2002年の日本プロ野球
2002年 こちらもご覧下さい |
---|
各年のスポーツ |
2000 2001 2002 2003 2004 |
競輪 |
2000 2001 2002 2003 2004 |
サッカー |
2000 2001 2002 2003 2004 |
自転車競技 |
2000 2001 2002 2003 2004 |
相撲 |
2000 2001 2002 2003 2004 |
日本競馬 |
2000 2001 2002 2003 2004 |
バスケットボール |
2000 2001 2002 2003 2004 |
バレーボール |
2000 2001 2002 2003 2004 |
野球 |
2000 2001 2002 2003 2004 |
■ヘルプ |
< 2002年 | 2002年のスポーツ
2002年の日本プロ野球(2002ねんのにほんぷろやきゅう)では、2002年の日本プロ野球(NPB)における動向をまとめる。
NPB以外の動向については2002年の野球を参照。
できごと
この節の加筆が望まれています。 |
1月
3月
- 3月 - 東京ドームの人工芝が天然芝に近いものに改良される。
- 3月20日 - 北海道新聞が、日本ハムファイターズの2004年から保護地域(フランチャイズ)を北海道にした上で札幌ドームへの移転をスクープした
- 3月25日 - 読売ジャイアンツの内薗直樹と西武ライオンズの黒田哲史が交換トレード[2]
- 3月30日 - セ・リーグ公式戦が開幕[1]
- 3月31日 - 日本ハムの監督の大島康徳が31日のダイエー2回戦(福岡ドーム)で審判員への暴力行為などで退場処分を受け、2日が東京ドームでの本拠地開幕戦であることを配慮し、出場停止は3、4日のオリックス戦の2試合となった[3]。
4月
- 4月4日 - 福岡ダイエーホークスが球団新記録の開幕6連勝[4]
- 4月6日 - 阪神タイガースが球団タイ記録の開幕7連勝[5]
- 4月8日 - ダイエーの小久保裕紀が日本プロ野球通算200本塁打、史上75人目[4]
- 4月21日 - 大阪近鉄バファローズの五十嵐章人が対ダイエー戦で8番で出場し、5回に星野順治から全打順で本塁打。日本プロ野球史上6人目で、達成時通算26本塁打は史上最少記録[6]
- 4月22日 - 前巨人監督の長嶋茂雄が野球日本代表編成委員会の強化本部長に就任
- 4月28日 - ヤクルトスワローズの高津臣吾が対阪神戦(阪神甲子園球場)で9回を無失点に抑え、日本プロ野球通算200セーブ、史上2人目[7]
- 4月29日 - ダイエーのロドニー・ペドラザが日本プロ野球通算100セーブ、史上11人目[4]
5月
- 5月3日 - ダイエーの松中信彦が日本プロ野球通算100本塁打[4]
- 5月3日 - 千葉ロッテマリーンズの喜多隆志が対西武戦(千葉マリンスタジアム)で新人ではパ・リーグ史上初の2試合連続サヨナラ打を記録[8]
- 5月4日 - ヤクルトの古田敦也が対中日ドラゴンズ戦(明治神宮野球場)で日本プロ野球通算1500試合出場、史上135人目[7]
- 5月7日 - 巨人の武田一浩が対中日戦(ナゴヤドーム)に勝利し、史上3人目の全球団勝利。2005年のセ・パ交流戦開始以前では最後の達成[9]
- 5月11日 - 西武の松井稼頭央が前日とこの日の対オリックス戦で、日本プロ野球史上7人目の2試合連続サヨナラ本塁打[10]
- 5月14日 - 日本プロ野球史上初の台湾での公式戦となるダイエー対オリックス戦が台北市の天母球場で行われ、5対4でダイエーが勝利。アメリカ占領下時の沖縄県での試合を除き、日本以外の国で試合が行われたのは1940年の満州国での試合以来62年ぶり[11]
- 5月27日 - 西武の橋本武広と阪神のトム・エバンスが交換トレード[2]
6月
7月
- 7月2日 - 阪神が対ヤクルト戦(神宮)に勝利し、星野仙一監督が監督通算800勝、史上14人目[5]。
- 7月4日 - NPBプロ野球実行委員会は2004年度より、日本ハムファイターズの保護地域を北海道、本拠地を札幌ドームとすることを承認[12]
- 7月6日 - ヤクルトのアレックス・ラミレスが対広島戦(広島)で球団新記録の1試合9打点[7]
- 7月10日 - 広島の松田耕平球団オーナーが死去[1]。
- 7月18日 - NPBの日本ハムファイターズとMLBのアリゾナ・ダイヤモンドバックスが業務提携を締結[12]
- 7月21日 - ロッテの小林雅英が対日本ハム戦(東京ドーム)でパ・リーグ新記録の13試合連続セーブ[8]
- 7月27日 - 横浜のボイ・ロドリゲスがサイクル安打を達成、セ・リーグ史上26人目[1]
- 7月29日 - オリックスの山口和男が対ダイエー戦で最速記録タイの158Kmをマーク
- 7月29日 - 日本ハムの小笠原道大が2000年4月13日からこの日まで、球団記録の342連続試合全イニング出場[13]
8月
- 8月1日 - 中日ドラゴンズの川上憲伸が対巨人(東京ドーム)で、ノーヒットノーランを達成[14]
- 8月7日 - 阪神の濱中おさむが対広島戦(広島)で球団通算150満塁本塁打[5]
- 8月14日 - 近鉄の梨田昌孝監督が14日のオリックス21回戦(神戸)の8回、内野ゴロの判定をめぐって抗議し、一塁塁審の杉本大成への暴力行為により、退場処分を受けた[15]。
- 8月15日 - ヤクルトのロベルト・ペタジーニが対巨人戦(東京ドーム)の1回表に入来祐作から日本プロ野球通算150本塁打、史上122人目[7]
- 8月16日 - 西武が対近鉄戦(西武ドーム)で3回まで0対9とし、その後10対9で逆転、一端同点とされた後、12対10で逆転勝利で優勝へのマジックナンバー34が点灯[16]
- 8月22日 - 横浜の石井琢朗が対巨人戦(東京ドーム)で日本プロ野球通算1500安打[17]
- 8月23日 - 阪神の星野仙一監督が対巨人戦で暴言を吐き退場処分。同時に田淵幸一チーフ打撃コーチも審判を小突いたとして退場処分に。セ・リーグで監督とコーチが2人同時に退場処分になったのは初めて。また、星野監督は阪神監督就任後初の退場となった。[18]
- 8月25日 - 日本ハムは対近鉄戦(大阪ドーム)でパ・リーグ史上6度目の全員三振、試合は3対2で近鉄が勝利[19]
- 8月26日 - ダイエーの秋山幸二が今季限りの現役引退を表明 [4]
- 8月26日 - 西武の西口文也が対ロッテ戦(西武ドーム)で9回2死まで1与四球の無安打無得点に抑えていたが、小坂誠に安打を打たれ、ノーヒットノーランを逃す。9回2死で逃したのはパ・リーグ史上8人目[9]
9月
- 9月9日 - 阪神の星野伸之が現役引退を表明。
- 9月15日 - 西武の松井稼頭央が近鉄戦(大阪ドーム)で30号本塁打、トリプルスリーを決定的に[20]
- 9月17日 - 西武のアレックス・カブレラが7月21日からこの日まで球団記録の49試合連続出塁[21]
- 9月21日 - 西武が対ロッテ戦(千葉マリン)に敗北も、2位のダイエーが日本ハムに引き分け、西武の4年ぶり19回目のパ・リーグ優勝達成[22]
- 9月21日- 中日の井端弘和がサイクル安打達成、セ・リーグ史上27人目[1]
- 9月24日 - 巨人が2年ぶり30回目のリーグ優勝[23]
- 9月25日 - 横浜の森祇晶監督が成績不振を理由に途中休養、黒江透修ヘッドコーチが監督代行を務める。
- 9月23日 - ロッテの小林雅英が対近鉄戦(大阪ドーム)でパ・リーグ新記録の23試合連続セーブポイント[8]
- 9月26日 - 阪神が遠山奨志、成本年秀、伊藤敦規、弓長起浩、西川慎一、川俣ヒロアキに戦力外通告
- 9月27日 - 西武の松井稼頭央がダイエー戦でプロ野球タイ記録となるシーズン85長打[24]
10月
- 10月5日 - 西武の松井稼頭央が近鉄戦(西武ドーム)でプロ野球新記録となるシーズン86長打[24]
- 10月5日 - 日本ハムの大島康徳監督の解任が発表される。
- 10月10日 - 巨人の今季観客動員が史上最多の378万3500人[23]
- 10月12日 - 阪神は舩木聖士、部坂俊之、山岡洋之、根本隆輝、吉田浩に戦力外通告
- 10月14日 - 西武の伊原春樹監督が90勝で新人監督最多記録[12]
- 10月16日 - 横浜の新監督に山下大輔の就任が発表。
- 10月17日 - 神宮のヤクルト対広島最終戦でヤクルト・池山隆寛の引退試合が行われた。
- 10月30日 - 日本シリーズの第4戦が西武ドームで行われ、巨人が6対2で西武に勝利し巨人が4連勝のストレート勝ちで通算20度目の日本一。4連勝のストレート勝ちは巨人としては球団史上初で、シリーズとしては1990年の西武以来、12年ぶり。西武の日本シリーズでの5連続敗退は阪急と並ぶ当時のワーストタイ記録[25]
11月
- 11月1日 - 巨人の松井秀喜がFAを行使してメジャーリーグ挑戦を表明
- 11月4日 - 横浜を戦力外の関屋智義がダイエーに入団[4]
- 11月5日 - 近鉄の中村紀洋がFA宣言
- 11月5日 - 日本ハムの新監督にトレイ・ヒルマンが就任
- 11月8日 - ダイエーにマット・スクルメタが入団[4]
- 11月8日 - 横浜のデニー友利と西武の前田和之が交換トレード。西武の鈴木健がヤクルトにトレード[2]
- 11月15日 - ダイエーからFAの若田部健一が横浜へ入団[17]
- 11月16日 - NPB読売ジャイアンツとMLBニューヨーク・ヤンキースが業務提携[23]
- 11月17日 - 巨人が前ダイエーのロドニー・ペドラザを獲得
- 11月19日 - ヤクルトを退団したロベルト・ペタジーニが巨人へ入団
- 11月19日 - ロッテの椎木匠と西武の垣内哲也が交換トレード[2]
- 11月25日 - 広島からFAの金本知憲が阪神へ入団表明[5]
- 11月27日 - 横浜の富岡久貴、中嶋聡と西武の細見和史、石井義人の2対2の交換トレード[2]
12月
- 12月2日 - 長嶋茂雄前巨人監督が、アテネ五輪野球の日本代表監督に就任。
- 12月7日 - 前テキサス・レンジャーズの伊良部秀輝と前ロサンゼルス・ドジャースのジェフ・ウィリアムスの阪神入団が決定
- 12月19日 - 巨人からFA宣言していた松井秀喜がニューヨーク・ヤンキースと契約合意
- 12月21日 - 近鉄からFA宣言していた中村紀洋の近鉄残留が正式決定
- 12月29日 - ダイエーにブランドン・ナイトが入団[4]
新ストライクゾーン
2002年よりストライクゾーンが高めに広がった[26][27][28]。セ・リーグ、パ・リーグ共に四死球が減少、三振数は増加。特に四死球の減少が顕著となった[26]。得点も両リーグ減少し、防御率も良化[26]。パ・リーグは全チームが防御率3点台を記録した[26]。
ストライクゾーン変更は打者有利の現状や試合時間が長くなることへの反省から行われたものである[27]。上記の通り投低打高化しており、また試合時間についても2002年の平均試合時間は両リーグとも昨年より短縮された[26]。しかし翌年の2003年には見直される[29]。
競技結果
|
|
個人タイトル
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
タイトル | 選手 | 球団 | 成績 | 選手 | 球団 | 成績 |
最優秀選手 | 松井秀喜 | 巨人 | A.カブレラ | 西武 | ||
最優秀新人 | 石川雅規 | ヤクルト | 正田樹 | 日本ハム | ||
首位打者 | 福留孝介 | 中日 | .343 | 小笠原道大 | 日本ハム | .340 |
本塁打王 | 松井秀喜 | 巨人 | 50本 | A.カブレラ | 西武 | 55本 |
打点王 | 松井秀喜 | 巨人 | 107点 | T.ローズ | 近鉄 | 117点 |
最多安打 | 清水隆行 | 巨人 | 191本 | 松井稼頭央 | 西武 | 193本 |
盗塁王 | 赤星憲広 | 阪神 | 26個 | 谷佳知 | オリックス | 41個 |
最高出塁率 | 松井秀喜 | 巨人 | .461 | A.カブレラ | 西武 | .467 |
最優秀防御率 | 桑田真澄 | 巨人 | 2.22 | 金田政彦 | オリックス | 2.50 |
最多勝利 | 上原浩治 | 巨人 | 17勝 | J.パウエル | 近鉄 | 17勝 |
K.ホッジス | ヤクルト | |||||
最多奪三振 | 井川慶 | 阪神 | 206 | J.パウエル | 近鉄 | 182 |
最高勝率 | 上原浩治 | 巨人 | .773 | J.パウエル | 近鉄 | .630 |
最多セーブ投手 | E.ギャラード | 中日 | 35S | 豊田清 | 西武 | 44S |
最優秀中継ぎ投手 | 石井弘寿 | ヤクルト | 35.5RP |
誕生
2002年の野球を参照
死去
2002年の野球を参照
脚注
- ^ a b c d e セリーグHistoryセ・リーグ公式サイト
- ^ a b c d e 日付は公示日。ベースボール・マガジン社刊「ライオンズ60年史―獅子の記憶ー「西鉄」から「埼玉西武」まで」ページ
- ^ 大島監督が2試合出場停止/暴力行為などでパ処分四国新聞社、2002年4月1日
- ^ a b c d e f g h i j ソフトバンク刊「王貞治監督 ホークス14年の軌跡」44ページ
- ^ a b c d 阪神タイガースヒストリー 2000-2004阪神球団公式サイト
- ^ 記録メモ(個人打者編)パ・リーグ公式サイト
- ^ a b c d 球団のあゆみ2000年代ヤクルト球団公式サイト
- ^ a b c チ-ムヒストリーロッテ球団公式サイト
- ^ a b 記録メモ(個人投手編)パ・リーグ公式サイト
- ^ 週刊ベースボール2012年5月12日号107ページ
- ^ 【5月14日】2002年(平14) 松中信彦「再見全塁打!」 王監督ゆかりの地で歴史的勝利スポーツニッポン2011年6月日配信
- ^ a b c パシフィック・リーグ略史(2001年~)パリーグ公式サイト
- ^ 個人打撃連続記録(1)パ・リーグ公式サイト
- ^ 無安打無得点試合 (ノーヒットノーラン)NPB公式サイト
- ^ 梨田監督が退場共同通信2002年8月14日
- ^ 【8月16日】2002年(平14) 西武 球団史上最高の逆転劇でマジック点灯スポーツニッポン2010年8月12日配信
- ^ a b ベースボール・マガジン社刊「ホエールズ&ベイスターズ60年の軌跡」27ページ
- ^ 【8月23日】2002年(平14) 暴言、突き飛ばし…セ初の監督、コーチ同時退場スポーツニッポン2009年8月12日配信
- ^ 記録メモ(チーム・その他編)パ・リーグ公式サイト
- ^ 「西武・松井が快記録 3割、30HR、30盗塁」 47NEWS 2014年2月23日閲覧。
- ^ 個人打撃連続記録(1)パ・リーグ公式サイト
- ^ 週刊ベースボール2013年10月7日号42-43ページ
- ^ a b c 巨人軍年表巨人球団公式サイト
- ^ a b 「最多長打86のプロ新 西武の松井内野手」 47NEWS 2014年2月23日閲覧。
- ^ 【10月30日】2002年(平14) 巨人、20度目の日本一で初の4戦全勝Vスポーツニッポン2007年10月16日配信
- ^ a b c d e 『プロ野球全記録 (2003年版)』、実業之日本社、188頁。ISBN 4-408-61599-4。
- ^ a b “ストライクゾーン変更——あらためて、日本の審判について考える。”. Number Web. 2002年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月25日閲覧。
- ^ “§ 新ストライクゾーンについて”. 高木豊のプロ野球すべてが僕の頭の中にある. 2014年6月25日閲覧。
- ^ “もらった松坂ライズボール”. 報知ベースボールパーク. 2003年4月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月25日閲覧。
外部リンク
- 2002年 セントラル・リーグ - NPB公式サイト
- 2002年 パシフィック・リーグ - NPB公式サイト
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 | 読売ジャイアンツ | 2位 | ヤクルトスワローズ | 優勝 | 西武ライオンズ | 2位 | 大阪近鉄バファローズ |
3位 | 中日ドラゴンズ | 4位 | 阪神タイガース | 2位 | 福岡ダイエーホークス | 4位 | 千葉ロッテマリーンズ |
5位 | 広島東洋カープ | 6位 | 横浜ベイスターズ | 5位 | 日本ハムファイターズ | 6位 | オリックス・ブルーウェーブ |
:日本一 :日本シリーズ出場 | |||||||