鳥栖市

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とすし ウィキデータを編集
鳥栖市
Tosu stadium.JPG
鳥栖市旗 鳥栖市章
鳥栖市旗
1954年6月6日制定
鳥栖市章
1954年(昭和29年)6月6日制定
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 佐賀県
市町村コード 41203-1
法人番号 3000020412031 ウィキデータを編集
面積 71.72km2
総人口 74,401[編集]
推計人口、2021年10月1日)
人口密度 1,037人/km2
隣接自治体 三養基郡基山町みやき町
福岡県久留米市小郡市筑紫野市那珂川市
市の木 モチノキ
市の花 ハナショウブ
市の鳥 メジロ
鳥栖市役所
市長 橋本康志
所在地 841-8511
佐賀県鳥栖市宿町1118番地
北緯33度22分40.2秒 東経130度30分22.1秒 / 北緯33.377833度 東経130.506139度 / 33.377833; 130.506139座標: 北緯33度22分40.2秒 東経130度30分22.1秒 / 北緯33.377833度 東経130.506139度 / 33.377833; 130.506139
Tosu City Hall.jpg
外部リンク 公式ウェブサイト

鳥栖市位置図

― 市 / ― 町・村

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鳥栖ジャンクションの位置

鳥栖市(とすし)は、佐賀県の最東端に位置するである。九州陸路交通の要衝であり、佐賀市唐津市に次いで佐賀県では第3位の人口を擁している。

概要[編集]

九州の陸上交通網において、福岡県熊本県宮崎県鹿児島県を結ぶ南北軸(九州縦貫自動車道国道3号鹿児島本線九州新幹線)と、長崎県大分県を結ぶ東西軸(九州横断自動車道長崎大分線国道34号国道500号長崎本線)の交点に位置し、国道や鉄道の結節点にあるため、物流施設の集積地でもある。佐賀県における人口規模は佐賀市唐津市に次ぐ3位だが、人口密度は両市を上回り佐賀県内の自治体で第1位である。

鳥栖ジャンクションがあり、2011年(平成23年)には九州新幹線の全線開業に合わせて新鳥栖駅が完成した。交通の利便性から企業進出が相次いでおり、人口増加が顕著である。

日本四大売薬の一つとして知られる田代売薬が栄えた土地である。鳥栖市に本社を置く久光製薬は田代売薬を祖とする企業である。

九州で唯一の地方競馬場である佐賀競馬場がある。日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するサガン鳥栖のホームタウンであり、JR鳥栖駅東側に駅前不動産スタジアムがある。

東洋経済オンラインの「住みよさランキング」では上位にランクインすることが多く、2010年(平成22年)は九州ブロックで1位、全国総合ランキングで4位となった[1][2]

福岡都市圏通勤通学圏に含まれ、人口の約5%が福岡都市圏へ通勤通学している。

地理[編集]

鳥栖市中心部周辺の空中写真。
2010年5月17日撮影の15枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

筑紫平野佐賀平野)に位置し、南の境を筑後川が流れる。低地は水田に利用され、その中に市街地がある。北西部は脊振山地の東部にあたる。市外局番は0942。(久留米MA。全域)

  • 九千部山(848メートル)、石谷山(754メートル)、城山(501メートル)、群石山(201.1メートル)、朝日山(132.9メートル)、雲野尾峠(400.1メートル)
  • 筑後川宝満川、安良川、大木川、山下川、秋光川、浦田川、本川川、前川、轟川、薬師川、宿川、重川
  • ダム:河内ダム
  • 溜池:蔵土溜池・蔵上溜池・宿溜池・池田上溜池・池田下溜池・古野溜池・原古賀上溜池・原古賀下溜池・古賀第1溜池・古賀第2溜池・第1国泰寺溜池・第2国泰寺溜池
  • : 御手洗の滝

隣接している自治体[編集]

人口[編集]

Population distribution of Tosu, Saga, Japan.svg
鳥栖市と全国の年齢別人口分布(2005年) 鳥栖市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 鳥栖市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

鳥栖市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


歴史[編集]

古代から江戸時代まで[編集]

魏志倭人伝」の「對蘇(ツサ)」は鳥栖を指す可能性が高い。[3][4]

鳥栖の歴史は古く、ヤマト政権には既に「鳥巣(とりのす)」と読まれていた。

古文書「肥前国風土記」によると「応神天皇の御代、この地に鳥屋が置かれた」とあり、この地で様々なを飼育して献上していたことから「鳥巣」と称していたが、これが後に「鳥栖」に転化したという。

鳥屋が多かったことから、古くから養鶏の盛んな土地であった。

江戸時代[編集]

政において、現在の市域東部は対馬府中藩の飛び地で「田代領」と呼ばれ、長崎街道田代宿宿場町であった。又、鳥栖市街地には、同じく長崎街道轟木宿宿場が置かれていた。

田代宿には、対馬府中藩の米倉や代官所が設置されていた。また、朝鮮通信使の立ち寄る場所であり、応接の為の施設も備えられた。藩主の宗氏が、朝鮮との貿易で朝鮮から輸入した漢方薬の実物と知識が豊富に供給された事と、収入源を確保する目的から、領民には薬の製造を副業とする者が増え、次第に他領でも行商するようになった。江戸時代後期には日本四大売薬の一つと数えられ、九州の薬商の大半を田代産の薬が占める程であった。

明治期から第二次世界大戦まで[編集]

佐賀の乱西南戦争時に薬が不足したことをきっかけに製薬業の拡大がみられた。日清戦争期には、現在の久光製薬などが「佐世保広島といった軍都に近い」地の利を活かして販路を拡大させている。また、江戸時代から続いた綿織物生産は生糸生産に代わり、養蚕が盛んになった。

後述する鉄道網の整備により、大正から昭和初期にかけて製糸工場(養蚕業)や製粉工場(当時裏作として小麦を生産していた)が開業したものの、第二次世界大戦時には戦況悪化による衰退がみられた。

交通都市としての発展もみられ、鉄道網としては九州鉄道の最初の区間として博多から筑後川北岸まで開通した(現在の鹿児島本線1889年明治22年))のを始め、1891年(明治24年)には佐賀、1898年(明治31年)には長崎・佐世保方面(現在の長崎本線佐世保線大村線)までが開業し、1934年昭和9年)の久大本線全通をもって東西南北へと整備された。最盛期の1948年(昭和23年)頃には「鉄道の町」「煤煙の町」と称されるほどであった。

第二次世界大戦後[編集]

1954年昭和29年)4月には鳥栖町・田代町・麓村・基里村・旭村の2町3村が合併し鳥栖市が成立。「鉄道の町」としての機能を失いつつあったのに対し、道路網の整備が進められ(1960年(昭和35年)の国道34号改良、1972年(昭和47年)の鳥栖筑紫野道路開通、1973年(昭和48年)の鳥栖ジャンクション開通)、交通都市としての性質も変化した。

文字通り「交通都市」となった鳥栖市は、地の利を活かした企業誘致を進めたことにより、工業都市としても発展を続けた。現在は物流拠点としての整備も進められている。

行政区域変遷[編集]

  • 変遷の年表
鳥栖市市域の変遷(年表)
月日 旧鳥栖市市域に関連する行政区域変遷
1889年(明治22年) 4月1日 町村制施行により、以下の村がそれぞれ発足。[5][6]
  • 養父郡
    • 轟木村 ← 轟木村・藤木村・真木村・鳥栖村
    • 麓村 ← 宿村・山浦村・立石村・牛原村
    • 旭村 ← 江島村・儀徳村・下野村
  • 三根郡
    • 田代村 ← 田代村・永吉村・柚比村・神辺村・萱方村
    • 基里村 ← 酒井東村・酒井西村・姫方村・飯田村
1896年(明治29年) 3月26日 養父郡・三根郡と基肄郡とともに合併し三養基郡が発足。
1907年(明治40年) 3月19日 轟木村は町制施行・改称し、鳥栖町になる。
1936年(昭和11年) 4月1日 田代村は町制施行し、田代町になる。
1954年(昭和29年) 4月1日 鳥栖町・田代町・基里村・麓村・旭村とともに合併し鳥栖市が発足。
  • 変遷表
鳥栖市市域の変遷表
1868年
以前
明治22年
4月1日
明治22年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在
養父郡 轟木村 轟木村 明治29年3月26日
三養基郡発足
明治40年3月19日
鳥栖町
町制改称
昭和29年4月1日
鳥栖市
鳥栖市 鳥栖市
藤木村
真木村
鳥栖村
宿村 麓村 麓村
山浦村
立石村
牛原村
江島村 旭村 旭村
儀徳村
下野村
基肄郡 田代村 田代村 昭和11年2月11日
町制
永吉村
柚比村
神辺村
萱方村
酒井東村 基里村 基里村
酒井西村
姫方村
飯田村
酒井東村の一部 基山村
の編入
昭和14年1月1日
町制
昭和34年
鳥栖市の編入

行政[編集]

市長[編集]

歴代市長
氏名 就任 退任
初代 海口守三 1954年 1965年[7]
2代 安原謙市 1965年 1970年[8]
3代 原忠實 1970年 1987年[8][9]
4代 山下英雄 1987年 1999年[10]
5代 牟田秀敏 1999年 2007年
6代 橋本康志 2007年 現職

国際親善姉妹都市[編集]

マスコットキャラクター[編集]

とっとちゃん
2004年(平成16年)4月1日から鳥栖市のマスコットキャラクター。

治安・防衛[編集]

警察
自衛隊

消防[編集]

国家機関[編集]

議会[編集]

鳥栖市議会[編集]

佐賀県議会[編集]

  • 選挙区:鳥栖市選挙区
  • 定数:3人
  • 任期:2019年4月30日 - 2023年4月29日
  • 投票日:2019年4月7日
  • 当日有権者数:57,177人
  • 投票率:42.49%
候補者名 当落 年齢 党派名 新旧別 得票数
中村圭一 49 無所属 7,283票
下田寛 39 国民民主党 6,252票
向門慶人 48 自由民主党 5,268票
指山清範 53 自由民主党 5,261票

産業[編集]

2004年(平成16年)には鳥栖プレミアム・アウトレット、2006年(平成18年)には九州シンクロトロン光研究センターなどが進出したほか、産業技術総合研究所の九州センターが設置されており、九州における産学官連携の中核としての機能を果している。2013年(平成25年)には九州初となる重粒子線がん治療施設である九州国際重粒子線がん治療センターが開業した。

鳥栖市に本社を置く企業[編集]

鳥栖市に工場・事業所を置く企業[編集]

教育[編集]

短期大学[編集]

専修学校[編集]

高等学校[編集]

中学校[編集]

小学校[編集]

自動車教習所[編集]

交通[編集]

鳥栖駅
新鳥栖駅

鉄道[編集]

九州旅客鉄道(JR九州)
※なお、田代駅と鳥栖駅は、九州鉄道(初代)開業時より現存する九州最古の駅でもある[注釈 1]
  • 市の中心駅:鳥栖駅

なお、地域によっては西鉄電車の駅(味坂駅など)の方が近いこともある。

バス[編集]

西鉄バス(一般路線)
西鉄バス佐賀が運行する。鳥栖駅および西鉄鳥栖(西鉄バス佐賀鳥栖支社)を拠点として運行され、市内北端・北西端・西端・南端の地域とを結ぶ市内線と、鳥栖市近隣の久留米市小郡市吉野ヶ里町神埼市とを結ぶ広域線がある。
小郡市(西鉄小郡駅) - 鳥栖プレミアム・アウトレット - 鳥栖市中心部
久留米市(JR久留米駅西鉄久留米駅) - 鳥栖市中心部
神埼市 - 吉野ヶ里町 - 鳥栖市中心部
鳥栖市内
鳥栖市ミニバス
2009年10月1日より主に西鉄バス路線のない地域で鳥栖市が運行しているコミュニティバスで、鳥栖構内タクシー、久留米西鉄タクシーに運行委託している。鳥栖駅前にある商業施設「フレスポ鳥栖」を拠点として鳥栖駅の周辺を運行する路線が3路線、肥前旭駅に近いマックスバリュ鳥栖村田店を拠点として肥前旭駅の周辺を運行する路線が1路線ある。いずれも曜日を限定して運行される。
高速バス
長崎自動車道神辺バスストップ(高速鳥栖神辺バス停)があり、福岡市中心部・福岡空港佐賀市との間を結ぶ高速バス「わかくす号」が停車する。
土日祝日には鳥栖プレミアム・アウトレットと福岡市中心部を結ぶ高速バスが運行される。時期によっては平日にも運行される。

道路[編集]

高速道路
一般国道
主要地方道
一般県道

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

名所・旧跡[編集]

観光スポット[編集]

祭事・行事[編集]

  • とす弥生まつり(3月の最終日曜日)
  • 花の日(5月4日
  • 鳥の日(5月10日から16日までの間の日曜日)
  • まつり鳥栖(7月最終日曜日)
  • 鳥栖山笠(夏休み最初の土・日曜日)
  • 土曜夜市(7月下旬の土曜日)
  • 『九州まん祭』2010年平成22年〉は5月8、9日)

市民憲章[編集]

昭和59年4月1日に制定。公募により集まった38件の中から佐賀県立鳥栖高等学校教諭の小林肇のものが最優秀賞を受賞し、「鳥栖市民憲章」として採用された[13]。市民憲章が彫られて石碑が市役所の前に建てられている。

わたくしたち鳥栖市民は、九千部の山なみや筑後川の、清く美しい自然との調和をはかり、さらに交通の要所としての機能を生かし、力強く未来に向ってすすみます。

  • 自然を愛し、住みよいまちをつくります。
  • きまりを守り、平和で明るいまちをつくります。
  • ふれあいを大切にし、思いやりのあるまちをつくります。
  • 教養を高め、文化のかおるまちをつくります。
  • 働くことを喜び、活力あるまちをつくります。

娯楽[編集]

スポーツ[編集]

過去存在したスポーツチーム

娯楽施設[編集]

  • 鳥栖東映劇場 - 映画館(1950年代~1970年代)
  • 鳥栖銀星映劇 - 映画館(1953年~1980年代)。

鳥栖市出身の有名人[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 他の九州最古の駅は、福岡県福岡市博多区博多駅、及び福岡県筑紫野市二日市駅原田駅である。

出典[編集]

  1. ^ 住みよさランキング2010年版(住みよさランキング総合評価)
  2. ^ 住みよさランキング2010年版(地方別ランキング(3))
  3. ^ 安本美典「倭人語の解読」勉誠出版 2003年 271頁
  4. ^ John R. Bentley. "The Search for the Language of Yamatai". Japanese Language and Literature Vol. 42, No. 1 (Apr., 2008), p. 28
  5. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 41 佐賀県』、角川書店、1982年 ISBN 4040014103より
  6. ^ 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180より
  7. ^ 60年のあゆみ 1954~1963年 - 鳥栖市
  8. ^ a b 60年のあゆみ 1964~1973年 - 鳥栖市
  9. ^ 市報とす 第660号 平成2年4月15日 (PDF)”. 鳥栖市. p. 3. 2017年10月30日閲覧。
  10. ^ 60年のあゆみ 1984~1993年 - 鳥栖市
  11. ^ 議員名簿”. 2018年12月22日閲覧。
  12. ^ 会派名簿”. 2018年12月22日閲覧。
  13. ^ 市報とす 昭和59年4月1日号”. 鳥栖市. p. 4. 2021年8月15日閲覧。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]