ジャパンダートダービー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ジャパンダートダービー
Testa Matta 20090708R1.jpg
第11回ジャパンダートダービー
主催者 特別区競馬組合
開催地 日本の旗大井競馬場
格付け JpnI
1着賞金 4500万円
賞金総額 7650万円
距離 ダート2000m
出走条件 サラブレッド系3歳(指定交流)
出走資格も参照
負担重量 定量(56kg牝馬2kg減)
第1回施行日 1999年7月8日
テンプレートを表示

ジャパンダートダービーとは日本特別区競馬組合大井競馬場ダート2000mで施行する地方競馬重賞統一JpnI競走である。農林水産大臣が賞を提供しており、正式名称は「農林水産大臣賞典 ジャパンダートダービー」と表記される。

正賞は農林水産大臣賞、日本中央競馬会理事長賞、地方競馬全国協会理事長賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞、東京都馬主協会会長賞、東京都競馬株式会社賞。

概要[編集]

1996年に創設された4歳ダート三冠ユニコーンステークスダービーグランプリスーパーダートダービー)の3競走はいずれも秋に開催される競走だった為、「春にも4歳(現3歳)のダートチャンピオン決定戦を」と言う意見があった。また特別区競馬組合が主催するダート4歳ダート三冠競走最終戦のスーパーダートダービーを統一GIIから統一GIに昇格を目指していた思惑とも合致しスーパーダートダービーをスーパーチャンピオンシップと改名の上、4歳ダート三冠から撤退および南関東交流競走に降格させ本競走を統一グレード競走のスーパーダートダービーの後身競走として春季に新設した。春の3歳ダートチャンピオン決定戦の位置付けで、統一JpnIとして開催されている。なお、2006年までは南関東G1が併記されていた。

また新設年よりユニコーンステークス・ダービーグランプリと共に3歳ダート三冠を形成。更に2002年より羽田盃東京ダービーと共に南関東3歳三冠を形成した。

出走資格サラ系3歳(旧4歳)の競走馬を前提としてフルゲート16頭でJRA所属馬6頭、南関東所属馬5頭、南関東所属以外の地方所属馬5頭と出走枠が定められている。

負担重量は定量で56kg牝馬は2kg減の54kgである。

なお、2007年までは1着入賞した地方所属馬に限りダービーグランプリの優先出走権が与えられた。

優先出走権付与競走[編集]

地方所属馬に限り優先出走権保持馬、指定馬が所属枠内の頭数で出走できる。その指定競走は以下のとおり。

優先出走権トライアル競走(優先出走権は地方馬のみ)
競走名 競走格 施行競馬場 施行コース 取得条件
兵庫チャンピオンシップ JpnII 日本の旗園田競馬場 ダート1870m 1着入賞
ユニコーンステークス GIII 日本の旗東京競馬場 ダート1600m 1着入賞
関東オークス JpnII 日本の旗川崎競馬場 ダート2100m 1着入賞
南関東トライアル競走
競走名 競走格 施行競馬場 施行コース 取得条件
羽田盃 南関東S1 日本の旗大井競馬場 ダート1800m 1着入賞
東京ダービー 南関東S1 日本の旗大井競馬場 ダート2000m 1着・2着入賞
指定馬トライアル競走(ダービーWeek参加競走)
競走名 競走格 施行競馬場 施行コース 取得条件
九州ダービー栄城賞 KJ1 日本の旗佐賀競馬場 ダート2000m 1着入賞
東海ダービー SPI 日本の旗名古屋競馬場 ダート1900m 1着入賞
兵庫ダービー 重賞 日本の旗園田競馬場 ダート1870m 1着入賞
岩手ダービーダイヤモンドカップ D重賞 日本の旗盛岡競馬場 ダート2000m 1着入賞
北海優駿(ダービー) HI 日本の旗門別競馬場 ダート2000m 1着入賞

また上記以外のダートグレード競走の1着入賞馬、兵庫チャンピオンシップの2着・3着入賞馬、中央競馬における重賞競走(2歳芝重賞・障害重賞除く)及びオープン特別競走(芝・障害・2歳競走を除く)の1着入賞馬にも指定馬としての権利が与えられる。

賞金[編集]

回数 総額賞金
(万円)
1着賞金
(万円)
2着賞金
(万円)
3着賞金
(万円)
4着賞金
(万円)
5着賞金
(万円)
第1回(1999年) 1億1,375 6,500 2,275 1,300 780 520
第2回(2000年) 1億1,700 1,495 910
第3回(2001年) 1億200 6,000 2,100 1,200 600 300
第4回(2002年)
第5回(2003年)
第6回(2004年)
第7回(2005年) 8,500 5,000 1,750 1,000 500 250
第8回(2006年)
第9回(2007年)
第10回(2008年)
第11回(2009年)
第12回(2010年)
第13回(2011年) 7,650 4,500 1,575 900 450 225
第14回(2012年)
第15回(2013年)

歴史[編集]

  • 1999年 - 大井競馬場のダート2000mの4歳(現3歳)の定量の統一グレード競走「ジャパンダートダービー」として創設、格付けは統一GI・南関東G1。
  • 2001年
    • 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳」から「3歳」に変更。
    • 船橋のトーシンブリザードが優勝、史上初の南関東4冠を達成。
  • 2003年 - JRAの武豊騎手として史上初の連覇。
  • 2006年 - JRAの角居勝彦調教師として史上初の連覇。
  • 2007年 - 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告に伴う重賞の格付け表記の変更により、統一グレード表記をJpnIに変更。なお、南関東グレード(G1)は併記しないことになった。
  • 2008年 - ユキチャン効果で同レース最高売上11億2,690万700円を記録(ユキチャン自身は直前で蕁麻疹により回避)。
  • 2009年 - JRA所属馬の出走枠が5頭から6頭に、南関東所属馬の出走枠が6頭から5頭にそれぞれ変更。
  • 2011年 - 南関東二冠牝馬のクラーベセクレタが3位入線したが、後日、禁止薬物のカフェインが検出されたことから失格となる[1]
  • 2013年 - 第4回優勝馬ゴールドアリュールの仔クリソライトが優勝、史上初の父仔制覇。

歴代優勝馬[編集]

回数 施行日 優勝馬 性齢 所属 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1999年7月08日 オリオンザサンクス 牡3 大井 2:06.9 早田秀治 赤間清松 日浦桂子
第2回 2000年7月12日 マイネルコンバット 牡3 JRA 2:06.4 大西直宏 稲葉隆一 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第3回 2001年7月12日 トーシンブリザード 牡3 船橋 2:05.8 石崎隆之 佐藤賢二 稲垣博信
第4回 2002年7月04日 ゴールドアリュール 牡3 JRA 2:04.1 武豊 池江泰郎 (有)社台レースホース
第5回 2003年7月08日 ビッグウルフ 牡3 JRA 2:04.9 武豊 中尾正 (有)ビッグ
第6回 2004年7月08日 カフェオリンポス 牡3 JRA 2:04.5 柴田善臣 松山康久 西川清
第7回 2005年7月13日 カネヒキリ 牡3 JRA 2:04.9 武豊 角居勝彦 金子真人ホールディングス(株)
第8回 2006年7月12日 フレンドシップ 牡3 JRA 2:06.1 内田博幸 角居勝彦 吉田照哉
第9回 2007年7月11日 フリオーソ 牡3 船橋 2:02.9 今野忠成 川島正行 ダーレー・ジャパン・レーシング(有)
第10回 2008年7月09日 サクセスブロッケン 牡3 JRA 2:04.5 横山典弘 藤原英昭 高嶋哲
第11回 2009年7月08日 テスタマッタ 牡3 JRA 2:04.5 岩田康誠 村山明 吉田和美
第12回 2010年7月14日 マグニフィカ 牡3 船橋 2:05.2 戸崎圭太 川島正行 吉田照哉
第13回 2011年7月13日 グレープブランデー 牡3 JRA 2:04.9 横山典弘 安田隆行 (有)社台レースホース
第14回 2012年7月11日 ハタノヴァンクール 牡3 JRA 2:05.3 四位洋文 昆貢 (有)グッドラック・ファーム
第15回 2013年7月10日 クリソライト 牡3 JRA 2:04.8 内田博幸 音無秀孝 (有)キャロットファーム

父仔制覇[編集]

父馬名 優勝回 仔馬名 優勝回
ゴールドアリュール 第4回 クリソライト 第15回

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]