シェーン・マクラナハン

シェーン・マクラナハン
*Shane McClanahan*
タンパベイ・レイズ #18
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	メリーランド州ボルチモア
生年月日	1997年4月28日（26歳）
身長; 体重	6' 1" ＝約185.4 cm; 200 lb ＝約90.7 kg
選手情報
投球・打席	左投左打
ポジション	投手
プロ入り	2018年 MLBドラフト1巡目追補（全体31位）
初出場	2020年10月5日
年俸	$737,000（2023年）
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	ケープコーラル高等学校（英語版）; サウスフロリダ大学; タンパベイ・レイズ (2020 - );
	この表について

シェーン・マクラナハン（Shane McClanahan, 1997年 4月28日 - ）は、アメリカ合衆国メリーランド州ボルチモア出身のプロ野球選手（投手）。左投左打。MLBのタンパベイ・レイズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

メリーランド州ボルチモアで生まれ、5歳の時までそこで過ごした。それ以降はフロリダ州ケープコーラルで育った^[3]。

2015年のMLBドラフト26巡目（全体779位）でニューヨーク・メッツから指名されたが、契約せずにサウスフロリダ大学へ進学した。

2016年にはトミー・ジョン手術を受けている^[4]。

プロ入りとレイズ時代[編集]

2018年のMLBドラフト1巡目追補（全体31位）でタンパベイ・レイズから指名され^[5]、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・レイズでプロデビュー。アパラチアンリーグのルーキー級プリンストン・レイズ（英語版）でもプレーし、2球団合計で4試合に先発登板して防御率0.00、13奪三振を記録した^[6]。

2019年はA級ボーリンググリーン・ホットロッズ（英語版）、A+級シャーロット・ストーンクラブズ、AA級モンゴメリー・ビスケッツでプレーし、3球団合計で24試合（先発22試合）に登板して11勝6敗、防御率3.36、154奪三振を記録した^[6]。

2020年9月29日にメジャーに昇格し、ポストシーズンのロースターに名を連ねた^[7]。10月5日のニューヨーク・ヤンキースとのアメリカンリーグディビジョンシリーズ(ALDS)第1戦で9回表に5番手で初登板。この登板により、ポストシーズンでメジャーデビューを果たした史上初の投手となった^[8]。

2021年4月30日のオークランド・アスレチックス戦に先発登板してレギュラーシーズン初出場を果たした^[1]。5月15日のメッツ戦で初勝利を挙げた。最終的に25試合に先発登板して10勝6敗、防御率3.43、141奪三振を記録した^[6]。オフには新人王候補になったが、チームメイトのランディ・アロサレーナが受賞し、マクラナハン自身は7位だった^[9]。

2022年は自身初めて開幕投手を務めた。前半戦を10勝3敗、防御率1.71の好成績で折り返し、7月11日に自身初となるオールスターゲームに選出された。オールスター前日の7月18日には、ア・リーグの先発投手を務めることが発表された^[10]。オフの11月16日、ア・リーグのサイ・ヤング賞投票結果が発表となり第6位に選出された^[11]^[12]。

2023年は6月11日のレンジャース戦でリーグ最速の10勝を記録した^[13]。開幕から68試合での10勝は2010年のデビッド・プライスの開幕から64試合での10勝に次いで球団史上2番目に早かった^[13]。7月2日に選手間投票で通算2度目となるオールスターゲームに選出されたが^[14]、7月4日に辞退している^[15]。

投球スタイル[編集]

投球データ(2021年レギュラーシーズン)
球種	割合	平均球速		最高球速
球種	%	mph	km/h	mph	km/h
フォーシーム	40.9	96.4	155.1	100.6	161.9
スライダー	34.7	89.2	143.6	94.4	151.9
カーブ	16.4	82.5	132.8	87.1	140.2
チェンジアップ	8	89.2	143.6	92.6	149

速球は大学時代に100mph（約160.9km/h）を記録しており、プロ入り後の最速は100.6mph（161.9km/h）である。スライダーに次ぐチェンジアップの出来が先発か救援かの起用法の分け目になるだろうと言われている^[16]。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]

年度	球団	登板	先発	勝利	敗戦	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	失点	自責点	防御率	W H I P
2021	TB	25	25	10	6	.625	517	123.1	120	14	37	0	2	141	9	49	47	3.43	1.27
2022		28	28	12	8	.600	641	166.1	116	19	38	1	3	194	9	52	47	2.54	0.93
2023		21	21	11	2	.846	469	115.0	95	15	41	0	0	121	1	42	42	3.29	1.18
MLB：3年		74	74	33	16	.673	1627	404.2	331	48	116	1	5	456	19	143	136	3.02	1.10

2023年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2021	TB	25	1	14	0	0	1.000
2022		28	1	12	1	1	.929
2023		21	1	9	0	0	1.000
MLB		74	3	35	1	1	.974

2023年度シーズン終了時

記録[編集]

MLBオールスターゲーム選出：2回（2022年、2023年）

背番号[編集]

62（2020年 - 2021年）
18（2022年 - ）

脚注[編集]

注釈[編集]

^ この試合はポストシーズンのニューヨーク・ヤンキース戦であり、レギュラーシーズン初出場は2021年4月30日のオークランド・アスレチックス戦である^[1]。

出典[編集]

^ ^a ^b Adam Berry (2021年4月30日). “McClanahan 'outstanding' in 1st start of 2021” (英語). MLB.com. 2021年5月2日閲覧。
^ “Shane McClanahan Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年5月14日閲覧。
^ Joey Knight (2021年7月21日). “Baltimore native Shane McClanahan set to face boyhood team” (英語). Tampa Bay Times. 2022年5月6日閲覧。
^ Adam Regan (2018年2月9日). “Top MLB prospect Shane McClanahan of Cape Coral focused on leading USF to College World Series” (英語). News=-Press.com. 2020年6月10日閲覧。
^ JT Morgan (2018年6月4日). “2018 MLB draft: Tampa Bay Rays select LHP Shane McClanahan with the No. 31 pick” (英語). SB Nation. 2020年6月10日閲覧。
^ ^a ^b ^c MLB公式プロフィール参照。
^ “Rays Add Top Prospect Shane McClanahan To Playoff Roster” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年9月29日閲覧。
^ “TB 'pen troubles lead to one-of-a-kind debut” (英語). MLB News. 2020年10月6日閲覧。
^ Adam Berry (2021年11月16日). “'Fearless' Arozarena wins ROY; Wander 3rd” (英語). MLB.com. 2021年11月17日閲覧。
^ “MLB：大谷翔平、１番ＤＨでオールスター出場…先発はマクラナハンに決まり「今のところは投げない」”. 読売新聞オンライン (2022年7月19日). 2022年7月19日閲覧。
^ 全米野球記者協会(BBWAA)から4位票が1、5位票が8の計10ポイントを獲得。
^ “Astros’ Justin Verlander wins his third AL Cy Young” (英語). BBWAA – Baseball Writers' Association of America (2022年11月16日). 2022年11月17日閲覧。
^ ^a ^b Brian Murphy (2023年6月12日). “McClanahan notches MLB-best 10th win to take series victory vs. Texas” (英語). MLB.com. 2023年6月14日閲覧。
^ Thomas Harrigan (2023年7月2日). “Breaking down the full 2023 All-Star Game rosters” (英語). MLB.com. 2023年7月3日閲覧。
^ Daniel Kramer (2023年7月4日). “J-Rod, Kirby added to AL All-Star squad” (英語). MLB.com. 2023年7月5日閲覧。
^ 「2020 プロスペクト・ランキングTOP100」『隔月刊スラッガー』2020年5月号日本スポーツ企画出版社 32頁

外部リンク[編集]

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Shane McClanahan stats MiLB.com （英語）
Shane McClanahan (@Sugar_ShaneM) - X（旧Twitter）
Shane McClanahan (@shanemviii) - Instagram

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[2] この試合はポストシーズンのニューヨーク・ヤンキース戦であり、レギュラーシーズン初出場は2021年4月30日のオークランド・アスレチックス戦である^[1]。

[初出場-1] Adam Berry (2021年4月30日). “McClanahan 'outstanding' in 1st start of 2021” (英語). MLB.com. 2021年5月2日閲覧。

[3] “Shane McClanahan Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年5月14日閲覧。

[4] Joey Knight (2021年7月21日). “Baltimore native Shane McClanahan set to face boyhood team” (英語). Tampa Bay Times. 2022年5月6日閲覧。

[5] Adam Regan (2018年2月9日). “Top MLB prospect Shane McClanahan of Cape Coral focused on leading USF to College World Series” (英語). News=-Press.com. 2020年6月10日閲覧。

[6] JT Morgan (2018年6月4日). “2018 MLB draft: Tampa Bay Rays select LHP Shane McClanahan with the No. 31 pick” (英語). SB Nation. 2020年6月10日閲覧。

[MLBstats-7] MLB公式プロフィール参照。

[8] “Rays Add Top Prospect Shane McClanahan To Playoff Roster” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年9月29日閲覧。

[9] “TB 'pen troubles lead to one-of-a-kind debut” (英語). MLB News. 2020年10月6日閲覧。

[10] Adam Berry (2021年11月16日). “'Fearless' Arozarena wins ROY; Wander 3rd” (英語). MLB.com. 2021年11月17日閲覧。

[11] “MLB：大谷翔平、１番ＤＨでオールスター出場…先発はマクラナハンに決まり「今のところは投げない」”. 読売新聞オンライン (2022年7月19日). 2022年7月19日閲覧。

[12] 全米野球記者協会(BBWAA)から4位票が1、5位票が8の計10ポイントを獲得。

[13] “Astros’ Justin Verlander wins his third AL Cy Young” (英語). BBWAA – Baseball Writers' Association of America (2022年11月16日). 2022年11月17日閲覧。

[2023年の10勝-14] Brian Murphy (2023年6月12日). “McClanahan notches MLB-best 10th win to take series victory vs. Texas” (英語). MLB.com. 2023年6月14日閲覧。

[15] Thomas Harrigan (2023年7月2日). “Breaking down the full 2023 All-Star Game rosters” (英語). MLB.com. 2023年7月3日閲覧。

[16] Daniel Kramer (2023年7月4日). “J-Rod, Kirby added to AL All-Star squad” (英語). MLB.com. 2023年7月5日閲覧。

[17] 「2020 プロスペクト・ランキングTOP100」『隔月刊スラッガー』2020年5月号日本スポーツ企画出版社 32頁

[注 1]

[2]

[3]

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

[1]

[9]

[10]

[11]

[12]

[13]

[14]

[15]

[16]

表話編歴タンパベイ・レイズロースター
投手	47 ジェイソン・アダム 14 タイラー・アレクサンダー 64 ショーン・アームストロング 11 シェーン・バズ（故障者リスト） 45 タージ・ブラッドリー（故障者リスト） 34 アーロン・シバーレ 60 ギャレット・クレービンジャー 58 ヨニエル・カレット（英語版） 48 クリス・デベンスキー 24 ザック・エフリン 29 ピート・フェアバンクス（故障者リスト） 49 ケビン・ケリー 52 ザック・リッテル 74 ジェイコブ・ロペス 88 フィル・メイトン 18 シェーン・マクラナハン（故障者リスト） 44 ライアン・ペピオ 38 コリン・ポシェ 61 エラスモ・ラミレス 57 ドリュー・ラスムッセン（故障者リスト） 39 マヌエル・ロドリゲス 59 ジェフリー・スプリングス（故障者リスト） 40 ジェイコブ・ワゲスパック 41 コルビー・ホワイト
捕手	50 レネ・ピント 30 ベン・ロートベット
内野手	62 ジョナサン・アランダ（故障者リスト） 37 オズレイビス・バサベ 7 ホセ・カバレーロ 13 ジュニオール・カミネロ 2 ヤンディ・ディアス 5 ワンダー・フランコ（制限リスト） 0 ニコ・グッドラム 8 ブランドン・ロウ（故障者リスト） 25 カーティス・ミード 17 アイザック・パレデス 10 アーメッド・ロザリオ 54 オースティン・シェントン 6 テイラー・ウォールス（故障者リスト）
外野手	56 ランディ・アロサレーナ 21 ジョニー・デルカ（故障者リスト） 15 ジョシュ・ロウ（故障者リスト） 1 リッチー・パラシオス 22 ホセ・シリ
指名打者	43 ハロルド・ラミレス
監督・コーチ	16 ケビン・キャッシュ（監督） 27 ロドニー・リナレス（ベンチコーチ） 51 チャド・モトーラ（打撃コーチ） 35 ブレイディ・ノース（英語版）（打撃コーチ補佐） 23 カイル・スナイダー（投手コーチ） 92 リック・ナップ（英語版）（投手コーチ補佐） 9 マイケル・ジョンズ（一塁コーチ） 4 ブレイディ・ウィリアムズ（英語版）（三塁コーチ） 33 ホルヘ・モンカダ（ブルペンコーチ） 97 ジョナサン・アーリックマン（分析） 99 ミーシャ・ドワーケン（ブルペン捕手）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧 2024年4月22日更新

表話編歴タンパベイ・レイズ開幕投手
1990年代	98 ウィルソン・アルバレス 99 ウィルソン・アルバレス
2000年代	00 スティーブ・トラクセル 01 アルビー・ロペス 02 タニヨン・スターツ 03 ジョー・ケネディ 04 ビクター・ザンブラーノ 05 デウォン・ブラゼルトン 06 スコット・カズミアー 07 スコット・カズミアー 08 ジェームズ・シールズ 09 ジェームズ・シールズ
2010年代	10 ジェームズ・シールズ 11 デビッド・プライス 12 ジェームズ・シールズ 13 デビッド・プライス 14 デビッド・プライス 15 クリス・アーチャー 16 クリス・アーチャー 17 クリス・アーチャー 18 クリス・アーチャー 19 ブレイク・スネル
2020年代	20 チャーリー・モートン 21 タイラー・グラスノー 22 シェーン・マクラナハン 23 シェーン・マクラナハン 24 ザック・エフリン