2004年のF1世界選手権
2004年のFIAフォーミュラ1 世界選手権 |
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前年: | 2003 | 翌年: | 2005 |
一覧: 開催国 | 開催レース |
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2004年のF1世界選手権は、FIAフォーミュラ1世界選手権の第55回大会である。2004年3月7日にオーストラリアで開幕し、10月24日にブラジルで開催される最終戦まで、全18戦で争われた。
シーズン
2004年のF1世界選手権はは(当時)過去最多となる18レースで行われるシーズンとなった。バーレーングランプリと、中国グランプリが初めて開催された。日本人ドライバーの佐藤琢磨がUSグランプリで自身初、日本人としても1990年日本グランプリ、鈴木亜久里以来の3位表彰台を獲得した。また、ミナルディが2年ぶりにポイントを獲得した。
ミハエル・シューマッハが自身7度目のチャンピオンを5年連続で獲得した。フェラーリが6年連続のチャンピオンを獲得し、2年ぶりにフェラーリドライバーがチャンピオンシップの1位と2位を獲得した。
レギュレーションの変更
2004年シーズンでの変更点を以下に示す。
金曜テストを廃止し、フリー走行に前シーズントップ4以外のチームは金曜のフリー走行に3台目のマシンを走行させられる。ただしドライバーはスーパーライセンスを保持していることや過去の出走数規定などがあり、誰でも走れるというわけではない。例えばミナルディはバス・ラインダースを金曜日の走行に起用しようとしたが、ライセンスの発給問題で出走はマレーシア以降となった。
1GP1エンジン。ドライバー一人につき、1GPで1エンジンしか使用できない[1]。(エンジンの使用台数削減によるコスト削減が狙い)
リヤウイングのエレメント数を最大3枚から2枚に規制強化。
リヤウイング翼端板とエンジンカバーを側面から見たときの最低面積を規定 (広告スペースを確保するため)
ローンチ・コントロールは禁止。
チャンピオンシップ
ジャガーはクリスチャン・クリエン、ミナルディは昨年金曜テスト走行を担当したジャンマリア・ブルーニ、ジョーダンはジョルジョ・パンターノをF1デビューさせた。シーズン半ばのカナダでのレースでは、パンターノに代わりドイツ人ティモ・グロックがデビュー。昨年はフェラーリのテストドライバーになっていたフェリペ・マッサもF1再昇格となった。またウィリアムズのファン・パブロ・モントーヤは2004年シーズン前に、2005年にマクラーレン・メルセデスへ移籍することがすでに発表されている。
ミハエル・シューマッハは開幕戦で優勝し、いきなり昨年一度もなかったフェラーリ1-2が達成される。3位はルノーのフェルナンド・アロンソがつけた。シューマッハとフェラーリはスペイングランプリまで、開幕5連勝。うち3度はルーベンス・バリチェロとの1-2フィニッシュであった。ポールポジションも4回獲得したが、フェラーリのお膝元、イモラでのレースではB・A・Rのジェンソン・バトンがチーム・自身ともに初めてのポールポジションの獲得を果たす。
バトンはマレーシアグランプリで自身初の表彰台を獲得し、イモラのレースでも2位を獲得する。佐藤琢磨も開幕戦オーストラリアは入賞圏外、第2戦のマレーシアではトラブルでリタイヤ(完走扱い)、第3戦バーレーンでシーズン初入賞を飾った。またバーレーングランプリでは佐藤とラルフ・シューマッハがアクシデントを起こしラルフに警告処分。イモラでもモントーヤとシューマッハが激しいバトル、ラルフはアロンソと接触。マクラーレンはキミ・ライコネンが開幕から3戦連続でリタイヤ、デビッド・クルサードも入賞がやっとというありさま。第3戦ではライコネンが盛大に煙をふきあげマシンが炎上。中華鍋のような状態になりリタイヤを喫した。ルノーやB・A・Rの好調の一方で苦しいレースが続く。
モナコグランプリは消耗戦となり、序盤に佐藤琢磨のエンジントラブルで視界が遮られ、ザウバーのフィジケラとクルサードが事故でリタイヤしてしまう。レース中盤にはルノーのアロンソが周回遅れのラルフをかわそうとしてリタイヤ、セーフティカー中の隊列走行でシューマッハもタイヤを温めている中モントーヤに追突されリタイヤ。ヤルノ・トゥルーリとジェンソン・バトンの一騎打ちとなり、トゥルーリがF1参戦119戦目で初優勝を遂げた。しかしそんなことでミハエルの勢いは止まらない。
ニュルブルクリンクのヨーロッパグランプリではミハエルが予選とレースを制圧し、バリチェロも続いた。フィアットのウンベルト・アニエッリに捧ぐ優勝をなしたが、喪に服すためシャンパンファイトにフェラーリ勢は参加しなかった。このレースでは佐藤琢磨が自身予選最高位となるフロントローからスタート。レースでも終始表彰台を争ったが、終盤にバリチェロと接触。ウィングを交換し再走したが、最後にエンジンブローでリタイヤ。このほか地元ドイツのメルセデス・エンジンを使用するマクラーレンも2台そろって悲しいエンジンブロー。クルサードは交換したエンジンでレースを走ったがそれも虚しい結果になった。BMWはラルフ・シューマッハが多重事故でトヨタのクリスチアーノ・ダ・マッタを巻き添えにしてリタイヤした。
欧州を離れて2戦連続の高速レース。カナダではラルフ・シューマッハが2年連続でPPを獲得。ウィリアムズBMWは3年連続でポールポジションを獲得した。シューマッハとバリチェロが予選6位と7位からスタートした。レースはウィリアムズ、BARといったチームが3回ピットインを選択する一方、フェラーリ勢力は2ストップで臨んだ。結果フェラーリ2台の間にラルフが挟まるという順位でフィニッシュする。ウィリアムズ復活がなされたかと思われたが、なんとレース終了後ウィリアムズ(とトヨタ)はブレーキダクトのサイズ規定違反で失格。これにより2位以下の順位が繰り上がり、フェラーリが2戦連続で1位と2位。フィジケラは今シーズン最上位の4位。
なおジョーダンはこのレースでパンターノに代えティモ・グロックを起用した。パンターノの持ち込み資金のトラブルが理由であった。グロックは11位で完走したがこれはピットのトラブルに見舞われたニック・ハイドフェルド(12位)よりも上位であった。さらに4台の失格でグロックは7位に繰り上がり、ハイドフェルドも8位となって、ジョーダンはこれが今シーズン初のW入賞で、同時にシーズン最後の入賞であった。またマクラーレンもシーズン初のW入賞であった。
USグランプリはバリチェロが予選でナンバー1を下した。レースは激しい消耗戦となった。1周目の1コーナーで4台がリタイヤし、セーフティカーが明けた後はミハエルが際どいタイミングでバリチェロをパス。その後はラルフの事故でセーフティカーが導入された。レースはフェラーリ2台のパフォーマンスが圧倒的で3戦連続の1-2。3位には佐藤琢磨が自身最初で最後の表彰台を獲得した。日本人にとって鈴木亜久里以来の3位表彰台。鈴鹿サーキット以外のサーキットおよび日本メーカーのエンジンによる日本人ドライバーが表彰台に上がったのはこのレースが唯一である。トヨタはパニスが5位、マクラーレン・メルセデスも2戦連続で2台が入賞。しかしこのレースの主役はミナルディのゾルト・バウムガルトナーであった。バウムガルトナーは3周遅れではあったが、最後にトラブルでスローダウンしていたフィジケラをパスし、ミナルディに1ポイントをもたらした。ミナルディのポイントは2002年開幕戦、マーク・ウェバー以来。完走は9台。USグランプリは、今シーズンから3戦連続で完走台数が1ケタとなるシーズンが続く。
ラルフはこのレースの後6戦休養する。さらにラルフの事故の前にもアロンソがタイヤトラブルでクラッシュした。このタイヤトラブルは翌年、大騒動を引き起こすことになる。
フランスグランプリでは予選ポールポジションを獲得したアロンソと改良型や新車導入されたウィリアムズとマクラーレンが脅威になるかと思われたが、結果はシューマッハが4ストップ作戦を成功させ、彼らを退けた。このレースではバリチェロがファイナルラップでトゥルーリをオーバーテイクしたが、これによりトゥルーリの評価は急落した。B・A・Rは序盤活躍のバトンが表彰台を逃し、佐藤琢磨はまたもエンジンを壊してリタイヤした。なお、ラルフの代役としてこのフランスと次のイギリスでマルク・ジェネが起用されている。
マクラーレンは次のイギリスグランプリでついにライコネンがポールポジションを獲得したがレースではミハエルに屈する。このレースでは予選1回目でシューマッハらがスピンしたが、これは雨が予想されるため午後予選の出走順を遅らせる作戦であった。この行為により予選フォーマットの改定を望む声が高まる。前回3位を失ったトゥルーリはレース終盤に大クラッシュをおこし、ルノー陣営のトゥルーリへの評価はさらに落ちてしまう。またB・A・Rはまたも表彰台に上がることはできなかった。佐藤琢磨は入賞さえ逃す結果になっている。
ドイツグランプリではミハエル・シューマッハがポールポジション。レースではライコネンがフェラーリを追う展開になったが、ライコネンは1コーナーでリアウィングが突然外れて大クラッシュしリタイヤ。このレースはミシュランタイヤが強く、優勝したミハエル・シューマッハを除けば、ミシュランユーザーが入賞を独占した。バトンはモナコ以来の2位、ヨーロッパグランプリ以来の表彰台登壇となった。なおこのレース以降はラルフ・シューマッハの代役にアントニオ・ピッツォニアが起用された。ピッツォニアは復帰初戦で自身初となる入賞を飾った。
その後F1はサマーブレイクとなったが、ジェンソン・バトンの契約問題が持ち上がる。ウィリアムズはバトンがウィリアムズに移籍することを発表したが、結局2005年シーズンもバトンはB・A・Rに残留する。マネージメントチームの問題であったが、この件でバトンは不名誉な汚名を着せられることになった。また、クリスチアーノ・ダ・マッタがチーム上層と対立、トヨタを解雇された。代役にはリカルド・ゾンタが2001年以来の正ドライバー復帰を決めた。この後日本を除くレースでトヨタをドライブする。
ハンガリーグランプリではシューマッハがポールポジションからスタートし、ファステストラップもマーク。さらにレース中ピットストップの際を含めて1度も首位を譲らないという、開幕オーストラリアグランプリ以来の完全勝利で7連勝と、スクーデリア・フェラーリのコンストラクターズ選手権の制覇を成し遂げた。
ベルギーグランプリでフェラーリは700戦目となった。レースはすでにルノーからの放出が決まったトゥルーリがポールポジションを獲得。オープニングラップでは多重事故が1コーナー「ラソース」と「オールージュ」で発生。バリチェロ、マッサ、佐藤、マーク・ウェバー、ジョルジオ・パンターノ、ジャンマリア・ブルーニらがリタイヤしたり、緊急ピットインを強いられた。
レースは序盤ルノーが1-2体制を築くがアロンソがトラブルでリタイヤ、トゥルーリも徐々に後退。モントーヤが接触しながらも強引にパスしていく。久しぶりにモントーヤが「らしさ」を見せたが、最終的にタイヤトラブルでリタイヤしてしまう。
このレースでタイヤトラブルがあったのはモントーヤだけでない。バトンも「レコーム」でタイヤを壊し、ミナルディのバウムガルトナーを巻き添えに大事故を起こした。レース終盤にクリエンのマシンにクルサードが乗り上げるという危険な事故で3回目のセーフティカーが導入された。レースは最後、ライコネンとシューマッハの一騎打ち。しかしタイヤの温まりが悪いミハエルを、ライコネンが置き去りにし通算2勝目。今季、完走したシューマッハを最初に下したドライバーとなった。ライコネンはこの後スパで4勝するが、これが最初の1つである。バリチェロ、マッサも最後尾から追い上げ3位と4位。クリエンは初入賞を飾った。一方でゾンタは最後のセーフティカー後のエンジンブローで4位を逃した。ポールシッターのトゥルーリは完走したが、ポイントさえ獲得できなかった。結局唯一ミハエル以外でチャンピオンの可能性があったバリチェロが3位に終わり、シューマッハは自身最後となるドライバーズ選手権勝利を勝ち取ったが、連勝は7でストップした。
モンツァは雨あがりのレースとなった。ティフォシのお膝元レースで、チャンピオンはヘルメットにイタリア国旗を入れた。ドライタイヤでスタートしたシューマッハはスピンし最後尾付近にまで下がった。バリチェロはタイヤ交換のあと入賞圏外となり、バトンが初優勝かと思われたが、結局はいつもの二人がタイヤの性能をフルに生かして1-2フィニッシュ。ただ一ついつもと違っていたのは、バリチェロが今シーズン初の優勝を飾ったことであった。フェラーリにかなわなかったB・A・Rも2台が3位と4位でフィニッシュし、コンストラクターズ選手権でルノーを抜いて2位に浮上。このレースを前にオリビエ・パニスが引退発表。トゥルーリはルノー最後のレース。パンターノもこのレースを最後にF1を去った。このレース後、中国でのレースとの間にはトゥルーリとルノーの契約解除、ジャガーの今シーズンいっぱいでのF1撤退が発表された。
初開催の中国グランプリでは、ミハエル・シューマッハがまさかの最後尾スタート。予選でスピンしてしまった。バリチェロはポールポジションからスタート。ルノーはトゥルーリに代えてジャック・ビルヌーブを起用。ジョーダンはふたたびティモ・グロックを起用。このレースではラルフ・シューマッハが復帰。レースはバリチェロが優勝。2位バトン、3位にはライコネンが続き、エンジントラブルで後方からスタートした佐藤琢磨も6位でフィニッシュ。ザウバーもW入賞を果たし、特にマッサはデイビッド・クルサードを最後まで抑えた。
なおこのレースでは無線が流れた。ブルーニはレース中タイヤが外れるという2戦連続で信じがたい、しかしミナルディらしいトラブルでリタイヤとなったが、その際に放送禁止用語を発した。
日本グランプリは台風22号「マーゴン」の襲来によりスケジュールが変更された。土曜日の走行はキャンセルされ、日曜日に予選と決勝が行われるスケジュール。ミハエルは予選で1位を獲得し、レースでも優勝と全ラップ1位を記録するが、ファステストラップはチームメイトに奪われ、完全勝利はならなかった。そのバリチェロはクルサードと事故でポイントを失い、前戦で復帰したラルフが今シーズン初の2位。佐藤琢磨はチームメイトのすぐ後ろ4位であった。トヨタのパニスはこのレースを最後に引退。チームメイトに起用されたトゥルーリはプラクティスで速さを見せたがレースではポイントを獲得できなかった。
最終戦ブラジルグランプリはミハエル・シューマッハがアクシデントでグリッド降格。バリチェロがポールポジションを獲得。しかしレースはコンディションの変化に翻弄され3位でフィニッシュした。優勝はモントーヤ、2位はライコネンで、モントーヤはウィリアムズBMWでの最後のレースを最高の結果で終えた。シューマッハは7位に終わった。B・A・Rは佐藤琢磨が6位でフィニッシュ。未勝利ではあったが、11回の表彰台を獲得し、1勝したルノー、ウィリアムズ、マクラーレンを抑えてコンストラクターズ選手権2位をルノーから守った。トヨタはトゥルーリとゾンタの体制で臨んだがポイント獲得はならず。ルノーはビルヌーブを起用したがこちらも無得点に終わった。このレースはブルーニ、バウムガルトナーのふたりにとって最後のレースとなった。ジャガーにとってもこれが最後のレースであったが、ジャガー・チームはドライバーの同士討ちという最悪の形でシーズンを終えた。ウェバーはリタイヤ、クリエンも14位に終わった。
シーズン終了後から翌年にかけて
ジャガーは買い手をさがしていたが、ジャガーはレッドブルに買収され、2005年シーズンはレッドブル・レーシングとして参戦した。ドライバーにはマクラーレンを放出されたクルサードを起用した。これにより、レッドブルはザウバーの支援をやめた。
ジョーダンは翌年1月にロシア資本のミッドランド・グループに買収された。ただし2005年チームはジョーダンの名前で戦い、2006年からはミッドランドF1として参戦する。エンジンは2004年はフォード・コスワースのエンジンで参戦したが、2005年にはトヨタからカスタマーエンジンの供給を受けることになった。
ザウバーは2005年以降ミシュランタイヤを使うことを決めた。
タイヤ戦争
昨年9勝と7勝と、拮抗していたタイヤ戦争ではあったが、2004年はモナコ、ベルギー、ブラジルグランプリの3レースでミシュランタイヤが制したほかはすべてのレースでブリヂストンタイヤを使用するフェラーリが優勝した。昨年はミシュランが表彰台を独占するレースもあったが、この年はフェラーリが全てのレースで表彰台に立ち、ミシュランタイヤの表彰台独占はなかった。
B・A・Rはこのシーズンからミシュランタイヤを使用した。シーズン終了後には、ブリヂストンタイヤの耐久性をいかした戦略でポイントを稼いだザウバーがミシュランタイヤ陣営に移った。
このシーズンはタイヤのトラブルが相次いだ。USグランプリではタイヤのトラブルでラルフ・シューマッハが事故をおこし、病院に搬送された。その後ラルフは6戦を欠場する。同レースではラルフの事故の前にアロンソも大事故を起こしていた。ベルギーグランプリではフリー走行中にライアン・ブリスコーがタイヤの問題で事故を起こし、レースでもデビッド・クルサード、ジェンソン・バトン、ファン・パブロ・モントーヤがタイヤのトラブルでリタイヤ、または優勝争いから脱落している。
エントリーリスト
エントラント | コンストラクタ | シャーシ | エンジン | タイヤ | ドライバー | 3rdドライバー |
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スクーデリア・フェラーリ・マールボロ | フェラーリ | F2004 | フェラーリTipo053 | B | 1.ミハエル・シューマッハ 2.ルーベンス・バリチェロ |
|
BMW・ウィリアムズF1チーム | ウィリアムズ | FW26 | BMWP84 | M | 3.ファン・パブロ・モントーヤ 4.ラルフ・シューマッハ (4.)マルク・ジェネ (4.)アントニオ・ピッツォニア |
|
ウエスト・マクラーレン・メルセデス | マクラーレン | MP4-19 MP4-19B |
メルセデスFO110Q | M | 5.デビッド・クルサード 6.キミ・ライコネン |
|
マイルドセブン・ルノーF1チーム | ルノー | R24 | ルノーRS24 | M | 7.ヤルノ・トゥルーリ (7.)ジャック・ヴィルヌーヴ 8.フェルナンド・アロンソ |
|
ラッキーストライク・B・A・R・ホンダ | B・A・R | 006 | ホンダRA004E | M | 9.ジェンソン・バトン 10.佐藤琢磨 |
35.アンソニー・デビッドソン |
ザウバー・ペトロナス | ザウバー | C23 | ペトロナス04A | B | 11.ジャンカルロ・フィジケラ 12.フェリペ・マッサ |
|
ジャガー・レーシング | ジャガー | R5 | コスワースCR-6 | M | 14.マーク・ウェバー 15.クリスチャン・クリエン |
37.ビヨン・ビルドハイム |
パナソニック・トヨタ・レーシング | トヨタ | TF104 TF104B |
トヨタRVX-04 | M | 16.クリスチアーノ・ダ・マッタ (16.)リカルド・ゾンタ (16.)ヤルノ・トゥルーリ 17.オリビエ・パニス (17.)リカルド・ゾンタ |
38.リカルド・ゾンタ (38.)ライアン・ブリスコー |
ジョーダン・フォード | ジョーダン | EJ14 | フォードRS-2 | B | 18.ニック・ハイドフェルド 19.ジョルジオ・パンターノ (19.)ティモ・グロック |
39.ティモ・グロック (39.)ロバート・ドーンボス |
ウィラックス・ミナルディ・コスワース ミナルディ・コスワース |
ミナルディ | PS04B | コスワースCR-3L | B | 20.ジャンマリア・ブルーニ 21.ゾルト・バウムガルトナー |
40.バス・ラインダース |
- エンジンは全車V10
エントリー名変更
- ミナルディは、第13戦以降「ミナルディ・コスワース」。
ドライバー変更
- マルク・ジェネ - 第10戦フランスGPから第11戦イギリスGPまでラルフ・シューマッハの代役として出走
- アントニオ・ピッツォニア - 第12戦ドイツGPから第15戦イタリアGPまでラルフ・シューマッハの代役として出走
- ジャック・ヴィルヌーヴ - 第16戦中国GPからトゥルーリの代役として出走
- リカルド・ゾンタ - 第13戦ハンガリーGPから第16戦中国GPまでダ・マッタの、第18戦ブラジルGPでパニスの代役として出走
- ヤルノ・トゥルーリ - 第17戦日本GPからゾンタの代役として出走
- ティモ・グロック - 第8戦カナダGP及び第15戦イタリアGP以降でパンターノの代役として出走
※ 3rdドライバーの変更
- ライアン・ブリスコー - 第13戦ハンガリーGP以降
- ロバート・ドーンボス - 第15戦イタリアGP以降
結果
ドライバーズ・ワールド・チャンピオンシップ(選手部門)
1位から8位までが入賞。獲得ポイントは、1位から順に10,8,6,5,4,3,2,1点である。
順位 | ドライバー | AUS |
MAL |
BHR |
SMR |
ESP |
MON |
EUR |
CAN |
USA |
FRA |
GBR |
GER |
HUN |
BEL |
ITA |
CHN |
JPN |
BRA |
ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ミハエル・シューマッハ | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | Ret | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 12 | 1 | 7 | 148 |
2 | ルーベンス・バリチェロ | 2 | 4 | 2 | 6 | 2 | 3 | 2 | 2 | 2 | 3 | 3 | 12 | 2 | 3 | 1 | 1 | Ret | 3 | 114 |
3 | ジェンソン・バトン | 6 | 3 | 3 | 2 | 8 | 2 | 3 | 3 | Ret | 5 | 4 | 2 | 5 | Ret | 3 | 2 | 3 | Ret | 85 |
4 | フェルナンド・アロンソ | 3 | 7 | 6 | 4 | 4 | Ret | 5 | Ret | Ret | 2 | 10 | 3 | 3 | Ret | Ret | 4 | 5 | 4 | 59 |
5 | ファン・パブロ・モントーヤ | 5 | 2 | 13 | 3 | Ret | 4 | 8 | DSQ | DSQ | 8 | 5 | 5 | 4 | Ret | 5 | 5 | 7 | 1 | 58 |
6 | ヤルノ・トゥルーリ | 7 | 5 | 4 | 5 | 3 | 1 | 4 | Ret | 4 | 4 | Ret | 11 | Ret | 9 | 10 | 11 | 12 | 46 | |
7 | キミ・ライコネン | Ret | Ret | Ret | 8 | 11 | Ret | Ret | 5 | 6 | 7 | 2 | Ret | Ret | 1 | Ret | 3 | 6 | 2 | 45 |
8 | 佐藤琢磨 | 9 | 15† | 5 | 16† | 5 | Ret | Ret | Ret | 3 | Ret | 11 | 8 | 6 | Ret | 4 | 6 | 4 | 6 | 34 |
9 | ラルフ・シューマッハ | 4 | Ret | 7 | 7 | 6 | 10† | Ret | DSQ | Ret | Ret | 2 | 5 | 24 | ||||||
10 | デビッド・クルサード | 8 | 6 | Ret | 12 | 10 | Ret | Ret | 6 | 7 | 6 | 7 | 4 | 9 | 7 | 6 | 9 | Ret | 11 | 24 |
11 | ジャンカルロ・フィジケラ | 10 | 11 | 11 | 9 | 7 | Ret | 6 | 4 | 9† | 12 | 6 | 9 | 8 | 5 | 8 | 7 | 8 | 9 | 22 |
12 | フェリペ・マッサ | Ret | 8 | 12 | 10 | 9 | 5 | 9 | Ret | Ret | 13 | 9 | 13 | Ret | 4 | 12 | 8 | 9 | 8 | 12 |
13 | マーク・ウェバー | Ret | Ret | 8 | 13 | 12 | Ret | 7 | Ret | Ret | 9 | 8 | 6 | 10 | Ret | 9 | 10 | Ret | Ret | 7 |
14 | オリビエ・パニス | 13 | 12 | 9 | 11 | Ret | 8 | 11 | DSQ | 5 | 15 | Ret | 14 | 11 | 8 | Ret | 14 | 14 | 6 | |
15 | アントニオ・ピッツォニア | 7 | 7 | Ret | 7 | 6 | ||||||||||||||
16 | クリスチャン・クリエン | 11 | 10 | 14 | 14 | Ret | Ret | 12 | 9 | Ret | 11 | 14 | 10 | 13 | 6 | 13 | Ret | 12 | 14 | 3 |
17 | クリスチアーノ・ダ・マッタ | 12 | 9 | 10 | Ret | 13 | 6 | Ret | DSQ | Ret | 14 | 13 | Ret | 3 | ||||||
18 | ニック・ハイドフェルド | Ret | Ret | 15 | Ret | Ret | 7 | 10 | 8 | Ret | 16 | 15 | Ret | 12 | 11 | 14 | 13 | 13 | Ret | 3 |
19 | ティモ・グロック | 7 | 15 | 15 | 15 | 2 | ||||||||||||||
20 | ゾルト・バウムガルトナー | Ret | 16 | Ret | 15 | Ret | 9 | 15 | 10 | 8 | Ret | Ret | 16 | 15 | Ret | 15 | 16 | Ret | 16 | 1 |
21 | ジャック・ヴィルヌーヴ | 11 | 10 | 10 | 0 | |||||||||||||||
22 | リカルド・ゾンタ | Ret | 10† | 11 | Ret | 13 | 0 | |||||||||||||
23 | マルク・ジェネ | 10 | 12 | 0 | ||||||||||||||||
24 | ジョルジオ・パンターノ | 14 | 13 | 16 | Ret | Ret | Ret | 13 | Ret | 17 | Ret | 15 | Ret | Ret | Ret | 0 | ||||
25 | ジャンマリア・ブルーニ | NC | 14 | 17 | Ret | Ret | Ret | 14 | Ret | Ret | 18† | 16 | 17 | 14 | Ret | Ret | Ret | 16 | 17 | 0 |
順位 | ドライバー | AUS |
MAL |
BHR |
SMR |
ESP |
MON |
EUR |
CAN |
USA |
FRA |
GBR |
GER |
HUN |
BEL |
ITA |
CHN |
JPN |
BRA |
ポイント |
† リタイアしたがレース距離の90%以上を走行していたため完走扱い
コンストラクターズ・ワールド・チャンピオンシップ(製造者部門)
順位 | コンストラクター | 車番 | AUS |
MAL |
BHR |
SMR |
ESP |
MON |
EUR |
CAN |
USA |
FRA |
GBR |
GER |
HUN |
BEL |
ITA |
CHN |
JPN |
BRA |
ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | フェラーリ | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | Ret | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 12 | 1 | 7 | 262 |
2 | 2 | 4 | 2 | 6 | 2 | 3 | 2 | 2 | 2 | 3 | 3 | 12 | 2 | 3 | 1 | 1 | Ret | 3 | |||
2 | B・A・R ホンダ | 9 | 6 | 3 | 3 | 2 | 8 | 2 | 3 | 3 | Ret | 5 | 4 | 2 | 5 | Ret | 3 | 2 | 3 | Ret | 119 |
10 | 9 | 15 | 5 | 16 | 5 | Ret | Ret | Ret | 3 | Ret | 11 | 8 | 6 | Ret | 4 | 6 | 4 | 6 | |||
3 | ルノー | 7 | 7 | 5 | 4 | 5 | 3 | 1 | 4 | Ret | 4 | 4 | Ret | 11 | Ret | 9 | 10 | 11 | 10 | 10 | 105 |
8 | 3 | 7 | 6 | 4 | 4 | Ret | 5 | Ret | Ret | 2 | 10 | 3 | 3 | Ret | Ret | 4 | 5 | 4 | |||
4 | ウィリアムズ | 3 | 5 | 2 | 13 | 3 | Ret | 4 | 8 | DSQ | DSQ | 8 | 5 | 5 | 4 | Ret | 5 | 5 | 7 | 1 | 88 |
4 | 4 | Ret | 7 | 7 | 6 | 10 | Ret | DSQ | Ret | 10 | 12 | 7 | 7 | Ret | 7 | Ret | 2 | 5 | |||
5 | マクラーレン | 5 | 8 | 6 | Ret | 12 | 10 | Ret | Ret | 6 | 7 | 6 | 7 | 4 | 9 | 7 | 6 | 9 | Ret | 11 | 69 |
6 | Ret | Ret | Ret | 8 | 11 | Ret | Ret | 5 | 6 | 7 | 2 | Ret | Ret | 1 | Ret | 3 | 6 | 2 | |||
6 | ザウバー | 11 | 10 | 11 | 11 | 9 | 7 | Ret | 6 | 4 | 9 | 12 | 6 | 9 | 8 | 5 | 8 | 7 | 8 | 9 | 34 |
12 | Ret | 8 | 12 | 10 | 9 | 5 | 9 | Ret | Ret | 13 | 9 | 13 | Ret | 4 | 12 | 8 | 9 | 8 | |||
7 | ジャガー | 14 | Ret | Ret | 8 | 13 | 12 | Ret | 7 | Ret | Ret | 9 | 8 | 6 | 10 | Ret | 9 | 10 | Ret | Ret | 10 |
15 | 11 | 10 | 14 | 14 | Ret | Ret | 12 | 9 | Ret | 11 | 14 | 10 | 13 | 6 | 13 | Ret | 12 | 14 | |||
8 | トヨタ | 16 | 12 | 9 | 10 | Ret | 13 | 6 | Ret | DSQ | Ret | 14 | 13 | Ret | Ret | 10 | 11 | Ret | 11 | 12 | 9 |
17 | 13 | 12 | 9 | 11 | Ret | 8 | 11 | DSQ | 5 | 15 | Ret | 14 | 11 | 8 | Ret | 14 | 14 | 13 | |||
9 | ジョーダン | 18 | Ret | Ret | 15 | Ret | Ret | 7 | 10 | 8 | Ret | 16 | 15 | Ret | 12 | 11 | 14 | 13 | 13 | Ret | 5 |
19 | 14 | 13 | 16 | Ret | Ret | Ret | 13 | 7 | Ret | 17 | Ret | 15 | Ret | Ret | Ret | 15 | 15 | 15 | |||
10 | ミナルディ | 20 | NC | 14 | 17 | Ret | Ret | Ret | 14 | Ret | Ret | 18 | 16 | 17 | 14 | Ret | Ret | Ret | 16 | 17 | 1 |
21 | Ret | 16 | Ret | 15 | Ret | 9 | 15 | 10 | 8 | Ret | Ret | 16 | 15 | Ret | 15 | 16 | Ret | 16 | |||
順位 | コンストラクター | 車番 | AUS |
MAL |
BHR |
SMR |
ESP |
MON |
EUR |
CAN |
USA |
FRA |
GBR |
GER |
HUN |
BEL |
ITA |
CHN |
JPN |
BRA |
ポイント |
-
フェラーリが2004年のコンストラクターズタイトルを獲得した。
-
2位:B・A・R
-
3位:ルノー
開催地及び勝者
Round | レース名称 | GP名 | 開催サーキット | 都市 | 決勝開催日 | 決勝スタート時刻 | 周回数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
現地時間 | 協定世界時 | |||||||
1 | Australian Grand Prix | オーストラリアGP | アルバート・パーク・サーキット | メルボルン | 3月7日 | 14:00 | 03:00 | 58 |
2 | Malaysian Grand Prix | マレーシアGP | セパン・インターナショナル・サーキット | セパン | 3月21日 | 14:00 | 06:00 | 56 |
3 | Bahrain Grand Prix | バーレーンGP | バーレーン・インターナショナル・サーキット | サキール | 4月4日 | 14:00 | 12:00 | 57 |
4 | San Marino Grand Prix | サンマリノGP | イモラ・サーキット | イモラ | 4月25日 | 14:00 | 12:00 | 62 |
5 | Gran Premio de España | スペインGP | カタロニア・サーキット | バルセロナ | 5月9日 | 14:00 | 12:00 | 66 |
6 | Grand Prix de Monaco | モナコGP | モンテカルロ市街地コース | モンテカルロ | 5月23日 | 14:00 | 12:00 | 78 |
7 | European Grand Prix | ヨーロッパGP | ニュルブルクリンク | ニュルブルク | 5月30日 | 14:00 | 12:00 | 57 |
8 | Grand Prix du Canada | カナダGP | ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット | モントリオール | 6月13日 | 12:00 | 16:00 | 70 |
9 | United Stated Grand Prix | アメリカGP | インディアナポリス・モーター・スピードウェイ | インディアナポリス | 6月20日 | 12:00 | 16:00 | 70 |
10 | French Grand Prix | フランスGP | マニクール・サーキット | マニクール | 7月4日 | 13:00 | 12:00 | 60 |
11 | British Grand Prix | イギリスGP | シルバーストーン・サーキット | ノーサンプトンシャー | 7月11日 | 13:00 | 12:00 | 60 |
12 | Großer Preis Santander von Deutschland | ドイツGP | ホッケンハイムリンク | ホッケンハイム | 7月25日 | 14:00 | 12:00 | 67 |
13 | Magyar Nagydíj | ハンガリーGP | ハンガロリンク | ブダペスト | 8月15日 | 14:00 | 12:00 | 70 |
14 | Belgian Grand Prix | ベルギーGP | スパ・フランコルシャン | スパ | 8月29日 | 14:00 | 12:00 | 44 |
15 | Gran Premio Santander d'Italia | イタリアGP | モンツァ・サーキット | モンツァ | 9月12日 | 14:00 | 12:00 | 53 |
16 | Chinese Grand Prix | 中国GP | 上海インターナショナルサーキット | 上海 | 9月26日 | 14:00 | 06:00 | 56 |
17 | Japanese Grand Prix | 日本GP | 鈴鹿サーキット | 鈴鹿 | 10月10日 | 14:00 | 05:00 | 53 |
18 | Grande Prêmio do Brasil | ブラジルGP | インテルラゴス・サーキット | サンパウロ | 10月24日 | 14:00 | 16:00 | 71 |
新たに追加された選手権の行事
- バーレーングランプリ(第3戦・サキール)
- ベルギーグランプリ(第14戦・スパ・フランコルシャン)2年ぶりに復活
- 中国グランプリ(第16戦・上海)
開催されなくなった選手権の行事
- オーストリアグランプリ - 1997年から7年間A1リンクで開催されていた。
脚注
- ^ “2004年からF1レギュレーション大幅変更---エンジン&ペナルティ”. Response. (2002年3月25日) 2011年6月14日閲覧。
外部リンク
- formula1.com - 2004 official driver standings
- formula1.com - 2004 official team standings
- 2004 Formula One Technical Regulations Retrieved from web.archive.org on 11 August 2009
- 2004 Formula One World Championship Entry List Retrieved from web.archive.org on 11 August 2009
- 2004 Formula One World Championship Classifications Retrieved from web.archive.org on 11 August 2009
- Images from the 2004 Formula One season Retrieved from motorsport.com on 11 August 2009