して大レースへの前哨戦という位置づけのレースであるが、開催時期と施行距離の良さからマイラーから長距離路線の馬まで集まり、ダートグレード競走となる以前より毎年良質な出走馬の顔ぶれが並ぶことで知られる。中央交流競走後の勝馬のなかにはアブクマポーロアグネスデジタルマキバスナイパースターキングマンボンネビルレコードフリオーソスマートファルコンといったGI馬が名を連ねている程であり、ダートグレード競走や南関東地区の秋競馬の勢力図を占う上では重要な競走である。

出走資格サラブレッド系3歳以上の競走馬でフルゲート14頭。出走枠は南関東公営競馬所属馬7頭、南関東以外の地方競馬所属馬3頭、JRA所属馬4頭と定められている。

負担重量は3歳53kg、4歳以上56kg、牝馬2kg減を基本とし、更に以下のように斤量が課せられる。ただし、2歳時の成績を除く。

  1. 施行日当日から過去1年以内、施行日5日前までのGI及びJpnI競走1着馬は2kg増。
  2. 施行日当日から過去1年以内、施行日5日前までのGII及びJpnII競走1着馬は1kg増。
  3. 施行日当日から過去1年以上のGI及びJpnI競走1着馬は1kg増。

[編集] 賞金

中央競馬地方競馬全国指定交流競走に指定された1998年以降
回数 総額賞金
(万円)
1着賞金
(万円)
2着賞金
(万円)
3着賞金
(万円)
4着賞金
(万円)
5着賞金
(万円)
第45回(1998年) 6,800 4,000 1,400 800 400 200
第46回(1999年)
第47回(2000年)
第48回(2001年)
第49回(2002年)
第50回(2003年)
第51回(2004年)
第52回(2005年)
第53回(2006年)
第54回(2007年) 2,040 1,200 420 240 120 60
第55回(2008年) 6,800 4,000 1,400 800 400 200
第56回(2009年)
第57回(2010年)
第58回(2011年)

[編集] 歴史

  • 1954年 - 南関東公営競馬所属馬限定重賞競走・NTV盃として創設。ダート2000mで施行。
  • 1970年 - 同年8月1日に船橋競馬場内で起きた暴動の影響で遅れて施行された[2]
  • 1995年 - 南関東グレードG2に格付け。
  • 1997年 - 南関東グレードG3に格下げ。
  • 1998年
    • 中央競馬地方競馬指定交流競走に指定。
    • ダート競走格付け委員会によりGIII(統一GIII)に格付け。南関東グレードを再びG2に格上げ。
    • 施行距離をダート1800mに変更。
  • 1999年 - 名称を現在の日本テレビ盃に変更。
  • 2002年
    • 統一GIIに格上げ。
    • Road to JBCに指定。
  • 2007年 - この年のみ馬インフルエンザの影響により、南関東所属馬による重賞競走(SIII)として施行。それに伴い、優勝馬のJBCクラシック優先出走権も発生しない。
  • 2008年
    • 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告に伴う重賞の格付け表記の変更により、統一グレード表記をJpnIIに変更。なお、南関東グレードは併記しないことになった。
    • ボンネビルレコードがダート1800mの日本レコード・1:47.8で優勝。1987年5月18日にキクノダンサーが記録したコースレコード(1:48.8)を1秒上回り、かつ1997年11月15日にプレミアムサンダー京都競馬場で記録した1:48.4をも0.6秒上回った。
  • 2011年 - 前年の覇者・フリオーソが疾病(ごく軽度の右前屈腱炎)のため、競走除外となった。

[編集] 歴代優勝馬

回数 年月日 優勝馬 性齢 所属 勝時計 優勝騎手 管理調教師
第1回 1954年08月04日 マイムーン 牝5 船橋 2:07 1/5 須田茂 関口三治
第2回 1955年08月07日 キヨストロング 牡6 大井 2:07 1/5 土屋登 大山末治
第3回 1956年08月08日 ホマレオー 牡5 大井 2:06 0/5 朝倉文四郎 栗田金吾
第4回 1957年08月18日 ラツキーマミー 牝4 大井 2:06 3/5 須田茂 田中利衛
第5回 1958年08月17日 ダイニコトブキ 牡3 船橋 2:06 0/5 須田茂 出川己代造
第6回 1959年08月23日 オータジマ 牡4 大井 2:05 3/5 赤間清松 小暮嘉久
第7回 1960年08月07日 フサリユウ 牡4 川崎 2:05.7 佐々木國廣 井上宥蔵
第8回 1961年08月20日 トサボシ 牝4 船橋 2:06.0 佐々木竹見 関口三治
第9回 1962年07月27日 ハローモア 牡6 船橋 2:06.7 勝又泉 寺田時次郎
第10回 1963年08月04日 チエストオー 牡3 川崎 2:07.3 佐々木竹見 武井歌治
第11回 1964年08月02日 ロイヤルナイト 牡4 川崎 2:05.8 宮下紀英 小笠原円之助
第12回 1965年07月28日 コノブキノ二 牡4 船橋 2:05.8 宮下紀英 出川己代造
第13回 1966年08月10日 コトブキノ二 牡5 船橋 2:04.4 海方昭三 出川己代造
第14回 1967年08月13日 ヒガシジヨオー 牝4 川崎 2:06.1 佐々木竹見 井上宥蔵
第15回 1968年08月14日 ツルハゴロモ 牡7 川崎 2:05.2 木村騎一 江口勇
第16回 1969年08月06日 チヤイナーキャップ 牡4 船橋 2:05.8 溝辺正 出川己代造
第17回 1970年11月11日 マルヤマオーカン 牡4 船橋 2:06.0 内野健二 森誉
第18回 1971年08月11日 オーナーズタイフウ 牡3 川崎 2:05.4 佐々木竹見 大沼五郎
第19回 1972年08月06日 ミツルオー 牡5 川崎 2:06.0 竹島春三 井上宥蔵
第20回 1973年08月05日 メイジミドリ 牡4 船橋 2:06.2 溝辺正 出川己代造
第21回 1974年08月04日 アスキツト 牡4 船橋 2:05.9 佐々木竹見 函館政一
第22回 1975年08月03日 トドロキムサシ 牡4 大井 2:06.0 岡部盛雄 岡部猛
第23回 1976年08月20日 フアインポート 牡3 川崎 2:04.0 竹島春三 井上宥蔵
第24回 1977年08月03日 ダイハードコトブキ 牡4 船橋 2:10.6 石崎隆之 出川己代造
第25回 1978年08月13日 エドノボル 牡4 船橋 2:06.0 川島正行 石川忠良
第26回 1979年10月03日 ゴールドラーク 牡5 大井 2:04.4 岡部盛雄 太田進
第27回 1980年09月24日 ゴールドスペンサー 牡4 浦和 2:06.4 本間光雄 中村秀夫
第28回 1981年09月23日 スターライヒ 牝4 船橋 2:04.6 秋田実 宮下雅身
第29回 1982年09月15日 ヒリユウシンザン 牡4 川崎 2:02.9 橘正樹 長谷川蓮太郎
第30回 1983年09月21日 タガワリユウオー 牡5 大井 2:06.8 高橋三郎 大山二三夫
第31回 1984年09月26日 トムカウント 牡5 船橋 2:06.6 石崎隆之 江川秀三
第32回 1985年09月25日 ブランドオスカー 牡4 川崎 2:05.3 山崎尋美 岩本亀五郎
第33回 1986年10月08日 フジミパワー 牡5 大井 2:04.0 早田秀治 栗田繁
第34回 1987年09月30日 シナノジヨージ 牡4 大井 2:05.2 高橋三郎 松浦備
第35回 1988年10月20日 ハツピーシヤトー 牡4 大井 2:07.8 高橋三郎 大塚三郎
第36回 1989年10月10日 ホウニンメゴヒメ 牝4 船橋 2:05.9 田部和廣 濱月睦生
第37回 1990年10月03日 イイオカスワロー 牝4 浦和 2:09.3 秋田実 中澤文男
第38回 1991年10月10日 ヒカリリトル 牡4 船橋 2:08.4 佐藤祐樹 川勝貫次
第39回 1992年10月29日 キングイーグル 牡4 大井 2:08.2 桑島孝春 柏木一夫
第40回 1993年11月23日 ハナセール 牡5 大井 2:06.9 高橋三郎 物井榮
第41回 1994年10月05日 アレアズマ 牡5 船橋 2:10.4 桑島孝春 小桧山悦雄
第42回 1995年10月04日 ケーエフネプチュン 牝4 船橋 2:08.1 矢内博 函館政一
第43回 1996年09月18日 アマゾンオペラ 牡5 船橋 2:08.7 石崎隆之 出川己代造
第44回 1997年09月24日 シービーダイコク 牡7 船橋 2:07.6 佐藤祐樹 波多野高次
第45回 1998年09月16日 アブクマポーロ 牡6 船橋 1:50.9 石崎隆之 出川克己
第46回 1999年09月15日 スノーエンデバー 牡5 JRA 1:51.6 武豊 森秀行
第47回 2000年09月20日 サプライズパワー 牡6 船橋 1:52.5 石崎隆之 川島正行
第48回 2001年09月19日 アグネスデジタル 牡4 JRA 1:51.2 四位洋文 白井寿昭
第49回 2002年09月18日 マキバスナイパー 牡7 船橋 1:49.6 左海誠二 岡林光浩
第50回 2003年09月15日 スターキングマン 牡4 JRA 1:51.4 武豊 森秀行
第51回 2004年09月23日 ナイキアディライト 牡4 船橋 1:49.7 石崎隆之 出川龍一
第52回 2005年09月23日 サカラート 牡5 JRA 1:51.8 秋山真一郎 石坂正
第53回 2006年09月20日 シーキングザダイヤ 牡5 JRA 1:51.6 武豊 森秀行
第54回 2007年09月24日 ナイキアディライト 牡7 船橋 1:53.0 内田博幸 川島正行
第55回 2008年09月23日 ボンネビルレコード 牡6 JRA R 1:47.8 的場文男 堀井雅広
第56回 2009年09月23日 マコトスパルビエロ 牡5 JRA 1:50.9 安藤勝己 鮫島一歩
第57回 2010年09月23日 フリオーソ 牡6 船橋 1:48.8 戸崎圭太 川島正行
第58回 2011年09月23日 スマートファルコン 牡6 JRA 1:50.6 武豊 小崎憲
  • 勝時計:第1 - 6回 1/5秒表示、第7回- 1/10秒表示

[編集] 本競走からのJBCクラシック優勝馬

2001年からJBCクラシックのトライアル競走として施行されているが、過去に1頭が(2度)JBCクラシックを制している。

回数 馬名 性齢 所属 着順
第57回 スマートファルコン 牡5 JRA 3着
第58回 スマートファルコン 牡6 JRA 1着

[編集] 脚注

[ヘルプ]
  1. ^ 『南関東地方競馬重賞競走一覧』平成9年度版、p.2
  2. ^優駿』1970年10月号、p.50

[編集] 関連項目

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス