オリヴィエ・アサヤス

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オリヴィエ・アサヤス
Olivier Assayas
Olivier Assayas
生年月日 (1955-01-25) 1955年1月25日(68歳)
出生地 フランスの旗 フランス パリ
配偶者 マギー・チャン (1998-2001)
ミア・ハンセン=ラヴ (2009-2016)
主な作品
映画
夏時間の庭
『カルロス』
アクトレス〜女たちの舞台〜
パーソナル・ショッパー
テレビドラマ
『コードネーム:カルロス 戦慄のテロリスト』
 
受賞
カンヌ国際映画祭
監督賞
2016年パーソナル・ショッパー
ヴェネツィア国際映画祭
金オゼッラ賞(脚本賞)
2012年5月の後
国際映画批評家連盟賞
1986年無秩序[1]
全米映画批評家協会賞
外国語映画賞
2009年夏時間の庭
2010年カルロス
ニューヨーク映画批評家協会賞
外国語映画賞
2009年『夏時間の庭』
2010年『カルロス』
ロサンゼルス映画批評家協会賞
監督賞
2010年『カルロス』
外国語映画賞
2009年『夏時間の庭』
2010年『カルロス』
ゴールデングローブ賞
作品賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)
2010年『コードネーム:カルロス 戦慄のテロリスト』
その他の賞
ルイ・デリュック賞
2014年アクトレス〜女たちの舞台〜
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オリヴィエ・アサヤスOlivier Assayas1955年1月25日 - )は、フランスパリ出身の映画監督脚本家オリヴィエ・アサイヤスとも表記される。

来歴・人物[編集]

フランス国立高等美術学校École nationale supérieure des beaux-arts)卒。

1970年代、『カイエ・デュ・シネマ』で批評を執筆、のちに映画作家となる。アンドレ・テシネに詳しく、アメリカン・ホラー、あるいは香港映画をはじめとしたアジア映画に造詣が深い。

脚本家としては主にテシネ作品を執筆、『ランデヴー』『夜を殺した女』『溺れゆく女』などがある。

2016年、クリステン・スチュワート主演映画『パーソナル・ショッパー』が第69回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、監督賞を受賞。自身にとっては5度目のコンペティション部門出品で、初のカンヌでの受賞となった。

私生活[編集]

『イルマ・ヴェップ』に出演したマギー・チャンと結婚、2001年に離婚。しかし、離婚後も自身の監督作『クリーン』で主演にマギー・チャンを起用するなど親交があった。彼女は同作で2004年の第57回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞する。

2009年に映画監督・女優のミア・ハンセン=ラヴと再婚[2]。同年に娘が誕生する[3]

監督作品[編集]

長編[編集]

短編・ドキュメンタリー[編集]

  • Copyright (1979年) 短編
  • Rectangle - Deux chansons de Jacno (1980年) 短編
  • Laissé inachevé à Tokyo (1982年) 短編
  • Winston Tong en studio (1984年) 短編ドキュメンタリー
  • 白いページ La page blanche (1994年) テレビシリーズ『Tous les garçons et les filles de leur âge...』の一話 (「冷たい水」のTV短縮版)
  • HHH:侯孝賢 HHH: A portrait of Hou Hsiao-Hsien (1997年) TVドキュメンタリー・シリーズ「Cinéastes de notre temps」より
  • Sans titre (1997年) 短編ドキュメンタリー
  • デ・ザンファン・ルージュ地区 Quartier des Enfants Rouges (2006年) オムニバス『パリ、ジュテーム』の一篇
  • NOISEフランス語版 Noise (2006年) ドキュメンタリー
  • 再燃 Recrudescence (2007年) オムニバス『それぞれのシネマ』の一篇
  • Stockhausen/Preljocaj Dialogue (2007年) テレビドキュメンタリー
  • Eldorado (2008年) アンジュラン・プレルジョカージュについてのテレビドキュメンタリー

脚本[編集]

出演[編集]

著書[編集]

  • Une adolescence dans l'après-Mai : Lettre à Alice Debord(自伝)
『五月以降での思春期/アリス・ドゥボールへの手紙』
「五月」とは五月革命であり、1994年に自殺したギー・ドゥボールの娘に宛てた形式である。

脚注[編集]

  1. ^ 43rd Venice Film Festival”. Fipresci.org (2021年3月29日). 43rd venice film festival閲覧。
  2. ^ “The film that changed my life: Mia Hansen-Løve”. guardian.co.uk. (2010年6月27日). http://www.guardian.co.uk/film/2010/jun/27/film-changed-life-mia-hansen-love 2016年8月27日閲覧。 
  3. ^ Solomons, Jason (2012年4月29日). “Mia Hansen-Løve: the broken heart that made me a film-maker”. The Guardian. http://www.theguardian.com/theobserver/2012/apr/29/mia-hansen-love-french-director 2016年8月27日閲覧。 

外部リンク[編集]