川崎記念

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川崎記念
主催者 神奈川県川崎競馬組合
開催地 日本の旗川崎競馬場
格付け JpnI
1着賞金 6000万円
賞金総額 1億200万円
距離 ダート2100m
出走条件 サラブレッド系4歳以上(指定交流)
出走資格も参照
負担重量 定量(4歳56kg、5歳以上57kg、牝馬2kg減)
第1回施行日 1951年1月21日
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川崎記念(かわさききねん)とは神奈川県川崎競馬組合川崎競馬場ダート2100mで施行する地方競馬重賞統一JpnI競走である。農林水産大臣賞が提供されているため、正式名称は「農林水産大臣賞典 川崎記念」と表記される。

正賞は農林水産大臣賞、神奈川県知事賞、日本中央競馬会理事長賞、日本馬主協会連合会長賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞、地方競馬全国協会理事長賞、神奈川県馬主協会会長賞、よみうりランド賞。      

概要[編集]

1951年開設記念(かいせつきねん)として創設、第1回は川崎競馬場のダート3000mで施行された。創設当初は南関東地区古馬最強馬決定戦として位置付けられた。翌年にはダート2600mに短縮、1954年にダート2800mに延長、更に1955年はダート2400m、1956年はダート2000m、1957年はダート2300m、1959年には当初の施行コースダート2600mに戻されたが1961年にダート2200mに短縮、幾度の距離改正の末1964年にダート2150mに納まった。

1979年には現在の「川崎記念」に名称変更され1985年には再度ダート2000mに短縮、1990年に地方全国交流競走に指定されたが1994年のみ南関東限定競走で施行、1996年には中央・地方全国指定交流競走に指定されJRA所属馬の出走が可能になった。

1998年には、1997年4月から始まったダートグレード競走のGI(統一GI)に格付けされた。

また1999年に、ドバイワールドカップへの日本国内の前哨戦の意味合いを更に高めることを目的として出走可能頭数を12頭から14頭に増加させる措置が取られた。そのため、ダート2000mからダート2100mに距離を延長。現在では中央競馬フェブラリーステークスと共にドバイワールドカップの前哨戦、あるいは年始のダート最強馬決定戦としての地位を確立した。

2010年の出走条件サラ系4歳(旧5歳)以上の競走馬でフルゲート14頭の内、南関東所属馬6頭、南関東以外の地方所属馬3頭以内、JRA所属馬5頭以内と出走枠が定められている。またトライアル競走報知オールスターカップ(南関東SIII・川崎競馬場ダート2100m)の1着馬、および前年(西暦年)のGI/JpnI1着の地方所属馬は優先出走権で出走できる。

負担重量は定量で4歳が56kg、5歳以上が57kg、牝馬は2kg減である。

賞金[編集]

中央競馬地方競馬全国指定交流競走に指定された1996年以降の賞金を記載する。
回数 総額賞金
(万円)
1着賞金
(万円)
2着賞金
(万円)
3着賞金
(万円)
4着賞金
(万円)
5着賞金
(万円)
第45回(1996年) 10,200 6,000 2,100 1,200 600 300
第46回(1997年)
第47回(1998年)
第48回(1999年)
第49回(2000年)
第50回(2001年)
第51回(2002年)
第52回(2003年)
第53回(2004年)
第54回(2005年)
第55回(2006年)
第56回(2007年)
第57回(2008年)
第58回(2009年)
第59回(2010年)
第60回(2011年)
第61回(2012年)
第62回(2013年)

歴史[編集]

年表[編集]

  • 1951年 - 川崎競馬場のサラブレッド系4歳(旧5歳)以上の南関東地区限定重賞競走「開設記念」として創設。
  • 1952年 - 施行コースをダート2600mに変更。
  • 1954年 - 施行コースをダート2800mに変更。
  • 1955年 - 施行コースをダート2400mに変更。
  • 1956年 - 施行コースをダート2000mに変更。
  • 1957年 - 施行コースをダート2300mに変更。
  • 1959年
    • 施行コースをダート2800mに戻す。
    • イチカントーが史上初の連覇。
    • 藤田安弘が騎手として史上初の連覇。
    • 小暮嘉久が調教師として史上初の連覇。
  • 1960年 - 前年の9月1日から日本競馬の時計表示が変更になったのに伴い、時計が1/5秒表示から1/10秒表示に変更。
  • 1961年 - 施行コースをダート2200mに変更。
  • 1964年 - 施行コースをダート2150mに変更。
  • 1969年 - 赤間清松が騎手として史上2人目の連覇。
  • 1972年 - 流行性の馬インフルエンザにより開催中止。
  • 1979年 - 名称を「川崎記念」に変更。
  • 1981年
    • ゴールドスペンサーが史上2頭目の連覇。
    • 中村秀夫が調教師として史上2人目の連覇。
  • 1982年 - 本間光雄騎手として史上初の3連覇。
  • 1985年 - 施行コースをダート2000mに戻す。
  • 1987年
    • カウンテスアップが史上初の3連覇(史上3頭目の連覇)。
    • 的場文男が騎手として史上2人目の3連覇(史上3人目の連覇)。
    • 赤間清松が調教師として史上3人目の連覇。
  • 1988年 - 2着がムサシアポロンとアイランドハンターの同着となる。
  • 1990年 - 地方全国交流競走に指定。
  • 1992年 - 早田秀治が史上4人目の連覇。
  • 1994年 - 南関東地区競走として施行。
  • 1996年 - 中央・地方全国指定交流競走に指定。
  • 1997年
    • 川崎競馬場の入場人員の最高記録を記録する。約59000人は当時の定員の実質2倍近くの来場者数。
    • JRAホクトベガが史上4頭目の連覇。
    • JRAの横山典弘が騎手として史上5人目の連覇。
    • JRAの中野隆良が調教師として史上4人目の連覇。
  • 1998年 - ダート競走格付け委員会にGI(統一GI)に格付け。
  • 1999年
    • 施行コースを現在のダート2100mに変更。最大出走頭数14頭となる。
    • 船橋のアブクマポーロが史上5頭目の連覇。
    • 船橋の石崎隆之が騎手として史上6人目の連覇。
    • 船橋の出川克己が調教師として史上5人目の連覇。
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「5歳以上」から「4歳以上」に変更。
  • 2004年 - 川崎のエスプリシーズが当時のコースレコード2:12.8で優勝。
  • 2007年 - 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告に伴う重賞の格付け表記の変更により、統一グレード表記をJpnIに変更。
  • 2009年 - JRA所属馬の出走枠が4頭から5頭に、南関東所属馬の出走枠が7頭から6頭にそれぞれ変更。
  • 2010年 - JRAのヴァーミリアンが当時のコースレコード2:12.7で、当競走で史上6頭目の2度目の優勝を果たすと共にGI級勝利数史上最多となる9勝を記録。
  • 2012年 - JRAのスマートファルコンがコースレコード2:10.7で優勝。

歴代優勝馬[編集]

回数 施行日 優勝馬 性齢 所属 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1951年01月21日 エゾテツザン 牡6 川崎 3:21 0/5 小笠原円之助 小笠原円之助 金子勇治
第2回 1952年01月11日 キヨフジ 牝4 川崎 2:50 2/5 八木正雄 八木正雄 山口春哉
第3回 1953年02月15日 イカホダケ 牡6 大井 2:51 3/5 須田茂 田中利衛 三宅年広
第4回 1954年02月14日 イチサチホマレ 牡6 大井 3:08 0/5 栗田武 栗田金吾 井門富士逸
第5回 1955年02月03日 アサクニ 牡5 川崎 2:36 0/5 梅山満 梅山満 手塚栄一
第6回 1956年02月08日 カネエイカン 牡6 大井 2:08 4/5 小筆昌 森田正一 青柳静江
第7回 1957年02月10日 スヰートハート 牝7 川崎 2:22 4/5 杉山信幸 勝又衛 勝又泉吾
第8回 1958年02月16日 イチカントー 牡5 大井 2:21 4/5 藤田安弘 小暮嘉久 北沢元男
第9回 1959年02月08日 イチカントー 牡6 大井 2:52 1/5 藤田安弘 小暮嘉久 北沢元男
第10回 1960年02月14日 エータイム 牡5 川崎 2:53.6 佐々木國廣 井上宥蔵 山上光子
第11回 1961年02月19日 イチアサヒデ 牡6 大井 2:50.1 小筆昌 安藤徳男 手塚栄一
第12回 1962年02月01日 アサブエ 牡5 大井 2:22.3 鈴木富士雄 金子梅吉 金子マキ
第13回 1963年02月24日 サキミドリ 牡5 大井 2:23.9 松浦備 小暮嘉久 北沢元男
第14回 1964年02月19日 ゲイリング 牡5 船橋 2:19.1 渡辺正 出川己代造 鈴木晴
第15回 1965年01月27日 テツリユウ 牡5 川崎 2:18.5 佐々木竹見 大沼五郎 六郎田雅喜
第16回 1966年02月09日 エイコウザン[1] 牡5 川崎 2:16.2 松浦備 井上宥蔵 井上徹郎
第17回 1967年02月19日 ハロータイム 牡4 船橋 2:17.3 福永尚武 及川六郎 須賀庸元
第18回 1968年02月18日 マーブルアーチ 牡4 大井 2:17.9 赤間清松 栗田武 醍醐安之助
第19回 1969年12月26日 アシヤフジ 牡5 大井 2:17.6 赤間清松 小暮嘉久 伊藤英夫
第20回 1970年02月05日 アポスピード 牡4 大井 2:17.7 須田茂 阪本正太郎 佐藤清之助
第21回 1971年02月24日 リユウトキツ 牡4 川崎 2:15.5 佐々木吉郷 新貝一雄 新貝友三郎
第22回 1973年02月02日 ネロ 牡4 船橋 2:16.5 高橋三郎 佐竹海治 白井新平
第23回 1974年02月06日 ゴールデンスネツプ 牝5 川崎 2:17.0 長谷川茂 井上宥蔵 吉田善哉
第24回 1975年02月19日 マルイチダイオー 牡4 船橋 2:17.6 角田次男 宮下仁 (有)丸一興産
第25回 1976年02月24日 ヒデノアラシ 牡4 川崎 2:17.4 佐々木竹見 勝又泉 横山秀男
第26回 1977年02月10日 プラスワン 牡4 船橋 2:14.9 田部和廣 平島好助 池口ハル子
第27回 1978年02月10日 エフチリン 牡5 船橋 2:17.0 桑島孝春 函館政一 中江商事(有)
第28回 1979年02月01日 タガワエース 牡4 大井 2:16.5 高橋三郎 大塚三郎 田川金作
第29回 1980年02月07日 ゴールドスペンサー 牡4 浦和 2:16.5 本間光雄 中村秀夫 (有)サニー商事
第30回 1981年02月25日 ゴールドスペンサー 牡5 浦和 2:17.3 本間光雄 中村秀夫 (有)サニー商事
第31回 1982年02月11日 ダーリンググラス 牡4 浦和 2:16.2 本間光雄 中沢文男 菅谷百合子
第32回 1983年02月11日 カネシヨウスーパー 牡5 川崎 2:18.5 内田勝義 照沼一二 清水政治
第33回 1984年02月15日 ダーリンググラス 牡6 浦和 2:15.8 牛房榮吉 中沢文男 菅谷百合子
第34回 1985年02月25日 カウンテスアツプ 牡4 大井 2:07.9 的場文男 福永二三雄 佐橋五十雄
第35回 1986年02月11日 カウンテスアツプ 牡5 大井 2:10.0 的場文男 赤間清松 佐橋五十雄
第36回 1987年02月25日 カウンテスアツプ 牡6 大井 2:09.4 的場文男 赤間清松 佐橋五十雄
第37回 1988年02月17日 トミヒサダンサー 牡5 船橋 2:08.9 松代眞 小檜山悦雄 渡辺巌
第38回 1989年02月15日 アエロプラーヌ 牡4 大井 2:11.0 的場文男 赤間清松 橋本善一
第39回 1990年02月12日 ロジータ 牝4 川崎 2:10.0 野崎武司 福島幸三郎 加藤富保
第40回 1991年02月11日 ダイコウガルダン 牡6 大井 2:08.8 早田秀治 高岩隆 熊久保勅夫
第41回 1992年02月11日 トーシンイーグル 牡4 船橋 2:09.4 矢内博 安藤榮作 黒岩定義
第42回 1993年02月11日 ハシルショウグン 牡5 大井 2:08.1 鈴木啓之 赤間清松 渡辺典六
第43回 1994年02月15日 サクラハイスピード 牡6 船橋 2:08.9 佐藤隆 川島正行 全演植
第44回 1995年01月18日 アマゾンオペラ 牡4 船橋 2:10.2 石崎隆之 出川己代造 栁澤憂
第45回 1996年01月24日 ホクトベガ 牝6 JRA 2:07.5 横山典弘 中野隆良 金森森商事(株)
第46回 1997年02月05日 ホクトベガ 牝7 JRA 2:06.7 横山典弘 中野隆良 金森森商事(株)
第47回 1998年01月28日 アブクマポーロ 牡6 船橋 2:07.6 石崎隆之 出川克己 鑓水秋則
第48回 1999年02月03日 アブクマポーロ 牡7 船橋 2:16.6 石崎隆之 出川克己 鑓水秋則
第49回 2000年02月09日 インテリパワー 牡5 川崎 2:14.5 張田京 秋山重美 佐橋五十雄
第50回 2001年01月26日 レギュラーメンバー 牡4 JRA 2:12.9 松永幹夫 山本正司 (有)ノースヒルズマネジメント
第51回 2002年01月30日 リージェントブラフ 牡6 JRA 2.16.2 吉田豊 大久保洋吉 大原詔宏
第52回 2003年01月29日 カネツフルーヴ 牡6 JRA 2.14.8 松永幹夫 山本正司 (株)ローレルレーシング
第53回 2004年02月04日 エスプリシーズ 牡5 川崎 2.12.8 森下博 武井榮一 依田泰雄
第54回 2005年01月26日 タイムパラドックス 牡7 JRA 2:14.2 武豊 松田博資 (有)社台レースホース
第55回 2006年01月25日 アジュディミツオー 牡5 船橋 2:12.8 内田博幸 川島正行 織戸眞男
第56回 2007年01月31日 ヴァーミリアン 牡5 JRA 2:12.9 C.ルメール 石坂正 (有)サンデーレーシング
第57回 2008年01月30日 フィールドルージュ 牡6 JRA 2:13.1 横山典弘 西園正都 地田勝三
第58回 2009年01月28日 カネヒキリ 牡7 JRA 2:13.3 C.ルメール 角居勝彦 金子真人ホールディングス(株)
第59回 2010年01月27日 ヴァーミリアン 牡8 JRA 2:12.7 武豊 石坂正 (有)サンデーレーシング
第60回 2011年01月26日 フリオーソ 牡7 船橋 2:14.2 戸崎圭太 川島正行 ダーレー・ジャパン・レーシング(有)
第61回 2012年01月25日 スマートファルコン 牡7 JRA 2:10.7 武豊 小崎憲 大川徹
第62回 2013年01月30日 ハタノヴァンクール 牡4 JRA 2:15.4 四位洋文 昆貢 (有)グッドラック・ファーム
第63回 2014年01月29日 ホッコータルマエ 牡5 JRA 2:13.8 幸英明 西浦勝一 矢部道晃

脚注[編集]

  1. ^ 中央競馬在籍時の馬名はアスカ。シンザンが優勝した第24回皐月賞(1964年)の2着馬。

関連項目[編集]