恩賜のたばこ
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恩賜のたばこ(おんしのたばこ、恩賜たばことも)は、日本たばこ産業(JT)が宮内庁にのみ納めている、来賓・恩賜専用のたばこである。
[編集] 概要
口付(吸い口部分に厚紙を二重に巻いた紙巻たばこ。市販品としては1976年を最後に生産が中止されている)、葉巻、トルコ巻の3種がある。口付が「賜り用」、それ以外が「来賓用」となる。納入価格は第38回国会衆議院予算委員会答弁によると、当時の市販たばこで言えば、口付が通常のたばこ「朝日」並、葉巻が「パンドール」並、トルコ巻(市販相当品なし)が「富士」並であったとのことである。
箱には「賜」の文字が入っており、たばこ1本ずつに菊の紋章が入っている。パッケージングの際には、全部の菊紋が上を向く様にきちんと揃えられる。成分的には普通のたばこと何ら代わりはないが、たばこ葉は純国産品である。
当然ながら市販されていない。宮内庁奉仕団、皇室関連ボランティア活動、警視庁警備部警衛課や各道府県警察の警備の警官への謝礼品として宮内庁から賜り用の口付たばこを渡されることがあるのみ。吸った事のある人によると「非常な辛口」との事。
近年まで、皇室の恩賜および宮内庁の贈品目であった。しかし、健康増進法の制定や、それに伴う、健康にとって有害なものを嫌う風潮を受け、伝統を重んじる宮内庁も、2006年末をもって賜り品の口付たばこを廃止することを2000年12月23日に発表した。代替品はお菓子(金平糖入りのボンボニエール)となる。
正しい吸い方は、菊の紋章を上にして吸う。
1959年6月25日に後楽園球場にて行われた、プロ野球・セントラル・リーグ公式戦、読売ジャイアンツ(巨人)対大阪タイガース(阪神)の試合(天覧試合)において、出場チームに恩賜のたばこが贈られた。

