続・猿の惑星

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続・猿の惑星
BENEATH THE PLANET OF THE APES
Nova death in beneath the planet of the apes.jpg
監督 テッド・ポスト
脚本 ポール・デーン
モート・エイブラハムズ
製作 アーサー・P・ジェイコブス
ナレーター ポール・フリーズ
出演者 チャールトン・ヘストン
ジェームズ・フランシスカス
キム・ハンター
モーリス・エヴァンス
リンダ・ハリソン
音楽 レナード・ローゼンマン
撮影 ミルトン・R・クラスナー
編集 マリオン・ロスマン
製作会社 APJACプロダクションズ
配給 20世紀フォックス
公開 アメリカ合衆国の旗 1970年5月26日
日本の旗 1970年8月29日
上映時間 95分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $4,675,000[1]
興行収入 アメリカ合衆国の旗 $18,999,718[2]
前作 猿の惑星
次作 新・猿の惑星
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続・猿の惑星』(ぞく・さるのわくせい、BENEATH THE PLANET OF THE APES)は、1970年アメリカ合衆国の映画ピエール・ブールによるSF小説『猿の惑星』を原作とする猿の惑星シリーズ全5作の第2作。

当時のベトナム反戦運動の影響が随所に見られる。

あらすじ[編集]

禁断地帯を旅するテイラーとノバは、地割れと炎に襲われる。違和感を感じたテイラーは周囲を調べようとするが岩の中に消えてしまう。同じ頃、行方不明となったテイラーを追って、ブレントも未来の地球へとたどり着いた。船長のマドックスが死に途方に暮れていたブレントの元にノバが現れ、彼女が付けていたテイラーの認識票を見て彼の生存を知る。ブレントはノバに案内を求め、ノヴァはテイラーの言付けに従い、ジーラに協力を求めるために猿の町に案内する。猿の町では強硬派のウルサスが食糧問題解決のため、ザイアスを説得して禁断地帯の征服を宣言していた。

ブレントはジーラとコーネリアスの協力で禁断地帯へと向かうが、途中で猿の兵士に発見され地下に逃げ込む。そこで荒廃した地下鉄の駅を見付け、ブレントは猿の惑星が未来の地球であることを知り衝撃を受ける。ブレントは地下を進み廃墟となったニューヨークにたどり着き、そこで超能力を持つ人間に出会う。彼らは人類文明を破壊したコバルト爆弾を信仰するミュータント化した人類であり、ブレントを尋問して猿の軍隊が近付いていることを知る。ミュータントは幻覚を見せて猿の軍隊を威嚇するが、ザイアスによって幻覚が見破られてしまい軍隊の侵攻を許してしまう。

一方、ミュータントへの協力を拒んだブレントはテイラーのいる牢に連れて行かれ、超能力で操られ互いに殺し合いを強制される。そこにノバが現れ、ミュータントが油断した隙を突きミュータントを殺し、コバルト爆弾の使用を阻止しようとするが、直後にノバが猿の兵士に撃たれ死んでしまう。ウルサスたちはコバルト爆弾がある聖堂を占拠し、ミュータントが「神」と崇めるコバルト爆弾を引き倒そうとするが、そこにテイラーとブレントが現れ銃撃戦となる。しかし、ブレントは射殺されテイラーも重傷を負い、再会したザイアスの冷酷な言葉に絶望したテイラーはコバルト爆弾を発射させる。そして大気中の水素原子酸素原子との核分裂による激しい連鎖反応によって、地球は完全に消滅した。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
TBS ソフト版
ジョージ・テイラー大佐 チャールトン・ヘストン 納谷悟朗
ジョン・クリストファー・ブレント少佐 ジェームズ・フランシスカス 井上孝雄
牛山茂
井上孝雄
ジーラ博士 キム・ハンター 平井道子
ザイアス博士 モーリス・エヴァンス 熊倉一雄
ノバ リンダ・ハリソン 平井道子 江本はつみ
メンデスXXVI ポール・リチャーズ 小林修 阪脩
アディポソ(ファットマン) ビクター・ブオノ 雨森雅司 滝口順平
ウルサス将軍 ジェームズ・グレゴリー 今西正男 大塚周夫
キャスペイ ジェフ・コーリー 宮内幸平 嶋俊介
アルビナ ナタリー・トランディー 沢田敏子
聖職者 トーマス・ゴメス 宮内幸平 小野丈夫
コーネリアス デイヴィッド・ワトソン 山田康雄 富山敬
オンガロ(ニグロ) ドン・ペドロ・コリー
ドノバン・マドックス大佐 トッド・アンドリューズ
ヴェルジェ グレゴリー・シエラ
ナレーター ポール・フリーズ 小林修
字幕翻訳 飯嶋永昭
吹替翻訳 トランスグローバル 飯嶋永昭
演出 鳥海俊材
調整 杉原日出弥
プロデューサー 熊谷国雄
制作 トランスグローバル 東北新社
解説 荻昌弘
  • TBS初回放送1974年11月18日21:00-22:55「月曜ロードショー」(2015年10月7日発売の『吹替の名盤』シリーズ <テレビ吹替音声収録>HDリマスター版DVDに収録。約92分)
    • TBS版その他声の出演者:久米勲夫、小野丈夫、遠矢忠宏、三浦伸、伊武雅刀植村達雄小出和明
    • 原語に近い発音だと「ザイアス」は「ゼイウス」、「ウルサス」は「アーサス」となる。
    • 2016年4月4日にWOWOWでカット部分を追加録音したものが放送。その際故人などの各声優の部分は別の声優が代役した。

製作[編集]

前作『猿の惑星』のヒットを受け、20世紀フォックスが続編の製作を検討した。脚本家のロッド・サーリングは続編の構想を練るが、彼が示した脚本は20世紀フォックスには受け入れられなかった。そのため、プロデューサーは原作者のピエール・ブールに相談を持ち掛け、彼はテイラーが人類を率いて猿の支配に抵抗する『男の惑星(Planet of the Men)』を草稿として提示するが、「原作の視覚的衝撃と驚きに欠ける」として、この案も没となった。アソシエイト・プロデューサーのモート・エイブラハムズ英語版は、物語の骨子として『猿の惑星 再訪(Planet of the Apes Revisited)』を執筆し、詳細の執筆をイギリスの作家ポール・デーン英語版に依頼し、彼は日本への原子爆弾投下で受けたトラウマと核戦争への恐怖を脚本に盛り込んだ。二人が執筆した脚本には猿と人間のハーフの子供が登場するが、獣姦を連想させるとして没となった[3]。監督には前作に引き続きフランクリン・J・シャフナーが予定されていたが、『パットン大戦車軍団』の撮影を理由に断られたため、テッド・ポストが起用された。ポストは脚本家に前作のマイケル・ウィルソンを起用しようとしたが、予算の都合が付かず起用を断念した。ポストとブレント役のジェームズ・フランシスカスは、ブレントのキャラクター付けを行うためにデーンの脚本を50ページ以上に渡り書き換えた[3][4]

当初は前作に引き続きチャールトン・ヘストン主演の予定だったが、ヘストンは「続編を作るべきではない」と言い、出演すること自体も断っていた。しかし、リチャード・D・ザナックから「どうしても出演して欲しい」と言われ、出演する条件として「自分が演じるテイラーの出番をできるだけ減らし、最後に死ぬようにする」「自分に支払われる予定の出演料は全て慈善団体に寄付する」ことを提示し、出演が決定した。このため、脚本ではテイラーは序盤で姿を消して終盤のみの登場となり、彼に代わる主人公ブレントを設定することになった[5]。また、前作でコーネリアスを演じたロディ・マクドウォールは『タム・リン英語版』の撮影でスコットランドに滞在していたため出演できず、代わりにディヴィッド・ワトソンがコーネリアスを演じている[6]。本作はマクドウォールがシリーズ5作の中で出演していない唯一の作品となった。ウルサス役にはオーソン・ウェルズが予定されていたが、彼はゴリラのメイクアップのために自分の顔が映画に映らないことを理由に出演を拒否したため、ジェームズ・グレゴリーが起用された[3]

ノベライズ[編集]

  • マイケル・アヴァロン『続・猿の惑星』(Beneath the Planet of the Apes) 小倉多加志訳、ハヤカワ・ノヴェルズ、1970年。NCID:BN10793060

出典[編集]

  1. ^ Solomon, Aubrey. Twentieth Century Fox: A Corporate and Financial History (The Scarecrow Filmmakers Series). Lanham, Maryland: Scarecrow Press, 1989. ISBN 978-0-8108-4244-1. p256
  2. ^ Beneath the Planet of the Apes”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2011年5月4日閲覧。
  3. ^ a b c "From Alpha to Omega: Building a Sequel", Beneath the Planet of the Apes Blu-ray
  4. ^ Russo, Joe and Landsman, Larry with Gross, Edward "Planet of The Apes Revisited", 2001, pg. 105. Thomas Dunne Books
  5. ^ Russo, Joe and Landsman, Larry with Gross, Edward "Planet of The Apes Revisited", 2001. Thomas Dunne Books
  6. ^ BEHIND THE PLANET OF THE APES documentary, in the DVD box sets.

外部リンク[編集]