マーク・ザッカーバーグ

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マーク・ザッカーバーグ
Mark Zuckerberg
Mark Zuckerberg em setembro de 2014.jpg
2014年
生誕 Mark Elliot Zuckerberg
1984年5月14日
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ホワイト・プレインズ
住居 カリフォルニア州 パロアルト
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
別名 Zuck
教育 アーズレー高校
出身校 ハーバード大学工学部
計算機科学専攻 中退
職業 起業家
活動期間 2004 -
影響を受けたもの スティーブ・ジョブズ
ビル・ゲイツ
ドナルド・グラハム
給料 1ドル
純資産 増加 581億ドル(約6兆6689億円)
身長 171 cm (5 ft 7 in)
肩書き Facebook 共同創業者兼CEO
取締役会 Facebook
宗教 仏教,無神論
配偶者 プリシア・チャン(2012 - )
子供 マックス(長女)
署名
Mark Zuckerberg Signature.svg

マーク・エリオット・ザッカーバーグ(Mark Elliot Zuckerberg、1984年5月14日 - )は、アメリカ合衆国プログラマ実業家Facebook共同創業者会長CEO

ハーバード大学在籍中にソーシャル・ネットワーキング・サービスサイト「Facebook」を立ち上げた。立ち上げに際しては、同大学計算機科学部生のアンドリュー・マッコラム、ルームメイトだったダスティン・モスコヴィッツクリス・ヒューズエドゥアルド・サベリンなど、他のハーバード大学の学生が協力した。2010年のTime誌「Person Of The Year」に選ばれた。

来歴[編集]

生い立ち[編集]

アメリカ合衆国ニューヨーク州ウェストチェスター郡ホワイト・プレインズで、歯科医の父親と精神科医の母親からなるの家庭の第2子として生まれ、姉1人と妹2人がおり、ドブスフェリーで育った。曾祖父はドイツオーストリアポーランドから移民したユダヤ系であった[1]

その後のザッカーバーグはアーズリー高校に入学し2年を過ごすが、退屈さに耐え切れず、アイビーリーグの大学に進学するのが当たり前のエリート進学校として難関大学入試突破に特化した全寮制高校(ボーディングスクール)の1つである、フィリップス・エクセター・アカデミーへと転校する。

友人のアダム・ダンジェロとともに2003年、音楽再生用フリーソフトウェア「Synapse Media Player」のサービスを開始した。これは利用者が以前に選択した曲をベースに、聞く曲目を予測してくれる機能が高い称賛を受けたソフトウェアであった。マイクロソフト社を含む幾つかのソフトウェア会社がこのプレイヤーに興味を示したが、正式な取引は行われなかった[2]

大学時代[編集]

その後ハーバード大学に入学し、2006年卒業予定の学生として登録された。入学後はフラタニティのアルファ・イプシロン・パイに所属した。このハーバード大学在籍時においても自身のプロジェクトの創出を続けていた。初期のプロジェクト「Coursematch(コースマッチ)」では、同じクラスを履修している他の学生のリストを参照できるようにした。のちにプロジェクトの1つとして開設したサイト「Facemash.com(フェイスマシュ.com)」は、ハーバード大学内に特定した、ランキングサイト「Hot or Not」のような画像格付けサイトであった。しかし、ネット上に開設後すぐに、大学の管理部職員によってザッカーバーグのインターネットアクセス権が無効とされたため、サイトがオンライン上に存在したのはわずか4時間程となってしまった。大学のコンピュータ業務部がザッカーバーグを連れ出したのち、彼はハーバード大学運営理事会によって、コンピュータのセキュリティを破りインターネット上のプライバシー知的財産の規約に違反したとして処罰された[3]

ザッカーバーグは、自由で公然とした情報の利用を可能にすべきと考えていたことを主張した。理事会側からの訴訟は公的には行われず、その後ザッカーバーグはSNSサイト「Facebook(フェイスブック)」を立ち上げると共に大学を休学、その1年後に中退となった。

大学中退後[編集]

2012年5月19日、1歳年下のPriscilla Chan プリシラ・チャン(1985年生まれ)と結婚したことを発表した。チャンとはハーバード大学の同窓生で、ザッカーバーグと出会って以来9年間にわたって生活を共にしていた[4]。結婚式は、チャンのカリフォルニア大学サンフランシスコ校医学校卒業と博士号取得を祝うパーティを装って、ザッカーバーグの家の裏庭で行われた。また、ザッカーバーグはプリシラの親類と付き合うため、中国語を勉強している[5]

FWD.us[編集]

他企業の幹部らとともに、移民法改革の政治団体「FWD.us」を設立[6]

資産[編集]

2010年、経済誌『フォーブス』が発表した「世界で最も若い10人の億万長者」の第1位に当時25歳の最年少でランクインした。推定総資産額は約40億ドル。同年、寄付啓蒙運動のギビング・プレッジに参加。

2011年3月、『フォーブス』が世界長者番付を発表し、推定総資産額135億ドル(日本円で約1兆1,475億円)で52位にランクインした。この額は前年の40億ドル(日本円で約3,400億円)の約3倍にあたる数字であり、ランクも前回の212位から52位に大幅アップとなっている。今回の大幅アップの要因は映画『ソーシャル・ネットワーク』のヒットが関係しているようであるという[7]

2011年5月、地元紙『サンノゼマーキュリー』によると、本社移転先のサン・マイクロシステムズ本社跡から車で10分のパロアルト市内に新居を購入したという。購入価格は700万ドル(日本円で5億6000万円)で敷地面積が5000平方フィート超あり、5つのベッドルームに4つバスルーム、塩水プールと音楽鑑賞用アルコーブがあるという[8]

2011年9月、『フォーブス』が米国長者番付を発表し、推定総資産額175億ドルで14位にランクインした[9]

2012年の『フォーブス』によると総資産約175億ドルで世界富豪ランキングで35位となる[10]

2016年の『フォーブス』では総資産約446億ドルで世界6位となり最年少でのトップ10入りを果たした。

Facebook[編集]

詳細はFacebookの項目も参照。

買収の噂[編集]

Yahoo!バイアコムなどの企業が、Facebookを買収しようとしたが、ザッカーバーグは7億5千万ドルの買収の話を断ったと報道されたことがある。

News Feed[編集]

2006年9月5日、Facebookはサイト上で友人が何をしているかを一覧で表す「News Feed(ニュース・フィード)」の機能を開始した。しかし、ザッカーバーグはある利用者がみだりにNews Feedを見たりする点や、これがネット上でサイバーストーキング行為を働けるツールであるとして、非難の的になった。その3日後に、ザッカーバーグはFacebookのコミュニティにある公開文に返信を投稿し、突然こうした機能を設けたことに謝罪して新しいプライバシー保護機能を提供したものの、このNews Feedの機能と彼の自由な情報利用という方向性は守った。この機能は友人間での利用にとって有用なものであり、プライバシー機能を設定することで、友人・知人以外の利用者からのアクセスをブロックできると彼は主張した。現在、このNews Feedは、Facebookの利用者が使用する主な機能の1つになっている。

Facebook Platform[編集]

2007年5月24日、サンフランシスコで行われた「f8」と呼ばれる会議の中で、ザッカーバーグはFacebook内で使用できるアプリケーションの開発を可能にするアプリケーション・プログラミング・インタフェース、「Facebook Platform(フェイスブック・プラットフォーム)」を開始すると発表した。彼のスピーチはさながらスティーブ・ジョブズアップルの新製品を紹介するかのようなスタイルで行われている[11]

このFacebook Platformのサービス開始後、ザッカーバーグとFacebookはより多くの報道の的となり、同年8月のニューズウィーク誌には巻頭記事にもなった[12]

ConnectU論争[編集]

ハーバード大学時代のザッカーバーグのクラスメート、ディヴャ・ナレンドラ、キャメロン・ウィンクルヴォス(en)、タイラー・ウィンクルヴォス(en)は、彼らのウェブサイト「ConnectU(コネクトユー)」のコードを完成させるためにザッカーバーグを雇い、彼にサイトのアイディアやデザイン、ビジネスプランやソースコードを盗まれたのだと主張した。2004年、契約違反や企業秘密の悪用、著作権侵害他、様々な請求により、ザッカーバーグは告訴された。ザッカーバーグ側はそのような雇用の契約書は無く、また彼らの事業に長くは携わっていなかったことの他に、ConnectU側がFacebookへ財政的な被害を与えようとしていると主張した[13]。しかし、ConnectUはFacebookを閉鎖させる意図はないと断言している。

告訴の提起がマサチューセッツ州で行われて以来、訴訟は2007年3月28日に棄却されたが、採決されてはいなかった。告訴はその後すぐにボストン連邦地方裁判所で再び提起され、2007年7月25日に予備審問が予定された[14]。審問にて、裁判官はConnectU側の申し立ての一部は十分な弁明が行われていないとし、修正した告訴状を再提出できる猶予期間を与えた。

この経緯は、映画『The Social Network』にも題材として取り上げられて世界中の耳目を集め、結果「Facebook」への関心をさらに高める結果ともなった。2011年4月11日、連邦控訴審はウィンクルヴォス兄弟の「自分たちの株式の価値は低すぎる」との主張を退けた第一審の判決を支持し、評価額1株あたり8ドル88セント相当の Facebook 株式を受け取るべきとの判断を示した。

脚注[編集]

  1. ^ FacebookのCEOとCOO、トランプ大統領令にそれぞれ懸念表明
  2. ^ http://www.accessmylibrary.com/coms2/summary_0286-16259964_ITM
  3. ^ http://www.thecrimson.com/article.aspx?ref=350143
  4. ^ Facebook's Mark Zuckerberg Marries Sweetheart New York Times 2012年5月20日閲覧
  5. ^ “ザッカーバーグ氏が中国語で講演、聴衆わかせる”. CNN. (2014年10月24日). http://www.cnn.co.jp/tech/35055613.html 2014年10月24日閲覧。 
  6. ^ “FacebookのザッカーバーグCEOら、政治団体「FWD.us」を立ち上げ 移民就労改革などを目指す”. (2013年4月12日). http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1304/12/news039.html 2013年4月17日閲覧。 
  7. ^ “映画化効果!? Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏、世界長者番付で212位から52位に大幅ランクアップ!推定資産も前年比約3倍の135億ドルに!”. シネマトゥデイ. (2011年3月10日). http://www.cinematoday.jp/page/N0030981 2011年6月11日閲覧。 
  8. ^ “写真で拝見! マーク・ザッカーバーグが初めて買った豪邸の中”. ギズモード・ジャパン. (2011年5月12日). http://www.gizmodo.jp/2011/05/zuckerbergs_opulent.html 2011年6月11日閲覧。 
  9. ^ http://www.forbes.com/forbes-400/gallery/mark-zuckerberg#gallerycontent
  10. ^ フォーブス2012(雑誌)
  11. ^ http://developers.facebook.com/videos.php
  12. ^ http://www.msnbc.msn.com/id/20227872/site/newsweek/
  13. ^ http://www.thecrimson.com/article.aspx?ref=503336
  14. ^ http://www.pcworld.com/article/id,135041-c,webservices/article.html

関連項目[編集]

外部リンク[編集]