中村行延

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

中村 行延(なかむら ゆきのぶ、1952年2月6日 - )は、日本フォーク歌手。

京都市出身。京都産業大学卒業。大学の同期に笑福亭鶴瓶原田伸郎あのねのね)がいる。

人物[編集]

1970年代からメチャ&ペチャ(3人によるフォークグループ)、次いで、ララバイ(松峰弘美とのフォークデュオ)として活動を始め、「アクションヤング大丸」、「サタデースタジアム」などに出演。

ララバイとして活動中に結婚。ほどなくして妻が引退してララバイは解散。ソロ活動に移る。ヤングジャパンに所属していた。

1978年から1980年にかけて、ラジオ番組「MBSヤングタウン」月曜日の鶴瓶がメインの週に、大学の同級生と言う縁もあって登場していた。「新幹線便りのコーナー」「生歌コーナー」などを担当。特に「生歌コーナー」では「愛してナイト」(その後有名少女漫画のタイトルとなる)などの曲を生む。人気絶頂の頃のアリス・堀内孝雄と同じ事務所ヤングジャパンで、同じマンションだったこともあり、「ページ99」「忘れかけていたラブソング」など堀内のソロアルバムに多くの歌を提供する。それらの楽曲は自らもアルバムで歌う。また、この時代に堀内孝雄とのコンビで書き下ろされた「時の流れに」(堀内孝雄[曲]+中村行延[詞])は来日中だったフォークソングの大御所ブラザース・フォアに提供され、第8回東京音楽祭世界大会(1979年)で銅賞に輝き注目をあびる。また、山口百恵のイベント「百恵ちゃん祭り」のお芝居のパートで百恵の相手役を務めたこともあるが、その直後に芸能界を引退して、後述する喫茶店のマスターに転身した。

1991年にABCラジオの「鶴瓶・青春のアンコール」内にて、鶴瓶から番組を通して「この番組のテーマソングを作ってほしい」と直接オファーされたことをきっかけに芸能界に復帰。以後は喫茶店のマスター職と並行しつつ芸能活動を行った。

その鶴瓶との親交は深く、「鶴瓶・青春のアンコール」とそれに続く「つるべがおかず」などの鶴瓶の番組に数多く出演している。「つるぴん!〜喫茶店の会話」や「きらきらアフロ」(2001年から2010年3月まで)では「謎の男」(ほとんど後ろ姿や横顔の出演)として出演していた。

2009年2月末まで京都市北大路で喫茶店を経営していた。

出演[編集]

TV[編集]

ラジオ[編集]

舞台[編集]

    <第2部> ミュージカル「不死鳥伝説」 (原案・作詞 阿木燿子 脚本 宮下康仁 演出 長束利博 作曲 宇崎竜童 音楽 萩田光雄)

インターネットラジオ [編集]

外部リンク[編集]