I (JUJUのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
I
JUJUスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POPR&BソウルジャズファンクダンスミュージックEDMAOR歌謡曲[1]
時間
レーベル ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 2018年度年間54位(オリコン)
JUJU アルバム 年表
スナックJUJU 〜夜のRequest〜
(2016年)
I
(2018年)
JUJU BIG BAND JAZZ LIVE "So Delicious, So Good"
(2018年)
『I』収録のシングル
  1. believe believe
    リリース: 2016年11月30日
  2. Because of You
    リリース: 2017年3月22日
  3. いいわけ
    リリース: 2017年10月11日
  4. 東京
    リリース: 2018年1月24日
テンプレートを表示

I』(アイ)は、JUJUの7枚目のオリジナルアルバム2018年2月21日ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズから発売された。

概要[編集]

前作『スナックJUJU 〜夜のRequest〜』から約2年ぶりにリリースされたアルバムで、オリジナルアルバムとしては『WHAT YOU WANT』以来約3年9ヶ月ぶりのリリースとなる。全曲に異なるプロデューサーやアレンジャーを起用している[1]

通常盤と初回生産限定盤の2タイプでの発売で、後者には2017年7月に横浜アリーナで行われた「-ジュジュ苑スペシャル- スナックJUJU アリーナツアー 2017 」から選りすぐりの楽曲を収録したDVDが付属。

2018年の「第60回日本レコード大賞」の企画賞を受賞した[2][3]


制作背景[編集]

日本テレビ日曜ドラマレンタル救世主」主題歌「believe believe」、NHK総合ドラマ10この声をきみに」主題歌「いいわけ」、新参者シリーズ完結編の映画「祈りの幕が下りる時」主題歌「東京」、映画『パッセンジャー』日本語吹替版テーマソング「Because of You」、平井堅初の作詞作曲での楽曲提供となる女優の吉田羊とのデュエット曲「かわいそうだよね (with HITSUJI)」、小田和正プロデュース楽曲「あなたがくれたもの」他、新曲6曲を含む全13曲を収録[4][5]

楽曲解説、コメント[編集]

Love Is Like
松尾潔
いいわけ
かわいそうだよね (with HITSUJI)
平井堅プロデュースによる楽曲。カッコ内にある「HITSUJI」は、女優の吉田羊の事である。
作詞・作曲は平井堅、編曲・プロデュースは亀田誠治で、平井堅として初の作詞作曲での楽曲提供作品。TBS系『ぴったんこカン・カン』での共演を機に交流を深めた女優吉田羊が「HITSUJI」名義で楽曲参加しデュエットしている[6][7]
本楽曲について、2人から次のようにコメントをしている。
吉田羊
物事が決まって行く時、自分の意思を超えた何かがひょいと働く。今回は、私と何かやりたいというJUJUさんの勇気がそれでした。プロ歌手JUJUの隣で、吉田羊が女心あるあるを歌うなんて未来は想像だにしなかったけれ ど、この「かわいそうな女」が、 なんとも情けなくかなしくそして愛おしく聴こえるのは、不完全で実は不器用にしか生きられない異色コンビな二人が歌っているからかな、なんて思ったり。言っておきますが、人ごとだと思って聴いてたら、ヤケドしますよ笑。JUJUさん、今回新しい景色を見せてくださって、本当にありがとうございました[4]
平井堅
僕は元々曲を書く事が得意じゃなくて、 曲提供の依頼が来る時は生意気なのですが、 基本お断りしておりまして(自信も無いし、責任も持てないので( 汗))、今回も最初はお断りしようかと思ったのですが、スナック仲間のJUJUちゃんの頼みなら一肌脱ごうと奮起し(笑)、気に入らなかったらボツにして下さいと一言添えて、 ダメもとでエンヤコラと書き上げました。美しい、切ないJUJUナンバーは既に沢山あるので、 今までの彼女に無い、泥臭い、 心の嗚咽の様な曲を目指したつもりです。作者の思惑通り、いや、それ以上のやさぐれ感を漂わせ、見事に歌い切って下さったボーカリストJUJUにただただ感謝です[4]
東京
あの夜のふたり
RISKY
Let It Flow
Because of You
Roll the Dice
ウラハラ
believe believe
あなたがくれたもの
小田和正
I
亀田誠治

収録曲[編集]

  1. Love Is Like(5:20)
    作詞:松尾潔/作曲:為岡そのみ/編曲:安部潤
    松尾潔が作詞とプロデュースを手掛ける[1]
  2. いいわけ(4:50)
    作詞:柿沼雅美/作曲:中野領太/編曲:小林武史
    35thシングル。
    NHK総合ドラマ10この声をきみに」主題歌
    オリジナル曲としては初となる小林武史プロデュース楽曲で、漫画家矢沢あいとのコラボレーションで話題となった[5]
  3. かわいそうだよね (with HITSUJI)(4:52)
    作詞・作曲:平井堅 /編曲:亀田誠治
    後に37thシングル「メトロ」に、本楽曲をJUJUがソロで歌ったものが収録された。
  4. 東京(5:43)
    作詞:R-Y's[8]、Tomoko/作曲:R-Y's/編曲:蔦谷好位置
    36thシングル。
    映画「祈りの幕が下りる時」主題歌
  5. あの夜のふたり(5:19)
    作詞:松井五郎/作曲:森大輔/編曲:森大輔
    34thシングルカップリング曲。
    ファンから募集した実際のエピソードをもとに世界観を作り上げた[1]
  6. RISKY(4:11)
    作詞:藤林聖子/作曲:Mats Lie SkåreSHIKATA、Maria Marcus
    35thシングルカップリング曲。
    海外のクリエイターによるトラック藤林聖子が歌詞を乗せた[1]
  7. Let It Flow(4:11)
    作詞:H.U.B.HIRO/作曲:HIRO、Mitsu.J for Digz,Inc.Group、Dirty Orange(Digz, Inc. Group)/編曲:Dirty Orange(Digz, Inc. Group)
    EDMのスタイルを取り入れた海外クリエイターによるモダンなR&Bで、歌詞は日常の何気ない風景を描いたもの。NHK総合「世界はほしいモノにあふれている」イメージソング[1]
  8. Because of You(4:44)
    作詞:E-3/作曲:FAST LANE、エリック・リボム、PIUS
    34thシングル。
    映画『パッセンジャー』日本語吹替版テーマソング
    海外クリエーターによるトラックで、ピアノストリングスをふんだんに使ったスケールの大きなメジャーバラード[1]
  9. Roll the Dice(3:54)
    作詞:AKIRA/作曲:UTA、為岡そのみ/編曲:UTA
    JUJUのアルバムでは常連のプロデューサー・UTAにより、古き良きソウルミュージックをモダンにアップデートしたブルーノ・マーズなどの同時代の海外のトレンドともシンクロする音作りがなされている[1]
  10. ウラハラ(3:31)
    作詞:JUJU/作曲:her0ism、Tido Nguyen、Ale Albert Produced by her0ism、Tido Nguyen
    36thシングルカップリング曲。
    アルバムで唯一共作者なしに歌詞を書いた曲[1]
  11. believe believe(3:52)
    作詞:玉井健二&tzk(agehasprings)/作曲:飛内将大&玉井健二(agehasprings)/編曲:玉井健二&飛内将大(agehasprings)
    33rdシングル。
    日本テレビ日曜ドラマレンタル救世主」主題歌
    玉井健二プロデュースによる管楽器入りのアッパーロックンロール風の楽曲[1]
  12. あなたがくれたもの(4:14)
    作詞:JUJU、E-3、小田和正/作曲:小田和正/編曲:小田和正(編曲・ストリングスアレンジ)、有賀啓雄(ストリングスアレンジ)
    小田和正プロデュースによる楽曲。
  13. I(4:54)
    作詞:多和田えみ荘野ジュリ末並弘史/作曲:Haru.Robinson/編曲:亀田誠治
    亀田誠治がアレンジを手がけたアルバムのタイトル曲。壮大なミディアムバラードで、歌詞はこれまでJUJUを支えてくれた人たち全てに感謝を捧げるものとなっている[1]

初回限定盤DVD[編集]

-ジュジュ苑スペシャル- スナックJUJU アリーナツアー2017 特別アンコール出店 at 横浜アリーナ
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「あゝ無情 〜 六本木心中」  
2.「飾りじゃないのよ 涙は」  
3.「二人でお酒を」  
4.「真夏の夜の夢」  
5.「GOODBYE DAY」  
6.「駅」  
7.「恋におちて」  
8.「DESIRE -情熱-」  

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k JUJU その歌声はジャンルを超え、すべての人の心に向けて放たれる――JUJUの「I(私)」の中の「愛」を詰め込んだ7thアルバム”. T-SITE NEWS. TSUTAYA (2018年2月19日). 2018年3月30日閲覧。
  2. ^ 『第60回輝く!日本レコード大賞』各受賞者・曲が決定”. rockinon.com(ロッキング・オン ドットコム) (2018年11月16日). 2019年3月28日閲覧。
  3. ^ JUJU&吉田羊「レコ大」でデュエット 安住アナから“お叱り”も”. モデルプレス (2018年12月30日). 2019年3月28日閲覧。
  4. ^ a b c JUJU、平井堅書き下ろし×吉田羊デュエットの「かわいそうだよね (with HITSUJI)」MV公開”. Real Sound (2018年2月28日). 2018年3月30日閲覧。
  5. ^ a b JUJUがドラマ「レンタル救世主」主題歌などを収録した7枚目のオリジナル・アルバム『I』を2018年2月21日リリース”. TOWER RECORDS ONLINE (2017年12月26日). 2018年3月30日閲覧。
  6. ^ “JUJU新曲ゲスト“HITSUJI”の正体は吉田羊「不器用にしか生きられない異色コンビ」”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2018年2月23日). https://natalie.mu/music/news/270866 2018年3月1日閲覧。 
  7. ^ “JUJU×吉田羊のデュエット曲(作詞作曲:平井堅)MV公開”. CDジャーナル (音楽出版社). (2018年2月28日). https://natalie.mu/music/news/271456 2018年3月1日閲覧。 
  8. ^ R-Y'sとして作詞・作曲参加させていただきました1月24日発売JUJUさん新曲「東京」のMV公開されました。

外部リンク[編集]