数の風景
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『数の風景』(かずのふうけい)は、松本清張の長編小説。『週刊朝日』1986年3月7日号から1987年3月27日号に、「歌のない歌集」第1話として連載、1987年12月に朝日新聞社から刊行された。文庫本は1990年に角川書店[1]、2018年に光文社[2]から刊行された。
1991年にテレビドラマ化されている。
概要[編集]
「数」が起点となり、山陰で起こった二つの殺人事件が暴かれる長編ミステリー。
あらすじ[編集]
設計技師の板垣貞夫は、石見銀山観光開発計画の有志に請われて島根県を訪れたが、銀山に程近い秘湯の宿で、不思議な魅力を放つカノチエ帽の女性と同宿した。同じく同宿者の谷原泰夫は、彼女の辿ってきたルート(十六島・三津峠・一畑寺)が、ことごとく「数」に関係することに気づき、彼女は何事も計算しないと気の済まないNumero Mania(計算狂)ではないかと推測する。
目下債権者に追われる身であった谷原は、銀山開発計画の話と、高圧送電線下の細長い土地をめぐる利権の盲点を利用し、莫大な金儲けをひらめく。他方、自動車メーカーの開発プロジェクトに関与することになった板垣は、オーストリアなどヨーロッパの道路事情を視察していたが、そのメーカーは鳥取県西伯郡の台地に、大規模なテストコースを建設しようとしていた。板垣と再会した谷原の前に、隠蔽された犯罪の実像が浮かび上がってきたが…。
テレビドラマ[編集]
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松本清張スペシャル 数の風景 | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 松本清張『数の風景』 |
脚本 | 大野靖子 |
演出 | 松尾昭典 |
出演者 |
島田陽子 古谷一行ほか |
製作 | |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | 1991年3月30日 |
放送時間 | 21:03 - 23:51 |
放送枠 | 土曜ワイド劇場 |
「松本清張スペシャル・数の風景」。1991年3月30日、テレビ朝日系列の「土曜ワイド劇場」枠(21:03-23:51)にて3時間の拡大版として放映。
- キャスト
- スタッフ
脚注[編集]
テレビ朝日系列 土曜ワイド劇場 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
新妻殺し
(1991.3.23) |
松本清張スペシャル
数の風景 (1991.3.30) |
牟田刑事官事件ファイル14
(1991.4.6) |
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