浮腰

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嘉納治五郎の浮き腰

浮腰(うきごし)は、柔道投技の一つである。腰技11本の一つ。

概要[編集]

軽く踏み込み、釣り手を脇の下に腕を入れ、その動きに合わせて、後回りさばきで足を引く様に回転し、引き手で袖を引きながら、(腰には乗せず、)腰の回転で一気に投げる技[1]

右組から仕掛ける場合、相手(受)を右前方に崩しながら自分(取)は右手で受けの脇の下から背中または帯に手を回し体を密着させる。

その後、左足後回りさばきで回転し、その腰の回転と膝のバネを持って相手を前方に投げる。

その時、腰はあまり深く入れない。

腰を深く入れ腰に乗せるようにして投げた場合、大腰となる[2]

また、帯を掴んで投げると、帯腰となる。

歴史[編集]

柔道の創始者である嘉納治五郎は浮腰を得意としていた。

後に南米に渡りブラジリアン柔術の祖となった前田光世は手記に嘉納の浮腰で投げられた際にその技のキレに感極まって涙したとまで記している[2]

その後、嘉納は浮腰に改良を重ね、払腰釣込腰を開発するに至っている[3][4]

投の形で払腰の演武の中で釣り手を受の脇に差し入れることになっているのは、払腰が浮腰をルーツにしている名残である[3](現在試合でそのようなケースは少ない)。

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形の演武の際には、受は右手拳を大きく振りかぶって取の頭上めがけて振り下ろす(殴りかかる)。

取は拳を踏み込んでかわし相手の脇に組み付くと同時に左浮腰で相手を投げる。

拳をかわす動作がそのまま投技に入る動作となる[2]

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脚注[編集]

  1. ^ 監修鈴木桂治、岸部俊一『柔道のルール 審判の基本 : 観戦&実戦で役に立つ!』実業之日本社、137ページ、2018年、ISBN 978-4-408-33720-3
  2. ^ a b c 講道館柔道 浮腰
  3. ^ a b 講道館柔道 払腰
  4. ^ 老松信一 (1980年8月20日). “柔道小史 -連載10 柔道の技術的発展-”. 近代柔道(1980年8月号)、56頁 (ベースボール・マガジン社) 

外部リンク[編集]