川村カオリ

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川村カオリ
基本情報
出生名 川村かおり
出生 1971年1月23日
ロシアの旗 ロシア モスクワ
血液型 B型
死没 2009年7月28日(満38歳没)
日本の旗 日本 東京都
ジャンル J-POP
職業 歌手エッセイスト
活動期間 1988年 - 2009年
レーベル MILESTONE CROWDS
共同作業者 上田ケンジ
marhy
松浦晃久
公式サイト Kaori Kawamura Web

川村 カオリ(かわむら カオリ、1971年1月23日 - 2009年7月28日)は、日本歌手。本名及び旧芸名、川村 かおり

モスクワ出身。英国四天王寺学園高等部卒業。

目次

[編集] 略歴

商社駐在員を務めていた日本人の父、川村秀(現・日露文化センター代表)とロシア人の母、エレーナ・スクドノーワ・アレクサンドロフナとの間に、モスクワで生まれる。幼い頃に正教洗礼を受ける。聖名アナスタシア[1]ギリシャ語で「復活」「復活した女」を意味する)。

11歳の時に家族と共にモスクワから千葉県に移住。帰国後に編入した小学校で、「純粋な日本人ではない」、「ハーフ」と揶揄を受け、壮絶ないじめに遭う。上履きを隠され、教科書を破かれ、給食にゴミやゴキブリを入れられ、「川村かおりを殺す会」が作られるまでに至った。都内の中学校に進学した1983年、ソ連による大韓航空機撃墜事件が起きる。教師から「この外道が! ソ連に帰れ!」といわれのない非情な言葉を浴びせられたという。[2]。 時には刃物で傷つけられる事もあったという。


1986年東京都立田柄高等学校に進学。選択教科は音楽ではなく美術。成績は芳しくなかった。また、学校を休んで新宿Loftやツバキハウスなどに頻繁に出入りするようになったのもこの時期である。そこで音楽関係者と知り合い、後にデビューの足掛かりとなった。

1987年、都立校を中退し渡英。ライブハウスに通い詰める。暫くして英国四天王寺学園高等学校(2000年閉鎖)に編入、単位を修得し卒業。程なく帰国する。

1988年辻仁成プロデュースにより、シングル「ZOO」[3]および同名アルバムでデビュー。

1990年、「神様が降りてくる夜」が『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』のテーマ曲となりヒットする。1991年には「翼をください[4]もヒット。音楽番組だけではなくバラエティ番組などにも出演するようになる。また、モデルとして雑誌やショーに出演する機会が増えた。

1989年4月から1991年6月までニッポン放送オールナイトニッポン』土曜2部のパーソナリティを務めた。番組中、電話でゲスト出演した大槻ケンヂと同じ、田柄高校の出身と分かり、話が盛り上がる。また当時のソビエト連邦大統領ゴルバチョフにリスナーから質問をする趣旨を掲げた「ゴルバチョフへの手紙」というコーナーもあり、簡単なロシア語を披露した。実際にロシア語で綴った手紙を大使館を通じてゴルバチョフに届けたことがある。それがきっかけとなり、大統領と電話で話す機会を得るなど話題となった。ゴルバチョフの来日が決定すると、当時の内閣総理大臣であった海部俊樹の名前で晩餐会への招待状が届く。短時間ではあったが面会も叶い、その模様も番組で放送された。「子どもの頃はコンプレックスであった自分の血を、いまは胸を張って誇りに思える」と語った。

1991年、『東京の休日』で映画初主演。1992年エッセイ集『volume―僕の手の中』を発表。

1993年より活動休止し、ニューヨーク等で生活。1995年6月、音楽活動を再開。所属レコード会社を移籍し、シングル「Big Beat」を発表した。1996年、NHK-BSのテレビドラマ『新宿鮫』に出演。1997年、『新宿鮫・毒猿』に出演。

1998年、クラブ向きの音楽制作を目的としたソロプロジェクト「SORROW」を開始し、クラブイベントでのDJとしても活動を始めた。また、モデルの坂田かよと共にクラブイベント「696」を開催。この頃、「川村かおり」から「川村カオリ」に改名した。また同年、母が乳癌で永眠。

1999年2月、バンド「SOBUT」のギタリストであったMOTOAKIと結婚。同年、手塚眞監督の映画『白痴』に出演。

2000年、「SORROW」のメンバーに中村達也を加えてイベントを全国で展開。以降、夫を含む4人編成のバンドとしてインディーズで活動を続ける。MOTOAKIとの写真集『True Romance』(撮影:ニッキー・スターキー)を出版。

2001年、ツアーの様子を自ら撮影したドキュメンタリー映画『696 TRAVELING HIGH』を発表した。同年、行定勲監督『贅沢な骨』に出演。また同年12月には長女を出産。

2003年ユニバーサルミュージックよりアルバムを発表し、メジャーデビュー。またこの年からMOTOAKIとの別居生活を始めた。

2004年、乳癌が発覚。左乳房の切除手術と抗がん剤治療を経て、2005年に芸能活動を再開した。9月、フォトエッセイ『Helter Skelter』を発表。少女期に受けたいじめや、音楽活動の紆余曲折、乳癌を患った事とその闘病生活などを明かした。2006年、手塚眞監督の映画『BLACK KISS』で主演を務める。

また、国内アパレルブランド[5]のモデルとしてパリ・コレクションなどのファッションショーに出演。

2007年2月、「SORROW」の活動休止を発表。同年、北村龍平監督の『LOVE DEATH』に出演。6月、3年半の別居の末MOTOAKIと離婚。また、6月20日に発売されたTHE NEATBEATSのアルバム『JAPANESE ROCK & ROLL ATTACK!!ロックンロールの逆襲〜日本編』に、「ロックンロール・ウィドウ」のカバーで参加。9月29日、ピンクリボン運動のイベントでトークショーに出演。「年に1度はマンモグラフィー検査に行ってほしい」と訴えた[6][7]。イベント終了後の記者会見では、話し合いを経て共に悔いの無い心境で離婚届を提出した事、長女の親権は川村が持つ事などを明かした[8]

2008年10月1日、ブログで癌の再発を発表。同日に参加したピンクリボンフェスティバル終了後の記者会見では、昨年関節炎と診断された胸の痛みの原因が実際は癌である事が1月に判明、リンパ節の3ヶ所に転移しており、手術が不可能なため点滴での抗がん剤治療を続けている事を明かした[9]

2009年1月23日、11年ぶりの誕生日ライブを東京・原宿アストロホールで行う。「バタフライ」など7曲を歌った。

同年3月18日に『徹子の部屋』にゲスト出演する。

同年3月22日、東京渋谷HMVでシングル「バタフライ」と書籍『MY SWEET HOME』の発売記念インストアライブにて、トークと「バタフライ」を1フレーズ歌い、握手会を行った。

同年4月4日、単発特番の川村カオリのオールナイトニッポンが放送される予定だったが、体調不良のため川村本人は生出演せず、急遽『川村カオリのためのオールナイトニッポン』として放送された。MCは構成作家の鈴木おさむ

同年5月5日、東京渋谷CCレモンホールにてライブを行った。全席完売の会場で全13曲を歌い、合間にオールナイトニッポンの公開録音を行った。公演中は椅子に座った状態だったが、アンコールの『ZOO』ではギターを抱えて立って歌った。ゲストは鈴木祥子浅井健一高橋研吉川晃司、渡辺俊美、鈴木彩子で、13年ぶりのフルアルバム『K』に参加したメンバーが入れ換わりで演奏した。オールナイトニッポンの公開録音は、4月4日に生出演できなかったことからリベンジ企画としておこなったもの。放送予定はいまのところ未定。

同年5月27日、13年ぶりのフルアルバム『K』を発売。同年7月1日ブログで癌の新たな転移が見つかったことを報告。

同年7月28日午前11時01分、乳癌のため都内の病院にて永眠。38歳没[10][11]

正教徒であったカオリのために、7月30日晩にパニヒダ(通夜)が、31日昼に埋葬式(葬儀)(埋葬式は主教祈祷)が、日本正教会最大の教会であるニコライ堂で行われた。友人・知人からの献花の後、聖堂に川村のCD、ギター三本などが聖堂内に並べられた[12]。喪主は、カオリの弟である川村忠が務めた[13]

[編集] ディスコグラフィー

[編集] シングル

[編集] 川村かおり名義

(以下はポニーキャニオンから発売)

アニメーション映画「エイジ」』 主題歌
毎日放送地球ZIGZAG』オープニングソング
ドラマ『悪魔のKISS』挿入歌

(以下はファンハウスから発売)

[編集] 川村カオリ名義

(以下はユニバーサル・ミュージックから発売)

(順位はオリコンでの最高位)

[編集] アルバム

[編集] 川村かおり名義

(以下はポニーキャニオンから発売)

(以下はファンハウスから発売)

[編集] 川村カオリ名義

(以下はユニバーサルミュージックから発売)

  • K (川村カオリのアルバム)|K(2009年5月27日発売)

[編集] ベストアルバム

(以下はポニーキャニオンから発売)

  • 川村かおり ベスト・コレクション(2008年7月16日発売)

[編集] SORROW名義

(以下3枚はインディーズレーベルからのリリース)

  • SORROW(1999年3月25日発売)
    収録曲:My name is Sorrow / Happy? / Good bye puppy / Bond girl #007 / Catwalk / Rubber sole / My name is Sorrow -Remix-
  • MACARONI(1999年10月21日発売)
    収録曲:Macaroni / Scratch / Black Leather Girl / Trap Spider / Siberian Sky / Mamok / Skate King Suicide / Rosie / West End
  • Lagrimas de Maria (2002年1月23日発売)
    収録曲:PIPE LINE / GOD COMING / Estados.Unidos.America / Rubber sole / Lagrimas de Maria / HUSKY / TEENAGE HERO / ACE OF SPADE / LOVE & GOLD / LA-ROCKA! LA-ROTA! / DEATH OF SPADE / SPIKE

(以下はユニバーサルミュージックから発売)

  • TOKYO RODEO(2003年2月5日発売)
    収録曲:intro -Dead channel- / TOKYO RODEO / Gabriel / Woe Rain / DEATH ON SPADE(NEW version) / HUSKY(NEW version) / GOD COMING(NEW version)
  • confusion(2003年11月5日発売)
    収録曲:Gitanda / SHERRY / Sunny Boy / Baby Snake Alaska / PARANOIA / Heaven's Door / Dolly / LUCIA / Carnival / BLACK BERRY / RAIN MAKER / confusion

[編集] 映画

[編集] TVドラマ

  • 『新宿鮫 屍蘭』(NHK-BS2、1996年)(出演)
  • 『新宿鮫 毒猿』(NHK-BS2、1997年)(出演)
  • WITH LOVE』(フジテレビ、1998年)(出演)
    挿入歌:Miniature Garden (Kaori名義:歌唱)

[編集] TVバラエティー

[編集] ラジオ

[編集] 著書

[編集] 写真集

  • 『THESE ARE THE DAYS』(2000年)
  • 『True Romance』(2000年)

[編集] CM

[編集] 関連人物(楽曲提供・プロデュースなど)

[編集] 参考

[編集] 脚注

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  1. ^ 川村カオリさん通夜に700人スポーツ報知(2009年7月31日06時02分)、同年7月31日閲覧。
  2. ^ 2009年3月13日放送『金スマ波瀾万丈』及び、自伝『Helter Skelter』参考
  3. ^ 「ZOO」は後にエコーズ蓮井朱夏菅野美穂)にカバーされたが(エコーズの場合はセルフカバー)、オリジナルは川村のバージョンである。
  4. ^ 赤い鳥のカヴァー
  5. ^ LIMI feu(リミフゥ・山本耀司の長女・里美のブランド)、alfredo BANNISTER(アルフレッド・バニスター)、Roen(ロエン)、Candy Stripper(キャンディストリッパー)、HIROMICHI NAKANO(ヒロミチナカノ)、FULLCOUNT(フルカウント)など
  6. ^ 川村カオリ、自身の乳がん体験を初告白 ORICON STYLE参考。
  7. ^ FUJIFILM 『ピンク ピンク ピンク!』開催のお知らせ参考。
  8. ^ OICON STYLE ニュース 川村カオリ、離婚届は「笑いながら」提出参考。
  9. ^ スポーツ報知 川村カオリ「歌い続けたい」ガン再発を告白参考。
  10. ^ Kaori Kawamura We” (2008年7月28日). 2009年7月28日閲覧。
  11. ^ 歌手の川村カオリさん死去、乳がんで闘病”. サンケイスポーツ (2008年7月28日). 2009年7月28日閲覧。
  12. ^ “川村カオリさん“ロック葬”で天国へ…”. デイリースポーツ. (2009年7月31日). http://www.daily.co.jp/gossip/obituaries/2009/07/31/0002182693.shtml 2011年2月15日閲覧。 ただし出典記事には正教会の用語等につき多くの誤りがあり、これを修正して本項文章を作成。
  13. ^ Sponichi Annex ニュース 川村カオリさん死去…2度の乳がん転移の末(芸能)参考。
  14. ^ 主題歌としてメリーゴーラウンドに乗ってる君のことが好きだよ」を使用の他、挿入歌としてアルバム『ZOO』から「Kids」、Hippiesから「パイレーツ」をそれぞれ使用。ビデオパッケージによると、原作者である江口寿史本人の希望によって実現した。
  15. ^ 川村カオリ『ヘルター・スケルター』p.11.

[編集] 外部リンク

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