L-06C

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Optimus Pad L-06C


Mat Black
キャリア NTTドコモ
製造 LGエレクトロニクス
発売日 2011年3月31日
概要
OS Android OS 3.0→3.1
CPU NVIDIA Tegra 2 1GHz
通信方式 3GFOMAHSDPA
2GEDGE
3G:800MHz、850MHz、1.7GHz2GHz)
(2G:900MHz、1800Mhz、1900MHz)
形状 タブレット型
サイズ 243 × 150 × 12.8 mm
質量 620 g
連続待受時間 約900時間(静止時・3G)
約750時間(静止時・GSM)
内蔵メモリ RAM1GB/ROM32GB
外部メモリ なし
Bluetooth 3.0+HS
メインディスプレイ
方式 TFT(IPS)液晶
解像度 ワイドXGA
(1,280×768ドット
サイズ 8.9インチ
表示色数 16,777,216色
無線LAN
規格 IEEE 802.11b/g/n
(両モデル共通)
メインカメラ
画素数・方式 510万×2 CMOS
機能 オートフォーカス、手ぶれ防止機能(静止画)
サブカメラ
画素数・方式 200万
機能 CMOS
カラーバリエーション
 
Mat Black
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

ドコモ スマートフォン Optimus Pad L-06C(ドコモ スマートフォン オプティマス パッド エル ぜろ ろく シー)、後のドコモ タブレット Optimus Pad L-06C(ドコモ タブレット オプティマス パッド エル ぜろ ろく シー)は、LGエレクトロニクスによって開発された、NTTドコモ第3世代移動通信システムFOMA)のタブレット型端末である。ドコモ スマートフォンのひとつとして発売され、2011年9月以降はドコモ タブレットに分類されている。

概要[編集]

本製品は日本では初のタブレット型端末用として最適化されたAndroid 3.0が搭載された端末となる。なお2011年8月10日のアップデートでAndroid 3.1へアップグレードされる。通話機能はついていないためデータ通信専用となり、基本的にはNTTドコモの定額データプランなどと組み合わせて利用することとなる。通信機能としてはFOMAハイスピードHSDPA7.2Mbps、HSUPA5.7Mbpsと高速通信に対応するほか、WiFi機能としてはIEEE802.11b/g/nに対応し、Bluetoothはバージョン3.0+HSに対応する。

液晶パネルは、1,280×768ドット表示に対応し、8.9型の大型IPS液晶を採用している。更に画面はフルタッチ対応の静電式のディスプレーとなっており直感的な操作が可能なほか、ソフトウェアキーボードはその大画面を生かし、10本指でタイピングすることも可能となる。

NTTドコモが発売するスマートフォンとしては、初のWi-Fiテザリングに対応となり、PSPやニンテンドーDS、パソコン、PDAなどを最大で8台まで同時接続が可能となる。Wi-Fiテザリングはspモードに接続した場合のみ対応する。

画面が大型化したとはいえ、OSにAndroid 3.0を採用しており、その大画面に最適化されたインターフェースとなっており1画面に多くのアイコンやウィジェットを配置できる。またAndroidマーケットのアプリケーション、Gmailや、YouTubeGoogle Maps、NAVI(Google Mapsの機能)といった、Googleの基本機能やspモードメールなども利用できる。

メインカメラは2つ搭載されており、3D写真を撮影することが可能となっている。ただし本端末の液晶自体は3Dには対応しない。しかしHDMIミニプラグ(タイプC)に対応したHDMIケーブルを3D対応テレビ(CINEMA 3D等)などに接続し、3D動画を再生させることなどが可能となっている。また1920×1080ドットのフルハイビジョン動画を撮影することも可能となる。

CPUにおいては、NVIDIAの1GHzデュアルコアCPUであるTegra 2が採用されている。

バッテリーは6,400mAhと大型で、長時間の駆動が可能となる(そのためバッテリーの取り外しができず、交換は預かり修理となり11,550円かかる)。

USBホスト機能に対応しているため、本体にUSBマウスやUSBキーボードを差込み、パソコンのように利用することが可能となる。

本体側面と本体下部にスピーカーが搭載されており、ステレオでの音楽の再生が可能となる。

Android 3.1へのアップグレード[編集]

[1] 2011年8月10日より、L-06CのOSのメジャーアップデートが実施され、Android OSが3.1へアップグレードされた。これにより以下の機能が強化される。

  • ウィジェットの改善、自由にサイズ変更可能
  • マルチタスク画面スクロール
  • 各種デバイス向けUSBサポート機能追加
    (マウス、キーボード、ジョイスティック、デジカメの写真取り込み)

またAdobe Flash Player 10.3 など以下のアプリケーションが追加される。

  • 楽天オークション
  • Twonky Mobile Special
  • Adobe Flash Player 10.3
  • Catalyst Mobile Reader
  • Movie Studio
  • LG World

メールブラウザ[編集]

ブラウザではFlash Player10.2が利用可能なほか、(OSアップグレードによりFlash Player 10.3)メールではGmail、spモードメール、通常のプロバイダーメールが利用可能となっている。spモードメールは2011年4月27日から使用可能となっている。[2] メールでは大画面を生かし、2ペイン表示となっており、左側に受信メールのリストを表示しながら、右側でメール本文を表示する。

アプリケーション[編集]

3.0になったとはいえ、Android OS用のアプリケーションマーケットである、Androidマーケットがそのまま利用可能であり、20万を超えるアプリケーションの中から、自由にアプリケーションをインストールできる。
その他に、NTTドコモが提供するドコモマーケットからもアプリケーションをダウンロードができる。日本円対応のアプリケーションでは、携帯電話料金課金に対応しているものもある。またFlashを使ったアプリケーションや電子書籍なども利用可能となっている。

いままでiモードで多く利用されていた、BeeTVといったドコモ動画や、2DfactoE★エブリスタといった電子書籍アプリもプリインストールされている。

またGmailやYouTube、Google Talk、Google Mapsといった、Android特有のアプリケーションも、Android 3.0にあわせた大画面仕様のインターフェースとなっている。

プリインストールアプリケーション[編集]

  • ダウンロード
  • ドコモマーケット
  • マーケット
  • ナビ
  • ブラウザ
  • プレイス
  • マップ
  • メール
  • 音楽
  • 音声検索
  • 時計
  • 電卓
  • 連絡先
  • 取扱説明書

主な対応サービス[編集]

主な対応サービス
タッチパネル FOMAハイスピード7.2Mbps(受信)/5.7Mbps(送信) Bluetooth DCMXおサイフケータイ
iアプリオンライン地図アプリ 直感ゲームメガiアプリ iウィジェット マチキャラiコンシェル
ホームUポケットU GPS/オートGPS/ケータイお探し デコメールデコメ絵文字デコメアニメ iチャネル
着もじ テレビ電話キャラ電 ケータイデータお預かりサービス フルブラウザ
おまかせロックバイオ認証 外部メモリーにアプリ移行/ユーザーデータ一括バックアップ トルカ iC通信iCお引越しサービス
きせかえツールダイレクトメニュー バーコードリーダ名刺リーダ 2in1 エリアメール/ソフトウェアーアップデート自動更新
GSM3GローミングWORLD WING 着うたフルうた・ホーダイ Music&Videoチャネルビデオクリップ デジタルオーディオプレーヤーAACWMA

歴史[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Optimus Pad L-06Cのバージョンアップ情報|お客様サポート|NTTドコモ
  2. ^ 2011年4月22日「Optimus Pad L-06C」のspモードメールアプリを2011年4月27日より提供開始いたします

外部リンク[編集]