「雨森雅司」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
m編集の要約なし
39行目: 39行目:
| デビュー作 =
| デビュー作 =
}}}}
}}}}
'''雨森 雅司'''(あめのもり まさし、[[1930年]][[7月24日]] - [[1984年]][[4月9日]]{{R|aoni}})は、[[日本]]の[[男性]][[俳優]]、[[声優]]。[[青二プロダクション]]に所属していた{{R|aoni}}。[[千葉県]]出身。本名は'''雨森 雅夫'''(あめのもり まさお)。
'''雨森 雅司'''(あめのもり まさし、[[1930年]][[7月24日]] - [[1984年]][[4月9日]]{{R|aoni}})は、[[日本]]の男性[[俳優]]、[[声優]]。[[青二プロダクション]]に所属していた{{R|aoni}}。[[千葉県]]出身。本名は雨森 雅夫(あめのもり まさお)。


== 来歴 ==
== 来歴 ==
315行目: 315行目:
* [[ボージェスト (1966年の映画)|ボージェスト]](クラウス)
* [[ボージェスト (1966年の映画)|ボージェスト]](クラウス)
* [[ポケット一杯の幸福]](ジュニア)
* [[ポケット一杯の幸福]](ジュニア)
* [[ボディガード (映画)|ボディーガード(1968年版)]]
* [[ボディガード (1992年の映画)|ボディーガード(1968年版)]]
* [[マッケンナの黄金]]
* [[マッケンナの黄金]]
* [[招かれざる客]](ジョンの父親)
* [[招かれざる客]](ジョンの父親)

2020年2月16日 (日) 16:56時点における版

あめのもり まさし
雨森 雅司
プロフィール
本名 雨森 雅夫(あめのもり まさお)[1][2]
性別 男性
出生地 日本の旗 日本千葉県
死没地 日本の旗 日本神奈川県川崎市
生年月日 (1930-07-24) 1930年7月24日
没年月日 (1984-04-09) 1984年4月9日(53歳没)
職業 俳優声優
事務所 青二プロダクション(最終所属)[3]
配偶者 雨森睦子(妻)
公称サイズ([4]時点)
身長 / 体重 170 cm / 68 kg
俳優活動
活動期間 1955年 - 1983年
ジャンル テレビドラマ舞台
声優活動
活動期間 1965年 - 1983年
ジャンル アニメ吹き替え
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

雨森 雅司(あめのもり まさし、1930年7月24日 - 1984年4月9日[3])は、日本の男性俳優声優青二プロダクションに所属していた[3]千葉県出身。本名は雨森 雅夫(あめのもり まさお)。

来歴

日本大学芸術学部映画学科を卒業し[5]、劇団戯曲座に入団[3]。その後、劇団七曜会[3]を経て、1970年に劇団芸協の創立メンバーとなる[5]。その後、オフィス央[6]を経て、青二プロダクションに所属。

1984年4月9日午後11時50分に肝硬変のため神奈川県川崎市の聖マリアンナ医科大学病院で死去。53歳没[7]

人物

声質はバリトン[6]

テレビ草創期から声優として活動し始め、主に中高年男性の声を多く演じた。アニメ『天才バカボン』・『元祖天才バカボン』でのバカボンのパパ役が代表作だが、『愛してナイト』『ルパン三世』など、その他のアニメ作品では脇役や敵役、悪役を数多く担当している。また、ハンナ・バーベラ・プロダクション作品の吹き替えでも多くの役を演じている。洋画作品の吹き替えではワード・ボンドを持ち役とし、アニメ作品同様、脇役や悪役、老人役などを担当している。声優としての活動が広く知られているが、舞台俳優としても多くの作品に出演している。

エピソード

  • バカボンのパパは原作者の赤塚不二夫に気に入られており、赤塚はバカボンのパパを雨森から変えないように希望していた[要出典]
  • ナンシー関は、麻原彰晃の声をバカボンのパパの声の人に吹き替えてもらいたいとセリフを指定してコラムを書いたことがある。
  • 既に鬼籍に入っていた1998年ソフト99フクピカのTVCM及び2015年第66回NHK紅白歌合戦の企画コーナー「アニメ紅白」の締めにバカボンのパパが登場しているが、声はいずれも雨森が演じるパパの音声を作品から抽出したものが使用された。
  • 大変な酒豪としても知られており、その事が肝硬変の発症と53歳での早世につながる原因になった。
  • 最晩年、『イーグルサム』への出演時には体調悪化が深刻な状態で、肝硬変による腹水のため腹部が膨れ上がり、ズボンのチャックが上がらず椅子にも座れない状態だった[8]

後任

雨森の病気による降板や死後、役を引き継いだ人物は以下の通り。

後任 概要作品 キャラクター名
兼本新吾 愛してナイト ジュリアーノ[注 1]
神山卓三 イーグルサム アルバトロス署長[注 1]
中庸助 宇宙大作戦 サイモン・ヴァン・ゲルダー博士[注 2]
飯塚昭三 ジョジョ・クラコ[注 2]
ハルコート・フェントン・マッド[注 2]
Dr.スランプ アラレちゃん コマッタチャン
ウド鈴木 ドクタースランプ
玄田哲章 Dr.スランプ アラレちゃん ギャースカ大魔王
大友龍三郎 ドクタースランプ
富田耕生 平成天才バカボン バカボンのパパ
小倉久寛 レレレの天才バカボン
FROGMAN 天才バカヴォン〜蘇るフランダースの犬〜
古田新太 深夜!天才バカボン
郷里大輔 チキチキマシン猛レース ドン・カッペ[注 3]
宝亀克寿 西部悪人伝 カリンチャ[注 4]
滝口順平 のらくろクン ブル聯隊長
三宅健太 銀河鉄道999 サケザン[注 5]
青山穣 超秘密探偵クルクル チーフ
浦山迅 ルパンは今も燃えているか? 百地三太夫[注 6]

出演作品

太字は主役・メインキャラクター。

テレビドラマ

映画

舞台

テレビアニメ

1965年

1966年

1967年

1968年

1969年

1970年

1971年

1972年

1973年

1974年

1975年

1976年

1977年

1978年

1979年

1980年

1981年

1982年

1983年

劇場アニメ

1971年

1979年

1980年

1981年

1982年

1983年

吹き替え

俳優

洋画

海外ドラマ

海外アニメ

邦画

人形劇

特撮

1971年

1974年

1976年

CM

脚注

注釈

  1. ^ a b 生前時の交代
  2. ^ a b c デジタルリマスター版追加収録部分
  3. ^ 3DO
  4. ^ 完全版追加収録部分
  5. ^ インターネットアニメーション
  6. ^ ルパン三世 (TV第1シリーズ)』のキャラクター

出典

  1. ^ 「新劇俳優名鑑」『テアトロ』1973年5月増刊号、カモミール社、1973年5月、6頁。 
  2. ^ 『'84 芸能手帳タレント名簿録』連合通信社・音楽専科社、1984年、216頁。 
  3. ^ a b c d e 雨森 雅司”. 青二プロダクション. 2020年1月16日閲覧。
  4. ^ 『日本タレント名鑑(1984年版)』VIPタイムズ社、1983年、14頁。 
  5. ^ a b 雨森 雅司とは”. 2020年2月1日閲覧。
  6. ^ a b 『声優の世界-アニメーションから外国映画まで』朝日ソノラマファンタスティックコレクション別冊〉、1979年10月30日、69頁。 
  7. ^ 読売新聞1984年4月12日朝刊23面
  8. ^ 声優と健康 雨森雅司さん”. 声優裏話 (2005年10月12日). 2014年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月5日閲覧。
  9. ^ パーマン”. メディア芸術データベース. 2016年10月10日閲覧。
  10. ^ リボンの騎士”. 手塚治虫公式サイト. 2016年5月21日閲覧。
  11. ^ ウメ星デンカ”. トムス・エンタテインメント. 2016年7月3日閲覧。
  12. ^ 天才バカボン”. メディア芸術データベース. 2016年11月8日閲覧。
  13. ^ 怪盗ルパン813の謎”. メディア芸術データベース. 2016年11月11日閲覧。
  14. ^ トンデモネズミ大活躍”. 日本アニメーション. 2016年5月18日閲覧。
  15. ^ 燃えろアーサー 白馬の王子”. 東映アニメーション. 2016年6月8日閲覧。
  16. ^ 愛してナイト”. メディア芸術データベース. 2016年11月4日閲覧。
  17. ^ 世界名作童話 森は生きている”. メディア芸術データベース. 2016年10月30日閲覧。
  18. ^ 浮浪雲”. マッドハウス. 2016年5月20日閲覧。

外部リンク