マチュー・アマルリック
表示
マチュー・アマルリック Mathieu Amalric | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カンヌ国際映画祭にて (2007年) | |||||||||||||||
生年月日 | 1965年10月25日(58歳) | ||||||||||||||
出生地 | オー=ド=セーヌ県ヌイイ=シュル=セーヌ | ||||||||||||||
国籍 | フランス | ||||||||||||||
身長 | 168cm | ||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||
出演 『ミュンヘン』 『潜水服は蝶の夢を見る』 『ある秘密』 『クリスマス・ストーリー』 『007 慰めの報酬』 『ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵No.1と呼ばれた男 Part2 ルージュ編』 『風にそよぐ草』 『アデル/ファラオと復活の秘薬』 『コズモポリス』 『毛皮のヴィーナス』 『グランド・ブダペスト・ホテル』 『永遠の門 ゴッホの見た未来』 『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』 監督・脚本・出演 『さすらいの女神たち』 『青の寝室』 | |||||||||||||||
|
マチュー・アマルリック(Mathieu Amalric、1965年10月25日 - )は、フランスの俳優、映画監督。二枚目俳優として知られる[1]。
来歴
[編集]オー=ド=セーヌ県ヌイイ=シュル=セーヌ出身。父親はフランス人の「ル・モンド」紙の記者、母親はユダヤ系ポーランド人の文芸批評家。
1984年に『Les Favoris de la lune』映画デビュー。1996年公開の『そして僕は恋をする』や『犯罪の系譜』で人気を博し、前者の作品でセザール賞有望若手男優賞を受賞。1997年には『Mange ta soupe』で映画監督デビューをしている。2004年公開の『キングス&クイーン』と2007年公開の『潜水服は蝶の夢を見る』でセザール賞主演男優賞を受賞。『潜水服は蝶の夢を見る』はアカデミー賞に4部門でノミネートされアメリカでも彼の名が知られるようになった。
近年はアメリカ映画にも出演しており、2005年公開の『ミュンヘン』の情報屋のルイや、2008年公開の007シリーズ第22作目『007 慰めの報酬』の悪役ドミニク・グリーンを演じた。
2010年公開の監督作品『さすらいの女神たち』が第63回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、監督賞を受賞するとともに、国際映画批評家連盟賞を受賞[2]。
プライベート
[編集]私生活では元妻の女優兼歌手ジャンヌ・バリバールとの間に男児が2人、同棲していたガールフレンドの作家との間にも2007年生まれの息子が1人いる。
2015年以降、カナダ人ソプラノ歌手バーバラ・ハンニガン(fr)と交際している。
主な作品
[編集]出演
[編集]公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
---|---|---|---|
1992 | 蝶採り La Chasse aux papillons |
2004年に劇場公開 | |
1996 | 犯罪の系譜 Généalogies d'un crime |
イヴ | |
そして僕は恋をする Comment je me suis disputé...(ma vie sexuelle) |
ポール | ||
1998 | 溺れゆく女 Alice et Martin |
バンジャマン | |
2001 | マルコレルの事件簿 L'Affaire Marcorelle |
フルカード | TV5MONDEで放映 |
2003 | 運命のつくり方 Un homme, un vrai |
ボリス | 映画祭にて上映 |
2004 | キングス&クイーン Rois et reine |
イスマエル・ヴィヤール | |
2005 | 髭を剃る男 La Moustache |
セルジュ | 映画祭にて上映 |
ミュンヘン Munich |
ルイ | ||
2006 | マリー・アントワネット Marie Antoinette |
仮面舞踏会の男 | |
2007 | 潜水服は蝶の夢を見る La Scaphandre et le papillon |
ジャン=ドミニック・ボービー | |
女優 Actrices |
ドニ | シネフィル・イマジカでTV放映 | |
ある秘密 Un secret |
フランソワ・グランベール(37歳時) | ||
2008 | 戦争について De la guerre |
ベルトラン | |
クリスマス・ストーリー Un conte de Noël |
アンリ | ||
ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵No.1と呼ばれた男 Part2 ルージュ編 L'Ennemi public n° 1 |
フランソワ・ベス | ||
007 慰めの報酬 Quantum of Solace |
ドミニク・グリーン | ||
2009 | 風にそよぐ草 Les herbes folles |
ベルナール | |
2010 | アデル/ファラオと復活の秘薬 Les aventures extraordinaires d'Adèle Blanc-Sec |
デュールヴー | |
さすらいの女神たち Tournée |
ジョアキム・ザンド | 兼監督・脚本 | |
2011 | チキンとプラム 〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜 Poulet aux prunes |
ナセル・アリ・カーン | |
2012 | コズモポリス Cosmopolis |
アンドレ | |
カミーユ、恋はふたたび Camille Redouble |
フランス文学教師 | ||
皇帝と公爵 Lines de Wellington |
マルボ男爵 | ||
2013 | ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して JIMMY P |
ジョルジュ・ドゥヴルー | |
毛皮のヴィーナス La Venus a la fourrure |
トマ・ノヴァチェク | ||
愛の犯罪者 L'amour est un crime parfait |
マルク | ||
2014 | グランド・ブダペスト・ホテル The Grand Budapest Hote |
セルジュ・X | |
青の寝室 La Chambre bleue |
ジュリアン・ガヒデ | 兼監督・脚本 | |
2015 | ウルフ・ホール Wolf Hall |
ユスターシュ・シャピュイ | テレビミニシリーズ |
ヒッチコック/トリュフォー Hitchcock/Truffaut |
ナレーション(フランス語版) | ドキュメンタリー | |
あの頃エッフェル塔の下で Trois souvenirs de ma jeunesse |
ポール・デダリュス(大人) | ||
皆さま、ごきげんよう Chant D'hiver |
バティスール | ||
2016 | Le Fils de Joseph | ジョセフの兄オスカル | ウジェーヌ・グリーン監督 |
劣等生 Le Cancre |
ボリス | ポール・ヴェキアリ監督 | |
ネヴァー・エヴァー À jamais |
レイ | ブノワ・ジャコ監督 | |
ダゲレオタイプの女 La Femme de la plaque argentique |
ヴァンサン | ||
2017 | Les Fantômes d'Ismaël | イスマエル | |
バルバラ 〜セーヌの黒いバラ〜 Barbara |
イヴ | 兼監督・脚本 | |
マチルド、翼を広げ Demain et tous les autres jours |
マチルドの父 | ||
2018 | シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢 Le Grand Bain |
ベルトラン | |
永遠の門 ゴッホの見た未来 At Eternity's Gate |
ポール・ガシェ医師 | ||
2019 | オフィサー・アンド・スパイ J'accuse |
アルフォンス・ベルティヨン | |
サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜 Sound of Metal |
リチャード・バーガー | ||
2021 | フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 The French Dispatch |
アンニュイ警察署長 | |
オキシジェン Oxygen |
M.I.L.O. |
監督
[編集]- Mange ta soupe (1997年)
- Le Stade de Wimbledon (2001年)
- La Chose publique (2003年)
- さすらいの女神たち Tournée (2010年)
- 青の寝室 La Chambre bleue (2014年)
参照
[編集]- ^ フランス男とフランス女 01 マチュー・アマルリック インタビュー - Peachy - ライブドアニュース
- ^ “Hollywood Reporter: Cannes Lineup”. hollywoodreporter. 2010年4月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年4月15日閲覧。