マット・ケイン

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マット・ケイン
Matt Cain
サンフランシスコ・ジャイアンツ #18
Matt Cain debut.jpg
2007年9月1日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アメリカ合衆国の旗 アラバマ州ドーサン
生年月日 1984年10月1日(28歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
245 lb =約111.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2002年 MLBドラフト1巡目(全体25位)
初出場 2005年8月29日
年俸 $20,000,000(2013年)[1]
経歴(括弧内は在籍年)

マシュー・トーマス・ケインMatthew Thomas "Matt" Cain , 1984年10月1日 - )は、アメリカ合衆国アラバマ州出身のプロ野球選手投手)。現在は、MLBサンフランシスコ・ジャイアンツに所属している。

かつてはメジャーでもそう多くはいない「速球だけで三振を取れる投手」で、球速が最速98mph(約157.7km/h)にも達した。近年は89~95mph(約143.2~152.9km/h)程度に抑えている。加えて、カーブスライダーチェンジアップ三振を取る[2]

目次

経歴 [編集]

2002年ドラフトでジャイアンツから1巡目(全体25位)指名を受け入団。2004年には球団傘下の最優秀マイナー選手に選出され[3]、シーズン終了後、ベースボール・アメリカ誌の有望株ランキングでジャイアンツ傘下最高評価を受けた[4]

2005年、AAAのパシフィック・コーストリーグ最多の176三振を記録。8月29日のコロラド・ロッキーズ戦においてメジャーデビューを果たした。この年、ケインより若くメジャーデビューを果たしたのはフェリックス・ヘルナンデスしかいない[5]。デビューから3試合目の9月9日のカブス戦では、球団史上最年少で完投勝利を達成[5]。この年メジャーで7先発中6先発で2失点以下の好投を見せた[5]

将来のエース候補として期待されており、2006年は高い素質を見せ[6]、フルシーズン1年目ながらチームトップの13勝を挙げ、被打率.222もリーグ3位だった。シーズン終了後の新人王投票では5位に入っているが、制球に難があり、好不調の波が大きかった[6]

2007年は、7勝16敗を記録し、敗戦数はリーグワースト2位だった。ただしこのような成績になってしまったのは味方打線の援護が少なかったからで、ケインの防御率は3.65とリーグ10位の好成績だったのに対し、ケイン登板時の味方の平均援護点は3.51でリーグワースト2位だった。特に、開幕から9月15日までの30登板中で味方の援護点が2点以下だった試合は20試合もあった[7]。実際は「エースと呼ぶのにふさわしい、質の高い内容だった」[8]といえる。

2008年のケイン登板時の味方の平均援護点はさらに悪化し、3.14でリーグワーストだった[9]。防御率はリーグ平均4.30を上回る3.76だったが、8勝14敗と負け越した。打線の援護に恵まれないことに対し、ケインは「僕が投げる時だけわざと打たないわけではない」と発言している[10]

2009年には初のオールスター出場を果たした。また、リーグ最多の4完投を記録した。

2010年はポストシーズンにおいて合計21回1/3を自責点0と好投し、チームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献した[11]

2012年4月2日に5年1億1250万ドルで契約を延長(6年目はオプション)。右投手としてはケビン・ブラウンの7年1億500万ドルを上回る史上最高額(当時)の契約となった[12]。6月13日、本拠地でのヒューストン・アストロズ戦において9回を無安打、無四球、無失点に抑え14三振を奪う力投で、メジャー史上22人目となる完全試合を達成。16勝、防御率2.79、193奪三振、WHIP1.04はいずれも自己ベストの数字だった。

詳細情報 [編集]

年度別投手成績 [編集]





















































W
H
I
P
2005 SF 7 7 1 0 0 2 1 0 0 .667 181 46.1 24 4 19 1 0 30 1 0 12 12 2.33 0.93
2006 32 31 1 1 0 13 12 0 0 .520 818 190.2 157 18 87 1 6 179 9 2 93 88 4.15 1.28
2007 32 32 1 0 0 7 16 0 0 .304 832 200.0 173 14 79 3 5 163 12 0 84 81 3.65 1.26
2008 34 34 1 1 1 8 14 0 0 .364 933 217.2 206 19 91 9 7 186 7 2 95 91 3.76 1.36
2009 33 33 4 0 3 14 8 0 0 .636 886 217.2 184 22 73 6 3 171 9 0 73 70 2.89 1.18
2010 33 33 4 2 0 13 11 0 0 .542 896 223.1 181 22 61 4 4 177 8 0 84 78 3.14 1.08
2011 33 33 1 0 0 12 11 0 0 .522 907 221.2 177 9 63 5 9 179 4 0 82 71 2.88 1.08
2012 32 32 2 2 2 16 5 0 0 .762 876 219.1 177 21 51 1 9 193 8 0 73 68 2.79 1.04
通算:8年 265 235 15 6 6 85 78 0 0 .521 6329 1536.2 1279 129 524 30 43 1278 58 4 596 559 3.27 1.17
  • 2011年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

獲得タイトル・表彰 [編集]

背番号 [編集]

  • 43 (2005年)
  • 18 (2006年 - )

脚注 [編集]

  1. ^ Matt Cain Stats, News, Pictures, Bio, Videos” (英語). ESPN.com. 2011年12月9日閲覧。
  2. ^ Brooks Baseball · Home of the PitchFX Tool - Player Card: Matt Cain
  3. ^ Matt Cain Awards” (英語). The Baseball Cube. 2009年6月10日閲覧。
  4. ^ Manuel, John (2005年2月16日). “2005 Top 10 Prospects: San Francisco Giants” (英語). BaseballAmerica.com. 2009年6月10日閲覧。
  5. ^ a b c Matt Cain 2005 Career Highlights” (英語). 2008年6月17日閲覧。
  6. ^ a b 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2007』 廣済堂出版、2007年、421頁。ISBN 978-4-331-51213-5
  7. ^ Chris Haft / MLB.com, "One hit too much for unlucky Cain," The Official Site of The San Francisco Giants, September 16, 2007. 2008年2月25日閲覧。
  8. ^ 三尾圭「MLB30球団レポート&全選手シーズン最終成績 サンフランシスコ・ジャイアンツ/SF リーグ2位の黒星ながら背番号「18」は質の高い投球」 『月刊スラッガー』2007年12月号、日本スポーツ企画出版社、2007年、雑誌15509-12、81頁。
  9. ^ Matt Cain 2008 Career Highlights” (英語). The Official Site of The San Francisco Giants. 2009年6月10日閲覧。
  10. ^ 三尾圭 「2008 通信簿 FILE:496 マット・ケイン」 『月刊スラッガー』2008年12月号、日本スポーツ企画出版社、2008年、雑誌15509-12、81頁。
  11. ^ Cain solidifies place among postseason elite SFGiants.com
  12. ^ Giants To Extend Matt Cain MLB Trade Rumors

外部リンク [編集]