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[[1995年]]、[[ブラッド・ピット]]、[[モーガン・フリーマン]]を主演に起用し、自身としては監督復帰作となった[[サスペンス映画]]『[[セブン (映画)|セブン]]』を発表。衝撃的なストーリーと際立った演出が高く評価された上に興行的にも成功したことにより、一躍注目されるようになる。その後、[[1999年]]には再びピットを起用した『[[ファイト・クラブ]]』を発表。公開当時、批評家からは暴力性を酷評され、国内興行にも失敗したものの、21世紀に入ってから再評価されるようになった。 |
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2008年にはピットと3度目のタッグとなった『[[ベンジャミン・バトン 数奇な人生]]』で、自身としては初の[[アカデミー監督賞]]にノミネートされ、2010年には[[マーク・ザッカーバーグ]]の半生を描いた『[[ソーシャル・ネットワーク (映画)|ソーシャル・ネットワーク]]』で2度目のノミネートを受けた。その後も『[[ドラゴン・タトゥーの女]]』、『[[ゴーン・ガール]]』といった[[サイコ]]映画を次々と発表し、批評家、観客双方から高い評価を獲得していく。 |
2008年にはピットと3度目のタッグとなった『[[ベンジャミン・バトン 数奇な人生]]』で、自身としては初の[[アカデミー監督賞]]にノミネートされ、2010年には[[マーク・ザッカーバーグ]]の半生を描いた『[[ソーシャル・ネットワーク (映画)|ソーシャル・ネットワーク]]』で2度目のノミネートを受けた。その後も『[[ドラゴン・タトゥーの女]]』、『[[ゴーン・ガール]]』といった[[サスペンス]]と[[サイコホラー]]が入り混じった映画を次々と発表し、批評家、観客双方から高い評価を獲得していく。 |
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2020年、Netflixと4年間にわたる独占契約を締結<ref>{{Cite web|url=https://theplaylist.net/david-fincher-netflix-exclusive-deal-20201111/|title=David Fincher Says He Signed A 4-Year Exclusive Deal With Netflix|accessdate=2020年11月20日|publisher=}}</ref>。その第一弾として発表された『[[市民ケーン]]』製作の裏側を描いた『[[Mank/マンク]]』で3度目のアカデミー監督賞ノミネートを受けた。 |
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2021年9月25日 (土) 15:18時点における版
デヴィッド・フィンチャー David Fincher | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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本名 | David Andrew Leo Fincher[1][2] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1962年8月28日(61歳) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出生地 | コロラド州デンバー市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
国籍 | アメリカ合衆国 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
職業 | 映画監督 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
活動期間 | 1984年 - 活動中 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
配偶者 |
ドーニャ・フィレオレンティーノ(1990年 - 1995年) セアン・チャフィン(1996年 - ) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
著名な家族 | 娘(Phelix Imogen 1994年生) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
映画 『セブン』 『ファイト・クラブ』 『ゾディアック』 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 『ソーシャル・ネットワーク』 『ドラゴン・タトゥーの女』 『ゴーン・ガール』 テレビドラマ 『ハウス・オブ・カード 野望の階段』 『マインドハンター』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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デヴィッド・アンドリュー・レオ・フィンチャー(David Andrew Leo Fincher、1962年8月28日 - )は、アメリカ合衆国の映画監督。コロラド州デンバー市出身。SFXアニメーター、ミュージックビデオの監督を経て1992年に映画監督としてデビュー。
『デビッド・フィンチャー』[3]、『デーヴィッド・フィンチャー』表記もある[4]。
略歴
1962年に『ライフ』誌の記者であった父親の子どもとして生まれ、カリフォルニア州マリン郡で育つ。左目の視力が弱く、オッドアイでもあり、両目の色が異なっている[5]。
10代の時にオレゴン州に移り、現地の高校を卒業。18歳で8mmカメラを用いて映画製作を始める。
1980年にILMのアニメーターとして働きはじめ、1984年まで所属した。
1986年、ビデオ製作会社「Propaganda Films」を設立。マドンナ、ジョージ・マイケル、エアロスミス、ローリング・ストーンズなどのミュージック・ビデオや、数多くのCMを手掛けた。
1992年、『エイリアン3』で映画監督デビュー。撮影中からさまざまなトラブルに見舞われ、完成した作品もスタジオ側に再編集されていることから、本人は自作として認めていない[6]。また、長編デビュー作での失敗により意気消沈し、1年半の間に送られてきた脚本は全く読まなかった。
1995年、ブラッド・ピット、モーガン・フリーマンを主演に起用し、自身としては監督復帰作となったサスペンス映画『セブン』を発表。衝撃的なストーリーと際立った演出が高く評価された上に興行的にも成功したことにより、一躍注目されるようになる。その後、1999年には再びピットを起用した『ファイト・クラブ』を発表。公開当時、批評家からは暴力性を酷評され、国内興行にも失敗したものの、21世紀に入ってから再評価されるようになった。
2008年にはピットと3度目のタッグとなった『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』で、自身としては初のアカデミー監督賞にノミネートされ、2010年にはマーク・ザッカーバーグの半生を描いた『ソーシャル・ネットワーク』で2度目のノミネートを受けた。その後も『ドラゴン・タトゥーの女』、『ゴーン・ガール』といったサスペンスとサイコホラーが入り混じった映画を次々と発表し、批評家、観客双方から高い評価を獲得していく。
2020年、Netflixと4年間にわたる独占契約を締結[7]。その第一弾として発表された『市民ケーン』製作の裏側を描いた『Mank/マンク』で3度目のアカデミー監督賞ノミネートを受けた。
作風
完全主義者として知られており、ひとつのシーンの撮影のために、俳優に100回以上のリテイクを出すことも珍しくない[8]。
『セブン』、『ファイト・クラブ』、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の3作品で、ブラッド・ピットを主演に起用した。
作品
映画
- エイリアン3 Alien3 (1992年)
- セブン Seven (1995年)
- ゲーム The Game (1997年)
- ファイト・クラブ Fight Club (1999年)
- パニック・ルーム Panic Room (2002年)
- ゾディアック Zodiac (2007年)
- ベンジャミン・バトン 数奇な人生 The Curious Case of Benjamin Button (2008年)
- ソーシャル・ネットワーク The Social Network (2010年)
- ドラゴン・タトゥーの女 The Girl with the Dragon Tattoo (2011年)
- ゴーン・ガール Gone Girl (2014年)
- Mank/マンク Mank (2020年)
TVシリーズ
- ハウス・オブ・カード 野望の階段 House of Cards(2013年~2018年)
- 製作総指揮(Season1〜Season6)
- 監督(Season1第1話・2話)
- マインドハンター Mindhunter (2017年-)
- 製作総指揮(Season1-2)
- ・監督(Season1:第1話、2話、9話、10話 Season2:第1話、2話、3話)
ミュージック・ビデオ
- マドンナ(「エクスプレス・ユアセルフ」、「ヴォーグ」、「オー・ファーザー」、「バッド・ガール」など)
- ビリー・アイドル(「Cradle of Love」)
- ジョディ・ワトリー
- リック・スプリングフィールド
- スティーヴ・ウィンウッド
- ジョージ・マイケル
- マイケル・ジャクソン(「フー・イズ・イット」)
- エアロスミス
- ジャスティン・ティンバーレイク(「Suit & Tie ft. JAY Z」)
- イギー・ポップ(「Home」)
- ポーラ・アブドゥル(「恋するままに」、「ストレイト・アップ」、「フォーエバー・ユア・ガール」、「冷たいハート」、「甘い誘惑」など)
- ローリング・ストーンズ(「Love Is Strong」など)
- ナイン・インチ・ネイルズ(「Only」)
- ジョージ・マイケル(「フリーダム!'90」)
- THE WALLFLOWERS
- アウトフィールド
- A Perfect Circle(「Judith」)
その他・参加作品
- スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 Star Wars: Episode VI Return of the Jedi(1983年)- 特撮・撮影助手
- ネバーエンディング・ストーリー The NeverEnding Story(1984年)- 特撮・マット撮影助手
- インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 Indiana Jones and the Temple of Doom(1984年)- 特撮・マット撮影
- マルコヴィッチの穴 Being John Malkovich (1999年) - カメオ出演:クリストファー・ビング 役
- フル・フロンタル Full Frontal(2002年)- カメオ出演:映画監督 役
- ロード・オブ・ドッグタウン Lords of Dogtown (2005年) - 製作総指揮
- 私の婚活恋愛術 Love And Other Disasters(2006年)- 製作総指揮
- 落下の王国 The Fall(2006年) - 提供
- サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ Side by Side(2012年) - 出演
- ヒッチコック/トリュフォー Hitchcock/Truffaut(2015年)- 出演
- 蜘蛛の巣を払う女 The Girl in the Spider's Web(2018年) - 製作総指揮
- ラブ、デス&ロボット Love, Death & Robots (2019年-2021年) - 製作総指揮
受賞・ノミネート
賞 | 年 | 部門 | 作品名 | 結果 |
---|---|---|---|---|
アカデミー賞 | 2008年 | 監督賞 | 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 | ノミネート |
2010年 | 『ソーシャル・ネットワーク』 | ノミネート | ||
2020年 | 『Mank/マンク』 | ノミネート | ||
英国アカデミー賞 | 2008年 | 監督賞 | 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 | ノミネート |
2010年 | 『ソーシャル・ネットワーク』 | 受賞 | ||
ゴールデングローブ賞 | 2008年 | 監督賞 | 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 | ノミネート |
2010年 | 『ソーシャル・ネットワーク』 | 受賞 | ||
2014年 | 『ゴーン・ガール』 | ノミネート | ||
2020年 | 『Mank/マンク』 | ノミネート | ||
放送映画批評家協会賞 | 2008年 | 監督賞 | 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 | ノミネート |
2010年 | 『ソーシャル・ネットワーク』 | 受賞 | ||
2014年 | 『ゴーン・ガール』 | ノミネート | ||
2020年 | 『Mank/マンク』 | ノミネート | ||
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 | 2008年 | 監督賞 | 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 | 受賞 |
2010年 | 『ソーシャル・ネットワーク』 | 受賞 | ||
サターン賞 | 1992年 | 監督賞 | 『エイリアン3』 | ノミネート |
1995年 | 『セブン』 | ノミネート | ||
2008年 | 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 | ノミネート | ||
全米映画批評家協会賞 | 2010年 | 監督賞 | 『ソーシャル・ネットワーク』 | 受賞 |
ニューヨーク映画批評家協会賞 | 2010年 | 監督賞 | 『ソーシャル・ネットワーク』 | 受賞 |
ロサンゼルス映画批評家協会賞 | 2010年 | 監督賞 | 『ソーシャル・ネットワーク』 | 受賞 |
バンクーバー映画批評家協会賞 | 2008年 | 監督賞 | 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 | 受賞 |
出典
- ^ “The Membership: Howard Kely "Jack" Fincher”. Wolfensberger: Newsletter of the Wolfensberger Family Association (2003年5月). 2010年11月4日閲覧。
- ^ Davies, Gareth A (2008年12月23日). “Forrest Griffin to show his police brutality They have named UFC 92 in Las Vegas on Saturday night 'Ultimate 2008'. For good reason.”. The Daily Telegraph (London) 2010年5月1日閲覧。
- ^ “デビッド・フィンチャー”. 映画.com. 2020年6月2日閲覧。
- ^ “デーヴィッド・フィンチャー監督の新作に気になるキャストたちが集結 - SCREEN ONLINE(スクリーンオンライン)”. screenonline.jp. 2020年6月2日閲覧。
- ^ 「セブン」のオーディオコメンタリーの本人談
- ^ “完璧主義フィンチャーがハリウッド黄金時代を蘇らせる『Mank/マンク』デジタル・パンフレット”. UPLINK. 2020年11月20日閲覧。
- ^ “David Fincher Says He Signed A 4-Year Exclusive Deal With Netflix”. 2020年11月20日閲覧。
- ^ “Gary Oldman Cracked Filming ‘Mank’ Multiple Takes: ‘I’ve Done This Scene 100 F*cking Times’”. 2020年11月20日閲覧。
関連文献
- David Fincher Blog at fincherfanatic.blogspot.com
- Senses of Cinema: Great Directors Critical Database
- Music Videos & Commercials at anonymous content
- GQJAPAN Inside The Mind Of Fincher アメリカ在住の人気映画評論家 町山智浩のデヴィッド・フィンチャー論
- GQJAPAN Heart Of Darkness デヴィッド・フィンチャーの闇の秘密
- インタビュー
- David Fincher interview with Paul Guyot of www.dvdtalk.com
- David Fincher interview with Michael Moses of www.drdrew.com
- David Fincher interview with Gavin Smith of edward-norton.org
- Esquire magazine interview with Fincher
- IndieLondon interview with Fincher
- David Fincher Didn't Want To Make 'Another Serial-Killer Movie' ... Until Zodiac Came Along – Part 1 interview with MTV
- David Fincher Discusses Reunion With Brad Pitt, Possible Fight Club Musical – Part 2 interview with MTV
- CHUD: Exclusive Interview: David Fincher
- Movieweb: David Fincher Talks Zodiac: Director's Cut
- LA Weekly – David Fincher discusses Zodiac's rising star
外部リンク
- デヴィッド・フィンチャー - allcinema
- デヴィッド・フィンチャー - KINENOTE
- David Fincher - IMDb(英語)
- David Fincher - オールムービー(英語)