未来日記 (漫画)
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未来日記 | |
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ジャンル | サスペンス、ロー・ファンタジー、少年漫画 |
漫画 | |
作者 | えすのサカエ |
出版社 | 角川書店 |
掲載誌 | 月刊少年エース |
発表期間 | 2006年3月号 - 2011年2月号 |
巻数 | 本編全12巻、外伝全2巻、ファンブック全1巻 |
漫画:未来日記モザイク消し | |
原作・原案など | えすのサカエ |
作画 | 竹内元紀 |
出版社 | 角川書店 |
掲載誌 | 4コマnanoエース、月刊少年エース |
レーベル | 角川コミックス・エース |
発表号 | 4コマnanoエース 2011年Vol.1号 - 2011年Vol.7号 月刊少年エース 2011年12月号 |
発表期間 | 2011年3月9日 - 2011年10月26日 |
巻数 | 全1巻 |
ゲーム:未来日記 -13人目の日記所有者- | |
ゲームジャンル | パラドックスアドベンチャー |
対応機種 | PSP |
発売元 | 角川書店 |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2010年1月28日 |
レイティング | CERO:A(全年齢対象) |
ゲーム:未来日記 13人目の日記所有者 RE:WRITE | |
ゲームジャンル | パラドックスアドベンチャー |
対応機種 | PSP |
発売元 | 角川書店 |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2012年4月26日 |
レイティング | CERO:B(12歳以上対象) |
アニメ:未来日記 | |
原作 | えすのサカエ |
監督 | 細田直人 |
シリーズ構成 | 高山カツヒコ |
脚本 | 高山カツヒコ、小鹿りえ、佐藤勝一 |
キャラクターデザイン | 平山英嗣 |
音楽 | 加藤達也 |
アニメーション制作 | アスリード |
製作 | 12人の日記所有者たち |
放送局 | 放送局参照 |
放送期間 | 2011年10月 - 2012年4月 |
テンプレート - ノート |
Template:漫画 は 廃止されました |
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『未来日記』(みらいにっき)は、えすのサカエによる日本の漫画、およびそれを原作としたアニメとテレビドラマ。
概要
『月刊少年エース』(角川書店)において、2006年3月号から2011年2月号まで連載された。単行本は本編12巻、外伝2巻まで発売されており、累計発行部数400万部を超える[1]。
第32回講談社漫画賞で少年部門の候補作にノミネートされた[2]。
2011年3月に創刊された『4コマnanoエース』(角川書店)Vo.1からVol.7号まで、最終話は月刊少年エース2011年12月号に掲載されたスピンオフ漫画『未来日記モザイク消し』(作者:竹内元紀)が連載された。
あらすじ
周囲に関わろうとせず「傍観者」であることを望む中学2年生の少年・天野雪輝は、見聞きした全てを携帯電話の日記に付けていた。友人と呼べるのは、時空王「デウス・エクス・マキナ」と彼の小間使い「ムルムル」だけである。もっとも、これらは雪輝の空想のはずだった。
ところがある日、自分がまだ体験していないはずの未来が日記に書かれるようになる。それは空想のはずのデウスの仕業だったのだ。未来を知ることで調子に乗り、有頂天になる雪輝。しかしその後、同じように「未来日記」を持つ人間が自分を含め12人いることと、その12人による次期時空王の座をかけた殺し合いのサバイバルゲーム(内容的にはバトルロワイヤル戦に等しい)が開かれていることを知る。
1stとなった雪輝はクラスメイトの我妻由乃が同じく未来日記所有者の2ndであること、自分に対する異常な偏愛を持ったストーカーであることを知る。彼女の協力を経て、連続殺人犯である日記所有者3rd火山高夫に殺される予知(DEAD END)を覆し撃退するが、この「奇跡を超える奇跡」により、雪輝は、他の日記所有者から命を狙われる事になる。そして、雪輝は、由乃や他の日記所有者、クラスメイトや警察官西島の協力を受けながら、この殺人ゲームに立ち向かっていく。
注意:以降の記述には未来日記に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
登場人物
未来日記所有者
物語は時空王に選ばれた12人の未来日記の所有者同士のサバイバルゲームである。各人物には序数がつけられており、作中で所有者同士が互いを呼ぶ場合などで、その序数そのままや「○番目の所有者」などと表現される。未来日記を所有しはじめた順番だと推測できるが、作中では明記されていない。
メインキャラの名前はギリシャ神話やローマ神話の神の名前を由来としている[3]。
- 天野雪輝(あまの ゆきてる) - 1st
- 声 - 富樫美鈴
- 所有未来日記:無差別日記
- 本作の主人公。市立桜見中学2年生の少年。自分の空想の存在だったはずのデウスのゲームに巻き込まれ、未来日記所持者同士の殺し合いに身を投じることになる。火山との戦いで殺される予知 (DEAD END) を覆し、逆に相手を殺し返すという奇跡を超える奇跡を見せたため、以降他の未来日記所有者たちから真っ先に狙われることとなる。神の座には興味がなく、ただ生き残ることが目的だったが、和解した父がジョン・バックスにより殺されたことをきっかけとして由乃と共に神を目指す。
- 元々寂しがり屋で、傷つくことを怖れて傍観者に徹する臆病な性格。かなりの泣き虫らしく、すぐに涙ぐむことが多いが、未来日記所有者と戦っていくうち、勇敢さを発揮することも多くなっていく。欠点として調子に乗る傾向があることと、あまり他人を疑うことがないため、他の未来日記所有者に騙されやすいところがある。
- 趣味は日記をつけることとダーツをすること。ダーツは普段から携帯しており、「未来日記を破壊されれば死」というルールがある未来日記所有者との戦闘では、相手が所有する未来日記をダーツで破壊することも少なくはない。現在、両親が離婚したため、母親に引き取られているが、母は滅多に帰ってこないため一人でいることが多い。
- 彼が所持する携帯電話「無差別日記」は、自分を中心とした周囲の未来を無差別に予知する能力がある。元々は趣味として雪輝の見た物を日記に書いていた物がデウスの力により変化したもの。全日記中最多の情報量を持つが、普段から雪輝が傍観者でいようとしたため、自分自身のことが一切書かれていないという欠陥がある。また、あくまで雪輝主観の情報に依存するため、雪輝が間違った情報を把握した場合は間違った情報のままの未来が表示されてしまう。
- 我妻由乃に対しては、三巻時点ではまだ恋愛感情を抱くまでには至らず、彼女がストーキングしていた事実とその得体の知れない印象から心情は複雑である。しかし理由はともあれ彼女が自分を想ってくれている事実と献身的に自分を護ろうとしてくれていることは理解しており、彼女の窮地には身を挺して助けに来るような状況も多い。なお、由乃とは別に、中学一年の時にクラスメイトだった若葉萌絵に惚れていた。月島狩人との交戦の際、成り行きで仕方なかったとはいえ由乃と正式な「恋人」となり、後に来須との交戦中にはっきり「好きだ」と告白する。それでも終盤までなぜ好きなのか分からなかったものの、『ずっと一緒にいてくれたから』という自身の本当の気持ちに気づく。
- みねねの無差別テロが原因で中学が閉校したため、市立梅里中学校へ転入。そこで日向やまおと友達になっている。
- 7th撃破と同時期に母が(過失的ではあるが)父に殺害され,その父もジョン・バックスの部下によって殺害されたことから、『神になって両親(及び所有者の戦いによる犠牲者)を生き返らせる』決心をする。この決心以降、敵の殺害や無関係の人々を巻き込む作戦を実行する等、かなり過激な性格になっている。
- 由乃以外の全ての未来日記所有者を破り、あと少しで神の座という所まで行くが『死んだ人間を蘇生することはできない』という事実を知り落胆、さらには由乃の正体と目的を知り打ちのめされるが、それでも由乃を追って過去に飛び愛を告げる。雪輝との関係を断ち切ろうとする由乃に『全ての願いがかなう夢の世界』へと送りこまれるもあくまで由乃を救うためにあがき、封じられていた2巡目のムルムルとともに夢の世界を脱出。由乃を抱きしめ自身を殺させることで由乃の居場所となろうとするが、結局は由乃に生かされて神となる。しかし、由乃を失ったことで世界を再生する気力を失い、1万年間虚空の中で悲嘆に暮れていた。その後、記憶を分け与えられた由乃によって救いだされ、ともに星を見に行く所で物語は終わる[4]。
- 3巡目では両親の関係性が改善されているようで、若葉萌絵とは両親と一緒に出かけるほどの仲となっていた。なお、本来3巡目は神となったものが過去をやり直さない限り存在しないはずだが、由乃を追ってともに時間跳躍をしたみねねの干渉で未来日記計画そのものが消滅したことで因果律が完全に崩壊、2巡目とは全く違う世界として確立されている。
- 由来は、カピトリーノ三柱神の主神であり天空神でもあるユーピテル。
- 『月刊少年エース』2007年5月号に掲載された「花子と寓話の未来日記」では、由乃のストーカーぶりについて相談するため作者の前作「花子と寓話のテラー」に登場する亜想探偵事務所へ赴く。
- 我妻由乃(がさい ゆの) - 2nd
- 声 - 村田知沙
- 所有未来日記:雪輝日記
- 本作のヒロイン。雪輝と同じクラスの少女。美人で成績も良く皆の憧れだが、実は雪輝に惚れているストーカー。火山から雪輝を守るために共闘したことをきっかけに行動するようになる。美坂児童養護施設の出身であり、我妻潮夫妻に養女として引き取られるまでは家族がいなかった。神の座には興味がなく、ただ雪輝と一緒にいたいとしか思っていない。また、「DEAD END」以外の現在唯一のENDである「HAPPY END。」が彼女の未来日記に表示されている。
- 雪輝のためなら躊躇無く全てを犠牲にする行動を取ることが多いが、彼以外には無関心。また雪輝に近づく女性に対しては敵と見なし殺そうとする(実際、椿や日向など雪輝を利用する敵の場合が多い)。雪輝曰く「感情起伏の"スイッチ"が入ると常軌を逸した言動を取る。」特に雪輝の身に危険が迫ったり、自分の思い通りにならないことがあるとよく起こる。普段は雪輝を「ユッキー」という愛称で呼んでいる(学校では他人行儀で「雪輝君」と呼んでいる)。
- 雪輝との出会いは1年前で、「将来の夢」のアンケートに何を書けばいいのか分からず、放課後の教室に居残っていた時に知り合う。そこで同じく居残っていた雪輝の「家族みんなで星を見に行きたい」という彼の両親の離婚によって叶わぬ夢を肯定し、彼と「家族」として星を見に行くために「私が未来のお嫁さんになってあげる」と言ったことが好意に繋がっている。雪輝の母親とは意気投合し、彼女から親公認カップルとみなされたが、仮に雪輝の母が自分との仲を認めなかった場合、姑にあたる彼女も殺すつもりだったと思われる行動をとっている。
- 家事全般は上手。両親は「海外に出張して」と話しているが、自宅の一室に3つの死体が転がっており、実際はこの死体のうち2つが海外に出張していることになっている両親である。そのため、母親のことを思い浮かべたときは自宅の死体のことを思い浮かべていた。そのことに関して精神的に非常に脆く不安定らしく、自分自身が追い込まれた際、無意識下で自分に都合の良いように記憶が改竄される。この精神状態は鬱病が悪化した母親と仕事で帰ってこない父親に苛まれた結果らしく、かつてはいつか正常になると信じていたようである。
- 彼女が所有する携帯電話「雪輝日記」は、雪輝の未来を10分おきに記録する能力を持つ。非常に限定的な内容[5]だが、その有効範囲はその特性上恐らく無限であり、雪輝の「無差別日記」と組むことで「完全予知」が可能となる。ただし逆に考えれば「雪輝日記」は上記の性質上、雪輝にとって最大の敵ともなる存在である[6]。なお、日記中の雪輝は少々美化され過ぎる傾向がある。
- 雪輝同様、他の日記所有者と比較するとこれといった超常的能力は持たないものの知力・身体能力ともに非常に高い。状況を的確に分析・把握する洞察力と躊躇しない行動力で他の所有者たちにも実力を認められている。また、礼佑戦において座禅のようなポーズを組み、「豊穣礼佑」になりきったかのように彼の心理を読むなど謎の特技を併せ持つ。
- 雪輝を一方的に助けている印象を与えがちだが、実際は火山やみねねとの戦闘のように雪輝をサポートする側に回ることもある。一方で椿に捕まって御目方教の信者たちに陵辱されかけた時や、礼佑の改造スタンガンを喰らって毒ガスを吸いかけた時など由乃が窮地に陥った際、雪輝に助けられることもある。
- みねねの無差別テロの影響で、雪輝と同じく市立梅里中学へ転入する。だが、雪輝とクラスが離れたことや彼が「友達」と仲良くする姿を見ては、心底クラスメイトへの殺意を燃やしている。
- 秋瀬或によって我妻邸に存在した3体目の身元不明死体が“本物の我妻由乃”であることが暴かれ、これまで「我妻由乃」だと思われていた自身が“得体の知れない我妻由乃の偽物”であると推理される。しかし、その正体は神になり時間を遡った1巡目の我妻由乃で、実際はどちらの由乃も本物である。1巡目では雪輝と共に最後の日記所有者となったが、お互いを殺すことができなかったため、心中を決意したことを装って一人生き延び、神になって雪輝を生き返らせようとする。しかし、死者を蘇らせることは不可能であることを知り、雪輝と結ばれるために世界をループさせ2巡目の由乃を殺して入れ替わった。
- その後、雪輝が1巡目と同じ心中を選んだことで1巡目のムルムルと共謀してデウスの核を入手して過去に飛び、延々とゲームを繰り返すことで雪輝との生活を維持しようとする。さらには、その最中に3巡目での自身の父親を刺してしまう。しかし、雪輝への気持ちをなかったことにできなかったこと、希望を抱いていたころの自分に接触したこと、身を呈して3巡目の自分を守ろうとする両親を目にしたことで大きく揺らぎ、『依存できればだれでもよかった』という思いとともに別れを告げて夢の世界に閉じ込めてもなお自身を救おうとする雪輝の心に触れ、雪輝を救うために己を殺す道を選ぶ。なお、1巡目の世界では最後まで「天野君」と呼んでおり、好き合っていても深い仲にはなっていなかったと思われる(2巡目の自分を殺してからユッキーと呼ぶようになった)。
- 3巡目では今回の件で関係が改善された両親とともに幸せに暮らしていた。しかし、ムルムルが残していた1巡目と2巡目の記憶を分け与えられており、時間が経って雪輝のことを思い出し、1巡目の神としての力を行使したのか次元の壁を破壊して虚無的となっていた2巡目の雪輝と再会。雪輝とともに星を見に行った。
- 上述の通りいわゆる「ヤンデレキャラクター」である。女の子らしく可愛らしい一面を見せる一方、病的なまでに雪輝を愛しているため、雪輝から告白された後、彼が自分だけを見るようにするため監禁したこともある。
- 由来は、カピトリーノ三柱神でユーピテルの妻にして嫉妬深い婚姻の女神ユーノー。
- 『月刊少年エース』2007年5月号に掲載された「花子と寓話の未来日記」では、前作「花子と寓話のテラー」の主要人物の亜想大介・平沼カナエ・花子らに寓話扱いされてしまう。なお、えすの検定によると「(なぜか)本作の主人公」であるらしい。
- 火山高夫(ひやま たかお) - 3rd
- 声 - 土門仁
- 所有未来日記:殺人日記
- 桜見中学校の英語教師。実は大型のナイフを使い殺人を繰り返す通り魔という裏の顔を持つ。犯行を行う際は全身に防弾・対爆仕様の黒いコートを纏い、素顔を隠すためマスクを被っている。
- 彼が所持する携帯電話「殺人日記」は、未来に自分が犯す殺人の状況を記録する能力を持つ。事前に犯行方法とその結果が分かるため、完全なる殺人計画書とも言える。一方で、記述が殺害対象を中心としたものに限定されていることが弱点となっている[3]。
- 殺人を犯した直後にムルムルと接触するが、当初ムルムルの発言に聞く耳を持たず、「殺人日記」を自ら破壊して自滅するという失態を犯している[7]。みねねと交戦しているが、敗北し逃げられ、その後成績が急に良くなるなど劇的な変化が見られる雪輝を未来日記所有者と判断し襲撃するが、雪輝と由乃の連携によって「殺人日記」を破壊されて消滅する。
- 3巡目の世界でも殺人を犯していたが、偶然遭遇した平坂に捕えられた。(アニメ版では刑務所にて坊主頭の火山に平坂が面会をしていたため、付き合いがある模様)
- なお、素顔公開前に消滅したが、PSPゲーム及びアニメ公式ホームページではマスクを外した素顔が見られるようになっている。
- 由来は、ローマ神話の火山の神ウゥルカーヌス。
- 来須圭悟(くるす けいご) - 4th
- 声 - 田中正彦
- 所有未来日記:捜査日記
- 桜見署に勤務する刑事課長。妻との間に息子が1人いるが、息子は重病を抱えている。
- 彼が所持する携帯電話「捜査日記」は、未来の自分の捜査状況が記録される能力を持つ。これにより起こる事件を事前に知ることができる。その特性上、得られるのは当人が所属する桜見署の管轄内の情報に限られるが、デウスにより所有者全員が桜見市内に配置されているため非常に有効となっている。だが、事件を起こさない人間には無効という欠点がある。また、捜査権限が無い場合は当然予知はできない。
- 正義感からサバイバルゲームを見過ごすことができず、ゲーム自体を潰すことを目的に行動する。みねねが桜見中学校を襲撃した際に雪輝・由乃と共闘し、これをきっかけに3人で共同戦線「未来同盟」を結成する。しかし雪輝・由乃をサポートする一方で、御目方教の事件以降、みねねと取引して捜査情報をリークしている。
- その後、医者から息子の余命が3ヶ月しかないと告げられ、息子を助けるために神を目指すようになる。そのため、神になる意思がない雪輝や由乃と敵対することを決意し、同盟を破棄して雪輝たちを陥れ、月島狩人殺しの犯人に仕立て上げた。[8]桜見市民病院で雪輝たちを追い詰めたが雪輝の銃弾により重傷を負い、さらにみねねの供述により自分に捜査権限が外されたことで未来日記が無力化され敗北。みねねに息子のことを託し[3]、自ら「捜査日記」を破壊して消滅する。
- 3巡目の世界では、みねね(2巡目)から自身の息子の病状を知らされ、それから2年経過した後も息子と問題なく暮らしている。
- 由来は、ローマ神話の商業神メルクリウス。
- 豊穣礼佑(ほうじょう れいすけ) - 5th
- 声 - 真田アサミ
- 所有未来日記:はいぱーびじょんだいありー
- 雪輝の母・礼亜の同僚の息子。4歳(アニメでは5歳)。男女を模した一対のパペット人形を持っており、よく両手に装着して遊んでいる。子供ゆえの残酷さ、強いエリート志向、そして年齢にそぐわない卓越した知略を兼ね備える。
- 彼が所持する絵日記「はいぱーびじょんだいありー」は、朝・昼・晩の1日3回、自分の未来を記録する能力を持つ。性質上、逐一未来が記録される他の未来日記よりも情報量が少ないため、最弱の日記だと言われている。手書きの絵とはいえ映像が映し出されるのも特徴である。
- 御目方教の事件で信者だった両親を亡くしたため、一時的に天野家に預けられ、遊び感覚で雪輝と由乃を殺そうとする。青酸ガスのトラップを仕掛けて雪輝を瀕死に追い詰め、由乃に対して解毒剤をかけたゲームを挑む。一時は由乃を追い詰めるが、命を省みない雪輝の助太刀もあり、由乃に日記ごと包丁で刺される。その後、解毒剤を由乃に渡し、いずれ雪輝と殺し合うことになると予言。自分に勝った由乃が最後に勝利することを願って消滅する。
- 両親からは冷たく扱われていたため、親の仇である雪輝と由乃に対しても恨みは抱いておらず、むしろ好意を持っている。しかし『未来日記モザイク』では、両親のことを駄目な人間と評しながらも、親に甘えたかったと明かされている。
- 3巻おまけ漫画では、ムルムルから未来日記所有者に選ばれた際、彼女に「宇宙人に会わせるのならゲームに参加する」という条件を出し、デウスの皿を使ったUFOで宇宙へ行っている。
- 3巡目の世界では御目方教の事件が発生しないため、両親は健在であり、両親と仲良く暮らしている。
- 由来は、ローマ神話の豊穣の神ケレース。
- 春日野椿(かすがの つばき) - 6th
- 声 - 仙台エリ
- 所有未来日記:千里眼日記
- 新興宗教団体「御目方教」の教祖を務める巫女。生まれつき左目が弱視で、右目は髪で隠れている。普段は座敷牢にいる。
- 信者からは「御目方様」と呼ばれているが、実は前の教祖だった両親が死んで以来、信者からたびたび陵辱を受けていた。そのため、「こんな世界はなくていい」という思いを抱くようになり世界を滅ぼすために神の座を狙う。
- 彼女が所持する巻物「千里眼日記」は、1000人以上の信者や客人から寄せられる未来の「報告」が記録される能力を持つ。そのため、広範囲の情報を把握することが可能で、自身から遠く離れた地点の情報も得ることができる。ただし、記載される内容は他人からの報告であるため、情報操作には弱い。そのため、催眠術を使用する平坂が天敵となる。
- 捕まえたみねねを餌にして雪輝、由乃、来須を一網打尽にしようとするがDEAD ENDフラグが立ったため、雪輝を利用して運命を変えようと目論む。天敵である平坂の撃破後、本性を表し弱った由乃を捕獲して、雪輝を殺そうとするが、平坂が行った情報攪乱の応用を雪輝に用いられ、ダーツで日記を破壊されて消滅する。
- 3巡目の世界では両親が殺害されず、そのため教団も邪教化していない。秋瀬或に惚れているが、これは『未来日記パラドックス』と同様である。
- 由来は、ローマ神話の春の女神プロセルピナ。
- 戦場マルコ & 美神愛(いくさば マルコ & みかみ あい) - 7th
- 声 - 関智一(戦場マルコ)、松元恵(子供マルコ)、桑谷夏子(美神愛)
- 所有未来日記:交換日記
- 二人組の未来日記所持者。2人とも両親に捨てられた孤児で、かまどに拾われた経緯がある。2人で永遠に生きるために神になろうとする。マルコはリーゼント(本人曰く「天然パーマ」)の男で「カウンター馬鹿」と称される程カウンターに異常にこだわるケンカ好き、愛は投擲が得意な女で、投げナイフを幾本も隠し持っている。かまどの未来日記を使用して孫所有者のふりをしていたが、雪輝たちの懐に入り込んだ瞬間に本性を表す。愛については人よりも敏感で、雪輝と由乃の関係を紛い物の愛だと言っている。
- 彼らの所有する携帯電話「交換日記」は、2人で互いに観察し続けた未来が記録される能力を持つ。マルコが愛を観察した結果を表示し、愛はマルコを観察した結果を表示するため、お互いを守ると言う点では雪輝と由乃の連携よりも高い能力を持つ。
- 孫所有者であった時の日記はそれぞれ「常勝無敗ケンカ日記」と「逆ナン日記」。マルコの日記はケンカの際の相手の手を予知し、いかにクロスカウンターを決めるかという一点に絞られた日記で、本人の強さも相まってケンカに置いてはほぼ無敵の能力を誇る。愛の日記は自分が次に逆ナンする男の顔、名前、評価、居場所、そして彼女自身の文章で書かれた批評がリスト化されたもの。その特性から、男の居場所を知ったりするには非常に強い能力を持っていると考えられる。
- 何故か、愛はかまど,お鈴と共にミスコン荒らしを行っていた。
- 高坂邸で雪輝と由乃の未来日記を奪い、11thの情報を手に入れるため桜見タワーで雪輝の父・九郎の身柄と引き換えに未来日記を渡す交渉を行い、2人をおびき出すことには成功するが、ブラフを見抜かれ奪い返されてしまう。直後にたー君の仕掛けた爆弾が爆発してタワーが崩壊し始めた後、タワーの展望台にて再び対峙し、得意の連携プレーを発揮して由乃を追い詰める。だが、雪輝が「弱いから隠れる」と宣言したこと(実はこれは策略で、本当は愛のすぐ後ろにいた)に対してマルコが激怒、愛はマルコと引き離された所を狙われ、雪輝のダーツを避けた拍子に由乃に首を切られ瀕死の重傷を負う。そしてさらなるタワーの崩壊が起こり雪輝、由乃、愛の3人が下敷きになるも、マルコの協力もあり脱出。天井の崩落に巻き込まれた時にマルコに鉄骨が刺さっており、愛も失血死したことで望みを失いパラシュートを雪輝たちに渡す。最後は雪輝たちの言動と行動の矛盾を指摘して大事なことに気付かせた後、崩落するタワーに巻き込まれて死亡した。
- 由来は軍神にして戦争の災厄を司るマールス及び美と愛の神ウェヌス。
- 3巡目では、敗北の未来を知ったジョン・バックスが未来を回避するために施設に支援を行うことにしたことで安定した生活を送れるようになったようであり、2年後の最終話では妊娠したようである。
- 上下かまど(うえした かまど) - 8th
- 声 - 今野宏美
- 所有未来日記:増殖日記
- 桜見市内児童養護施設「母の里」の院長。頭部が大きめで、3頭身の女性[9]。多くの子供たちを育てている肝っ玉母さんで面倒見がいい。戦場マルコたちと手を組み、孫所有者たちに指示を送りながら雪輝たちと交戦する。
- 何故か、お鈴,愛と共にミスコン荒らしを行っていた。
- 彼女が所持するサーバー「増殖日記」は、サーバーを通して他者に未来日記の力を与える能力を持つ。未来日記を持てる孫所有者はかまどが任意に選べ削除することもできる他、孫日記に書かれている内容を知ることもできる。また、あくまでも彼女の日記はサーバーなので、孫日記は予知能力はあるものの携帯電話のアンテナがないところでは使用不能になり、孫日記を壊されても所有者およびかまどが消滅することはない。
- ジョン・バックスによって母の里が解体され雪輝たちと手を組みジョン・バックスを襲うが、裏切られ施設の子どもたちを全員殺され自身はジョン・バックスに捕まる。秋瀬によってツインタワービルから救出され身柄を雪輝に引き渡さない条件として秋瀬の日記を孫日記化した。しかし、秋瀬たちが倒され雪輝に子供たちが安心して住める世界にという想いを託した後、由乃に刺されて死亡。
- 由来はかまどの神ウェスタ。
- 3巡目では、上記のように施設が市の支援を受けられるようになったため、雪輝に託した思いは果たされる形となった。2年後では、ジョン・バックスと付き合っているのか、腕を組みながら歩いている。
- 雨流みねね(うりゅう みねね) - 9th
- 声 - 相沢舞
- 所有未来日記:逃亡日記
- 国際的な女性テロリスト。年齢は18歳。本編の外伝『未来日記モザイク』では主人公を務める。
- 8歳のとき、中東を旅行中に宗教紛争に巻き込まれて両親を失い、以降「神」を憎み、宗教施設・宗教関係者に対してテロを繰り返していた。
- 爆破テロを得意とし、サバイバルゲームでも主に爆弾類を武器として使用している。また、変装も得意で警察や病院に潜入したこともある。
- 目的のためなら躊躇も容赦も全くしないが、一方で面倒見がよく、時折女性らしい一面ものぞかせる。初登場時に来ているゴスロリ風の服は、西島と一緒に火山の追跡から逃げる際に拝借したもので、その後もしばらく持っていた。
- 彼女が所持する携帯電話「逃亡日記」は、自分の未来の逃走ルートが記録される能力を持つ。安全な逃走経路を知ることができるが、テロリストである彼女の犯行を予知する来須の「捜査日記」と信者1000人によって監視できる椿の「千里眼日記」とは相性が悪い。
- 神であるデウスを殺すことを目的に、ゲームでの勝利を目指す。同じ犯罪者である火山を追っていたが、それを打ち倒した雪輝を狙い桜見中学校を襲撃するが、雪輝と由乃の連携の前に敗れ、左目を負傷する。その後、一旦は逃亡するものの、椿の千里眼日記とは相性が悪かったこと、平坂の策略にかかったことで御目方教に捕まって拷問を受ける。その際、視力を失っていた左目を抉り取られ、以降眼帯を付けるようになる。
- 御目方教の事件後、来栖から取引を持ちかけられて同盟を組むが、後になりゆきで同盟を破棄することになり雪輝・由乃と手を組み来栖を倒す。
- ジョン・バックスとの戦いの最中に西島にプロポーズされ、戦いが終わった後テロリストを辞め結婚することを承諾する。西島たちと共にツインタワービルの「HOLON III」の破壊に向かうが、クレイモア地雷で右腕を失い、さらにジョン・バックスの部下の襲撃で西島が殺される。直後、雪輝に助けられるも自分たちを盾に利用した雪輝に激しい怒りを見せた。ジョン・バックスを倒すという言葉に一応の共闘姿勢を見せるが、ジョン・バックスが我妻銀行大金庫に篭城したため、作戦失敗と判断して完全に決別し雪輝に銃を向け追い詰める。後一歩の所まで迫るも雪輝の日記を利用した作戦によって敗北し重傷を負う。
- 最後は雪輝たちに後を託すべくジョン・バックスの篭る金庫の前で自分の日記を破壊し、心音爆弾を作動させ自爆した。
- その後は死亡したかに思われていたが、実際にはデウスによって命を救われた上、知識と力、さらに右腕を与えられて半人半神化する。雪輝とともに時間跳躍を行い、3巡目の世界へ移動。そこでムルムルと戦い再度右腕を失うも、生き延びてそのまま3巡目の世界に留まり、3巡目の世界の西島との間に子供をもうける[10]。
- 3巡目の世界では、2巡目の世界から移動してきたみねねとは別に3巡目のみねねもおり、3巡目の彼女はテロリストとしてテロ活動を続けていた[11]。
- 由来は、カピトリーノ三柱神で知恵の女神ミネルウァ。
- 月島狩人(つきしま かりゅうど) - 10th
- 声 - 平松広和
- 所有未来日記:飼育日記
- 犬舎「月島ケンネル」のオーナー。「人は犬より劣る」という考えを持つ病的な愛犬家で、犬には豪勢なフランス料理を振舞う一方、自分はインスタントラーメンを食べている。妻とは離婚しており、娘・日向とも別居中。
- 彼が所持する携帯電話「飼育日記」は、未来に行う彼の愛犬たちへの命令と遠吠えによる報告を記録する能力を持つ。携帯電話からリーダーである『アルファ』に命令を出し統率を取ることができる。
- 自分の犬を利用し、未来日記所有者と思わしき人物を殺害していたが、秋瀬或に目をつけられ、デウスに自分の未来日記を第三者に譲渡することを提案する。提案は却下されるも日向に日記を譲渡し、自分の代わりに或を始末させようとするが失敗。最期は来栖に銃殺される。
- 日向に対して神になって時間を巻き戻して家族をやり直したいという嘘をついているが、死ぬ間際に家族の写真を見ながら日向に「自分のような悪い人間になるな」と伝えるなど本当に嘘だったかは不明。
- 3巡目の世界では、日向が自身の犬と仲良くやっていることを知り、関係は改善されたようで、最終話では妻らしき人物と娘と一緒に歩いている姿が確認できる。
- 名前の由来は、ローマ神話の狩猟の女神ディアーナ。
- ジョン・バックス - 11th
- 声 - 土師孝也
- 所有未来日記:The watcher
- 桜見市市長[12][3]。かつてデウスに、神の力を分け与えた未来日記を作ることを持ちかけた張本人。
- 彼が所持する携帯電話「The watcher」は、他者の未来日記の予知内容を覗き見る能力を持つ。覗ける日記の対象にはかまどの日記によって生み出された孫日記も含まれるが、自身や未来日記を所有していない一般人については他の日記に書かれていない限り予知できない。由乃のように自身のことが予知されない所有者についても同様。また、「千里眼日記」同様、情報操作に弱く雪輝らが自身の日記を改竄して作った偽情報によって攪乱されたことがある。なお、この「The watcher」は、以前デウスとともに試作した未来日記のアーキタイプ[13]をもとに、その挙動をまとめたものである。
- 市長の立場を利用し、議会で「母の里」の解体を可決させる。その上でかまどを捕らえ、「増殖日記」と自身が所有するコンピューター「HOLON III」を接続させ、全桜見市民を孫日記の所有者にすることに成功し、桜見市全域に及ぶ広範囲の予知能力を獲得する。
- その後、雪輝、由乃、みねねと敵対し、ツインタワービルで彼らと対峙する。ツインタワービルでの戦いでは我妻銀行大金庫に篭城し高みの見物を決め込むが、網膜スキャンによってロックされ、「ジョン・バックス」「我妻夫妻」「我妻由乃」以外には誰にも開けることが不可能なはずの金庫を偽物と思われた由乃に開けられ、殺害される。
- 3巡目の世界では、製作段階の「The watcher」が2巡目の世界の未来日記を覗き見たことで、自身が敗北する未来を知り、その未来を変更するため未来日記計画の中止を決定し、「母の里」への支援を議会で可決させた。2年後の最終話では、かまどと交際している模様。
- 名前の由来は、ローマ神話の酒の神バックス。
- 平坂黄泉(ひらさか よもつ) - 12th
- 声 - 川原慶久
- 所有未来日記:正義日記
- 自称・正義のヒーロー。その正義観は「勝った者が正義、負けた者が悪」という歪んだものだが、正義自体には忠実で、悪とみなした人物以外は、たとえ日記所有者であろうと助ける[14]。
- 全盲だが、それを補う強力な聴力と、数人を一気に操る催眠術を有する。常日頃から人前に出るときは何かしら覆面を被っており、作中で彼の素顔を見た人間は誰もいない(TVアニメ版の最終回のみ素顔を確認できる)。
- 「正義の味方のコスプレ」と称して、烏避けの風船のようなマスクと黒の全身タイツを着用しており、この衣装を着たときはセリフがカタカナと漢字のみで表記される。ただし、この格好が災いして、正義の味方として活動しているにもかかわらず、不審者や強盗に間違われるなど散々な目に遭っている。
- 日記の所有者たちの関係をジャンケンに例え、日記や、その所有者の性質・能力からお互いの優劣が存在すると宣言した(例:千里眼日記は逃亡日記に対して強いが、その代わり内部からの情報操作には弱い、等)。
- 彼が所持するボイスレコーダー「正義日記」は、自身が信じる正義に基づいて、倒すべき悪事や守るべき弱者など、未来に自分が行うべき善行の情報を記録する能力を持つ。
- 御目方教を直感的に邪悪な教団とみなし、その壊滅を図って教団に潜入する[15]。なお、入団の際にみねねを御目方教に引き渡した。信者にかけていた催眠術を破られ、自身にDEAD ENDフラグが立ったため、時限爆弾を飲み込み、椿を道連れにしようとするが、雪輝の巻き添えを恐れた由乃に倒され自分に勝った由乃を「正義」と称えて爆死する。
- 3巡目の世界でも、2巡目の世界と同様のコスチュームで正義を実行しており、偶然火山と遭遇してこれを捕縛している。その2年後の時点では正義の味方として認知されているらしく子供からサインを求められている様子が確認できる。
- 名前の由来は、ローマ神話の冥界の神プルートーと、日本神話において黄泉へと至る道とされる黄泉比良坂。
一般人関連
- 天野礼亜(あまの れあ)
- 声 - 水原薫
- 雪輝の母。ゲーム会社のプログラマー。家にはほとんどいない。1年前に夫(=雪輝の父)の九郎と離婚している。
- 息子の雪輝は彼女の遠慮しない所を苦手と感じているが、人当たりが良く由乃や礼佑には懐かれていた。なお、雪輝の異変や由乃の本性に気がついておらず、雪輝と由乃の仲を(息子の意思とは無関係に)認めている。
- 7th戦での桜見タワー崩壊の際に、現場から逃亡しようとした九郎が雪輝たちの事件に関わっていると考え問い詰めようとするが、揉み合いになった拍子にナイフが腹部に刺さり死亡する。
- 3巡目では夫との関係が改善されたのか、一緒に歩いている描写がある。
- 由来はクロノスの妻であるレアー。
- 天野九郎(あまの くろう)
- 声 - 子安武人
- 雪輝の父。運動神経は皆無で、その上スケベで若干マゾヒストなところもあるお調子者である。雪輝にとっては「気さくな性格をしている良き父親」。借金が原因で離婚しており、現在その借金は300万にもなる。11thに借金を帳消しにしてもらう代わりに雪輝の携帯を破壊しようとしていた(ただし、未来日記を破壊することで所有者が死ぬことは知らなかった[3])。
- マルコたちとの取引の材料として捕らわれるがタワー崩壊の寸前でパラシュートを奪って逃走、降り立った先に元妻である礼亜がいたため揉み合いになり刺してしまう。後に雪輝にそのことを謝罪し、身辺整理を行い自首しようとした矢先に11thの配下に襲われて死亡する。雪輝と由乃によって死体は現在埋めて隠されている。
- 由来はサートゥルヌスと同一視されるクロノスからか。
- 高坂王子(こうさか おうじ)
- 声 - 白石稔
- 桜見中学校の時からの雪輝のクラスメイト。陸上部員。お調子者な性格。なにかと雪輝に嫌がらせをしている。みねねのテロ時に生き残り、市立梅里中学で雪輝と再会する。家は金持ちだが、本人に言わせると古いだけ。なお、みねねのテロのときは真っ先に雪輝を裏切っている。彼曰く、雪輝と関わるとろくなことがない。8thを庇う秋瀬に協力して雪輝に射殺される。
- かまどに能力をもらい孫所有者となったが、情報が筒抜けになる恐れがあるため一度壊されている(後に新しい携帯電話を使って再び孫所有者になっている)。孫所有者となった時の日記は自分の輝いていた瞬間を記録する「高坂KING日記」。文章自体は「病気」と称されるほどに自分を美化した子供っぽいものだが、その情報は確かなものであり雪輝のピンチをも救った。
- 由乃に自分のことばかりで周囲のことが予知できないという欠点を指摘され、再度孫所有者となった時の日記は、自分及びその周囲の人間の輝いていた瞬間を記録する「NEO高坂KING日記」。
- 日野日向(ひの ひなた)
- 声 - 松岡由貴
- 市立梅里中学のクラスメイト。関西弁で喋る少女。雪輝にとって「初めての友達」となる。未来日記の所持者である10thの実の娘。父の時間を巻き戻して家族をやり直したいと言う言葉を信じ、父から「飼育日記」と犬を譲渡され[16]、父を狙っている或を殺そうとする。雪輝を人質に取り、或に「賭け」を仕掛けるが敗北。その後、由乃に追い詰められるが、雪輝の説得で事なきを得る。
- 雪輝が由乃とともに失踪した際、先の戦いでの詫びや恩返しもあり捜索に参加。また、対7thとの戦闘にも参加するが、愛のナイフ投擲にて負傷。しかし、11thとの戦いの時点ではほぼ完治している模様。8thを庇う秋瀬に協力して雪輝に射殺される。
- 後に孫所有者となった時の日記は友達との交流が記される「友情日記」。
- 3巡目では、両親と仲良く歩いている姿が描かれている。
- 野々坂まお(ののさか まお)
- 声 - ゆかな
- 市立梅里中学のクラスメイト。日向の友人。趣味は携帯での写真撮影。お嬢様言葉。日向の共犯者であり、事情がわかった上で協力する。最終的に由乃にカッターを突き刺されるが一命を取り留めた。多少レズビアンの気があり、日向と一緒に温泉に入れると分かった瞬間目を輝かせたりしていた。
- 日向同様、秋瀬や高坂と共に雪輝の捜索や8thの配下との戦闘に参加。愛のナイフ投擲にて負傷したが、11thとの戦いの時点では完治している模様。8thを庇う秋瀬に協力して雪輝に射殺される。
- 孫所有者となった時の日記は日向の「成長」を記録する「ラブラブ日向日記」。
- 西島真澄(にしじま ますみ)
- 声 - 石井真
- 警察官で来須圭悟の部下。『モザイク』では主要人物。みねねの捜査の際、新人ということでみねねが変装した大嶋夏子と組むことをきっかけに未来日記の事件にかかわるようになる。雪輝と来須の対決では、みねねから一連の事件の真相を聞かされ、来須の捜査権限を外して捜査日記を無効化するのに一役買った。また、未来日記の危険性を危惧し、来須の代わりに雪輝たちに協力する。
- 『モザイク』では夏子に変装していた頃のみねねに告白したことがあるが、後悔はしていない。11thとの戦いの最中にみねねに再度告白し、今度は結婚指輪を贈りプロポーズした。その際、みねねが引くくらい強引に結婚を迫って「HOLONを破壊し、11thを倒せば結婚する」と言われて共に行動することとなる。11thの日記を撹乱したり拳銃を使い、何度もみねねの窮地を救ったりと活躍したが、地雷によって右腕を吹き飛ばされたみねねに駆け寄ろうとした瞬間、背後から発砲されて彼女の盾となり倒れた。
- 3巡目では、3巡目の世界に居座ることにした2巡目のみねねと子供をもうけている。みねねが3巡目の自分に対して「私」と言っていることを受け入れ、本人をみねねと呼んでいることから、ある程度事情を把握している模様。
- 大嶋夏子(おおしま なつこ)
- 配属したての新米刑事の女性。しかし、警察に潜り込もうとしたみねねによって殺害されていた。
- 宮代お鈴(みやしろ おりん)
- 声 - 小桜エツコ
- 「母の里」のお手伝いさん。未来日記のことを知っており、8thのブログの管理や7th・美神愛と共に御目方教に潜入するなどのサポートを行う。実はIQ200の天才児。
- なぜか、愛やかまどと一緒にミスコン荒らしをしていた。11th襲撃作戦の際、雪輝と由乃の裏切りに遭って死亡する。
- 孫所有者となった時の日記は「母の里」の子供たち全員の動向を予知する「養護施設日記」。
- 難波太郎(なんば たろう)
- 声 - 進藤尚美
- 愛称は“たー君”。ぶかぶかの服と帽子をかぶり、サングラスをかけている。「母の里」の出身で、マルコ・愛の3人組で行動することが多かった模様。何らかの仕掛けを施し、建物を炎上・倒壊などをさせる役割を担う。戦闘には直接参加せず、8thに監視状況を報告している。お鈴同様、11th襲撃作戦の際、雪輝と由乃の裏切りに遭って死亡する。
- 孫所有者となった時の日記は任意の相手の未来日記の能力をコピーする「コピー日記」。
- 若葉萌絵(わかば もえ)
- 声 - 田村睦心
- 雪輝たちが中学1年生だった頃の学級委員長。雪輝から想いを寄せられており、文化祭の買い出しの際に彼から告白されたが、断っている。
- 3巡目では、雪輝と付き合うことになった模様。
- 我妻潮 & 我妻西果(がさい うしお & がさい さいか)
- 声 - 宮下栄治(我妻潮)、井上喜久子(我妻西果)
- 我妻由乃の両親。エリート銀行家の家系であったが子宝に恵まれず、美坂児童養護施設から由乃を養女に取った。
- 由乃の行動の細部にまで監視の目を光らせてその全てを記録し、規則を破れば檻に閉じ込めて食事を与えず、トイレにも行かせないなどの行き過ぎたエリート教育(監禁および虐待)を施していた。由乃が中学1年の頃、その生活に耐えかねた彼女から仕返しされる形で檻に閉じ込められるが、まったく反省せずに由乃を「鬼子」と罵り餓死している。しかし、実際は父は救急車が呼ばれたことで妻が由乃に何かをしたのではと慌てるくらいに想っていたようで、普段仕事でいなかったらしい。そのため、虐待は鬱病を患った母親のみによって行われていたようである。
- 黒崎竜司(くろさきりゅうじ)
- 声 - 稲田徹
- 桜見市市長秘書。彼を「市長(メイヤー)」と呼ぶ。常に市長の傍らにおり、戦いの際も自身の日記で撹乱を無力化した。雪輝の作戦に利用され、11thによって射殺される。
- 孫所有者となった時の日記は市長の行動を記録した「秘書日記」。
- 船津(ふなつ)
- 声 - 丸山詠二
- 御目方教幹部。前教祖だった6thの両親が死んでから後見人になり、教団No.2の権力を持つようになる。脱会する信者をつなぎとめるため6thを慰み者にした張本人。12thの催眠術にかかった信者に殺害される。
- 『パラドックス』では、6thの両親を殺したことを自白する。
- 3巡目では偶然によって自身の企みが暴かれ、教祖殺害に失敗し、捕まることとなる。
時空王関連
- デウス・エクス・マキナ
- 声 - 声優不明(パイロットアニメ版)、若本規夫(テレビアニメ版)
- 時間と空間の神である時空王。その姿は非常に巨大で仮面のような顔をしている。雪輝の空想した架空の存在であったはずだが、神ならば空想に住むこともできる、ということらしい。世界に刺激を求めてたびたびゲームを開いており、今回の未来日記によるサバイバル・ゲームを主催した。寿命が尽き始めており、体の崩壊が始まっている。ゲームの勝者を「雪輝」に賭けている。ただし、何を賭けていたのかは不明。
- 終盤にてみねねに力の半分を譲渡し、不正に干渉するムルムルを止めることを託したが、そのため一気に崩壊が加速しムルムルによって核だけの状態にされた。
- 3巡目でも寿命が近く3巡目世界に召喚された2巡目の神である雪輝に後を任せる。
- 死体を蘇生しても魂のないただの肉体であること、過去に戻ってもデウスの死が間近なことに変わりはないので結局サバイバルゲームが起こることを伏せているなど、割と黒い。
- ムルムル
- 声 - 本田愛美
- デウスの小間使い。小柄な女の子の姿をしているが、矢印型の尻尾がある。これも雪輝が空想した架空の存在のはずだったが、実在している。主食はトウモロコシと餅。はるか昔にデウスに調伏された悪魔で[3]、デウスによって力を封印されているため、本来デウスに従うことしかできない存在だが、ゲームの勝者を「由乃」に賭け、来須を雪輝から裏切らせたりと、独自にゲームの進行に干渉するなどデウスでさえ予想しなかった行動を見せる。
- 正体は由乃と共に1巡目から過去にやってきた存在であり、2巡目のムルムルを封印して入れ替わっていた。故に彼女の支配は2巡目のデウスでなく、1巡目の神である由乃の手にあり、由乃が世界管理に興味を示さないため、神に替わって世界を総べることを目的としていた。デウスの核を手に入れてからは、自身が1巡目の存在であることを隠すためのバツ印が浮かび上がった。1巡目のムルムルの額には1、2巡目のムルムルの額には2と描かれている。
- 本編では出番が少ないが、単行本巻末の「ムルムル先生の裏日記コーナー」では、本編で語られない裏事情についての語り部を担っている。外伝『未来日記パラドックス』では、由乃の代役を務めた。
- 秋瀬或(あきせ ある)
- 声 - 石田彰
- 雪輝のクラスメイトで、世界的な探偵になるという夢を持つ謎の少年。雪輝の身辺について調査しており、彼に興味を抱く。かなり肝の据わった人物で、日向とまおに奪われた『無差別日記』の効果を策略により封殺した。由乃に殺されそうになった際に合気道のような技でいなした場面や人間2人を担いで移動する場面もあることから身体能力もかなり高いようである。雪輝のことを可愛いと評し、愛しているらしい。ちなみに物語中、唯一由乃を「素で引かせた」人。
- 10thを尾行していたことから彼に未来日記所有者であると疑われ、10thの娘である日向に狙われることになる。10thとの戦い後、今度は由乃に事件性を感じ、彼女の身辺を調べている。
- 由乃と共に失踪した雪輝の捜索、対8thの配下戦の作戦立案など、雪輝のために積極的にサバイバル・ゲームに介入する。また、西島刑事や雨流みねねとも情報の交換・作戦の話し合いなどをしあっている。
- 11th戦後、デウスが変動し続ける未来を観測するために作った観測者だと正体が明かされデウスに消されかかるも、事前に打っておいた一手で復活。8thの協力で日記所有者の行動を予知する未来日記「探偵日記」を得て、雪輝たちの前に立ち塞がる。しかし、日記の力を過信し、由乃の策に嵌り首を切られ死亡する。死の間際、雪輝に携帯を通してある真実を伝えた。
- 『パラドックス』では主役として雪輝の代役を果たす。
- 未来日記計画がとん挫した3巡目では本来存在しないはずだが、2巡目世界からの干渉が無いかどうかを観測する立場に変わり存在しているようだ。
ゲームオリジナルキャラクター
- 霧崎あざみ(きりさき あざみ) - 13th
- 声 - 浅川悠
- 所有未来日記:ビデオ日記
- えすのサカエ描き下ろし13人目の日記所有者。レインコートに身を包んだ女性であるが、行動は謎に包まれている。
- 彼女が所持するデジタルカメラ「ビデオ日記」は、自分が未来に写す映像が記録される能力を持つ。映像という性質から文章で予知する他の所有者より正確な未来予知ができ、「The watcher」で覗き見ることができない。
- 霧崎かすみ(きりさき かすみ)
- 声 - 米澤円
- あざみの妹。2か月前に通り魔の3rdに襲われ、入院している。
ゲームのルール
- 未来日記を与えられた12人で行われ、生き残った最後の1人は時間と空間を統べる"神の座"を得てデウスの後継となれる。
- 未来日記は、その所有者がそれまで携帯電話などでつけていた、あるいはゲーム開始前にムルムルから渡された日記に「将来日記に書かれるであろうこと」が、90日先の分まで表示されるようになったもの。1日経つごとに1日分補充される。「未来」を書き込む時点で持ち主が日記を手放していても、(その「未来」から見て)過去の日記に補充されないということはない。
- 全ての未来日記所有者は、桜見市内に存在している。これはデウスが因果律を歪め、そのように手配したため。
- 未来日記が破壊された場合、未来が破壊されるために所有者は死ぬが、その死に方は消滅に近い。
- 他の所有者が誰であるかの予備情報はないため、未来日記などを頼りに自分で見つける必要がある。
- 未来日記に書かれた通りの行動をしなかった場合、その事後にそれ以降の日記が書き換わる。他の所有者の行動によっても書き換わる。
- 所有者が他の所有者に殺されることが確定した場合、"DEAD END"として書き込まれる。日記の特性に応じ、死ぬ時点や死に方が同時に書き込まれる場合もある。こうなった場合、その未来はほぼ回避不能であり、奇跡でも起こさない限りは回避できない。逆に言えば、万に一つの可能性として回避できる。
- これは全ての未来日記共通の機能である。本来なら自身に関する予知が書き込まれない日記であっても、自身の"DEAD END"だけは記載される。
- 作中で"HAPPY END"という記述も登場したが、これは"DEAD END"とは違ってその日記固有の通常の予知である[3]。
- 日記の所有権を他者に譲渡することも含め、ゲームを降りる全ての行為は禁止されているが、戦いを放棄したと見なされた場合、デウスの決定により存在を消滅させられることはある。
- 日記になったからとはいえ、その媒体の本来の機能が失われるわけではない。例えば、携帯電話が日記になった場合でも通話やメール、メモ帳機能は使用可能。「未来」について記述された文章を改竄することもできるが、日記所有者の行動によって文章が変化した時と違って未来が変わることはない。
- 神となったものは世界を司り、消失した物体の再生や時間移動など、全てを思うようにできる。ただし、因果律や魂に干渉することはできず、過去に戻ったとしても「デウスは死にかけ」という因果を変えられないため、ゲームの発生はほぼ不可避であり、死者を蘇生してもそれは魂のないただの肉体となる。
外伝等
未来日記モザイク
『エースアサルト』に掲載された外伝。主人公は雨流みねね。全5話。
第1話はみねねの過去とテロを起こす理由と「何故、神になろうとしているのか」という理由が語られた。その後は時系列はばらばらで、本編ではあまり語られなかった他の未来日記所有者との関わりなどもある。
未来日記パラドックス
第1話と第2話が『エースアサルト』に、アサルト休刊に伴い第3話以降が『ヤングエース』に掲載された外伝。主人公は秋瀬或。全5話。
ムルムルの不手際が原因で因果律が破壊され、由乃の存在が消滅。そのため、雪輝が火山に殺害されてしまう。そこに居合わせた或が火山を殺害した後、因果律が回復する数日間だけ雪輝の代わりに戦う内容となっている。
秋瀬≒デウスという前提で読むと色々と趣が変わってくる構成となっている。
花子と寓話の未来日記
『月刊少年エース』2007年5月号に掲載された。作者えすのサカエの前作である『花子と寓話のテラー』と『未来日記』の、クロスオーバー作品である。
雪輝が、由乃の常軌を逸した行動について亜想探偵事務所へ相談しに行くという内容で、こちらは前編扱い。
「凄春コミックフェア」抽選プレゼント商品の公式同人誌「花子と寓話の未来日記」には、後編も掲載された。後編は花子とムルムルが入れ替わってみるという内容。
『未来日記』や『花子と寓話のテラー』の単行本には未収録であったが、前編は2011年9月に発売された『花子と寓話のテラー』の完全版第1巻、後編は2011年10月発売された完全版第2巻に収録された。
単行本
- 第1巻ISBN 4-04-713839-8 2006年 7月26日発売
- 第2巻ISBN 4-04-713872-X 2006年10月26日発売
- 第3巻ISBN 978-4-04-713912-1 2007年 3月26日発売
- 第4巻ISBN 978-4-04-713954-1 2007年10月26日発売
- 第5巻ISBN 978-4-04-715026-3 2008年 2月26日発売
- 第6巻ISBN 978-4-04-715072-0 2008年 6月26日発売
- 第7巻ISBN 978-4-04-715130-7 2008年11月26日発売
- 第8巻ISBN 978-4-04-715248-9 2009年 5月26日発売
- 第9巻ISBN 978-4-04-715323-3 2009年11月26日発売
- 第10巻 2010年ISBN 978-4-04-715400-1 3月26日発売
- 第11巻 プレミアムアニメDVD付き限定版 2010年12月ISBN 978-4-04-900801-2、通常版 2010年12月25日発売 ISBN 978-4-04-715580-0 9日発売
- 第12巻 2011年ISBN 978-4-04-715679-1 4月26日発売
- 未来日記モザイク 2008年11月26日発売 ISBN 978-4-04-715129-1
- 未来日記パラドックス 2010年ISBN 978-4-04-715412-4 3月26日発売
- 未来日記フラグメンツ 公式ガイドブック 2011年9月26日発売 ISBN 978-4-04-715793-4
アニメ
パイロットアニメ
2010年12月9日発売(9月9日発売だったが諸事情により延期)のコミックス第11巻限定版同梱DVDに収録のプレミアムアニメ。本編9分+特典映像の「設定資料集」11分の計20分収録。本編はダイジェストになっている。設定資料集はこのパイロットアニメの本編映像外の原作の設定物をアニメ用に設定し直したものも収録している。他に特典はキャラクターデザイン平山英嗣描きおろしのジャケットと4ページのブックレット。価格は2560円(税別)。
担当声優は後のテレビアニメ版とほぼ共通しているが、デウスのみ担当声優一覧で名前が伏せられており、音声は加工された男性のものとなっている。
スタッフ
- 原作 - えすのサカエ(月刊「少年エース」連載/角川コミックス・エース刊)
- 監督・コンテ・演出 - 細田直人
- キャラクターデザイン・作画監督 - 平山英嗣
- サブキャラクターデザイン - 渡辺るりこ
- プロップデザイン・3Dディレクター - 江田恵一
- 色彩設計 - 福谷直樹
- 美術設定 - 佐藤正浩
- 美術監督 - 徳田俊之
- 撮影監督 - 藤田智史
- 編集 - 伊藤潤一
- 音楽 - 加藤達也
- 音響監督 - 名倉靖
- 音響効果 - 田中秀実
- 企画プロデューサー - 伊藤敦
- アニメーションプロデューサー - 平松巨規
- アニメーション制作 - アスリード
- 製作 - 12人の日記所有者たち(角川書店、角川映画、ランティス、クロックワークス、ムービック、アスリード)
主題歌
- 「The Creator」
- 作詞 - YUI / 作曲・編曲 - 橘尭葉 / 歌 - 妖精帝國
テレビアニメ
2011年10月から2012年4月まで、チバテレほかにて放送された。全26話。物語の舞台となる桜見市には、神奈川県に存在するという設定が追加された。Cパートでは原作単行本巻末のミニコーナーがアニメ化されており、本編と各話制作スタッフが異なる。
スタッフ(テレビアニメ)
- 原作・構成協力 - えすのサカエ(月刊少年エース連載/角川コミックス・エース刊)
- 監督 - 細田直人
- シリーズ構成 - 高山カツヒコ
- キャラクターデザイン - 平山英嗣
- 総作画監督 - 平山英嗣、岡田万衣子、小島智加
- サブキャラクターデザイン - 渡辺るりこ
- プロップデザイン - 江田恵一
- 3Dディレクター - 石田弘達
- 3DCGI - 酒井寿一、原山希
- 色彩設計 - 福谷直樹
- 美術設定 - 佐藤正浩
- 美術監督 - 徳田俊之
- 撮影監督 - 藤田智史
- 編集 - 伊藤潤一
- 音響監督 - 名倉靖
- 音楽 - 加藤達也
- 企画プロデューサー - 伊藤敦
- アニメーションプロデューサー - 平松巨規
- アニメーション制作 - アスリード
- 製作 - 12人の日記所有者たち
主題歌(テレビアニメ)
- オープニングテーマ
- エンディングテーマ
-
- 「Blood teller」(第1話 - 第14話)
- 作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 中山真斗 / 歌 - 飛蘭
- 「filament」(第15話 - 第26話)
- 作詞 - YUI / 作曲・編曲 - 橘尭葉 / 歌 - 妖精帝國
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | サインアップ | 高山カツヒコ | 細田直人 | 平山英嗣 | 平山英嗣 岡田万衣子 | |
第2話 | 契約条件 | 細田直人 | 小林浩輔 | 小島智加 | ||
第3話 | 初期不良 | 川崎逸朗 | 小谷杏子 | |||
第4話 | 手書き入力 | 米田光宏 | 町田真一 | |||
第5話 | ボイスメモ | 細田直人 | 小林浩輔 | 渡辺るりこ | ||
第6話 | マナーモード | 小鹿りえ | 柳瀬雄之 | 佐藤和磨 | 田畑昭、小島智加 | |
第7話 | 留守応答 | 吉本欣司 | 柳瀬雄之 | 藤原未来夫 | ||
第8話 | 新機種 | 佐藤勝一 | 花井宏和 | 松林唯人 | ||
第9話 | 着信拒否 | 花井宏和 | 高島大輔 | 田村正文、羽坂英則 | ||
第10話 | 家族プラン | 高山カツヒコ | 柳瀬雄之 | 小林浩輔 | 山本善哉 | |
第11話 | サービス終了 | 小鹿りえ | 米田光宏 細田直人 |
米田光宏 | 町田真一、伊藤秀樹 | |
第12話 | 受信圏外 | 柳瀬雄之 | 竹森由加、藤原未来夫 高原修司 |
小島智加 | ||
第13話 | 非通知設定 | 佐藤勝一 | 細田直人 | 高村雄太 | 海老原雅夫 | 平山英嗣 岡田万衣子 |
第14話 | メモリー消去 | 橋口好美 | 羽多野浩平 | 須賀重行 | ||
第15話 | ダブルホルダー | 高山カツヒコ | 吉本欣司 | 阿部雅司 | 津熊健徳、新井博慧 | 小島智加 |
第16話 | 修理 | 花井宏和 | 松林唯人、小倉典子 小野和寛 |
岡田万衣子 | ||
第17話 | 家族割り | 花井宏和 | 小林浩輔 | 本田敬一、竹森由香 友岡新平、南部秀雄 岡田万衣子 |
平山英嗣 小島智加 | |
第18話 | 混線 | 佐藤勝一 | 及川啓 | 羽多野浩平 | 須賀重行 | 平山英嗣 岡田万衣子 |
第19話 | 全件削除 | 松林唯人 | 渡部周 | 竹森由加、深沢謙二 永吉隆志、市野まりあ |
岡田万衣子 | |
第20話 | データ転送 | 小鹿りえ | 細田直人 | 所俊克 | 櫻井司、竹上貴雄 | 小島智加 |
第21話 | 暗証番号 | 佐藤勝一 | 米田光宏 | 町田真一、岡田万衣子 | 平山英嗣 岡田万衣子 | |
第22話 | 切断 | ほしかわたかふみ | 小林浩輔 | 金二星、津熊健徳 竹森由加、坂本龍典 |
小島智加 岡田万衣子 | |
第23話 | 契約不履行 | 小鹿りえ | 岩永彰 | 羽多野浩平 | 須賀重行 | 平山英嗣 |
第24話 | 検索中 | 高山カツヒコ | 花井宏和 | 松岡謙治、横山なつき 松林唯人 |
岡田麻衣子 | |
第25話 | リセット | 竹内哲也 | 小林浩輔 | 竹内哲也 | - | |
第26話 | 初期化 | 細田直人 | 小島智加 | 平山英嗣 |
ムルムル先生の裏未来日記
Cパートに挿入される短編アニメコーナー。第3話、第9話、第15話、第17話、第19話 - 第23話、第26話はCパートなし、第5話はクレイアニメで放送。
放送版ではテロップクレジットが本編中に被るが、BD/DVDでは本編終了後にクレジットされる。また未放送版もあり、こちらはBD/DVDの特典となっている。
放送話 | サブタイトル | 脚本 | コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
第1話Cパート | 3rdの素質 火山高夫編 | 高山カツヒコ | 細田直人 | 渡辺るりこ | |
第2話Cパート | ムルムル先生危機一髪! ムルムル編 | ||||
第4話Cパート | 見える? 春日野椿編 | ||||
第5話Cパート | 12thのいきさつ 平坂黄泉編 | - | |||
第6話Cパート | ムルムルがんばる 天野礼亜編 | 小鹿りえ | 内野明雄 | ||
第7話Cパート | 5thと宇宙人 豊穣礼佑編 | 佐野陽子 | |||
第8話Cパート | 行きたい場所 秋瀬或編 | 佐藤勝一 | 佐野陽子 渡辺るりこ | ||
第10話Cパート | 髪型も? 雨流みねね編 | - | 松田剛吏 | ||
第11話Cパート | ムルムル刑事のご出勤 西島真澄編 | 小鹿りえ | |||
第12話Cパート | 4thのいきさつ 来須圭悟編 | ||||
第13話Cパート | 助けてくれたお礼に… 日野日向・野々坂まお編 | 佐藤勝一 | 内野明雄 | ||
第14話Cパート | 助けてくれたお礼に… リターンズ 高坂王子編 | 松田剛吏 | |||
第16話Cパート | 九郎の苦悩 天野九郎編 | 高山カツヒコ | 内野明雄 | ||
第18話Cパート | デパートにて 我妻由乃編 | 佐藤勝一 | 細田直人 | ||
第24話Cパート | 大人電話相談室 我妻西果編 | 高山カツヒコ | |||
第25話Cパート | 2年の歳月 我妻潮編 | 内野明雄 |
未放送
放送話 | サブタイトル | 脚本 | コンテ | 演出 | 作画監督 | BD/DVD収録巻 |
---|---|---|---|---|---|---|
第3話Cパート | もろこし択 天野雪輝編 | 高山カツヒコ | 細田直人 | 渡辺るりこ | 第2巻 | |
第9話Cパート | ワンダフル 月島狩人編 | 佐藤勝一 | 松田剛吏 | 第4巻 | ||
第15話Cパート | 物理の時 上下かまど編 | - | 内野明雄 | 第6巻 | ||
第17話Cパート | 男と女 戦場マルコ&美神愛編 | 佐野陽子 | 第6巻 |
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
日本全域 | ニコニコ生放送 | 2011年10月9日 - 2012年4月15日 | 日曜 23:00 - 23:30 | ネット配信 | 生放送終了後にはニコニコ動画で通常配信を開始。 第2話以降は配信開始後1週間無料。 |
千葉県 | チバテレ | 日曜 24:00 - 24:30 | 地上波独立局 | ||
埼玉県 | テレ玉 | 日曜 25:05 - 25:35 | |||
京都府 | KBS京都 | 2011年10月10日 - 2012年4月16日 | 月曜 25:00 - 25:30 | ||
神奈川県 | tvk | 月曜 25:15 - 25:45 | |||
兵庫県 | サンテレビ | 2011年10月11日 - 2012年4月17日 | 火曜 24:00 - 24:30 | ||
岐阜県 | ぎふチャン | 2011年10月12日 - 2012年4月18日 | 水曜 24:15 - 24:45 | ||
東京都 | TOKYO MX | 水曜 25:30 - 26:00 | |||
三重県 | 三重テレビ | 2011年10月14日 - 2012年4月20日 | 金曜 25:50 - 26:20 |
各局2012年1月と3月に放送休止を行ったため、番組終了は異例の4月中旬となった。 この他、BS11では2012年4月6日、4月13日、4月20日の各日27:00 - 27:30に「最終回直前!ラスト3回スペシャル!」として、それぞれ第24話 - 第26話を放送した。
テレビドラマ
未来日記-ANOTHER:WORLD- | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ |
原作 | えすのサカエ「未来日記」 |
脚本 |
桑村さや香 早船歌江子 |
演出 | 並木道子 ほか |
出演者 |
岡田将生 剛力彩芽 ほか |
製作 | |
プロデューサー | 藤野良太 |
制作 | フジテレビ |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2012年4月21日 - 6月(予定) |
放送時間 | 土曜日23:10 - 23:55 |
放送枠 | 土曜ドラマ (フジテレビ) |
放送分 | 45分 |
フジテレビ |
ドラマ |
2012年4月21日より、土ドラ(フジテレビ系列)が開始され、その第1作として『未来日記-ANOTHER:WORLD-』(みらいにっき-アナザー:ワールド-)のタイトルで6月下旬まで放送される予定である。主演は岡田将生[17]で、『聖なる怪物たち』(テレビ朝日)に続いて2クール連続主演となる。また岡田は土曜23時台のドラマが一時中断[18]する前の2009年夏クールで「オトメン(乙男)」にも主演しているため、土曜23時台ドラマの中断前後連続での主演となる。またこの時間枠でバラエティ番組からドラマに変わるのは『カワズ君の検索生活』→『LIAR GAME』以来、5年ぶりとなる。
あらすじ(テレビドラマ)
アイスピック通り魔事件で殺された被害者たちは、それぞれクロノスシード社製の100台限定のスマートフォンを所持していた。
星野新太は友人に携帯電話を壊され、代替機としてクロノスシード社限定のスマートフォンを借りる。「未来日記」というアプリを利用すると未来の出来事が次々と書き込まれていき、未来を知ることに喜ぶが突然、未来日記に「DEAD END」と書き込まれてしまう。スマートフォンを借りた森口類に助けを求めようとするが、その途中新太はアイスピック通り魔事件の犯人に襲われる。古崎由乃に導かれ「未来」を次々と変え生きようと抗うが、抵抗空しく最終的に追い詰められてしまう。 父親の九郎が身代わりになり新太は生き残る。そこに「デウス」と名乗る謎の人物が現れ、生き残るためには最後の一人となるまで7人の日記所有者で戦えと命令される。自ら父親を殺したのではないかと悩むが、由乃に最後の一人になって未来日記に望む未来を書き込めばいいと諭される。
キャスト
未来日記所有者(テレビドラマ)
- 星野 新太 (21) - 岡田将生
- 城惺学院大学3年生。諦めの速さがとりえで、日々を惰性で生きている若者。日記は「自分が未来に認識する情報」が表示される。
- 古崎 由乃 (19) - 剛力彩芽(少女期:池田莉々依)
- 新太を病的に愛し、細かなパーソナルな部分も熟知している少女。新太のことを「あっくん」と呼ぶ。木部が「デウス」ではないことをはじめから知っていたり、自宅の地下に何者かを監禁するなど、その正体は謎に包まれている。
- 星野 九郎 (48) - 光石研
- スマートフォン所持。新太の父。日記には「家族の未来」が表示される。クロノスシード営業部から開発部に異動し、スマートフォンの開発を担当していた所、突如未来の内容が書き込まれるようになる。
- 会社のため毎日忙しく働いていたが、「妻が強盗に殺される」と未来日記に表示され、未来を変えるため自分の妻という存在を消すために離婚することで予知を回避する。
- さらに「新太が通り魔に殺される」と表示され、未来を変えるため身代わりとなって通り魔に刺され死亡。皮肉にも直後所有するスマートフォンが割れたことで肉体が消滅し、「未来日記の戦いの敗者の末路」を新太たちに示すことになる。
- 九郎の所持していた未来日記は木部が開発したコピーであったことが後に判明する。
- 萩戸 金次郎 (33) - 岡田義徳
- スマートフォン所持。警視庁桜見署刑事。類のいとこ。
- 一連の通り魔事件を追っており、未来日記の力で犯人の自宅を特定する。日記には「自分が追う事件の捜査情報」が表示される。[19]木部に未来日記を破壊され、ゲームに敗れる。
- 不破 めぐみ (17) - 二階堂ふみ
- スマートフォン所持。元弓道部。類が家庭教師として勉強を教えていた女子高生。
- 学校、家庭の悩みを抱え、心の休まる居場所がなく生きている意味を見失っていた。そのため一度はゲームをリタイアしようとするも、新太に励まされ生きようと決意する。
- 密室の中で新太や由乃とともに閉じ込められ「DEAD END」と出たことでパニックに陥り、由乃を殺そうと行動に移す。彼女を助けるため新太は仕方なく、めぐみの未来日記を破壊する。
- 奥田 陽介 (24) - 平岡祐太
- スマートフォン所持。母親が全ての人生だったが、病気で他界し生きる目標を失ってしまう。「デウス」の使いだと名乗る人物が現れ、理想の未来を作らないかと誘いを受けゲームに参加する。
- 新太の発言で「自分はデウスに利用されているのではないか」と思い、同時に「DEAD END」と表示され精神的に追い詰められる。所有する日記は殺人計画と、その成功率が表示される。
- 一連のスマートフォン所持者を殺害していた通り魔で、新太の目前で父親を殺した犯人である。新太の制止を振り切ってアイスピックで自らの未来日記を破壊し、消滅する。
- 木部 徹 (52) - 佐野史郎
- クロノスシード社長。他人に指示されることを嫌うが、上の立場から命令してくる「デウス」を憎んでいる。問題のスマートフォンを開発・発売した張本人であることから、当初は彼が「デウス」なのではないかと疑われる。
- 所有する日記は「他人の未来日記を覗ける」という機能を持ち、あくまで本体はスマートフォンであるが、パソコンのディスプレイにも表示できるという応用がある。由乃を捕え殺そうとするが、彼女に何らかの事実を聞かされたことで床に膝をつくほどの動揺を見せる。
- 自社の技術力を利用して未来日記のコピーを作ることに成功し、九郎や部下たちに渡していた。拳銃で自らの未来日記を破壊し、消滅する。
- 沖江 春奈 (19) - 福田麻由子
- スマートフォン所持。大学1年生。類の実妹だが、長らく離れて暮らしていた。何者かに拉致されプラネタリウムに連れて来られる。
- ゲームに勝ち残るため、新太の未来日記を破壊する目的で行動する。結果的に崩れ落ちてきた瓦礫から新太を守り、消滅する。
新太の知人・親族
- 森口 類 (21) - 本郷奏多
- 城惺学院大学3年生。新太の親友。
- 妹の命を守るために理由も分からず命令に従い、新太・由乃・めぐみ・萩戸にスマートフォンを渡す。
- 高坂 王子 (19) - 菊池風磨(Sexy Zone)
- 不注意で失敗する事が多く、抜けてる性格。
- 新太が呟くSNS「ライートリー」のファン。新太の後を追っ掛けて城惺学院大学に入学する。
- 星野 礼子 (50) - 宮崎美子
- 新太の母。将来のことを真面目に考えない息子を不安に思う。離婚した本当の事情を知らないため、自らに責任があると感じてしまい情緒不安定になってしまう。
警視庁桜見署
その他
- 上原 倫子 (27) - 中村ゆり
- 入院中の女性。彼氏に暴力を振るわれ、桜見署生活安全課へ相談に訪れたとき萩戸と出会う。
- 須藤 霧海 - 伊藤歩
- 昏睡状態の患者向けに開発された医療補助システムの研究員。
原作との設定の相違点
- 日記所有者が12名から7名に変更。原作で所有者にナンバリングされた序列が存在しない。
- 未来日記が、同型のスマートフォンの日記アプリケーションに統一されている。
- 原作では日記の更新時に電波障害に似たノイズ音が聞こえ、画面にも砂嵐が走るが、ドラマでは内蔵された着信音のひとつとおぼしきデジタル音とともに記述が更新・追加される。
- 原作の未来日記は90日後の事まで書かれているが、ドラマでは一つずつしか予知が発生せず、一度予知をするとその時刻を過ぎるまで新たな予知は発生しない。ただし、「DEAD END」と表示され死ぬ前に新たな予知が発生した場合は、「DEAD END」の文字上に予知が表示される。
- 原作では「DEAD END」は日記の特性により「○○(プレイヤー名)に殺された DEAD END」と死の状況が記載される場合があるが、ドラマでは「○○(自分の名前)が死亡した DEAD END」と表示される。そのためだれが自分を殺すか分からず、めぐみが疑心暗鬼に陥る切っ掛けとなった。
- 「DEAD END」の書き込み音は普通の書き込み音とは異なるうえに、赤い背景で表示される(普通の書き込みの背景は白色)。死亡時刻まで30分を切ると、カウントダウンが開始される。
- 原作では奇跡が無い限り回避不可能な死のみに「DEAD END」と表示されるが、ドラマでは死ぬ可能性があれば回避可能でも「DEAD END」と表示され、状況を変えても死亡時刻は固定されたままである。
- 原作は実際に合わなくても空想内の世界で所有者の人影を見れば分かるが、ドラマでは実際に合わないと姿が全く分からない。
- 原作のデウスは空想から現れているが、ドラマのデウスはスマートフォン上に表示されている未来日記のアイコンが自分の目の前に現れ、そのデザインも大きく異なる(ドラマ版では太陽に顔を描いたような一種のマスコットキャラクターとなっている)。
- 日記の破損による死亡の場合、原作のような日記に吸引されるような消滅の仕方ではなく、所有者の身体が青い半透明になり消滅、星座のようなラインと光る立方体の物質が拡散する演出がなされている。
- 原作はコピーされた未来日記を壊されても所有者は死亡しないが、ドラマではコピーした未来日記だとしても破壊されると所有者は死に至る。
- 原作では各日記ごとに予知内容に差があり、その性能差や予知の方向性により有利不利などの相性や弱点が生まれている。ドラマでは明確な有利・不利はあまりなく、新太とめぐみの日記は現状での設定は同性能で他の日記のような目立った特徴は存在しない。
スタッフ(テレビドラマ)
- 原作 - えすのサカエ「未来日記」(角川書店刊)
- シリーズ構成 - 渡辺雄介
- 脚本 - 桑村さや香、早船歌江子
- 音楽 - 福廣秀一朗
- 演出 - 並木道子、宮木正悟
- 演出補 - 品田俊介、森脇智延
- ナレーション - 石田彰 ※オープニングで前回までの粗筋を解説する。(EPISODE 04から)
- アクションコーディネーター - 竹田道弘
- ガンエフェクト - 早川光
- 医療監修 - 新村核(森山記念病院)
- CG - 三塚篤、市毛宏和
- CG協力 - デジタルメディアラボ、バニラインク
- アプリ制作協力 - HALO、breve soft
- プロデューサー補 - 足立鮎美
- プロデュース - 藤野良太
- 制作 - フジテレビドラマ制作センター
主題歌(テレビドラマ)
- 柴咲コウ「ANOTHER:WORLD」(NAYUTAWAVE RECORDS)
サブタイトル
各話 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|
EPISODE01 | 2012年4月21日 | やっと、会えたね | 桑村さや香 | 並木道子 | 9.9% |
EPISODE02 | 2012年4月28日 | だから、裏切るの | 5.8% | ||
EPISODE03 | 2012年5月5日 | からっぽなんかじゃない | 早船歌江子 | 宮木正悟 | 6.1% |
EPISODE04 | 2012年5月12日 | 7番目の所有者 | 桑村さや香 | 6.7% | |
EPISODE05 | 2012年5月19日 | 明かされた真実 | 並木道子 | 7.0% | |
EPISODE06 | 2012年5月26日 | 最後のDEAD END | 早船歌江子 | 6.6% | |
EPISODE07 | 2012年6月2日 | ANOTHER:WORLD | 渡辺雄介 | 宮木正悟 | |
(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
フジテレビ 土ドラ | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
枠設立前につき無し
|
未来日記-ANOTHER:WORLD-
(2012年4月21日 - 6月) |
主に泣いてます
(2012年7月 - 9月) |
フジテレビ系列 土曜23:10 - 23:55枠 | ||
ピカルの定理
【水曜22時台に移動して継続、ここまでバラエティ枠】 |
未来日記-ANOTHER:WORLD-
【ここから連続ドラマ枠】 |
主に泣いてます
|
関連商品
ノベライズ作品
角川スニーカー文庫(角川書店)レーベルにて発売。著者はいとうのぶき。全2巻。表紙・口絵について、第1巻はアニメの総作画監督を務める岡田万衣子とアニメ『未来日記』の監督を務める細田直人が原画を担当した。第2巻の表紙は原画が松田剛史、作監を平山英嗣が担当し、口絵は植田洋一と竹内哲也が原画を担当しており、本文中の挿絵は第1・2巻を通して元えすのサカエのアシスタントで未来日記のアシスタントも担当していた漫画家の吉原雅彦が担当している。内容は原作の設定・進行をそのまま使用しているが、虚空にいるデウスがムルムルとともにアカシックレコードを視聴し・回想する形式であるためか、一部描写がカットされている。第1巻は雪輝・由乃・9th・6th・秋瀬の視点第2巻は雪輝・由乃・秋瀬・7th美神愛・9th・11th・日野日向の視点が移り変わりながら進行していく流れとなっている。第1巻は原作の第6巻までを描いており、第2巻は第7巻から第12巻までを描いている。あとがきはムルムルと作者の掛け合いという仕様になっている。
- 未来日記 2012年2月1日初版発行、ISBN 978-4-04-100044-1
- 未来日記E(エンド) 2012年5月1日初版発行、ISBN 978-4-04-100149-3
スピンオフ漫画
2011年3月9日創刊の『4コマnanoエース』Vol.1からVol.7号までスピンオフ漫画『未来日記モザイク消し』が連載された。最終話は月刊少年エース2011年12月号に掲載された。漫画は竹内元紀。4コマ漫画雑誌であるため4コマ中心、また作者が得意な下ネタ気味のギャグが織り交ぜて描かれている。単行本はA5版で全1巻、レーベルは角川コミックス・エースエクストラ。なお巻末に原作者とのインタビューがあるがこれは竹内による創作でありフィクションである。
- 未来日記モザイク消し 2011年12月3日初版発行、ISBN 978-4-04-120030-8
CD
TVアニメ『未来日記』イメージソング
- 『未来日記インスパイアードアルバム Vol.1 〜因果律ノイズ〜』
- 2011年11月23日発売、レーベル・発売元はランティス。販売元はバンダイビジュアルである。型番はLACA-15167。参加ボーカルは妖精帝國、OLDCODEX、飛蘭、ちょうちょ、相沢舞、Annabel、悠季、ニルギリス、富樫美鈴、畑亜貴。全12曲である。
収録曲 | ボーカル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 空想メソロギヰ(未来日記オープニングTVサイズ) | 妖精帝國 | YUI | 橘尭葉 | |
2 | EGOIST(デウスのテーマ) | 妖精帝國 | YUI | 橘尭葉 | |
3 | reject(雨流みねねのテーマ〜衝動〜) | OLDCODEX | R・O・N | ||
4 | RED love(我妻由乃のテーマ〜抹殺愛〜) | 飛蘭 | 中山真斗 | ||
5 | Happy Fate(我妻由乃のテーマ〜恍惚愛〜) | ちょうちょ | 松井洋平 | 中土智博 | |
6 | 真似見事(雨流みねねのテーマ〜爆殺〜) | 雨流みねね(相沢舞) | 三重野瞳 | 三浦誠司 | |
7 | perfect trap(豊穣礼佑のテーマ) | Annabel | myu | ||
8 | Never End(日野日向のテーマ) | 悠季 | 松井洋平 | ぺさま | |
9 | ユビキタス(ムルムルのテーマ) | ニルギリス | |||
10 | 君が君の人生の主役だから胸を張って歩け(天野雪輝のテーマ) | 天野雪輝(富樫美鈴) | 三重野瞳 | 江並哲志 | 山田高弘 |
11 | THIRD/Antares Cr302(火山高夫のテーマ) | 畑亜貴 | 加藤達也 | ||
12 | Blood teller(未来日記エンディングTVサイズ) | 飛蘭 | 畑亜貴 | 中山真斗 |
- 『未来日記インスパイアードアルバム Vol.2 〜因果律デシベル〜』
- 2012年2月29日発売、レーベル・発売元はランティス。販売元はバンダイビジュアルである。型番はLACA-15192。参加ボーカルは石田ショーキチ、畑亜貴、ちょうちょ、妖精帝國、川原慶久、白石稔、ニルギリス、六弦アリス、悠季、村田知沙。全10曲である。
収録曲 | ボーカル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | Runnning for your life 〜Theme of Cruth〜(来須圭吾のテーマ) | 石田ショーキチ | |||
2 | 阿鼻依れ叫喚(6)(春日野椿のテーマ) | 畑亜貴 | 加藤達也 | ||
3 | 7th HEAVEN(マルコと愛のテーマ) | ちょうちょ | 松井洋平 | shilo | 中土智博 |
4 | LOST CHILDREN(上下かまどのテーマ) | 悠季 | iyuna | ||
5 | Herrscher(ジョン・バックスのテーマ) | 妖精帝國 | YUI | 橘尭葉 | |
6 | 正義戦隊ゴ12th!!(平坂黄泉のテーマ) | 平坂黄泉(川原慶久) | ZAQ | ||
7 | 俺!今?最高に!!!(高坂王子のテーマ) | 高坂王子(白石稔) | 畑亜貴 | 山田高弘 | |
8 | Crazy for you(西島&みねねのテーマ) | ニルギリス | 岩田アッチュ | ニルギリス | |
9 | 或る真実の謌(秋瀬或のテーマ) | 六弦アリス | 六弦A助 | ||
10 | 願いは未来を生きている(雪輝&由乃のテーマ) | 我妻由乃(村田知沙) | 畑亜貴 | 伊藤真澄 |
Blu-ray Disc/DVD
この項目には発売予定の新製品、提供開始前の新サービス、開店前の店舗、営業・運用開始前の交通機関・車両などに関する記述があります。ウィキペディアは未来を予測する場でも宣伝サイトでもありません。Wikipedia:検証可能性に基づき、正確な記述を心がけてください。また、特に重要と思われることについてはウィキニュースへの投稿も検討してください。 |
Blu-ray Discとしては限定版と通常版、DVDはDVD版1系統のみと計3系統で発売されている。1巻のみ2話収録で2巻以降は各巻3話収録となり全9巻予定。発売・販売元はともに角川書店である。 Blu-ray Disc版版&DVD版は、放送版では規制や時間の関係上カットされたものをディレクターズカット版の『未修正完全版オリジナル映像』として収録とされている。 仕様として、限定版は原作者えすのサカエの描き下ろしスリーブ、キャラクターデザインの平山英嗣描き下ろしのジャケットとなっており、Blu-ray通常版&DVD版はキャラクターデザインの平山英嗣描き下ろしジャケット(限定版とは違う絵柄)のみである。
限定版特典は、音声特典のオーディオコメンタリーのほか封入特典において『描き下ろしマウスパッド』(1巻のみ)『ライブイベント参加優先申込券』(1 - 3巻のみ)、サウンドトラックCD(各巻)、トレーディングカード(各巻2種のうち1枚封入)等が収録されている。 限定版、通常版共通特典として8ページブックレット、ノンテロップオープニング&エンディング(1・6巻のみ)、番宣・販売促進映像、未放送の「裏未来日記」等の映像特典などがある。
巻数 | 発売日 | 収録話 | 限定版封入トレーディングカード (どちらか1種封入) |
オーディオコメンタリー出演者 | 規格品番 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
限定版BD | 通常版BD | DVD版 | |||||
1 | 2011年12月22日 | 第1、2話 | 来須圭吾、雨流みねね | 富樫美鈴、村田知沙 | KAXA-3801 | KAXA-3210 | KABA-10037 |
2 | 2012年1月27日 | 第3、4、5話[20] | 火山高夫、平坂黄泉 | 相沢舞、川原慶久、仙台エリ | KAXA-3802 | KAXA-3811 | KABA-10038 |
3 | 2012年2月24日 | 第6、7、8話 | 豊穣礼佑、春日野椿 | 真田アサミ、水原薫 | KAXA-3803 | KAXA-3812 | KABA-10039 |
4 | 2012年3月30日 | 第9、10、11話[21] | 戦場マルコ&美神愛、上下かまど | 石田彰、松岡由貴、平松広和 | KAXA-3804 | KAXA-3213 | KABA-10040 |
5 | 2012年4月27日 | 第12、13、14話 | 野々坂まお、高坂王子 | 田中正彦、石井真 | KAXA-3805 | KAXA-3214 | KABA-10041 |
6 | 2012年5月25日 | 第15、16、17話 | 月島狩人、日野日向 | 関智一、桑谷夏子 | KAXA-3806 | KAXA-3215 | KABA-10042 |
7 | 2012年6月29日予定 | 第18、19、20話 | ジョン・バックス、デウス・エクス・マキナ | ゆかな、白石稔 | KAXA-3807 | KAXA-3216 | KABA-10043 |
8 | 2012年7月27日予定 | 第21、22、23話 | 天野雪輝、秋瀬或 | 土師孝也、今野宏美 | KAXA-3808 | KAXA-3217 | KABA-10044 |
9 | 2012年8月31日予定 | 第24、25、26話 | KAXA-3809 | KAXA-3218 | KABA-10045 |
ゲーム
- 未来日記 -13人目の日記所有者-
- 角川書店より2010年1月28日に発売されたプレイステーション・ポータブル(PSP)用ゲーム。「パラドックスアドベンチャー」と題された作者完全監修によるオリジナルストーリーが展開され、作者描き下ろしの新キャラクター13thも登場する。なお、キャラクターの音声は収録されていない。キャラクターデザインは原作準拠である。
- 未来日記 13人目の日記所有者 RE WRITE
- 2012年4月26日発売で、機種は前作同様PSP。前作のリメイク版であるが、音声がテレビアニメ版準拠でフルボイスになり、新要素の追加によってシナリオが前作比130%となった。また、前作はCEROのレーティングがA(全年齢)だったが、本作はB(12歳以上対象)となっている。
- 初回限定版はえすのサカエ描き下ろしイラストが両面プリントされた「ヤン由乃とデレ由乃・添い寝枕カバー」と、由乃の囁き声が収録された「ヤン由乃とデレ由乃・お休みCD」が付属。さらに、初回限定版のみの予約特典として各未来日記所有者のカスタムテーマや壁紙が収録された「十三人分の壁紙所有者」ディスクがある。
関連項目
脚注
- ^ アルティマエース2011年Vol.2号440頁より
- ^ 受賞作は『最強!都立あおい坂高校野球部』。
- ^ a b c d e f g 「未来日記フラグメンツ 公式ガイドブック」より。
- ^ ただしアニメ版では日記で救い出されることを匂わせたところで終わっており、ラストシーン自体は丸々カットされている。
- ^ ただしあくまで由乃が書くはずだった内容を記すので、書けない状態になるDEAD END等の告知は行われる。
- ^ 現に、雪輝は彼女から逃げ切ることができなかった。
- ^ なお、ゲーム開始前だったためムルムルによって蘇生されている。
- ^ 本来雪輝たちを裏切るのはゲーム終盤だったがムルムルによって早められた。
- ^ 平たく言うと、ドラえもん体型。『未来日記モザイク』のミスコンを見に来たギャラリーの台詞から、体形がディフォルメではなく、本当に人間離れしているらしいことが判明。
- ^ 神としての能力はどうなったか不明だが、2人の子供は空を飛ぶことが出来る。
- ^ 心境の変化からか、3巡目の自分を捕まえてやってくれといっていた。
- ^ 外国人が市長を務めている理由については作者のえすのは「ノリ以外に理由はありません」と解説している。
- ^ 周囲を予知する「The radar」、特定対象者を予知する「The searcher」など。
- ^ そのため、みねねを椿に比べればテロリストなんて可愛いものだと解放し、雪輝に椿に騙されていると警告もしている
- ^ 結果的には予想通りであり、色物の見た目の割に見る目があったのかもしれないと評されている。
- ^ 実際は未来日記の所有者としての権限は日向に譲渡できておらず、ただ単純に「飼育日記」を渡しただけである。
- ^ 新たに生まれ変わる土曜23時枠、『土ドラ』が誕生!! 主演は人気実力俳優の岡田将生! 土ドラ『未来日記-ANOTHER:WORLD-』 2012年2月25日閲覧
- ^ 2009年秋・冬クールの土曜ドラマは海外ドラマだった
- ^ 原作の4thに似た能力を持つ
- ^ 映像特典として12thの偽物を全て川原慶久がアフレコした別バージョンの第5話が収録されている
- ^ 映像特典として10話の雨流みねね&西島真澄の場面がTV版ではムルムルのナレーションで隠されていたが台詞クリアー版第10話が収録されている