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十日町市

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とおかまちし ウィキデータを編集
十日町市
日本の旗 日本
地方 中部地方北陸地方
甲信越地方
都道府県 新潟県
市町村コード 15210-2
法人番号 9000020152102 ウィキデータを編集
面積 590.39km2
(境界未定部分あり)
総人口 46,138[編集]
推計人口、2024年5月1日)
人口密度 78.1人/km2
隣接自治体 長岡市上越市柏崎市
小千谷市魚沼市南魚沼市
津南町湯沢町
長野県栄村
市の木 ブナ
市の花 ユリ
十日町市役所
市長 関口芳史
所在地 948-8501
新潟県十日町市千歳町三丁目3番地
外部リンク 十日町市

十日町市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキプロジェクト

十日町市(とおかまちし)は、新潟県の南部にある。周囲は山に囲まれ、冬には2mから3mの積雪がある「特別豪雪地帯」。市域内に流れる信濃川と渋海川水系沿いに水田が広がり米作が盛んである。

十日町市街はすでに産業として成り立たないが織物や着物の日本有数の産地。また市の西部には宿場町だった松代(まつだい)や温泉地として有名な松之山がある。また笹山遺跡から発掘された火焔土器は縄文時代の遺物として初めて、また新潟県としてもはじめての国宝に指定された。

地理

十日町
雨温図説明
123456789101112
 
 
415
 
3
-3
 
 
268
 
4
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179
 
7
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25
16
 
 
210
 
28
20
 
 
156
 
30
21
 
 
172
 
26
17
 
 
165
 
20
10
 
 
232
 
13
4
 
 
349
 
7
-0
気温(°C
総降水量(mm)
出典:気象庁
インペリアル換算
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37
27
 
 
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39
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45
30
 
 
4
 
60
38
 
 
4.2
 
71
50
 
 
5.6
 
77
60
 
 
8.3
 
83
68
 
 
6.1
 
87
70
 
 
6.8
 
78
62
 
 
6.5
 
67
50
 
 
9.1
 
56
39
 
 
14
 
44
31
気温(°F
総降水量(in)

信濃川の宮中ダムは過去70年間、首都圏の鉄道の動力源であったが、そのために本来の信濃川の水量が激減し枯渇寸前となり「河原砂漠」とまで呼ばれるようになった。2008年JR東日本による河川法違反(不正取水)が発覚し、同社は国により水利権を剥奪され、70年ぶりに奔流を回復した。

隣接している自治体

新潟県
長野県

歴史

人口

十日町市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 85,365人
1975年(昭和50年) 81,746人
1980年(昭和55年) 78,791人
1985年(昭和60年) 74,620人
1990年(平成2年) 70,938人
1995年(平成7年) 67,962人
2000年(平成12年) 65,033人
2005年(平成17年) 62,058人
2010年(平成22年) 58,911人
2015年(平成27年) 54,917人
2020年(令和2年) 49,820人
総務省統計局 国勢調査より


行政

  • 市長(2005年4月の合併以前)
    • 本田欣二郎
    • 滝沢信一 合併後の市長選に出るも落選
  • 市長(2005年4月の合併以降)
    • 職務執行者:山本茂穂(旧中里村長 2005年4月1日から最大50日間)
    • 初代:田口直人(旧・川西町長、2005年5月1日-2009年4月30日)
    • 2代:関口芳史(旧・三条市収入役、十日町市助役、2009年5月1日-)

経済

産業

繊維業(着物
雪に囲まれる冬の副業として、カラムシ(苧麻)などの繊維をよって織物を作ることが盛んだった。江戸時代に糸を強く撚って模様を作り出す改良が加えられ、越後縮(えちごちぢみ)として各地に出荷されるようになった。
江戸時代末期には織物も行われるようになり、十日町絣(とおかまちかすり)の産地となった。また明治時代に京都の西陣から伝わった製法によって、明石ちぢみと呼ばれる薄手の生地が作られるようになり、夏用の高級着物に重宝されたこともあって十日町は日本有数の高級織物産地に飛躍した。
第二次世界大戦後は染色も行うようになり、布の完成までの一貫生産が可能になったことで京都に並ぶ織物産地になった。高度成長期には訪問着などの生産で繁栄したが、着物の伸び悩みによって工場閉鎖が相次ぐなど織物産業も影響を受けている。着物の振興や新商品の開発などの他に成人式等のイベントで半強制的に地元産の着物着用を進めるなど業界は打開を図っている。
農業(米)
魚沼コシヒカリの産地の一角。川沿いに大きな水田が広がるが、市内は中山間地の集落が多く採算のとれない棚田や集落自体の維持が課題になっている。
ソフトウェア産業
新潟県内有数のソフトハウス集積地で、人口当りの技術者数は県内トップである。十日町市はソフトウェア産業では県内第3位の集積基地で、地域と首都圏のニアショア(near shore)開発(言葉・文化の近い近隣の国でのソフトウェア開発)の拠点地域になっている。[1]

市内に本社・事業所を置く主な企業

金融機関

姉妹都市・提携都市

海外

国内

地域

教育

育英奨学事業

  • 財団法人丸山育英会 [2]

高等学校

中学校

小学校

  • 十日町小学校
  • 中条小学校
  • 飛渡第一小学校
  • 東小学校
  • 六箇小学校(統合)
  • 川治小学校
  • 吉田小学校
  • 鐙島小学校
  • 下条小学校
  • 東下組小学校(統合)
  • 水沢小学校
  • 馬場小学校
  • 西小学校
  • 貝野小学校
  • 倉俣小学校
  • 田沢小学校
  • 千手小学校
  • 上野小学校
  • 橘小学校
  • 仙田小学校(統合)
  • 松代小学校
  • 孟地小学校
  • 奴奈川小学校
  • 松之山小学校
  • 松里小学校
  • 浦田小学校


特別支援学校

  • 小出養護学校ふれあいの丘分校

スポーツ

2002 FIFAワールドカップで十日町市がサッカークロアチア代表キャンプ地(市内ベルナティオにてキャンプ)になった事を契機として、クロアチアとのサッカーを通じた交流が続いている。例えば毎年、「クロアチアカップ・サッカー大会」と名付けられた少年サッカー大会が行われている。

また、新潟県中越地震が発生した直後には、クロアチアサッカー協会やクロアチア大使館から激励の為の書簡が送られた。このような経緯がある為、2006 FIFAワールドカップサッカー日本代表とクロアチア代表が対戦する際、市内では両国の代表を応援しようとする機運が高まった。

スポーツ施設

交通・通信

航空機内より十日町駅付近を北方から撮影。

鉄道

道路

道の駅

路線バス

主に長岡方面と高速バス新潟方面に越後交通、川西・小千谷方面は越後柏崎観光バス、松代・松之山方面は東頸バス、それ以外は南越後観光バスが運行している。

信濃川南岸経由小千谷市街地・長岡方面は朝晩は30分~60分間隔、昼間は2時間間隔で運行している。八箇峠・六日町経由新潟行き高速バスは1日5往復運行している。津南方面は25分~75分間隔で運行している。川西経由小千谷方面は1日7往復の運行、上野までは15分から90分間隔で運行。その他鉢・六箇・長里・後山方面に路線がある。松代・松之山方面は1日5往復運行している〔日曜・祝日は4往復〕

タクシー

  • 十日町タクシー
  • 十交タクシー
  • 明石交通
  • 昭和交通
  • 東部タクシー

電話

  • 十日町市の市外局番は全域025であるが、松之山及び松代地区(安塚MA:市内局番が50及び59で始まる地区)とそれ以外の地区(十日町MA:市内局番が75及び76で始まる地区)との相互通話時へは市外局番からかける必要がある。
  • 当該地域の天気予報は0257-177(柏崎市などと同じ中越エリア)である。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

レジャー

観光

祭事

メディア

著名な出身者

ゆかりのある有名人

関連項目

外部リンク

行政
観光
計画