横四方固

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横四方固の基本形

横四方固(よこしほうがため)は、柔道固技抑込技9本の一つ。

七帝柔道大会における横四方固

概要[編集]

仰向けの相手の側方から四方に抑え込む技。

基本形は相手が仰向けに寝た状態で、相手の側方から首の下に差し込んだ腕で後ろ襟を掴み首を固め、残った腕で相手の股間を通して臀部あたりの下穿きを掴み自分の胸で相手の上に乗り、腰を低く落として相手の動きを封じ抑え込む。

胸固

胸固[編集]

胸固(むねがため)は横四方固の一種である。

春日ロック[編集]

春日ロック(かすがロック)は片腕で相手の頭部をもう一方の腕で自分側の相手の片脚を抱え込んで両手を組んで相手をエビ固めにしての抑込技[1]。横四方固だが一部は崩袈裟固である。亀姿勢の相手の頭部と自分の反対側の片脚を抱え込んだあと様々な形で相手を仰向けにする。相手の頭部側に返したり、ブリッジで自らの後方に返したり、相手の背面の上を前転して相手を横転させたりする。講道館少年部の春日柔道クラブで小室宏二がよく教えていた。グランドスラム・デュッセルドルフ2018メイリン・デル=トロ=カルバハルキューバ)はこの技で勝利している[2]

特徴[編集]

一説には抑込技の中で極ったときに一番脱出が困難といわれる。

上から体重を乗せてきている相手をベンチプレスのように真上に腕力で押しのけようとする、闇雲にブリッジ連打する等、勢いのみで外そうとする寝技の未熟な者は脱出が難しく、抜けられても非常に体力を浪費する。

基本的な脱出の仕方としては、瞬間的なブリッジで数cmでも浮かして、戻られる前にエビで横にずれて力の掛け合いを垂直方向から斜め方向へずらし、再度密着しようと追ってくる相手の腰を手で制しつつ、相手側の膝を先に突っ込む、といった動きがある。

ちなみに、山下泰裕1984年ロサンゼルスオリンピックモハメド・ラシュワンから横四方固で一本を取り、金メダルを獲得した。

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 小室宏二『柔道 固技教本』晋遊舎(原著2011年2月)、109-119頁。ISBN 978-4863910058。「春日ロック」
  2. ^ SOFIA BELATTAR (MAR) - MAYLIN DEL TORO CARVAJAL (CUB) @ U63 - GRAND SLAM DÜSSELDORF 2018 (YouTube,JudoInside.com). スイスローザンヌ: IJF.. (2018年2月23日). https://www.judoinside.com/judovideo/68662/Sofia_BELATTAR_MAR_Maylin_DEL_TORO_CARVAJAL_CUB_U63_Grand_Slam_Dusseldorf_2018 2019年4月16日閲覧。