ジェンティルドンナ
| ジェンティルドンナ | |
|---|---|
2012年秋華賞
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| 原語表記 | Gentildonna |
| 香港表記 | 貴婦人 |
| 品種 | サラブレッド |
| 性別 | 牝 |
| 毛色 | 鹿毛 |
| 生誕 | 2009年2月20日(4歳) |
| 登録日 | 2011年5月4日 |
| 父 | ディープインパクト |
| 母 | ドナブリーニ |
| 母の父 | Bertolini |
| 生国 | |
| 生産 | ノーザンファーム |
| 馬主 | サンデーレーシング |
| 調教師 | 石坂正(栗東) |
| 競走成績 | |
| 生涯成績 | 10戦7勝 (中央競馬)9戦7勝 (日本国外)1戦0勝 |
| 獲得賞金 | 6億8953万8000円 100万ドル (2013年3月31日現在) |
| 勝ち鞍 | GI:桜花賞、優駿牝馬、秋華賞、 ジャパンカップ(2012年) GII:ローズステークス(2012年) GIII:シンザン記念(2012年) |
ジェンティルドンナ(伊:Gentildonna)は日本の競走馬である。馬名の意味はイタリア語で「貴婦人」。主な勝ち鞍は2012年の牝馬三冠(史上4頭目)、ジャパンカップ。
目次 |
経歴 [編集]
2歳(2011年) [編集]
京都競馬場の芝1600mの新馬戦でミルコ・デムーロ鞍上でデビューし、1番人気に支持されたが前を捉えきれず2着に敗れる。
2戦目の阪神競馬場の芝1600mの未勝利戦でイオリッツ・メンディザバル鞍上で後続に3馬身半差をつけ初勝利を挙げた。
3歳(2012年) [編集]
シンザン記念ではクリストフ・ルメールを鞍上に出走した。道中でかかる場面があったが直線で抜け出すと後続の追撃を封じ2着馬に1馬身1/4差をつけ優勝、牝馬ながら牡馬相手に重賞初制覇を達成した。シンザン記念での牝馬の優勝はフサイチエアデール以来13年ぶりである。
次走のチューリップ賞から岩田康誠が主戦騎乗を担当。レースは2週間前の発熱の影響で体調が万全でなく、中団につけるも直線で伸び切れずハナズゴールの4着に敗れた。
4月8日の桜花賞ではヴィルシーナ、アイムユアーズとの競り合いを制し、重賞2勝目をGI勝ちで達成し、ディープインパクト産駒では初の重賞2勝馬となった。
主戦の岩田がNHKマイルカップ(マウントシャスタに騎乗)でシゲルスダチを落馬させたことにより騎乗停止となったため、川田将雅に乗り替わりとなった優駿牝馬では、初めての距離・関東への輸送に加え血統的な距離不安、ディープインパクト産駒のGI勝利が1600mのみであった点、さらに騎手の乗り代わりといったことが重なり、桜花賞馬でありながら3番人気にとどまっていた。しかしレースでは前半1,000mが59秒1という速い流れの中で川田が後方待機策を選択、第4コーナーでは後方から4番手という位置から一気に仕掛け、3F上がり34秒2という鋭い脚で追い込み、先頭に立つと2着ヴィルシーナに5馬身差をつけ、従来のレースレコードを1.7秒更新する2分23秒6のタイムで勝利、事前の低評価をあざ笑うかのような圧勝で2冠を獲得した。
夏の休養を挟んで秋初戦となったローズステークスはやはり秋初戦のヴィルシーナを寄せ付けず完勝した。
そして第17回秋華賞では返し馬の途中に落馬するアクシデントがあったものの、レースではスタートから中団で折り合う。途中からチェリーメドゥーサがハナを切って乱ペースとなったが、ゴール直前でチェリーメドゥーサを捉えると、最後はヴィルシーナとの叩き合いの末にハナ差(推定7cm差)で勝利し、メジロラモーヌ、スティルインラブ、アパパネに次ぐ史上4頭目の牝馬三冠を達成した[注 1](牡馬・牝馬をあわせると史上11頭目)[注 2]。なお、父・ディープインパクトも三冠馬であり、日本競馬史上初となる親子三冠を達成した。
三冠達成後はジャパンカップに出走。この競走には前年の三冠馬であるオルフェーヴルも出走を表明しており、ジャパンカップでは28年ぶり2例目の三冠馬同士の対決となった[注 3][注 4]。初の古牡馬相手のGI出走であることや、当日の馬体重が前走比でマイナス14キロと大きく馬体を減らしたこともあり6.6倍の3番人気に留まった。レースではビートブラックが後続を引きつけて逃げる展開を3番手で追走。第4コーナーでやや位置を下げ、4-6番手で最終直線に向いた。そこから追い込み、先に抜け出していたオルフェーヴルとゴールまで叩き合った末にハナ差で1位入線。最後の直線でオルフェーヴルと接触しており、進路のとり方が強引であったとして20分以上に及ぶ審議が行われた[注 5]が、降着制裁は無く勝利[注 6]。日本の牝馬三冠馬として初となる牡馬混合GI制覇を果たした[注 7][注 8]。
当年は牝馬三冠を含むGI・4勝、7戦6勝の好成績を収め、JRA賞年度代表馬および最優秀3歳牝馬に選出された[1][注 9][注 10]。
4歳(2013年) [編集]
陣営は、この年の初戦にドバイシーマクラシックを選択した[2]。前年のジャパンカップで凱旋門賞2着馬のオルフェーヴルを破っていたことから海外での評判も高く、ブックメーカーでは1番人気に支持された[3]。現地時間3月30日(日本時間3月31日)に行われたレースでは、シャレータが逃げ、セントニコラスアビー、ジェンティルドンナの順で進む。道中、隊列は変わらずこのまま最後の直線に向くが、先に抜け出したセントニコラスアビーを捕らえることができず、2着に敗れた。
競走成績 [編集]
| 競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 | 1着馬(2着馬) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2011.11.19 | 京都 | 2歳新馬 | 芝1600m(不) | 17 | 5 | 9 | 2.1(1人) | 2着 | 1:41.0(36.7) | 0.4 | M.デムーロ | 54kg | エーシンフルマーク | |
| 12.10 | 阪神 | 2歳未勝利 | 芝1600m(良) | 18 | 8 | 16 | 1.6(1人) | 1着 | 1:36.7(34.1) | -0.6 | I.メンディザバル | 54kg | (ヤマニンカヴァリエ) | |
| 2012.1.8 | 京都 | シンザン記念 | GIII | 芝1600m(良) | 15 | 4 | 7 | 4.0(2人) | 1着 | 1:34.3(34.7) | -0.2 | C.ルメール | 54kg | (マイネルアトラクト) |
| 3.3 | 阪神 | チューリップ賞 | GIII | 芝1600m(良) | 14 | 1 | 1 | 4.4(2人) | 4着 | 1:36.1(34.7) | 0.6 | 岩田康誠 | 54kg | ハナズゴール |
| 4.8 | 阪神 | 桜花賞 | GI | 芝1600m(良) | 18 | 5 | 10 | 4.9(2人) | 1着 | 1:34.6(34.3) | -0.1 | 岩田康誠 | 55kg | (ヴィルシーナ) |
| 5.20 | 東京 | 優駿牝馬 | GI | 芝2400m(良) | 18 | 7 | 14 | 5.6(3人) | 1着 | 2:23.6(34.2) | -0.8 | 川田将雅 | 55kg | (ヴィルシーナ) |
| 9.16 | 阪神 | ローズS | GII | 芝1800m(良) | 10 | 6 | 6 | 1.5(1人) | 1着 | 1:46.8(33.2) | -0.2 | 岩田康誠 | 54kg | (ヴィルシーナ) |
| 10.14 | 京都 | 秋華賞 | GI | 芝2000m(良) | 18 | 7 | 14 | 1.3(1人) | 1着 | 2:00.4(33.1) | -0.0 | 岩田康誠 | 55kg | (ヴィルシーナ) |
| 11.25 | 東京 | ジャパンC | GI | 芝2400m(良) | 17 | 8 | 15 | 6.6(3人) | 1着 | 2:23.1(32.8) | -0.0 | 岩田康誠 | 53kg | (オルフェーヴル) |
| 2013.3.30 | メイダン | ドバイSC | G1 | 芝2410m(Gd[5]) | 11 | 8 | 8 | 発売なし | 2着 | 計測不能 | 2馬身1/4 | 岩田康誠 | 54.5kg | St Nicholas Abbey |
競走成績は2013年3月31日現在
血統表 [編集]
| ジェンティルドンナの血統 (サンデーサイレンス系 / Northern Dancer 5×4×5=12.50%、Lyphard 4×4=12.50%) | |||
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父
ディープインパクト 2002 鹿毛 |
*サンデーサイレンス Sunday Silence 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason |
| Cosmah | |||
| Wishing Well | Understanding | ||
| Mountain Flower | |||
| *ウインドインハーヘア 1991 鹿毛 |
Alzao | Lyphard | |
| Lady Rebecca | |||
| Burghclere | Busted | ||
| Highclere | |||
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母
*ドナブリーニ Donna Blini 2003 栗毛 |
Bertolini 1996 |
Danzig | Northern Dancer |
| Pas de Nom | |||
| Aquilegia | Alydar | ||
| Courtly Dee | |||
| Cal Norma's Lady 1988 |
*リファーズスペシャル Lyphard's Special |
Lyphard | |
| My Bupers | |||
| June Darling | *ジュニアス Junius | ||
| Beau Darling F-No.16-f | |||
- 全姉・ドナウブルーは京都牝馬ステークス、関屋記念を優勝している。
- 母父・Bertoliniは英G3ジュライステークスを優勝しているが重賞勝利はこれのみで、他では2000年の英G1ナンソープステークス2着などが目立つ程度。1999年の仏G1アベイ・ド・ロンシャン賞、2000年の英G1ジュライカップでは、いずれも日本から遠征してきたアグネスワールドに敗れている。
- 母・ドナブリーニは英G1チェヴァリーパークステークス、英G2チェリーヒントンステークスを優勝している。2006年のタタソールズ・ディセンバーセールで、当時のレートで日本円にして約1億2000万円でノーザンファームが購入している。
脚注 [編集]
注釈 [編集]
- ^ 過去の牡馬・牝馬三冠馬はいずれも三冠競走(牝馬は桜花賞・優駿牝馬・秋華賞(1995年以前はエリザベス女王杯)、牡馬は皐月賞・東京優駿・菊花賞)で同一騎手が騎乗しており、騎手が乗り替わったケースは史上初となった。
- ^ 牡馬・牝馬を含めると2010年の牝馬のアパパネ、2011年の牡馬のオルフェーヴルに続く三冠馬誕生となり、三年連続は史上初である。
- ^ 1例目は、1984年にシンボリルドルフ(3着)とミスターシービー(10着)が対戦。
- ^ 三冠馬同士の対決自体は1985年の天皇賞・春でのシンボリルドルフ(1着)とミスターシービー(5着)以来27年ぶり、牡馬三冠馬と牝馬三冠馬の対決は史上初である。
- ^ 8位入線のレッドカドー陣営が、6位入線のトーセンジョーダンの進路の取り方について異議申し立てを行った影響もあった。
- ^ ただし、騎乗していた岩田は2日間の騎乗停止処分を受けた。
- ^ 3歳牝馬の優勝はジャパンカップ史上初である。
- ^ 父・ディープインパクトも2006年のジャパンカップを制しており、シンボリルドルフ・トウカイテイオー、スペシャルウィーク・ブエナビスタに次ぐ史上3組目の親子制覇となった。
- ^ 3歳牝馬としては初めての年度代表馬受賞である。
- ^ 父・ディープインパクトも2005年、2006年の年度代表馬であり、父仔での年度代表馬受賞はトウショウボーイ・ミスターシービー、シンボリルドルフ・トウカイテイオーに次ぐ史上3組目である。
出典 [編集]
- ^ “「2012年度JRA賞」決定!年度代表馬はジェンティルドンナ号!”. JRAニュース. (2013年1月8日) 2013年1月8日閲覧。
- ^ “ジェンティルドンナ、ドバイ遠征決定!前哨戦使わず直行”. スポニチ. (2013年1月7日) 2013年1月8日閲覧。
- ^ “【ドバイ・シーマC】ジェンティルドンナが1番人気!”. スポーツ報知. (2013年3月29日) 2013年3月31日閲覧。
- ^ “ジェンティルドンナ 今年の最大目標は凱旋門賞”. スポニチ. (2013年1月3日) 2013年1月8日閲覧。
- ^ Good。日本では稍重に相当する。
外部リンク [編集]
- 競走馬成績と情報 netkeiba、Yahoo!スポーツ競馬、JBISサーチ、Racing Post
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