ゲッタウェイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ゲッタウェイ
The Getaway
監督 サム・ペキンパー
脚本 ウォルター・ヒル
原作 ジム・トンプスン
製作 デヴィッド・フォスター
ミッチェル・ブロウアー
出演者 スティーブ・マックイーン
アリ・マッグロー
音楽 クインシー・ジョーンズ
撮影 ルシアン・バラード
編集 ロバート・L・ウォルフ
配給 ワーナー・ブラザース
公開 アメリカ合衆国の旗 1972年12月13日
日本の旗 1973年3月16日
上映時間 122分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $3,350,000
興行収入 $26,987,155 アメリカ合衆国の旗
配給収入 7億2000万円[1] 日本の旗
テンプレートを表示

ゲッタウェイ』(The Getaway)は、1972年アメリカ合衆国の映画である。日本公開は1973年スティーブ・マックイーン主演のアクション映画である。

1994年にはアレック・ボールドウィンキム・ベイシンガー夫妻(当時、後に離婚)でリメイクされたが、ここでは1972年版を説明する。

夫婦を演じたマックイーンとマッグローは、この作品の共演をきっかけに結婚した。

物語[編集]

刑務所を裏取引で出所したドク・マッコイ(スティーブ・マックイーン)は、それと引き換えに取引相手ベニヨン(ベン・ジョンソン)の要求で妻キャロル(アリ・マッグロー)と共に銀行強盗に手を染める。

企ては何とか成功するが、2人は途中で裏切ったルディ(アル・レッティエリ)、警察、ベニヨンの弟の三者に追われる羽目になる。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
フジテレビ テレビ朝日旧版 テレビ朝日新版
カーター・ドク・マッコイ スティーブ・マックイーン 宮部昭夫 内海賢二 磯部勉
キャロル・エインズリー・マッコイ アリ・マッグロー 鈴木弘子 佐々木優子
ジャック・ベニヨン ベン・ジョンソン 森山周一郎 石田太郎 坂口芳貞
フラン・クリントン サリー・ストラザース 一谷伸江 小宮和枝 一城みゆ希
ルディ・バトラー アル・レッティエリ 小林清志 麦人
カウボーイ スリム・ピケンズ 金井大 雨森雅司 辻村真人
中村浩太郎
置き引き屋 リチャード・ブライト 牛山茂
ハロルド・クリントン ジャック・ダドスン 糸博
フランク・ジャクスン ボー・ホプキンス 井口成人 田中秀幸 小野健一
ラフリン ダブ・テイラー 槐柳二 緒方賢一
2014年9月20日WOWOWでノーカット放送された際に吹き替え音声欠落部分を同一声優と一部代役で追加録音したものが放送された。

エンディング[編集]

日本で公開されたときはスペイン版とアメリカ版(アメリカでは州法の規定により違う)でエンディングが若干異なるところがあると言われてきたが、それはトビー門口によるデマだという[2]

余談[編集]

  • この企画は当初ピーター・ボグダノビッチ監督、シビル・シェパード主演で進められていた。町山智浩の評によればボグダノビッチ以前にサミュエル・フラーが監督をする予定であったという[3]
  • 映画用脚本も当初は原作者ジム・トンプスン自身が執筆していたが、マックィーンが脚本の結末を気に入らなかったことからウォルター・ヒルに交代させている[4]
  • 音楽はペキンパー作品の常連ジェリー・フィールディングが担当する予定が、これまたマックィーンの主張でクインシー・ジョーンズのジャズ音楽に差し替えられた[5]
  • この作品に対してペキンパー本人は不満を持っていたとされるが、皮肉にもペキンパー作品最大のヒット作である。
  • 日本では作風などの類似性から『仁義なき戦い』などで知られる深作欣二監督を「日本のサム・ペキンパー」と呼んだ。深作組の常連であり、ペキンパーファンである役者の川谷拓三。ペキンパーが『戦争のはらわた』のプロモーションのために来日し、日本のテレビにゲスト出演している時に川谷は泥酔して乱入し、ペキンパーと握手をして、「ペキンパー、深作欣二と勝負せんかい!」と叫んだ際に、握手する前に「ゲッタウェイ!!!」と本作のタイトルを叫んだ[6][7]

本作の人気や後の作品に与えた影響など[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)312頁
  2. ^ 映画秘宝 2015年11月号 町山連載「男の子映画道場」での本作の評論より
  3. ^ 映画秘宝 2015年11月号 町山連載「男の子映画道場」
  4. ^ [1]
  5. ^ The Getaway: The Unused Score (1972)
  6. ^ 小林信彦「映画×東京とっておき雑学ノート」(文藝春秋)P.193
  7. ^ ちなみに番組は「独占!男の時間」である。伊藤彰彦「映画の奈落 北陸代理戦争事件」p.227
  8. ^ ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル「<映画駄話 〜ザ・プレミアム〜> 井筒和幸 監督の<犯罪映画>大好き!」https://www.tbsradio.jp/utamaru/2012/10/24/
  9. ^ https://www.facebook.com/peckinpah9/posts/931544540224742
  10. ^ http://www.asagei.com/excerpt/73126 井筒監督×マツコ・デラックス「ドアホちゃうか、ニッポン!」スペシャル対談(2)アニメは“日本人の顔”が1つもない アサ芸プラス
  11. ^ 映画秘宝』2017年3月号97p

外部リンク[編集]