フェラーリ・F14 T

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フェラーリ・F14 T
カテゴリー F1
コンストラクター フェラーリ
デザイナー ニコラス・トンバジス
ロリー・バーン
ジェームス・アリソン
先代 フェラーリ・F138
後継 フェラーリ・SF15-T
主要諸元
シャシー カーボンファイバーコンポジット/アルミニウムハニカムモノコック
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン
エンジン フェラーリ 059/3 [1] 1,600 cc 90度 V6 ターボ ミッドシップ
トランスミッション フェラーリ 8速 セミAT
重量 691 kg
燃料 シェル V-Power
オイル シェル Helix Ultra
タイヤ ピレリ P-Zero
F:245/660-13
R:325/660-13
主要成績
チーム スクーデリア・フェラーリ
ドライバー スペインの旗 フェルナンド・アロンソ
フィンランドの旗 キミ・ライコネン
出走時期 2014年
通算獲得ポイント 216
初戦 2014年オーストラリアグランプリ
出走優勝表彰台ポールFラップ
180301
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フェラーリ F14 T (Ferrari F14 T) は、スクーデリア・フェラーリ2014年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カーである。

概要

F14 Tは2014年1月25日にインターネット上で公開された。

F14 Tという車名は「西暦2014年+V型6気筒Turboエンジン」から命名された(開発コードは「665」)[2]。このネーミングには、公募されたものである。

フロントノーズはレギュレーションに対応するためローノーズ化した。 フロントウイングはレギュレーションで左右で75mmずつ短くなった。 リアウィングは、ビームウイングの廃止に伴い形状を変更。 またプルロッドサスペンションの採用は前年のF138と共通している。 カラーリングはシンボルカラーの深紅をベースとしているが、車体後部では前年のF138に比べて黒の面積が増えた。

パワーユニットの変更につき、冷却の見直しが行われている。 V6エンジンになったため、エンジンオイルとラジエターはサイズが縮小できたが、ターボの採用につきインタークーラーが新たに必要となった。

ERSシステムの導入にあたり、ブレーキシステムを大幅に改良しブレーキ・バイ・ワイヤシステムを採用した。

スペック

シャーシ

エンジン

  • エンジン名:フェラーリ 059/3
  • 気筒数・角度:V型6気筒・90度
  • 排気量:1,600cc
  • 最高回転数:15,000rpm(レギュレーションで規定)
  • シリンダーブロック:砂型鋳造アルミニウム
  • ターボ:シングル
  • バルブ数:24
  • バルブ駆動:圧搾空気式
  • ピストンボア:80mm
  • ピストンストローク:53mm
  • 燃料シェル V-Power
  • 潤滑油:シェル Helix Ultra

ERS システム

  • バッテリー出力:4MJ(1周あたり)
  • MGU-K 出力:120KW
  • MGU-K 最高回転数:50,000 rpm
  • MGU-H 最高回転数:125,000 rpm


脚注

外部リンク