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|選手名 = ランディ・アロサレーナ
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|英語表記 = Randy Arozarena
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2021年4月9日 (金) 06:15時点における版

ランディ・アロサレーナ
Randy Arozarena
タンパベイ・レイズ #56
タンパベイ・レイズ時代
(2020年9月8日)
基本情報
国籍 メキシコの旗 メキシコ
( キューバから亡命)
出身地 ハバナ
生年月日 (1995-02-28) 1995年2月28日(29歳)
身長
体重
5' 11" =約180.3 cm
170 lb =約77.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2016年 アマチュアFA
初出場 LMB / 2016年4月17日
MLB / 2019年8月14日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ランディ・アロサレーナRandy Arozarena,[注 1] 1995年2月28日 - )は、キューバハバナ出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。MLBタンパベイ・レイズ所属。

経歴

キューバ時代

第26回AAA世界野球選手権大会において
(2013年9月6日)

2013-14年と2014-15年シーズンにかけてセリエ・ナシオナル・デ・ベイスボル(SNB)のベゲーロス・デ・ピナール・デル・リオに所属[2]

14年に父が亡くなり、家族を支えるためにも翌15年に母と相談の上で亡命を決意。夜のカリブ海カヤックのようなボートでメキシコへ渡り、亡命した[3]

プロ入りとブルズ時代

2016年4月17日にメキシカンリーグティフアナ・ブルズでプロデビュー。ブルズでは4月中の5試合のみに出場し、5月3日にFAとなった。

カージナルス時代

2016年8月1日にMLBセントルイス・カージナルス契約金125万ドルマイナー契約を結んだ[4]。シーズンオフにウィンターリーグであるリーガ・メヒカーナ・デル・パシフィコ(LMP)のマジョス・デ・ナボホア英語版に所属。以降、2018年までの毎年オフにマジョスに所属している。

2017年4月6日に傘下A+級パームビーチ・カージナルス英語版でマイナーデビュー。6月14日に行われたフロリダ・ステートリーグ(FSL)オールスターゲームに招集された[5]。6月30日にAA級スプリングフィールド・カージナルスに昇格。このシーズンは2チーム合計で、490打席打率.266・OPS.783・11本塁打を記録した。

2018年スプリングトレーニングでは招待選手として参加した[6]。シーズンはAAA級メンフィス・レッドバーズで迎えた。5月4日にAA級スプリングフィールド・カージナルスに降格、5月18日にAAA級メンフィスに再昇格。7月に行われたオールスター・フューチャーズゲームでは世界選抜として選出[7]。7月17日にA+級パームビーチに降格、8月1日にAAA級メンフィスに再昇格。レギュラーシーズン成績は2チーム合計で、413打席で打率.274・OPS.792・12本塁打を記録。AAA級メンフィスが地区優勝したため、パシフィック・コーストリーグ(PCL)プレーオフに出場。チームはリーグ優勝を果たし、トミー・エドマンとともにPCLプレーオフMVPに選出される[8]。その後、チームはAAA級年間優勝決定戦でも勝利した。

2019年のスプリングトレーニング中に右手を骨折したため、負傷者リスト英語版入りして4月の開幕を迎えた[9][10]。5月11日にAA級スプリングフィールドで実戦復帰、6月12日にAAA級メンフィスに昇格[11][12]。8月12日にホセ・マルティネスが10日間IL入りした入れ替わりでメジャー昇格[13]。8月14日に行われたロイヤルズで「9番・中堅手」でスタメン入りしメジャーデビュー。この試合ではメジャー初安打となるタイムリー内野安打を記録した[14]。9月25日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でメジャー初本塁打を記録。メジャーでの出場は19試合に留まったが、打率.300、OPS.891を記録した。また、ポストシーズンにも25人枠入りし、ワシントン・ナショナルズとのディビジョンシリーズで代打として5試合に出場したがヒットはなかった。

レイズ時代

2020年1月9日にマシュー・リベラトーレとドラフト下位指名権とのトレードで、ホセ・マルティネスとドラフト上位指名権と共にタンパベイ・レイズへ移籍した[15]。シーズンでは新型コロナウイルス感染症流行の影響で60試合の短縮シーズンになった。自身も開幕前の検査で陽性反応が出て特別故障者リスト入りになり、陰性になるまで約1か月かかった。8月30日に今季初出場。最終的に23試合の出場で打率.281・7本塁打・11打点をマークした。ポストシーズンはスタメンで起用され、トロント・ブルージェイズとのワイルドカードゲーム第2戦では3安打を記録。ニューヨーク・ヤンキースとのディビジョンシリーズでは打率.421、第1戦から3試合連続本塁打を放つ活躍でシリーズ突破に貢献した[16]リーグチャンピオンシップシリーズでも最終第7戦の先制本塁打を含む4本塁打を放ち、ポストシーズンの本塁打数の新人新記録を更新し、新人野手では史上初となるシリーズMVPに選ばれた[17]。ワールドシリーズでも3本塁打を放ってポストシーズンの新記録を樹立したが、チームは2勝4敗で敗れた[18]

映画化

彼の半生を描いた映画が2022年の秋または、2023年に公開予定[19]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2019 STL 19 23 20 4 6 1 0 1 10 2 2 1 0 0 2 0 1 4 0 .300 .391 .500 .891
2020 TB 23 76 64 15 18 2 0 7 41 11 4 0 0 1 6 0 5 22 2 .281 .382 .641 1.022
MLB:2年 42 99 84 19 24 3 0 8 51 13 6 1 0 1 8 0 6 26 2 .286 .384 .607 .991
  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績



左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)




































2019 STL 1 0 0 0 0 .--- 5 7 1 0 0 1.000 6 4 0 0 0 1.000
2020 TB 14 14 1 0 1 1.000 2 3 0 0 0 1.000 3 0 0 0 0 .---
MLB 15 14 1 0 1 1.000 7 10 1 0 0 1.000 9 4 0 0 0 1.000
  • 2020年度シーズン終了時

表彰

記録

MiLB

背番号

  • 66(2019年)
  • 56(2020年 - )

脚注

注釈

出典

  1. ^ スペイン語の発音記号変換ツール”. easypronunciation.com. 2019年8月13日閲覧。
  2. ^ Fleming, Ted (2016年). “Cardinals sign No. 9 Cuban prospect Randy Arozarena”. en:FanSided. 2019年8月15日閲覧。
  3. ^ 「命かけた」亡命からMVP レイズ・アロザレーナ”. 日刊スポーツ. 2020年10月18日閲覧。
  4. ^ Cardinals' Randy Arozarena: Signs with Cardinals for $1.25 million”. CBSスポーツ. 2018年2月24日閲覧。
  5. ^ Terry, Justin (2017年6月22日). “Cardinals name FSL South All-Stars”. en:Treasure Coast Newspapers. 2019年8月15日閲覧。
  6. ^ Cardinals invite 23 non-roster players to Spring Training”. Viva El Birdos. 2018年3月25日閲覧。
  7. ^ Minor league report: Hudson, Arozarena tabbed for All-Star Futures Game”. St. Louis Post-Dispatch. 2018年7月9日閲覧。
  8. ^ Rice, Megan (2018年9月16日). “Memphis Redbirds claim back-to-back PCL titles for the first time”. WREG.com. 2019年8月15日閲覧。
  9. ^ Rains, Rob (2019年4月2日). “Where will Nolan Gorman and other Cardinals top prospects be as the minor-league season begins?”. en:KSDK. 2019年8月15日閲覧。
  10. ^ RotoWire Staff (March 18,2019). “Cardinals' Randy Arozarena: Suffers fractured hand”. CBSスポーツ. 2019年8月15日閲覧。
  11. ^ Graves, Matt (2019年). “St. Louis Cardinals: Randy Arozarena is on the rise again”. FanSided. 2019年8月15日閲覧。
  12. ^ Hochman, Benjamin (2019年7月11日). “Hochman: How long can Cardinals afford to keep Bader in lineup?”. en:St. Louis Post-Dispatch. 2019年8月15日閲覧。
  13. ^ Hummel, Rick (2019年8月12日). “Here comes Arozarena as Cardinals place J. Martinez on IL”. 2019年8月12日閲覧。
  14. ^ David Brown (2019年8月14日). “Cards break up no-hit bid, sweep Royals”. 2019年8月15日閲覧。
  15. ^ Mark Polishuk (2020年1月9日). “Rays Acquire Jose Martinez, Randy Arozarena From Cardinals”. MLB Trade Rumors. 2020年1月10日閲覧。
  16. ^ After escaping Cuba, overcoming COVID, Randy Arozarena's performance shouldn't shock us”. USA TODAY. 2020年10月13日閲覧。
  17. ^ レイズ、新人アロサレーナのMVPに指揮官も称賛 「言い表せる言葉が見つからない」”. Full-Count. 2020年10月18日閲覧。
  18. ^ レイズ・アロサレーナがPO新10本塁打 鬼才バウアーも衝撃「今まで見たことがない」”. Full-Count. 2020年10月30日閲覧。
  19. ^ "Randy Arozarena's story will become a movie". Tampa Bay Times. 7 November 2020. 2020年11月9日閲覧 {{cite news}}: 不明な引数|1=が空白で指定されています。 (説明)

関連項目

外部リンク