マイク・ニコルズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
マイク・ニコルズ
Mike Nichols
マイク・ニコルズMike Nichols
2010年撮影
本名 Michael Igor Peschkowsky
生年月日 1931年11月6日
没年月日 2014年11月19日(満83歳没)
出生地 ベルリン
配偶者 Patricia Scott (1957-1960)
Margo Callas (1963-1974)
Annabel Davis-Goff (1975-1986)
ダイアン・ソイヤー (1988-)
著名な家族 マックス・ニコルズ(息子)

マイク・ニコルズMike Nichols1931年11月6日 - 2014年11月19日)はアメリカ合衆国映画監督舞台演出家。史上9人しかいないアカデミー賞トニー賞グラミー賞エミー賞の4賞受賞者である。

来歴[ソースを編集]

ドイツベルリンにて生まれる。本名はMikhail Igor Peschkowsky。父親はウィーン出身のユダヤロシア人の内科医で、1920年頃ドイツに移り住んだ。母親はユダヤ系のドイツ人であった[1]

1939年4月、ナチス・ドイツのユダヤ人迫害から逃れるため、当時7歳のニコルズは3歳年上の兄とともにアメリカに渡った。父親はその数ヶ月前に単独でアメリカに脱出しており、同年4月28日に一家はニューヨークに移った。イタリア経由でヨーロッパを発った母親とは1940年に再会した[2][3]

シカゴ大学で医者になるため勉強していたが中退。1953年、ニューヨークに帰りリー・ストラスバーグの下でメソッド演技法を学ぶ[4]。しかし舞台の仕事は得られなかったためシカゴに舞い戻り、1955年に「コンパス・プレイヤーズ」(「セカンド・シティ」の前身)に加わる。そこで知り合ったエレイン・メイ1958年に喜劇コンビ「ニコルズ・アンド・メイ」を結成する。1962年には「ニコルズ・アンド・メイ」でグラミー賞の最優秀コメディ・パフォーマンス賞を受賞。

やがてオフ・ブロードウェイの舞台に出演。その後、演出も手がけるようになり、ブロードウェイで活躍。1964年の「Barefoot in the Park」での監督賞などトニー賞を7つ受賞している。

1966年、『バージニア・ウルフなんかこわくない』で映画監督としてデビュー。この作品はアメリカ映画における検閲制度であるヘイズ・コードが撤廃されるきっかけとなった。さらに翌年の『卒業』でアカデミー監督賞を受賞し、アメリカン・ニューシネマを代表する映画監督となった。

妻は『グッド・モーニング・アメリカ』(米・ABC)でアンカーを務め、現在は『ABCワールドニュース』(米・ABC)アンカーとしてアメリカを代表するニュースキャスターであるダイアン・ソイヤー。息子は映画監督のマックス・ニコルズ[5]

2014年11月19日心不全で逝去。83歳没[6]

主な作品[ソースを編集]

映画[ソースを編集]

舞台[ソースを編集]

  • Barefoot in the Park (1963)
  • Luv (1964)
  • おかしな二人 The Odd Couple (1965)
  • The Apple Tree (1966)
  • The Little Foxes (1967)
  • Plaza Suite (1968)
  • The Prisoner of Second Avenue (1971)
  • Uncle Vanya (1973)
  • Streamers (1976)
  • Comedians (1976)
  • Fools (1981)
  • The Real Thing (1984)
  • Hurlyburly (1984)
  • Whoopi Goldberg (1984)
  • Social Security (1986)
  • Death and the Maiden (1992)
  • The Seagull (2001)
  • スパマロット Spamalot (2005)

関連項目[ソースを編集]

参照[ソースを編集]

  1. ^ Gates Jr, Henry Louis, (2010). Faces of America: How 12 Extraordinary People Discovered Their Pasts. New York: New York University Press. pp. 14–33. ISBN 9780814732649. 
  2. ^ Mike Nichols’ life in the trenches By Glenn Kenny, LA Times, December 16, 2007, in print edition E-31.
  3. ^ Faces of America: Mike Nichols”. Public Broadcasting Service. 2014年11月21日閲覧。
  4. ^ McLellan, Dennis (2014年11月20日). “Mike Nichols, acclaimed director of 'The Graduate,' dies at 83”. Los Angeles Times. http://www.latimes.com/local/obituaries/la-me-mike-nichols-dies-at-83-20141120-story.html#page=1 2014年11月20日閲覧。 
  5. ^ 崖っぷち女子がネットで恋活!『セッション』マイルズ・テラー主演作、12月日本公開”. シネマトゥデイ (2015年10月6日). 2015年10月6日閲覧。
  6. ^ “『卒業』のマイク・ニコルズ監督死去 83歳 心不全のため”. シネマトゥデイ. (2014年11月21日). http://www.cinematoday.jp/page/N0068380 2014年11月21日閲覧。 

外部リンク[ソースを編集]