フェラーリ・F310
ミハエル・シューマッハがドライブしたF310(後期型)
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| カテゴリー | F1 | ||||||||
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| コンストラクター | フェラーリ | ||||||||
| デザイナー | ジョン・バーナード グスタフ・ブルナー |
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| 先代 | フェラーリ・412T2 | ||||||||
| 後継 | フェラーリ・F310B | ||||||||
| 主要諸元 | |||||||||
| シャシー | カーボンファイバー ハニカム コンポジット | ||||||||
| サスペンション(前) | プッシュロッド トーションバー | ||||||||
| サスペンション(後) | プッシュロッド トーションバー | ||||||||
| エンジン | フェラーリ Tipo 046 2,998cc 75度 V10 縦置き NA | ||||||||
| トランスミッション | フェラーリ 6速/7速 横置き セミAT | ||||||||
| 燃料 | シェル | ||||||||
| タイヤ | グッドイヤー | ||||||||
| 主要成績 | |||||||||
| チーム | スクーデリア・フェラーリ | ||||||||
| ドライバー | 1. ミハエル・シューマッハ 2. エディ・アーバイン |
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| コンストラクターズ タイトル |
0 | ||||||||
| ドライバーズタイトル | 0 | ||||||||
| 初戦 | 1996年オーストラリアグランプリ | ||||||||
| 初勝利 | 1996年スペイングランプリ | ||||||||
| 最終戦 | 1996年日本グランプリ | ||||||||
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フェラーリF310 (Ferrari F310) は、スクーデリア・フェラーリが1996年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カーで、ジョン・バーナードとグスタフ・ブルナーが設計した。1996年の開幕戦から最終戦まで実戦投入された。フェラーリとしてのコードナンバーは648。
目次 |
[編集] F310
F310とは、Ferrari 3リッターV10エンジンから取られた。
1996年からエンジンをフェラーリ伝統のV型12気筒からV型10気筒に変更した。また、ガソリンも1973年以来の付き合いであったアジップからシェルに変更された。ちなみに1972年以前はシェルを使用していた。1995年ワールドチャンピオンのミハエル・シューマッハがベネトンから移籍してきたため、1990年のアラン・プロスト以来のカーナンバー1をフェラーリがつけることになった。
1995年に出走した412T2はV型10気筒エンジン搭載にも対応していたが、V型12気筒エンジンが搭載された。しかしF310はV型10気筒エンジン専用シャーシとして製作された。ギアボックスはカーボン製スペーサーを持つチタン製ケーシングを採用したが、度重なるトラブルのため一時旧型に戻された。
フロントノーズはハイノーズ化の時流に逆らい、先端の低い位置でフロントウィングを1点支持する形とした。サイドポンツーンはF92Aと似たような形状となった。インテークが外側に張り出し、サイドポンツーン下端とアンダーパネルの隙間に気流を流しこもうとした。
1996年からドライバー保護のため、コクピットにサイドプロテクターの装備が義務づけられた。ウィリアムズやジョーダンはダミープレートを付けることでプロテクターを小型化していたが、フェラーリはこの部分を規定どおりに設計したため、とても大型になった。このため、リヤウイングに向かう気流がかなり乱されていた。インダクションポッドの吸気効率も悪く、少しでも改善しようとドライバーがヘルメットを傾けて走行するシーンも見られた。
F310は1994年の412T1と同じく、ジョン・バーナードの基本設計にグスタフ・ブルナーが修正を施し、シーズン中に大きく外観が変化した。別体のノーズコーンをやや強引にハイノーズ化し、主流派の2点吊り下げ式フロントウィングを装着した。第8戦カナダGPから投入されたこのバージョンはF310/2とも呼称された。第11戦ベルギーGP以降は7速ギアボックスが導入された。
[編集] 1996年シーズン
開幕戦はアーバインが3位表彰台を得たものの、これが彼にとってのシーズン最高位となった。第2戦ブラジルではシューマッハが3位表彰台を得たが、優勝したウィリアムズ・ルノーのデーモン・ヒルに周回遅れにされる屈辱を味わった。第4戦ヨーロッパGPではジャック・ヴィルヌーヴにプレッシャーを与え続け、優勝まであと一歩までたどり着いた。さらに翌週の第5戦、フェラーリの地元サンマリノGPではポールポジションを獲得。ティフォシ達のシューマッハに対する期待も大きくなっていった。次戦のモナコGPでもシューマッハはポールを獲得したが、ウェットコンディションの中、1周目のローズヘアピン後の右カーブで縁石でマシンを滑らせ、クラッシュしてしまった。第7戦スペインGPは再び雨。スタートで出遅れて後方集団の中にいたシューマッハは他を圧倒するスピードで一気にトップに躍り出て、フェラーリ移籍後初勝利をものにした。
この走りから、ついにフェラーリが復活したとの見方もあったが、駆動系の脆弱さが足枷となった。マシン全体を見直した改良型(F310/2)を投入したカナダGPでは、ギヤボックストラブル。フランスGPではポールポジションを獲得するも、フォーメーションラップでエンジンブロー。イギリスGPでは再びギヤボックストラブルに悩まされた。アーバインに至っては第7戦スペインGPから第14戦イタリアGPまでサスペンションやギヤボックスのトラブルなどで一度も完走することができなかった。
終盤戦になると再び調子を取り戻し、シューマッハがベルギーGPとイタリアGPの2連勝、ポルトガルGPと日本GPはそれぞれ2位でフィニッシュ。アーバインもポルトガルGPで5位入賞を果たした。
[編集] スペック
[編集] シャーシ
- シャーシ名 F310 (648)
- シャーシ構造 カーボンファイバー/アルミハニカム製モノコック
- 全長 4,355mm
- 全幅 1,995mm
- 全高 970mm
- ホイールベース 2,900mm
- 前トレッド 1,690mm
- 後トレッド 1,605mm
- クラッチ AP
- ブレーキキャリパー ブレンボ
- ブレーキディスク・パッド ブレンボ
- ダンパー ザックス
- ホイール BBS
- タイヤ グッドイヤー
- ギアボックス 6/7速+リバース1速横置きセミオートマチック/チタン製ケーシング
- シートベルト サベルト
- 重量 600kg
[編集] エンジン
- エンジン名 Tipo046
- 気筒数・角度 V型10気筒・75度
- 排気量 2,998.1cc
- 最大馬力 750馬力
- スパークプラグ NGK
- 燃料・潤滑油 シェル
- イグニッション マニエッティ・マレリ
- インジェクション マニエッティ・マレリ
[編集] 記録
| 年 | マシン | No. | ドライバー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | ポイント | ランキング |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1996 | F310 | 70 | 2位 | ||||||||||||||||||
| 1 | Ret | 3 | Ret | 2 | 2 | Ret | 1 | Ret | Ret[1] | Ret | 4 | 9 | 1 | 1 | 3 | 2 | |||||
| 2 | 3 | 7 | 5 | Ret | 4 | 7 | Ret | Ret | Ret | Ret | Ret | Ret | Ret | Ret | 5 | Ret |
[編集] 脚注
- ^ フォーメーションラップ中にエンジンブローしたため、リタイヤではなく出走していないという見方もある。シューマッハの個人記録を扱う資料においては、このレースをカウントするかしないかという解釈の違いにより、通算出場数が異なる場合がある。
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