「カルピス」の版間の差分
→カルピス: 「オレンジカルピスカルピス」→「オレンジカルピス」へ修正 |
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|英文社名 = Calpis Co., Ltd. |
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|ロゴ = [[File:CALPIS logo.svg|250px]] |
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|種類 = [[株式会社 (日本)|株式会社]] |
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|代表者 = [[岸上克彦]]([[代表取締役]][[社長]]) |
|代表者 = [[岸上克彦]]([[代表取締役]][[社長]]) |
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|資本金 = 9000万円([[2016年]][[1月1日]]時点) |
|資本金 = 9000万円([[2016年]][[1月1日]]時点) |
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|営業利益 = |
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'''カルピス'''は、[[日本]]の[[飲料]]・[[乳製品]]メーカーである'''カルピス株式会社'''([[英語|英称]]:Calpis Co., Ltd.)および、同社が製造し[[アサヒ飲料]]が販売する[[乳酸菌飲料]]の名称である。ローマ字表記は'''CALPIS'''、日本以外では'''Calpico'''とも。 |
'''カルピス'''は、[[日本]]の[[飲料]]・[[乳製品]]メーカーである'''カルピス株式会社'''([[英語|英称]]:Calpis Co., Ltd.)および、同社が製造し[[アサヒ飲料]]が販売する[[乳酸菌飲料]]の名称である。ローマ字表記は'''CALPIS'''、日本以外では'''Calpico'''とも。 |
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カルピス本社は、[[東京都]][[渋谷区]]に所在していた。 |
カルピス本社は、[[東京都]][[渋谷区]]に所在していた。2012年(平成24年)10月に[[味の素]]が保有していた全株式をアサヒ飲料等を傘下に持つ[[アサヒグループホールディングス]]に譲渡され、同社の完全子会社となった。[[2016年]](平成28年)1月のアサヒグループにおける飲料事業の再編に伴って、アサヒ飲料の機能子会社となる2代目法人となり、本社が東京都[[墨田区]][[吾妻橋 (墨田区)|吾妻橋]]の[[アサヒビール]]本社ビルへ移転した。併せて、「カルピス」の[[商標|登録商標]]についてもカルピスから親会社のアサヒ飲料に商標権が移管された。 |
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現在のコーポレート・スローガンは「カラダにピース。CALPIS」。 |
現在のコーポレート・スローガンは「カラダにピース。CALPIS」。 |
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Calpisが牛の尿の意味の{{Lang-en|cow piss}}「カウ ピス」と聞こえることから、米国では'''CALPICO'''(カルピコ)という名称で販売される。なお、製造情報の欄には輸出会社として「CALPIS CO.,LTD.」と書かれている。 |
Calpisが牛の尿の意味の{{Lang-en|cow piss}}「カウ ピス」と聞こえることから、米国では'''CALPICO'''(カルピコ)という名称で販売される。なお、製造情報の欄には輸出会社として「CALPIS CO.,LTD.」と書かれている。 |
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味の素は[[2007年]](平成19年 |
味の素は[[2007年]](平成19年)6月11日に同年10月1日付で、カルピス社を完全子会社化することで合意したと発表した。カルピス経営陣は他社との提携も考慮したが、今後の少子高齢化で懸念される日本市場の規模縮小と、それを補うための海外市場展開、更にはいわゆる[[三角合併]]の解禁による海外企業の買収攻勢への対応を見据え、この統合案しかないと表明。苦渋の決断だったとしている。 |
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2012年5月8日、味の素が[[アサヒグループホールディングス]]にカルピスの全株式を2012年10月1日付、約1200億円で売却する内容の株式譲渡契約締結が発表された<ref>[http://www.ajinomoto.co.jp/press/2012_05_08_3.html カルピス株式会社に関する株式譲渡契約締結のお知らせ] (味の素株式会社2012年5月8日付プレスリリース)</ref><ref>{{PDFlink|[http://www.asahigroup-holdings.com/ir/12pdf/120508.pdf カルピス株式会社の株式の取得(子会社化)に関する株式売買契約締結のお知らせ]}}(アサヒグループホールディングス株式会社2012年5月8日付プレスリリース)</ref>。同年10月に株式譲渡が行われ、アサヒグループホールディングスの子会社となった。同時に「業務提携:味の素株式会社」の記載も削除されている。統合後はアサヒ傘下の会社と[[マレーシア]]にてカルピス飲料を共同開発し、[[東南アジア]]向けに現地の趣向に対応させ、[[ハラル]]認証も取得している。 |
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[[2016年]] |
[[2016年]]1月1日にアサヒグループの飲料事業の再編が行われ、事業ごとにグループ会社へ継承・移管した後、アサヒ飲料と合併。カルピスで行われていた国内飲料製造事業と乳製品事業はカルピスフーズサービスへ継承され、(2代目)カルピスとしてアサヒ飲料の機能子会社となった。 |
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=== 沿革 === |
=== 沿革 === |
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==== 初代法人 ==== |
==== 初代法人 ==== |
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* [[1916年]](大正5年)4月 - 前身となる醍醐味合資会社を設立。 |
* [[1916年]](大正5年)4月 - 前身となる醍醐味合資会社を設立。 |
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* 1917年(大正6年) - ラクトー株式会社設立。 |
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* [[1919年]](大正8年)[[7月7日]] - '''カルピス'''発売。 |
* [[1919年]](大正8年)[[7月7日]] - '''カルピス'''発売。 |
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* [[1923年]](大正12年) - カルピス製造株式会社に商号変更。 |
* [[1923年]](大正12年) - カルピス製造株式会社に商号変更。 |
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* [[1948年]](昭和23年) - カルピス食品工業株式会社に商号変更。 |
* [[1948年]](昭和23年) - カルピス食品工業株式会社に商号変更。 |
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* 1951年(昭和26年) - [[乳等省令]]により'''カルピス'''が日本で初めての[[乳酸菌飲料]]となる。 |
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* 1987年(昭和62年) - フランスBSNグループ(現:グループ・ダノン)と業務提携。 |
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* 1990年(平成2年) |
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** 1月 - いわゆる「黒人マーク」の使用を、人種差別問題に配慮して中止。 |
** 1月 - いわゆる「黒人マーク」の使用を、人種差別問題に配慮して中止。 |
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** 8月 - [[第三者割当増資]]を実施。[[味の素]]株式会社が増資を引き受け筆頭株主に。 |
** 8月 - [[第三者割当増資]]を実施。[[味の素]]株式会社が増資を引き受け筆頭株主に。 |
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* 1991年(平成3年) - 味の素株式会社から飲料事業を譲受、両社の缶入り飲料事業を統合。 |
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* [[1997年]](平成9年) - カルピス株式会社に商号変更。 |
* [[1997年]](平成9年) - カルピス株式会社に商号変更。 |
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* 2007年(平成19年) |
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** 9月25日 - 上場廃止。 |
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** 10月1日 - 株式交換により味の素株式会社の完全子会社になる。 |
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** 10月15日 - [[アサヒ飲料]]と[[自動販売機]]事業の統合を公表。 |
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** 12月10日 - アサヒ飲料との共同出資で、自動販売機事業の持株会社「アサヒカルピスビバレッジ株式会社」を設立。出資比率はアサヒ80%・カルピス20%である。 |
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* 2008年(平成20年)1月4日 - 自動販売機事業子会社6社をアサヒカルピスビバレッジに譲渡。 |
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* 2009年(平成21年)10月1日 - 物流子会社のカルピス物流サービスを、関東エース物流(岡山は関西エース物流)に譲渡。 |
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* 2012年(平成24年)10月1日 - 株式譲渡によりアサヒグループホールディングス株式会社の完全子会社になる。 |
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* 2013年(平成25年) |
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** 1月21日 - 2012年(平成24年)10月31日に締結した業務提携契約に基づき、自社開発のチルド飲料の製造・販売をグループ会社の[[エルビー]]へ移管。 |
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** 8月31日 - 酒類事業を終了(「カルピスサワー」はグループ会社の[[アサヒビール]]に移管され、同年12月10日に新仕様で発売される)。 |
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** 9月1日 - 国内飲料事業(「カルピスサワー」を除く)及び営業部門をアサヒ飲料へ移管統合。これにより、「カルピスサワー」、エルビーが担当するチルド製品を除く日本国内における「カルピス」ブランドの飲料製品の[[マーケティング]]と販売をアサヒ飲料が手掛けるようになる。 |
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* 2016年(平成28年)1月1日 - 国内飲料製造事業と乳購買を含む乳製品事業を子会社のカルピスフーズサービスへ、機能性食品([[通信販売]]、素材)事業をアサヒグループホールディングス子会社のアサヒカルピスウェルネスへそれぞれ継承、海外飲料事業および発酵応用研究に関する組織と間接機能の一部をアサヒグループホールディングスへ機能移管した後、アサヒ飲料へ吸収合併され解散。 |
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==== 2代目法人 ==== |
==== 2代目法人 ==== |
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=== 由来 === |
=== 由来 === |
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[[1902年|1908年]](明治41)、当時30歳の三島は内モンゴル(現在の[[中華人民共和国]]・[[内モンゴル自治区]])を訪れ<ref>[http://www.mishima-kaiun.or.jp/dev.html 公益財団法人 三島海雲記念財団 設立趣意書]</ref>、そこで口にした[[ジョッヘ|酸乳]]を参考にして、[[1919年]](大正8年)にカルピスを開発・発売し、この飲料と同名の企業の創業者となったと伝えられている。脱脂乳を乳酸菌で発酵(酸乳)しこれに加糖、さらに[[酵母]]([[馬乳酒]]中の酵母と近似<ref>{{ |
[[1902年|1908年]](明治41)、当時30歳の三島は内モンゴル(現在の[[中華人民共和国]]・[[内モンゴル自治区]])を訪れ<ref>[http://www.mishima-kaiun.or.jp/dev.html 公益財団法人 三島海雲記念財団 設立趣意書]</ref>、そこで口にした[[ジョッヘ|酸乳]]を参考にして、[[1919年]](大正8年)にカルピスを開発・発売し、この飲料と同名の企業の創業者となったと伝えられている。脱脂乳を乳酸菌で発酵(酸乳)しこれに加糖、さらに[[酵母]]([[馬乳酒]]中の酵母と近似<ref>渡部恂子, 池田なぎさ, 水谷潤 ほか、「[https://doi.org/10.11465/milk.47.1 中国内蒙古伝統的発酵乳とカルピス酸乳の理化学性状および構成菌比較]」 『ミルクサイエンス』 1998年 47巻 1号 p.1-8, {{doi|10.11465/milk.47.1}}</ref>)による発酵がカルピス独特の風味に不可欠であることは、長く企業秘密とされていたが、[[1990年代]]半ばに公開された。 |
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|date=1998年(平成10年) |
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|url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/milk/47/1/47_1/_article/-char/ja/ |
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|title=渡辺恂子, 池田なぎさ, & 水谷潤. (1998). 中国内蒙古伝統的発酵乳とカルピス酸乳の理化学性状および構成菌比較. ''ミルクサイエンス'', 47(1), 1-8. |
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|accessdate=2016-03-07 |
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</ref>)による発酵がカルピス独特の風味に不可欠であることは、長く企業秘密とされていたが、[[1990年代]]半ばに公開された。 |
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社名は、「[[カルシウム]]」と[[サンスクリット]]の「サルピス」(सर्पिस्, sarpis, 漢訳:熟酥=じゅくそ)を合わせたものである。サンスクリット「サルピルマンダ」(sarpir-maṇḍa, 漢訳:[[醍醐]])を使用し、「サルピス」・「カルピル」とする案もあった。同社では重要なことを決める際には、その道の第一人者を訪ねる「日本一主義」があり、音楽の第一人者の山田に社名について相談したところ、「カルピス」が最も響きが良いということで現行社名・商品名になったという。 |
社名は、「[[カルシウム]]」と[[サンスクリット]]の「サルピス」(सर्पिस्, sarpis, 漢訳:熟酥=じゅくそ)を合わせたものである。サンスクリット「サルピルマンダ」(sarpir-maṇḍa, 漢訳:[[醍醐]])を使用し、「サルピス」・「カルピル」とする案もあった。同社では重要なことを決める際には、その道の第一人者を訪ねる「日本一主義」があり、音楽の第一人者の山田に社名について相談したところ、「カルピス」が最も響きが良いということで現行社名・商品名になったという。 |
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[[乳酸菌飲料]]のカルピスは、原液は非常に高濃度で、そのままでの飲用は推奨されていない。水、湯または牛乳で2.5から5倍程度に希釈して飲用とする。[[かき氷]]のシロップとして、またカルピスハイなどの材料にも使われる。原液はその濃さから常温保存しても腐敗しにくい性質があり、戦前から一般家庭の常備品や[[日本軍]]の[[レーション|補給品]]として、戦後は贈答用としても広く使われている。 |
[[乳酸菌飲料]]のカルピスは、原液は非常に高濃度で、そのままでの飲用は推奨されていない。水、湯または牛乳で2.5から5倍程度に希釈して飲用とする。[[かき氷]]のシロップとして、またカルピスハイなどの材料にも使われる。原液はその濃さから常温保存しても腐敗しにくい性質があり、戦前から一般家庭の常備品や[[日本軍]]の[[レーション|補給品]]として、戦後は贈答用としても広く使われている。 |
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飲料のカルピスは |
飲料のカルピスは1919年(大正8年)7月7日に販売が開始された。この時のカルピスは現在の薬用[[養命酒]]のような下膨れのビンで、[[ミロのヴィーナス]]が描かれた紙箱の包装だった。[[1922年]]に水玉模様の包装紙を巻いたものになる。カルピスのパッケージの水玉模様は、発売日の[[七夕]]に因んで[[天の川]]({{Lang-en|Milky Way}}(ミルキーウェイ))をイメージしたもの。最初は青色地に白い無地玉で、1949年(昭和24年)に色を逆にし、白地に青い水玉とした<ref>ニッポン・ロングセラー考 COMZINE by NTTコムウェア [http://www.nttcom.co.jp/comzine/no002/long_seller/index.html カルピス]</ref><ref>[http://www.calpis.co.jp/museum/history.html カルピス水玉ヒストリー]</ref>。 |
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1927年(昭和2年)には[[森永乳業]]より[[コーラス]]が発売され、1980年代まで人気を二分した。 |
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1941年に軍用カルピス、1943年に軍用ビタカルピスが製造され、[[大日本帝国陸軍]]の原料資材提供を受け、兵士の健康飲料とされた。ビタカルピスはオレンジ色の水玉模様の包装紙で包まれていた。[[軍隊調理法]]にも、練乳とクエン酸などを混ぜて作る代用品である「[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1454902/207 カルピス様飲料速製法]」というレシピが載っている<ref>軍隊調理法 「[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1454902/207 カルピス様飲料速製法]」- 国立国会図書館デジタルコレクション</ref><ref>「[http://portal.nifty.com/kiji/110729146309_3.htm 軍隊料理は不思議でうまい]」 |
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- デイリーポータルZによる再現記事</ref>。 |
- デイリーポータルZによる再現記事</ref>。 |
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[1960年年代にオレンジカルピスも登場<ref>[http://www.dreammail.jp/magazine/seishun/20061022/ 【カルピス】日本初の乳酸飲料の秘密(男の浪漫伝説 Vol.14) |ドリームメール]</ref>。その後は希釈済みの製品として、1973年(昭和48年)に[[炭酸水]]で希釈した[[カルピスソーダ]]を発売。炭酸水希釈の[[ソーダ]]飲料としたのは、当時の技術では普通の水による希釈では、長期の品質維持に問題があったためである。[[1980年代]]も終盤に差し掛かると生活様式の変化により、飲用時に希釈が必要な従来の原液カルピスは、一般家庭では徐々に疎遠な存在となっていった。1991年(平成3年)には、希釈の手間を省いた[[カルピスウォーター]]が発売され、大ヒット商品となった。 |
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原液のカルピスは、[[瓶詰め]]の商品で、瓶が重いことなどから[ |
原液のカルピスは、[[瓶詰め]]の商品で、瓶が重いことなどから[995年(平成7年)に[[紙パック]]入りが登場した。これが近年の販売の主体となっている。これにより、商品のコンパクト化が実現された。 |
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2012年(平成24年)4月9日より、新たに開発した4層構造のプラスチックボトル「ピースボトル」を採用。レギュラー・ダイエット・ぶどうが全面リニューアルし、新規発売のオレンジとマンゴーも同じ「ピースボトル」を採用。主原料の砂糖・生乳の価格高騰が続いていることから、希望小売価格は据え置きながら、内容量は従来の紙容器から30mL少なくなり、470mLとなった。 |
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このピースボトルのモチーフは、昔の水玉包装のカルピスで、懐かしさや親しみを与えようとデザインされた。風味維持のために光、空気を遮断する、プラスチック4層構造。[[ペットボトル]]よりも耐熱性に弱い素材であり、カルピス製造時の熱殺菌、充填、冷却に伴う容器の変形を防ぐための様々なノウハウが必要だという。紙パックに比べ持ちやすいカーブをもたせ、また液切れのよいキャップを採用した、単に薄めて飲む以外にもかき氷に掛けるなどの使い方に配慮している。廃棄の際もキャップとボトルとラベルは同じ素材で分別不要である<ref>包装技術2012.11</ref>。 |
このピースボトルのモチーフは、昔の水玉包装のカルピスで、懐かしさや親しみを与えようとデザインされた。風味維持のために光、空気を遮断する、プラスチック4層構造。[[ペットボトル]]よりも耐熱性に弱い素材であり、カルピス製造時の熱殺菌、充填、冷却に伴う容器の変形を防ぐための様々なノウハウが必要だという。紙パックに比べ持ちやすいカーブをもたせ、また液切れのよいキャップを採用した、単に薄めて飲む以外にもかき氷に掛けるなどの使い方に配慮している。廃棄の際もキャップとボトルとラベルは同じ素材で分別不要である<ref>包装技術2012.11</ref>。 |
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==== アサヒグループが発売する派生商品 ==== |
==== アサヒグループが発売する派生商品 ==== |
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* アサヒ飲料 |
* アサヒ飲料 |
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** カルピス カロリー60%オフ - |
** カルピス カロリー60%オフ - 2015年(平成27年)3月発売。以前発売されていた「カルピスダイエット(2006年(平成18年)発売)」同様、通常の「カルピス」に比べてカロリー60%カットしたことに加え、「カルピス」と同量の[[発酵乳]]を配合しつつ、専用開発の発酵技術により糖質も60%カットを実現した。 |
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** カルピス ぶどう |
** カルピス ぶどう |
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** カルピス みかん |
** カルピス みかん |
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** カルピス いちご - |
** カルピス いちご - 2015年11月9日から2016年2月末日までの期間限定販売。<ref>[http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=399197&lindID=4 カルピス、甘ずっぱさと華やかな香りの「『カルピス』いちご」を期間限定発売]</ref> |
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** [[カルピスウォーター]] - |
** [[カルピスウォーター]] - 1991年(平成3年)発売。薄めずに飲める手軽さから大ヒットとなった。 |
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** [[カルピスソーダ]] - |
** [[カルピスソーダ]] - 1973年(昭和48年)発売。乳性[[炭酸飲料]]ブームの先駆け的商品。 |
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** カルピスソーダ - マスカット味 |
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** ゼロカロリーのカルピスすっきり - 2016年(平成28年)4月発売。沖縄海塩をブレンドし、[[ナトリウム]]を42mg/100mL含有するゼロカロリー設計の乳性飲料。以前発売されていた「カルピスオアシス |
** ゼロカロリーのカルピスすっきり - 2016年(平成28年)4月発売。沖縄海塩をブレンドし、[[ナトリウム]]を42mg/100mL含有するゼロカロリー設計の乳性飲料。以前発売されていた「カルピスオアシス(2013年(平成25年)4月発売)」の後継製品。 |
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** [[カルピス酸乳 アミールS]] - カルピスの製造過程で生まれる[[酸乳]]の[[血圧]]抑制効果に着目した健康飲料。[[健康食品#特定保健用食品|特定保健用食品]]認可。普及初期のテレビCMには[[長嶋茂雄]]が起用された。当初はグリーンの瓶入りで発売されていたが、現在はペットボトル入りである。 |
** [[カルピス酸乳 アミールS]] - カルピスの製造過程で生まれる[[酸乳]]の[[血圧]]抑制効果に着目した健康飲料。[[健康食品#特定保健用食品|特定保健用食品]]認可。普及初期のテレビCMには[[長嶋茂雄]]が起用された。当初はグリーンの瓶入りで発売されていたが、現在はペットボトル入りである。 |
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** 「カルピス由来の乳酸菌科学から」シリーズ |
** 「カルピス由来の乳酸菌科学から」シリーズ |
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なお、「カルピス」や後述する「ぐんぐんグルト」を含むカルピスブランドの製品は合併に伴ってアサヒ飲料の製品となった。下記以外の製品については[[アサヒ飲料#主要ブランド]]を参照。 |
なお、「カルピス」や後述する「ぐんぐんグルト」を含むカルピスブランドの製品は合併に伴ってアサヒ飲料の製品となった。下記以外の製品については[[アサヒ飲料#主要ブランド]]を参照。 |
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* [[ぐんぐんグルト]] - カルシウムを多く配合した乳性飲料。 |
* [[ぐんぐんグルト]] - カルシウムを多く配合した乳性飲料。2003年(平成15年)発売。本製品はアサヒ飲料との合併後も「CALPIS」ブランドのままである。 |
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=== 過去に存在した商品 === |
=== 過去に存在した商品 === |
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* [[ザ・プレミアムカルピス]] - |
* [[ザ・プレミアムカルピス]] - 2007年(平成19年)発売。カルピス社が創業90周年を記念して3種類の乳酸菌をブレンド。 |
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* [[アミノカルピスシリーズ]] |
* [[アミノカルピスシリーズ]] |
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* [[カルピスとマッコリのお酒]] - |
* [[カルピスとマッコリのお酒]] - 2010年(平成22年)発売。カルピスと[[マッコリ]]をソーダで割ったもの。 |
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* [[カルピコ]] - |
* [[カルピコ]] - 1973年(昭和48年)頃発売されたフルーツ味の炭酸飲料。当初、グレープとプラムの2種類で発売された。[[日本コカ・コーラ|コカ・コーラ社]]の「[[ファンタ (飲料)|ファンタ]]」の圧倒的シェアを切り崩すには至らず、1970年代後半には姿を消した。「同じ品名であっても、日本国内と海外で商品の実態が違う」という事例の1つである。<br />なお、カルピコを「カルピス入りコーラ」の品名とする説が一部にあるが、これは誤り。ただし「カルピスソーダ」のラインナップにコーラ味が存在していた時期はある。<br />後にアメリカで販売される前述の「カルピコ」とは無関係。 |
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* [[Sun New]] - [[1983年|1981年]](昭和56年)頃発売。現在のアミールシリーズと同様、[[酸乳]]に着目した飲料で、品名は「酸乳」をそのまま類似発音の英単語に置き換えたもの。 |
* [[Sun New]] - [[1983年|1981年]](昭和56年)頃発売。現在のアミールシリーズと同様、[[酸乳]]に着目した飲料で、品名は「酸乳」をそのまま類似発音の英単語に置き換えたもの。 |
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* [[カピーホワイト]] - [[1983年|1982年]](昭和57年)頃。乳成分から作られた[[アイソトニック飲料]]。カルピス版スポーツドリンクという位置づけ。[[明石家さんま]]が当時のテレビCMに出演し、CMソングは[[来生たかお]]の「まどろみミステリー」、ナレーションには[[森本レオ]]が起用された。キャッチコピーは「助けてよ、カピー」「アイソトニックが美味しくなりました。常識を裏切ってごめんなさい」。商品自体はかなり短命に終わった。 |
* [[カピーホワイト]] - [[1983年|1982年]](昭和57年)頃。乳成分から作られた[[アイソトニック飲料]]。カルピス版スポーツドリンクという位置づけ。[[明石家さんま]]が当時のテレビCMに出演し、CMソングは[[来生たかお]]の「まどろみミステリー」、ナレーションには[[森本レオ]]が起用された。キャッチコピーは「助けてよ、カピー」「アイソトニックが美味しくなりました。常識を裏切ってごめんなさい」。商品自体はかなり短命に終わった。 |
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* [[オリゴCC]] - [[1990年代]]初期にブームとなった[[機能性飲料]]の有力商品の1つ。腸内の[[乳酸菌|ビフィズス菌]]を増やす効果のある[[オリゴ糖]]を配合する。 |
* [[オリゴCC]] - [[1990年代]]初期にブームとなった[[機能性飲料]]の有力商品の1つ。腸内の[[乳酸菌|ビフィズス菌]]を増やす効果のある[[オリゴ糖]]を配合する。 |
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* 梅烏龍茶 - |
* 梅烏龍茶 - 1991年(平成3年)頃発売された。[[烏龍茶]]に梅の風味を加えた烏龍茶飲料。開けると梅の香りが漂う。飲んだ直後の風味は梅の酸味と烏龍茶の苦味がブレンドされ、美味とは言いがたい。生産期間も極めて短かった模様。 |
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* [[サポーター (スポーツドリンク)|サポーター]] - 1990年代前半に発売されたスポーツドリンク。発売時は[[サッカー日本代表]]公式スポーツドリンクだった。 |
* [[サポーター (スポーツドリンク)|サポーター]] - 1990年代前半に発売されたスポーツドリンク。発売時は[[サッカー日本代表]]公式スポーツドリンクだった。2000年(平成12年)にその座を[[キリンビバレッジ]]の「侍」に譲り、当社のスポーツドリンクは「アミノバイタル」に移行した。 |
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* [[オバルチン]] - オリンピック公認の麦芽飲料として日本ではカルピスが販売していた。 |
* [[オバルチン]] - オリンピック公認の麦芽飲料として日本ではカルピスが販売していた。 |
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* [[エビアン (ミネラルウォーター)|エビアン]] - カルピスからの販売は |
* [[エビアン (ミネラルウォーター)|エビアン]] - カルピスからの販売は2008年(平成20年)4月13日をもって終了。現在は[[伊藤園]]が販売。 |
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* [[冴え緑茶]] - アサヒにすでに「[[十六茶]]」などがあるため販売終了。 |
* [[冴え緑茶]] - アサヒにすでに「[[十六茶]]」などがあるため販売終了。 |
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* [[味の素AGF|AGF(味の素ゼネラルフーヅ)]] |
* [[味の素AGF|AGF(味の素ゼネラルフーヅ)]]ブランドの[[缶コーヒー]]飲料(ブレンディー・カフェ・ラ・モード) - 2008年(平成20年)にアサヒ飲料と自動販売機事業を統合し、アサヒには既に「[[WONDA]]」があるため販売を終了した。 |
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* [[ストロングルト]] - ミルクプロテイン、ミルクカルシウム、ローヤルゼリーを配合した、20 - 30代の男性にフォーカスした元気なカラダ作りを応援する乳性飲料。キャッチコピーは“乳性カラダメイキング”。[[2010年]](平成22年 |
* [[ストロングルト]] - ミルクプロテイン、ミルクカルシウム、ローヤルゼリーを配合した、20 - 30代の男性にフォーカスした元気なカラダ作りを応援する乳性飲料。キャッチコピーは“乳性カラダメイキング”。[[2010年]](平成22年)3月29日発売。 |
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* [[紅茶伝説]] - |
* [[紅茶伝説]] - 1991年(平成3年)に味の素から譲受した商品の中で唯一、アサヒの子会社になるまで発売されていた。アサヒに「旬摘み紅茶」が存在するため販売を終えた。 |
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* [[アミノバイタル]] - 元は味の素のアミノ飲料ブランドであるため、ラベルには「AJINOMOTO」のロゴが記されていた。アサヒとの自動販売機統合後、旧カルピスの自販機ではアサヒの「スーパーH2O」は缶入り、当商品はペットボトル入りと棲み分けられた。アサヒグループホールディングス傘下に移行したことに伴って販売を終了。 |
* [[アミノバイタル]] - 元は味の素のアミノ飲料ブランドであるため、ラベルには「AJINOMOTO」のロゴが記されていた。アサヒとの自動販売機統合後、旧カルピスの自販機ではアサヒの「スーパーH2O」は缶入り、当商品はペットボトル入りと棲み分けられた。アサヒグループホールディングス傘下に移行したことに伴って販売を終了。2013年(平成25年)3月からは製造ノウハウおよび商標ライセンスに関する契約を締結したキリンビバレッジが販売している。 |
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* アルギンZゴールド - 元は味の素の栄養ドリンクのブランド。味の素子会社だった2006年にブランドを拝借する形で発売するも、アサヒグループ入りに伴い終売。 |
* アルギンZゴールド - 元は味の素の栄養ドリンクのブランド。味の素子会社だった2006年にブランドを拝借する形で発売するも、アサヒグループ入りに伴い終売。 |
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|阿部真央 |
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|[[ロンリー]] |
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|小田切大 |
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== 脚注 == |
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== 外部リンク == |
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* [http://calpis.jp/top.html 95年受け継いできた乳酸菌「カルピス」|アサヒ飲料] {{ja icon}} - (アサヒ飲料が運営する「カルピス」のブランドサイト) |
* [http://calpis.jp/top.html 95年受け継いできた乳酸菌「カルピス」|アサヒ飲料] {{ja icon}} - (アサヒ飲料が運営する「カルピス」のブランドサイト) |
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* [http://www.calpico.com/ CALPICO] {{en icon}} - (米国) |
* [http://www.calpico.com/ CALPICO] {{en icon}} - (米国) |
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* [http://www.calpis.com.cn/ 可尔必思] |
* [http://www.calpis.com.cn/ 可尔必思] {{zh icon}} - (中国) |
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* 『[http://www.kagakueizo.org/movie/education/94/ カルピスの誕生]』 - NPO法人・科学映像館Webサイトより |
* 『[http://www.kagakueizo.org/movie/education/94/ カルピスの誕生]』 - NPO法人・科学映像館Webサイトより |
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*: |
*: 1967年、前身企業であるカルピス食品工業の企画の下で東京シネマが制作したPR映画《現在、上記サイト内に於いて無料公開中》。工場見学者向けに制作された。 |
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2019年2月28日 (木) 08:31時点における版
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒130-8612 東京都墨田区吾妻橋1-23-1 |
設立 |
1982年(昭和57年)4月1日 (カルピスフーズサービス株式会社) 創業 1916年(大正5年)4月 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 5011001005908 |
事業内容 | 各種飲料水及び乳製品の製造・販売、乳性原料の売買、その他関連業務 |
代表者 | 岸上克彦(代表取締役社長) |
資本金 | 9000万円(2016年1月1日時点) |
主要株主 | アサヒ飲料株式会社:100%(2016年1月1日現在) |
関係する人物 |
三島海雲(初代法人創業者) 國分勘兵衛(元社長、国分グループ本社設立者) 土倉冨士雄(元社長) 稲森俊介(元社長、元味の素社長) 小林公生(元社長) 山田藤男(元社長) |
外部リンク | http://www.calpis.co.jp/ |
特記事項:2016年1月1日に旧カルピス株式会社(1948年(昭和23年)12月14日設立、設立当初はカルピス食品工業株式会社)の国内飲料製造事業と乳製品事業を継承し、カルピスフーズサービス株式会社から商号変更。 |
カルピスは、日本の飲料・乳製品メーカーであるカルピス株式会社(英称:Calpis Co., Ltd.)および、同社が製造しアサヒ飲料が販売する乳酸菌飲料の名称である。ローマ字表記はCALPIS、日本以外ではCalpicoとも。
カルピス本社は、東京都渋谷区に所在していた。2012年(平成24年)10月に味の素が保有していた全株式をアサヒ飲料等を傘下に持つアサヒグループホールディングスに譲渡され、同社の完全子会社となった。2016年(平成28年)1月のアサヒグループにおける飲料事業の再編に伴って、アサヒ飲料の機能子会社となる2代目法人となり、本社が東京都墨田区吾妻橋のアサヒビール本社ビルへ移転した。併せて、「カルピス」の登録商標についてもカルピスから親会社のアサヒ飲料に商標権が移管された。
現在のコーポレート・スローガンは「カラダにピース。CALPIS」。
企業
企業としてのカルピスの創業者は、僧侶出身の三島海雲である。創業初期より、後に日本初の乳酸菌飲料となる「カルピス」を生産していた [1]。これと共に、脱脂乳の生産の際に副産品として製造を開始したとされるカルピスバターが主力商品である。
味の素との提携後は、カルピスを製造時に水で希釈調合しすぐに飲めるようにした清涼飲料水「カルピスウォーター」の生産、ミネラルウォーターの「エビアン」やワインの輸入、カクテル「カルピスサワー」などのアルコール飲料にも進出している。
Calpisが牛の尿の意味の英語: cow piss「カウ ピス」と聞こえることから、米国ではCALPICO(カルピコ)という名称で販売される。なお、製造情報の欄には輸出会社として「CALPIS CO.,LTD.」と書かれている。
味の素は2007年(平成19年)6月11日に同年10月1日付で、カルピス社を完全子会社化することで合意したと発表した。カルピス経営陣は他社との提携も考慮したが、今後の少子高齢化で懸念される日本市場の規模縮小と、それを補うための海外市場展開、更にはいわゆる三角合併の解禁による海外企業の買収攻勢への対応を見据え、この統合案しかないと表明。苦渋の決断だったとしている。
2012年5月8日、味の素がアサヒグループホールディングスにカルピスの全株式を2012年10月1日付、約1200億円で売却する内容の株式譲渡契約締結が発表された[2][3]。同年10月に株式譲渡が行われ、アサヒグループホールディングスの子会社となった。同時に「業務提携:味の素株式会社」の記載も削除されている。統合後はアサヒ傘下の会社とマレーシアにてカルピス飲料を共同開発し、東南アジア向けに現地の趣向に対応させ、ハラル認証も取得している。
2016年1月1日にアサヒグループの飲料事業の再編が行われ、事業ごとにグループ会社へ継承・移管した後、アサヒ飲料と合併。カルピスで行われていた国内飲料製造事業と乳製品事業はカルピスフーズサービスへ継承され、(2代目)カルピスとしてアサヒ飲料の機能子会社となった。
沿革
沿革については下記を参照。
初代法人
- 1916年(大正5年)4月 - 前身となる醍醐味合資会社を設立。
- 1917年(大正6年) - ラクトー株式会社設立。
- 1919年(大正8年)7月7日 - カルピス発売。
- 1923年(大正12年) - カルピス製造株式会社に商号変更。
- 1948年(昭和23年) - カルピス食品工業株式会社に商号変更。
- 1951年(昭和26年) - 乳等省令によりカルピスが日本で初めての乳酸菌飲料となる。
- 1987年(昭和62年) - フランスBSNグループ(現:グループ・ダノン)と業務提携。
- 1990年(平成2年)
- 1991年(平成3年) - 味の素株式会社から飲料事業を譲受、両社の缶入り飲料事業を統合。
- 1997年(平成9年) - カルピス株式会社に商号変更。
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)1月4日 - 自動販売機事業子会社6社をアサヒカルピスビバレッジに譲渡。
- 2009年(平成21年)10月1日 - 物流子会社のカルピス物流サービスを、関東エース物流(岡山は関西エース物流)に譲渡。
- 2012年(平成24年)10月1日 - 株式譲渡によりアサヒグループホールディングス株式会社の完全子会社になる。
- 2013年(平成25年)
- 2016年(平成28年)1月1日 - 国内飲料製造事業と乳購買を含む乳製品事業を子会社のカルピスフーズサービスへ、機能性食品(通信販売、素材)事業をアサヒグループホールディングス子会社のアサヒカルピスウェルネスへそれぞれ継承、海外飲料事業および発酵応用研究に関する組織と間接機能の一部をアサヒグループホールディングスへ機能移管した後、アサヒ飲料へ吸収合併され解散。
2代目法人
- 2016年(平成28年)1月1日 - 乳製品の販売を行っていた(初代)カルピス子会社のカルピスフーズサービスが(初代)カルピスから国内飲料製造事業と乳購買を含む乳製品事業を承継して(2代目)カルピス株式会社に商号変更し、アサヒ飲料の子会社に移行。
事業所
- 本社:東京都墨田区吾妻橋1-23-1
- 工場:岡山(工場記号BC)、群馬(工場記号KC)がある。国内工場の屋根は暗色系のオレンジ色に統一されている。
由来
1908年(明治41)、当時30歳の三島は内モンゴル(現在の中華人民共和国・内モンゴル自治区)を訪れ[4]、そこで口にした酸乳を参考にして、1919年(大正8年)にカルピスを開発・発売し、この飲料と同名の企業の創業者となったと伝えられている。脱脂乳を乳酸菌で発酵(酸乳)しこれに加糖、さらに酵母(馬乳酒中の酵母と近似[5])による発酵がカルピス独特の風味に不可欠であることは、長く企業秘密とされていたが、1990年代半ばに公開された。
社名は、「カルシウム」とサンスクリットの「サルピス」(सर्पिस्, sarpis, 漢訳:熟酥=じゅくそ)を合わせたものである。サンスクリット「サルピルマンダ」(sarpir-maṇḍa, 漢訳:醍醐)を使用し、「サルピス」・「カルピル」とする案もあった。同社では重要なことを決める際には、その道の第一人者を訪ねる「日本一主義」があり、音楽の第一人者の山田に社名について相談したところ、「カルピス」が最も響きが良いということで現行社名・商品名になったという。
元々は、パナマ帽を被った黒人男性がストローでグラス入りのカルピスを飲んでいる図案化イラストが商標だった。これは第一次世界大戦終戦後のドイツで苦しむ画家を救うために当時の社長の三島が開催した「国際懸賞ポスター展」で、3位を受賞したドイツ人デザイナーのオットー・デュンケルスビューラーによる作品を使用したものである。これは「黒人マーク」と呼ばれるようになり、1989年(平成元年)に一部から“差別思想につながる”との指摘を受けて現行マークに変更された。また、カルピスは「黒人マーク」を白黒反転させたマークも商標登録している。
商品
カルピス
乳酸菌飲料のカルピスは、原液は非常に高濃度で、そのままでの飲用は推奨されていない。水、湯または牛乳で2.5から5倍程度に希釈して飲用とする。かき氷のシロップとして、またカルピスハイなどの材料にも使われる。原液はその濃さから常温保存しても腐敗しにくい性質があり、戦前から一般家庭の常備品や日本軍の補給品として、戦後は贈答用としても広く使われている。
飲料のカルピスは1919年(大正8年)7月7日に販売が開始された。この時のカルピスは現在の薬用養命酒のような下膨れのビンで、ミロのヴィーナスが描かれた紙箱の包装だった。1922年に水玉模様の包装紙を巻いたものになる。カルピスのパッケージの水玉模様は、発売日の七夕に因んで天の川(英語: Milky Way(ミルキーウェイ))をイメージしたもの。最初は青色地に白い無地玉で、1949年(昭和24年)に色を逆にし、白地に青い水玉とした[6][7]。
1927年(昭和2年)には森永乳業よりコーラスが発売され、1980年代まで人気を二分した。
1941年に軍用カルピス、1943年に軍用ビタカルピスが製造され、大日本帝国陸軍の原料資材提供を受け、兵士の健康飲料とされた。ビタカルピスはオレンジ色の水玉模様の包装紙で包まれていた。軍隊調理法にも、練乳とクエン酸などを混ぜて作る代用品である「カルピス様飲料速製法」というレシピが載っている[8][9]。
[1960年年代にオレンジカルピスも登場[10]。その後は希釈済みの製品として、1973年(昭和48年)に炭酸水で希釈したカルピスソーダを発売。炭酸水希釈のソーダ飲料としたのは、当時の技術では普通の水による希釈では、長期の品質維持に問題があったためである。1980年代も終盤に差し掛かると生活様式の変化により、飲用時に希釈が必要な従来の原液カルピスは、一般家庭では徐々に疎遠な存在となっていった。1991年(平成3年)には、希釈の手間を省いたカルピスウォーターが発売され、大ヒット商品となった。
原液のカルピスは、瓶詰めの商品で、瓶が重いことなどから[995年(平成7年)に紙パック入りが登場した。これが近年の販売の主体となっている。これにより、商品のコンパクト化が実現された。
2012年(平成24年)4月9日より、新たに開発した4層構造のプラスチックボトル「ピースボトル」を採用。レギュラー・ダイエット・ぶどうが全面リニューアルし、新規発売のオレンジとマンゴーも同じ「ピースボトル」を採用。主原料の砂糖・生乳の価格高騰が続いていることから、希望小売価格は据え置きながら、内容量は従来の紙容器から30mL少なくなり、470mLとなった。
このピースボトルのモチーフは、昔の水玉包装のカルピスで、懐かしさや親しみを与えようとデザインされた。風味維持のために光、空気を遮断する、プラスチック4層構造。ペットボトルよりも耐熱性に弱い素材であり、カルピス製造時の熱殺菌、充填、冷却に伴う容器の変形を防ぐための様々なノウハウが必要だという。紙パックに比べ持ちやすいカーブをもたせ、また液切れのよいキャップを採用した、単に薄めて飲む以外にもかき氷に掛けるなどの使い方に配慮している。廃棄の際もキャップとボトルとラベルは同じ素材で分別不要である[11]。
自社の派生商品
- カルピスバター - カルピスの製造工程で、脱脂乳を製造する過程で生まれる乳脂肪分を活用したもの。アサヒ飲料との合併後も引き続き自社で製造・販売されている。
アサヒグループが発売する派生商品
- アサヒ飲料
- カルピス カロリー60%オフ - 2015年(平成27年)3月発売。以前発売されていた「カルピスダイエット(2006年(平成18年)発売)」同様、通常の「カルピス」に比べてカロリー60%カットしたことに加え、「カルピス」と同量の発酵乳を配合しつつ、専用開発の発酵技術により糖質も60%カットを実現した。
- カルピス ぶどう
- カルピス みかん
- カルピス いちご - 2015年11月9日から2016年2月末日までの期間限定販売。[12]
- カルピスウォーター - 1991年(平成3年)発売。薄めずに飲める手軽さから大ヒットとなった。
- カルピスソーダ - 1973年(昭和48年)発売。乳性炭酸飲料ブームの先駆け的商品。
- カルピスソーダ - マスカット味
- ゼロカロリーのカルピスすっきり - 2016年(平成28年)4月発売。沖縄海塩をブレンドし、ナトリウムを42mg/100mL含有するゼロカロリー設計の乳性飲料。以前発売されていた「カルピスオアシス(2013年(平成25年)4月発売)」の後継製品。
- カルピス酸乳 アミールS - カルピスの製造過程で生まれる酸乳の血圧抑制効果に着目した健康飲料。特定保健用食品認可。普及初期のテレビCMには長嶋茂雄が起用された。当初はグリーンの瓶入りで発売されていたが、現在はペットボトル入りである。
- 「カルピス由来の乳酸菌科学から」シリーズ
- 届く強さの乳酸菌 - プレミアムガセリ菌CP2305配合
- 守る働く乳酸菌 - L-92乳酸菌配合
- 味わいメロンクリームソーダ
- アサヒおいしい水 プラス カルピスの乳酸菌 - 2016年7月発売。天然水に「カルピス」の乳酸菌を加えて「クリアウォーター製法」で仕上げたフレーバーウォーター。カルピスとアサヒ飲料の統合により、「カルピス」と「アサヒおいしい水」が同じアサヒ飲料のブランドとなったことで実現した製品でもある。「アサヒおいしい水」の項目も参照。
- カラダカルピス - 2017年(平成29年)4月4日発売。体脂肪を減らす機能を持つ乳酸菌CP1563株を配合した機能性表示食品。
- アサヒビール
- アサヒグループ食品(アサヒブランド)
- カルピス×ミンティア - タブレット「ミンティア」のカルピスフレーバー。2015年(平成27年)12月には赤パッケージの「受カルピ~ス!」仕様が数量限定で発売された(なお、「受カルピ~ス!」もアサヒ飲料の登録商標である)。
- カルピスタブレット
- カルピスキャンディ - かつてはカンロ株式会社から販売されていたが、カルピス社のアサヒグループ入りに伴い、アサヒフードアンドヘルスケアからの販売に移行したのを経て、2016年1月からアサヒグループ食品からの販売に再移行した。
- カルピスソフトキャンディ ふんわり仕立て - 2015年(平成27年)11月発売。
- カルピスグミ
- カルピスソフトキャンディボール
他社との提携商品
他社と提携し、商品名に「カルピス」を冠した商品も数多い。
その他の商品
なお、「カルピス」や後述する「ぐんぐんグルト」を含むカルピスブランドの製品は合併に伴ってアサヒ飲料の製品となった。下記以外の製品についてはアサヒ飲料#主要ブランドを参照。
- ぐんぐんグルト - カルシウムを多く配合した乳性飲料。2003年(平成15年)発売。本製品はアサヒ飲料との合併後も「CALPIS」ブランドのままである。
過去に存在した商品
- ザ・プレミアムカルピス - 2007年(平成19年)発売。カルピス社が創業90周年を記念して3種類の乳酸菌をブレンド。
- アミノカルピスシリーズ
- カルピスとマッコリのお酒 - 2010年(平成22年)発売。カルピスとマッコリをソーダで割ったもの。
- カルピコ - 1973年(昭和48年)頃発売されたフルーツ味の炭酸飲料。当初、グレープとプラムの2種類で発売された。コカ・コーラ社の「ファンタ」の圧倒的シェアを切り崩すには至らず、1970年代後半には姿を消した。「同じ品名であっても、日本国内と海外で商品の実態が違う」という事例の1つである。
なお、カルピコを「カルピス入りコーラ」の品名とする説が一部にあるが、これは誤り。ただし「カルピスソーダ」のラインナップにコーラ味が存在していた時期はある。
後にアメリカで販売される前述の「カルピコ」とは無関係。 - Sun New - 1981年(昭和56年)頃発売。現在のアミールシリーズと同様、酸乳に着目した飲料で、品名は「酸乳」をそのまま類似発音の英単語に置き換えたもの。
- カピーホワイト - 1982年(昭和57年)頃。乳成分から作られたアイソトニック飲料。カルピス版スポーツドリンクという位置づけ。明石家さんまが当時のテレビCMに出演し、CMソングは来生たかおの「まどろみミステリー」、ナレーションには森本レオが起用された。キャッチコピーは「助けてよ、カピー」「アイソトニックが美味しくなりました。常識を裏切ってごめんなさい」。商品自体はかなり短命に終わった。
- オリゴCC - 1990年代初期にブームとなった機能性飲料の有力商品の1つ。腸内のビフィズス菌を増やす効果のあるオリゴ糖を配合する。
- 梅烏龍茶 - 1991年(平成3年)頃発売された。烏龍茶に梅の風味を加えた烏龍茶飲料。開けると梅の香りが漂う。飲んだ直後の風味は梅の酸味と烏龍茶の苦味がブレンドされ、美味とは言いがたい。生産期間も極めて短かった模様。
- サポーター - 1990年代前半に発売されたスポーツドリンク。発売時はサッカー日本代表公式スポーツドリンクだった。2000年(平成12年)にその座をキリンビバレッジの「侍」に譲り、当社のスポーツドリンクは「アミノバイタル」に移行した。
- オバルチン - オリンピック公認の麦芽飲料として日本ではカルピスが販売していた。
- エビアン - カルピスからの販売は2008年(平成20年)4月13日をもって終了。現在は伊藤園が販売。
- 冴え緑茶 - アサヒにすでに「十六茶」などがあるため販売終了。
- AGF(味の素ゼネラルフーヅ)ブランドの缶コーヒー飲料(ブレンディー・カフェ・ラ・モード) - 2008年(平成20年)にアサヒ飲料と自動販売機事業を統合し、アサヒには既に「WONDA」があるため販売を終了した。
- ストロングルト - ミルクプロテイン、ミルクカルシウム、ローヤルゼリーを配合した、20 - 30代の男性にフォーカスした元気なカラダ作りを応援する乳性飲料。キャッチコピーは“乳性カラダメイキング”。2010年(平成22年)3月29日発売。
- 紅茶伝説 - 1991年(平成3年)に味の素から譲受した商品の中で唯一、アサヒの子会社になるまで発売されていた。アサヒに「旬摘み紅茶」が存在するため販売を終えた。
- アミノバイタル - 元は味の素のアミノ飲料ブランドであるため、ラベルには「AJINOMOTO」のロゴが記されていた。アサヒとの自動販売機統合後、旧カルピスの自販機ではアサヒの「スーパーH2O」は缶入り、当商品はペットボトル入りと棲み分けられた。アサヒグループホールディングス傘下に移行したことに伴って販売を終了。2013年(平成25年)3月からは製造ノウハウおよび商標ライセンスに関する契約を締結したキリンビバレッジが販売している。
- アルギンZゴールド - 元は味の素の栄養ドリンクのブランド。味の素子会社だった2006年にブランドを拝借する形で発売するも、アサヒグループ入りに伴い終売。
CM出演者
- 現在
- 過去
- 吉永小百合
- 薬師丸ひろ子(カルピスソーダ)
- 三田寛子(カルピスソーダ)
- 松尾久美子(カルピスソーダ)
- 伊藤麻衣子(現:いとうまい子)(カルピスソーダ)
- 長嶋茂雄(カルピス、アミールS)
- 広岡達朗
- 藤田元司
- 金田正一
- 萩本欽一
- トッポ・ジージョ
- 水森亜土
- 岩崎和子
- 田中邦衛
- 酒井和歌子
- オズモンド・ファミリー
- 西田敏行(健茶王)
- ジャネット・リン
- 熊谷幸子(CMソング担当)
- 可愛かずみ
- 斉藤由貴
- 後藤久美子
- 内田有紀
- スターダストレビュー(CMソング担当)
- 井上トロ(『どこでもいっしょ』のキャラクター)
- BoA
- 平山あや
- 酒井彩名
- 池松壮亮
- 渡辺弓太郎(ニューヨーク・ヤンキース在籍時の井川慶の専任通訳で高見山大五郎の長男)
- 木梨憲武(アミールS)
- 森田剛
- 三宅健
- 岡田准一
- 森尾由美(「ウェルチ」のイメージキャラクター)
- 川島海荷(カルピスウォーターの映画「私の優しくない先輩」とのコラボレートCM)
- 神戸蘭子(「ストロングルト」の広告キャラクター)
- 金田哲(カルピスウォーターの映画「私の優しくない先輩」とのコラボレートCM)
- 小林星蘭
- 木村佳乃(ウェルチ)
- 能年玲奈(現:のん)(カルピスウォーター)
- 鈴木ちなみ(カルピスフルーツパーラー)
- 南沢奈央(「アミールS」の広告キャラクター)
- 山本裕典(カルピスソーダ)
- 桐谷健太(カルピスオアシス)
- 黒島結菜(カルピスウォーター)
- 岡田将生(カルピスソーダ)
- 徳井義実(カルピスオアシス)
- 渡辺大知(カルピスソーダ)
- バカリズム(カラダカルピス)
歴代CMソング
年 | 歌手名 | 曲名 | 備考 |
---|---|---|---|
1970年 | オズモンド・ブラザーズ | カルピスのうた[13] | カルピスウォーター |
1971年 | |||
1972年 | |||
1982年 | 尾崎亜美 | My Song for You (CALPIS for you) | カルピスウォーター |
三田寛子 | 駈けてきた処女(おとめ) | カルピスソーダ | |
1983年 | 来生たかお | まどろみミステリー | カピーホワイト |
1984年 | スターダストレビュー | 夢伝説 | 『夏の氷カルピス篇』 |
鈴木雄大 | 君は誘惑風 | カルピスソーダ | |
1986年 | 斉藤由貴 | 予感 | カルピスウォーター |
1987年 | 斉藤由貴 | ONE | カルピスウォーター |
うしろの正面だあれ | カルピスウォーター・ホットカルピス | ||
1992年 | マイカ・プロジェクト | 白いKiss | カルピスウォーター |
1993年 | 大貫妙子 | しあわせのサンドウィッチ | カルピスウォーター |
1994年 | class | 永遠の素顔 | カルピスウォーター |
NOKKO | ライブがはねたら | カルピスウォーターライト | |
1995年 | 内田有紀 | 明日は明日の風が吹く | カルピスウォーター |
1997年 | 岡村孝子 | 明日の幸せ | カルピスウォーター |
1998年 | Coming Century | 夏のかけら | カルピスウォーター |
やまがたすみこ | カルピス ホット ギフト | ||
2000年 | aiko | 桜の時 | カルピスウォーター |
2001年 | My Little Lover | 日傘 〜japanese beauty〜 | カルピスウォーター |
2002年 | スピッツ | ハネモノ | カルピスウォーター |
山下達郎 | 夏コイの味 | カルピスウォーター『夏コイの味篇』 | |
2003年 | BoA | Shine We Are! | カルピスウォーター・アミノカルピス |
つじあやの | ありきたりなロマンス | カルピスウォーター | |
ウルフルズ | 愛がなくちゃ | カルピスギフト | |
2004年 | ウルフルズ | バンザイ 〜好きでよかった〜 | カルピスウォーター『初恋の味篇』(トータス松本出演) |
BoA | コノヨノシルシ | カルピスウォーター・カルピスウォーター世界フルーツ紀行シチリア島レモン | |
2005年 | サンボマスター | 歌声よおこれ | カルピスウォーター・カルピスソーダ『青春と恋/予告ホームラン篇』『青春と恋/ラブレター篇』 |
joy (藤井ミチヨ) | Wonderful Day (カルピスできたよ) | カルピスウォーター『春の女の子篇』『春の兄弟篇』『夏の女の子篇』『夏の兄弟篇』 | |
2006年 | サクラメリーメン | サイハテホーム | カルピスウォーター『まさみの想い・クマ篇』『まさみの想い・海篇』 |
2007年 | D-51 | Forever Friends | カルピスウォーター『少年の夏・バス停篇』 |
風味堂 | そっとLove Song… | ザ・プレミアムカルピス | |
2008年 | D-51 | Travelers of life | カルピスウォーター『まさみの告白篇』 |
2009年 | 阿部真央 | I wanna see you | カルピスウォーター『ガンバレ初恋 こっそり篇』 |
2010年 | 阿部真央 | ロンリー | カルピスウォーター『初恋実況 あいつのボトル篇』『初恋実況 二人きり篇』 |
小田切大 | やってみようのうた | カルピスウォーター | |
2011年 | aiko | 恋のスーパーボール | カルピスウォーター |
2012年 | NICO Touches the Walls | 夏の大三角形 | カルピスウォーター『全力の君に ライブ準備篇』 |
平井大 | Angel 〜First Love〜 feat.ALEXXX | カルピスウォーターゼロ | |
2013年 | いきものがかり | 1 2 3 〜恋がはじまる〜 | カルピスウォーター『恋の宣誓 春/夏篇』 |
田島貴男 | CALPIS for you | カルピスウォーター『未来へピース篇』 | |
前川清 | 東京砂漠 | カルピス オアシス『都会のオアシス篇』 | |
GReeeeN | イカロス | カルピスソーダ『カルピスソーダ スーパーシズルLIVE篇』 | |
2014年 | いきものがかり | ラブソングはとまらないよ | カルピスウォーター『映画みたいな恋篇/夏祭りの恋篇』 |
ファンキー加藤 | 輝け | カルピスソーダ『白熱!大凧揚げ篇』 | |
2015年 | YOUR SONG IS GOOD | 涙を吹き飛ばせ! | カルピスソーダ『ジンセーを走りつづける!篇』 |
Mr.Children | 運命 | カルピスウォーター『海の近くで 初夏篇/風鈴の中で 夏篇』 | |
2016年 | BUMP OF CHICKEN | 宝石になった日 | カルピスウォーター『登場篇/青春と花火篇』 |
2017年 | 全力少年 | カルピスウォーター『全力で少年篇』 | |
secret base〜君がくれたもの〜 | カルピスウォーター『君と夏の終わり篇』 | ||
2018年 | SHISHAMO | 水色の日々 | カルピスウォーター『大・卒業篇』 |
ねぇ、 | カルピスウォーター『大・告白篇』 |
提供番組
- にち10ダバダ(10時台)のみ提供。毎週投稿者への景品も提供。
現在はスポットCM又はアサヒ飲料提供番組で弊社の商品CMを流している。
過去
- 世界名作劇場(カルピス劇場)
- 愛の学校クオレ物語(一社提供)
- ワンワン三銃士(一社提供)
- 飛び出せ!科学くん
- 笑撃!ワンフレーズ
- オレたち!クイズMAN
- ウンナンのラフな感じで。
- ウンナン極限ネタバトル! ザ・イロモネア 笑わせたら100万円
- 誰も知らない泣ける歌
- HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP
- 1億人の大質問!?笑ってコラえて!
- チェック!ザ・No.1
- めちゃ×2イケてるッ!
- 木曜座
- ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!
- ちびまる子ちゃん
関連項目
- 日本の企業一覧 (食料品)
- パンピー食品
- 世界名作劇場(カルピス劇場)
- 馬乳酒
- 味の素
- アサヒグループホールディングス
- 横越英彦
- 火垂るの墓
- 太宰治 - 短編小説『乞食学生』の中にカルピスが登場する。
- マサ斎藤
脚注
- ^ “企業情報:2.日本初の乳酸菌飲料「カルピス」の誕生秘話:カルピス”. calpis. 2016年5月21日閲覧。
- ^ カルピス株式会社に関する株式譲渡契約締結のお知らせ (味の素株式会社2012年5月8日付プレスリリース)
- ^ カルピス株式会社の株式の取得(子会社化)に関する株式売買契約締結のお知らせ (PDF) (アサヒグループホールディングス株式会社2012年5月8日付プレスリリース)
- ^ 公益財団法人 三島海雲記念財団 設立趣意書
- ^ 渡部恂子, 池田なぎさ, 水谷潤 ほか、「中国内蒙古伝統的発酵乳とカルピス酸乳の理化学性状および構成菌比較」 『ミルクサイエンス』 1998年 47巻 1号 p.1-8, doi:10.11465/milk.47.1
- ^ ニッポン・ロングセラー考 COMZINE by NTTコムウェア カルピス
- ^ カルピス水玉ヒストリー
- ^ 軍隊調理法 「カルピス様飲料速製法」- 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ 「軍隊料理は不思議でうまい」 - デイリーポータルZによる再現記事
- ^ 【カルピス】日本初の乳酸飲料の秘密(男の浪漫伝説 Vol.14) |ドリームメール
- ^ 包装技術2012.11
- ^ カルピス、甘ずっぱさと華やかな香りの「『カルピス』いちご」を期間限定発売
- ^ 同名で2曲が存在し、作詞・作曲:小林亜星のものと作詞:岩谷時子、作曲:筒美京平のものがある。2曲共に、当時カルピスのキャンペーンの懸賞品としてソノシートが制作され当選者に配布されている。
外部リンク
- カルピス株式会社 (日本語)
- カラダにピース CALPIS (日本語) - (アサヒ飲料が運営する「カルピス」ブランドのポータルサイト)
- カルピス水玉通信 (@calpis_mizutama) - X(旧Twitter)
- 「カルピス」水玉通信 (calpis.jp) - Facebook
- 95年受け継いできた乳酸菌「カルピス」|アサヒ飲料 (日本語) - (アサヒ飲料が運営する「カルピス」のブランドサイト)
- CALPICO (英語) - (米国)
- 可尔必思 (中国語) - (中国)
- 『カルピスの誕生』 - NPO法人・科学映像館Webサイトより
- 1967年、前身企業であるカルピス食品工業の企画の下で東京シネマが制作したPR映画《現在、上記サイト内に於いて無料公開中》。工場見学者向けに制作された。