名古屋市港サッカー場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
名古屋市港サッカー場
CSアセット港サッカー場
名古屋市港サッカー場の位置(名古屋市内)
名古屋市港サッカー場
名古屋市港サッカー場の位置(愛知県内)
名古屋市港サッカー場
施設情報
所在地 日本の旗 日本
名古屋市港区野跡4-11-12
位置 北緯35度4分33.96秒 東経136度51分2.46秒 / 北緯35.0761000度 東経136.8506833度 / 35.0761000; 136.8506833座標: 北緯35度4分33.96秒 東経136度51分2.46秒 / 北緯35.0761000度 東経136.8506833度 / 35.0761000; 136.8506833
開場 1993年平成5年)
所有者 名古屋市
運用者 財団法人名古屋市教育スポーツ振興事業団
グラウンド 天然芝
ピッチサイズ 146m x 83m
照明 鉄塔式 4基
大型映像装置 電光掲示板
使用チーム、大会
天皇杯
FCマルヤス岡崎日本フットボールリーグ=2014-)
東海FC
収容人員
20,000人
アクセス
名古屋臨海高速鉄道あおなみ線 野跡駅下車、徒歩約7分。

名古屋市港サッカー場(なごやしみなとサッカーじょう)は、愛知県名古屋市港区稲永公園内にある球技場。施設は名古屋市が所有し、財団法人名古屋市教育スポーツ振興事業団が指定管理者として運営管理を行っている。

金融商品仲介業のCSアセットが施設命名権を取得し、2022年令和4年)4月1日からCSアセット港サッカー場(シーエスアセットみなとサッカーじょう)の名称を用いている。

概要[編集]

1993年平成5年)に第49回国民体育大会(わかしゃち国体)のサッカー競技施設として建設された。

愛知県サッカー選手権大会天皇杯愛知県予選)、愛知県社会人サッカー選手権大会(兼全国社会人サッカー選手権大会愛知県予選)、ジャパンフットボールリーグ公式戦や地域のサッカー大会などが開催されている。

サッカー場という名称であるが、ラグビーアメリカンフットボールも開催可能であり、サッカー専用ではない。港サッカー場と同様に、名古屋市瑞穂公園ラグビー場はラグビー場という名称ながらサッカーにも使用される。

バックスタンド側に市営住宅が密集していることもあり、太鼓・トランペット・メガホンなどの鳴り物を使った応援は近隣住民との申し合わせにより持ち込みを含めて全面禁止されている[1][2]

歴史[編集]

こけら落としは1993年のJリーグカップにおける名古屋グランパスエイトの主管試合であり、これは当時の主本拠だった名古屋市瑞穂公園ラグビー場が芝生張替え工事で使えなかったための処置である。また、1994年(平成6年)6月15日にグランパス対サンフレッチェ広島が行われたが、以後はJリーグ公式戦で使用されたことはなかった。

しかし2022年(令和4年)、本拠地の一つであるパロマ瑞穂スポーツパーク2026年アジア競技大会の主会場として使用するために改修工事が行われていることなどから、同年6月4日に2022JリーグYBCルヴァンカッププレーオフステージ・グランパス対京都サンガF.C.の一戦が行われた[3]

Jリーグ以外には、上述の愛知県サッカー協会主管試合の他、2014年(平成26年)に日本フットボールリーグ (JFL) に昇格したFCマルヤス岡崎のホームゲーム会場の一つとして使われている。本来の本拠地である岡崎市にはJFL・Jリーグを開催可能なスペックの競技場が2020年(令和2年)までなかったためだが、岡崎市龍北総合運動場の完成後も競技場確保が困難になった際に使用は続いている。

2024年(令和6年)5月1日から2025年(令和7年)11月30日まで、大規模改修工事のため休場予定(2026年に開かれるアジア大会の会場の1つになっている為)[4]

施設概要[編集]

  • 敷地面積:33,386.88 m2
  • 建築面積:4,926 m2
  • 収容人員:20,000人
    • メイン:6,700人(座席)
    • サイド:5,800人(芝生)
    • バック:7,500人(芝生)
  • ナイター照明設備:4基(コーナー部分に設置)
  • 電光掲示板(電球式)
  • 天然芝ピッチ

周辺施設[編集]

ギャラリー[編集]

交通アクセス[編集]

公共交通機関[編集]

自動車[編集]

出典[編集]

  1. ^ 6/4(土)京都サンガF.C.戦|スタジアム観戦様式について”. 名古屋グランパス (2022年6月3日). 2022年6月5日閲覧。
  2. ^ 3月13日 JFL1stステージ第2節 vsFC大阪戦について”. FCマルヤス岡崎 (2016年3月8日). 2022年6月5日閲覧。
  3. ^ 2022JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージ組み合わせ決定!』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2022年5月18日https://www.jleague.jp/release/2022年5月19日閲覧 
  4. ^ CSアセット港サッカー場の休場のお知らせ | 港サッカー場”. www.nespa.or.jp. 2023年11月11日閲覧。

外部リンク[編集]