スパマロット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
Monty Python's Spamalot
スパマロット
Spamalotlondon.jpg
ロンドン・パレスシアターでの公演の看板
作曲 ジョン・デュ・プレ
エリック・アイドル
ニール・イネス
作詞 エリック・アイドル
脚本 エリック・アイドル
原作 モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル
初演 2005年3月17日 – シュバート・シアター英語版
上演
受賞 トニー賞 ミュージカル作品賞
ドラマ・デスク・アワードミュージカル作品賞 (en
ドラマ・デスク・アワード作詞賞 (en
グラミー賞最優秀ミュージカル・ショー・アルバム賞 (en
画像外部リンク
en:File:Spamalot.jpg
? ブロードウェイ・オリジナル版のウィンドウ・カード

スパマロット: Monty Python's Spamalot)は、1975年の映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』を原案とした、2005年ミュージカル作品である。映画同様、この作品もアーサー王伝説の不遜なパロディであるが、筋書きは映画とやや異なっており、原作映画から「割愛された」ミュージカルという形を取っている。

ミュージカルの制作者の1人で、モンティ・パイソンのメンバー、エリック・アイドルは、2004年のプレスリリースでタイトルについてこう説明している。

I like the title Spamalot a lot. We tested it with audiences on my recent US tour and they liked it as much as I did, which is gratifying. After all, they are the ones who will be paying Broadway prices to see the show. It comes from a line in the movie which goes: "we eat ham, and jam, and Spam a lot."[1]
(訳:「自分はこの『スパマロット』ってタイトルがとても好きだよ。こないだのアメリカツアーで観客の反応を試したけれど、みんな自分と同じくらい気に入ってくれたらしくて、嬉しいことだね。結局、彼らは公演のためにブロードウェイでのチケット代を払うような人たちなんだ。タイトルは映画の台詞から来てるんだ — 『ハムもジャムもスパムも食べるよ』ってね[注釈 1]」)

2005年にブロードウェイで上演されたオリジナル版は、マイク・ニコルズが監督し、第59回トニー賞英語版ミュージカル作品賞を含め、3つのトニー賞最優秀賞を獲得したほか、14部門にノミネートされた。1,500回を超えたオリジナル版のロングランには、200万人以上が足を運び、1億7,500万ドル以上の興行収入を得た[2]

あらすじ[編集]

ミュージカル・ナンバー[編集]

エリック・アイドルはミュージカルのリブレット(脚本と詞)を担当し、作曲にはジョン・デュ・プレが協力した。ミュージカル中の曲のうち、"Knights of the Round Table"(円卓の騎士の歌)と "Brave Sir Robin" はニール・イネスが『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』のために作曲したもの、"Always Look on the Bright Side of Life" は『ライフ・オブ・ブライアン』の作中曲としてアイドルが書き下ろしたものである。その他にもパイソンズのテレビシリーズ・オリジナルアルバムから曲が引用されている。

作品には原作映画や他のパイソン作品からの引用が数多く含まれている。例えば『木こりの歌』の一節、『バカ歩き省』への言及、『選挙速報スペシャル英語版』や『死んだオウム』のくだり、"Knights of the Round Table" 中で引用される『スパム』(作品の語源となった部分の歌詞、原作映画にも登場)などである。他にも "Fisch Schlapping Dance" では『フィンランド』と『フィッシュ・スラッピング・ダンス英語版』が引用されている。舞台のブックレットには、"Dik Od Triaanenen Fol (Finns Ain't What They Used To Be)" と題されたミュージカルに関するギャグ・頁が含まれている。これはペイリンが書いたもので、原作映画のクレジットに登場する「偽」スウェーデン語字幕を再録している。

第1幕 (Act I)
  • Tuning**
  • Overture
  • "Historian's Introduction to Act I" – 歴史学者
  • "Finland" / "Fisch Schlapping Dance" – 領主、一座
  • "Monk's Chant" – 一座
  • "King Arthur's Song" – アーサー王、パッツィ*
  • "I Am Not Dead Yet" – まだ死んでいないフレッド、ランス、ロビン、死体たち[注釈 2]
  • "Come with Me" – アーサー王、湖の乙女、湖の少女たち[注釈 3]
  • "Laker Girls Cheer" – 湖の少女たち
  • "The Song That Goes Like This" – ガラハッド卿、湖の乙女
  • "All for One" – アーサー王、パッツィ、ロビン卿、ランスロット卿、ガラハッド卿、ベディヴィア卿
  • "Knights of the Round Table" – 一座
  • "The Song That Goes Like This" (Reprise) – 湖の乙女
  • "Find Your Grail" – 湖の乙女、一座
  • "Run Away!" – 一座
  • The Intermission**
第2幕 (Act II)
  • "Historian's Introduction to Act II" – 歴史学者
  • "Always Look on the Bright Side of Life"[3] – パッツィ、アーサー王、騎士たち、「ニッ」の騎士
  • "Brave Sir Robin" – ロビン卿、吟遊詩人たち
  • "You Won't Succeed on Broadway" – ロビン卿、アンサンブル
  • "Whatever Happened to My Part?" – 湖の乙女
  • "Where Are You?" – ハーバート王子
  • "Here Are You" – ハーバート王子
  • "His Name is Lancelot" – ランスロット卿、ハーバート王子、アンサンブル
  • "I'm All Alone" – アーサー王、パッツィ、騎士たち
  • "Twice in Every Show" – 湖の乙女、アーサー王
  • "Act II Finale: I Am Not Dead Yet (Reprise) / Find Your Grail (Reprise) / The Song That Goes Like This (Reprise II)" – 一座
  • "Bows: Always Look on the Bright Side of Life (Reprise)" – 一座、観客
注釈
  • *:オリジナル・キャスト・アルバムには未収録。
  • **:アルバムには収録されているが実際の公演では未使用の曲。
  • また、オリジナル版の曲 "You Won't Succeed On Broadway" は、全英ツアーでは "Star Song" に差し替えられた。

登場人物[編集]

原作映画にも登場する人物には、略称でキャストを併記した。GCがチャップマン、JCがクリーズ、TGがギリアム、EIがアイドル、TJがジョーンズ、MPがペイリン、NIがニール・イネスを表す。

キャメロットの騎士たち[編集]

その他の登場人物[編集]

  • 湖の乙女
  • まだ死んでいないフレッド
  • ロビン卿の先導吟遊詩人 (NI):口をつぐむべきポイントが分からない。
  • スワンプ城の王(ハーバートの父親)[注釈 10](MP):無慈悲な金の亡者で、音楽・ミュージカルが大嫌いである。
  • ハーバート王子 (TJ):スワンプ城主の息子。歌好きで[注釈 11]ミニーマウスと同じぐらい身体がごつい。
  • フランス人兵士[注釈 12](JC)
  • 黒の騎士 (Black Knight (Monty Python)(声:JC)
  • 「ニッ!」の騎士 (Knights who say Niの長 (MP)
  • 魔法使いティム (JC)
  • ガラハッド夫人 (TJ):ガラハッドの母親で政治活動に熱心な農婦。
  • カルバノグの殺人ウサギ (Rabbit of Caerbannog
  • スワンプ城の衛兵 (EI, MP):片方は単純な概念が理解できず、もう片方はよくしゃっくりをする。
  • 2人の歩哨:詳細不明の城におり、ツバメココナッツの話を楽しそうにしている。
  • 歴史学者(ナレーター役)
  • 湖の少女たち(湖の乙女のバックダンサー・チアリーダー)
  • 円卓の騎士たち:隙あらば踊る。
  • ロビンの吟遊詩人一行
  • 神 (GC):ジョン・クリーズそっくりの話し方をする。
  • フィンランド市長 : このミュージカルに登場するはずのない人物
  • 聖杯(ホーリー・グレイル)の持ち主:公演当日に特定の席に座っていた観客
アーサー王とパッツィ。2009年の公演にて。

原作映画に敬意を表し、6人の俳優で登場する男性登場人物のほとんどが演じられ(女性役も一部含む)、複数の役者が一人複数役を担当している。アーサー王・湖の乙女役のみが一人一役である。ブロードウェイ版では、以下のような配役で演じられた。

  • ランスロット卿 / 2人目の歩哨 / フランス人兵士 / 「ニッ!」の騎士 / 魔法使いティム
  • ロビン卿 / 1人目の歩哨 / メイナード修道士 / 2人目の衛兵
  • ガラハッド卿 / スワンプ城主 / 黒の騎士
  • パッツィ / フィンランドの領主 / 1人目の衛兵
  • ベディヴィア卿 / ガラハッド夫人 / コンコード
  • 歴史学者 / ハーバート王子 / まだ死んでいないフレッド / 主席吟遊詩人 / フランス人兵士の親友

パイソン・メンバーが原作映画で演じていた役は一部がひとつにまとめられている。例えば死体収集人とロビン卿(アイドル)、死体を担ぐ大男とランスロット卿(クリーズ)、政治活動に熱心な小作農デニスとガラハッド卿(ペイリン)などである。

キャスト[編集]

公演
(映画版キャスト)
ブリテン王
アーサー
チャップマン
湖の乙女
( — )
パッツィ
ギリアム
ランスロット卿
クリーズ
ガラハッド卿
ペイリン
ロビン卿
アイドル
ベディヴィア卿
ジョーンズ
ハーバート王子
(ジョーンズ)
シカゴ(2004年)
ブロードウェイ初演(2005年)
ティム・カリー サラ・ラミレス マイケル・マクグラス英語版 ハンク・アザリア クリストファー・シーバー英語版 デヴィッド・ハイド・ピアース スティーヴ・ローズン[* 1] クリスチャン・ボール英語版
全米ツアー
(1回目、2006年)
マイケル・シベリー (en ピア・グレン[* 2] ジェフ・デュマ (en リック・ホームズ[* 3] ブラッドリー・ディーン (en デイヴィッド・ターナー[* 4] クリストファー・ガー[* 5] トーマス・デックマン[* 6]
ウェストエンド初演
(2006年)
ティム・カリー ハンナ・ワディンガム英語版 デイヴィッド・ビレル[* 7] トム・グッドマン=ヒル英語版 クリストファー・シーバー ロバート・ハンズ英語版 トニー・ティンバーレイク[* 8] ダレン・サウスワース[* 9]
全英ツアー
(2010年)
フィル・ジューピタス英語版 ジョディー・プレンガー[* 10]
ヘイリー・タマドン[* 11]
エイミー・ナットオール[* 12]
トッド・カーティ[* 13] グレアム・マクダフ[* 14] サイモン・リプキン[* 15] サミュエル・ホームズ[* 16] ロビン・アームストロング[* 17] デイヴィッド・リンガム[* 18]
全米ツアー
(2回目、2010年)
スティーヴ・マッコイ英語版 キャロライン・バウマン (en グレン・ギロン[* 19] アダム・グラバウ[* 20] ジェイコブ・L・スミス[* 21] マーティン・グライヤー[* 22] マット・バン[* 23] ジョン・ギャリー[* 24]
ウェストエンド再演
(2012年)
マーカス・ブリグストック英語版
ジョン・カルショー英語版
ボニー・ラングフォード英語版 トッド・カーティ キット・オートン[* 25] ジョン・ロビンス英語版 ロブ・デラニー英語版 ロビン・アームストロング[* 26] アダム・エリス[* 27]
ハリウッド・ボウル
(2015年)
クレイグ・ロビンソン マール・ダンドリッジ英語版 ワーウィック・デイヴィス リック・ホームズ[* 28] クリスチャン・スレーター ジェシー・タイラー・ファーガソン ケヴィン・チェンバリン トーマス・デックマン[* 29]
  1. ^ Steve Rosen
  2. ^ Pia Glenn
  3. ^ Rick Holmes
  4. ^ David Turner
  5. ^ Christopher Gurr
  6. ^ Thomas Deckman
  7. ^ David Birell
  8. ^ Tony Timberlake
  9. ^ Darren Southworth
  10. ^ Jodie Prenger
  11. ^ Hayley Tamaddon
  12. ^ Amy Nuttall
  13. ^ Todd Carty
  14. ^ Graham McDuff
  15. ^ Simon Lipkin
  16. ^ Samuel Holmes
  17. ^ Robin Armstrong
  18. ^ David Lingham
  19. ^ Glenn Giron
  20. ^ Adam Grabau
  21. ^ Jacob L. Smith
  22. ^ Martin Glyer
  23. ^ Matt Ban
  24. ^ John Garry
  25. ^ Kit Orton
  26. ^ Robin Armstrong
  27. ^ Adam Ellis
  28. ^ Rick Holmes
  29. ^ Thomas Deckman

各地での公演[編集]

日本公演[編集]

日本版は『モンティ・パイソンのスパマロット』の題名で、2012年1月に赤坂ACTシアターで、同年2月に森ノ宮ピロティホールで公演された[5]。公演に当たってアイドル出演の特別動画が公開されたほか[6]、実際に来日して記者会見に出席した[7]。企画・脚色・演出は福田雄一が担当し、福田版は2015年に再演された[8][9]

主な配役は以下の通りである。

パイソンメンバーの反応[編集]

「金儲けしてやったのに、恩知らずのくそったれたちは全く感謝しようともしない。『スパマロット』から100万ドルずつ懐に入るのは一体誰だって言うんだ?」

エリック・アイドル[10]

日本公演に当たって作品製作の経緯を聞かれたアイドルは、2000年頃から脚本を書き始め、数曲のデモテープと共に送ったところ、メンバーから快諾されたと答えている[11]。しかしながら、完成した作品にはパイソン・メンバーから賛否両論が噴出した。

オーディオ・インタビューに答えたテリー・ギリアムは、作品について「ライト版パイソン」(: Python-lite)と答えた[12]。後にBBCニュースのインタビューに答えたギリアムは、「年金を助けて、パイソンズを生き存えさせているよ」と述べた[13]

ギリアムと原作映画を監督したテリー・ジョーンズは、2005年5月に率直な意見を表明し、「『スパマロット』は完全に的外れだ。雰囲気で充ち満ちている」「関心のあることをやるのが好きだ。自分の優先順位リストで、パイソンを復活させるのはあまり高くないところにある」と述べた[14]。一方で、ブロードウェイ公演の直後に収録されたラジオインタビューで作品について問われた時には、「ああ、あれは物凄く良くて面白いと思う。あの作品を好きな観客を観るのは素晴らしいね。[中略]あれは本当の『パイソン』じゃない。大部分エリック[・アイドル]のものだ」と述べた[注釈 13]

2006年10月のインタビューでマイケル・ペイリンは、「みんな『スパマロット』がよくやっていることに大喜びしている。みんな受益者だからね!素晴らしいショーだよ。全員で書いたものじゃないから『パイソン』ではないけれど、誰一人として集まって『パイソン』の舞台を書こうとしなかったんだ。エリックは次第に堪忍袋の緒が切れて、『じゃあ、それなら自分でやろうじゃないか』と言ったんだ。彼はこっちに小片や曲やら全てを送ってきて、僕らは『ああ、これなら構わない、進めてくれ』と言った。結果はエリック含め全員が驚くほどの大ヒットで、今じゃみんな、幾分不十分だったけども協力したことを誇っているよ」と述べている[16]

2008年に『ラスヴェガス・レビュー・ジャーナル英語版』のインタビューを受けたジョン・クリーズは、次のように答えている。

「ああ、その通り。結局『スパマロット』は立派なものになった。凄まじい公演を繰り広げているよ。公演に足を運ばない人と楽しい夕べを過ごさない人は無視するね。あれは自分が観た中で1番ばかばかしいやつだし、エリックは素晴らしい仕事をしたと思う」[17]

記事でも言及されているように、クリーズはミュージカル用に「神」の声を収録したが、結局アイドルがこれを使用しなかったため、一時期ふたりの関係が冷え込んだことが知られている[18]

作品の批評と興行収入[編集]

2005年、ブロードウェイ・シューバート劇場での公演
2008年の10月、ロンドン・パレス劇場での公演

オリジナル版は興行的・批評的に成功を収め、『バラエティ』誌では、予約販売で1,800万ドルもの売り上げがあったと報じた(チケットの金額は36ドルから179ドルまで)[要出典]ロンドンウェスト・エンドに移ってから、舞台はすぐに大成功した。チケット予約販売の大盛況を受け、公演開始の4ヶ月前に4週間の上演延長が決定されたほどだった[19]

ブロードウェイのミュージカル・ファンたちは、他のミュージカルやジャンル一般への言及を賞賛している。作品には次のような言及が含まれる。"The Song That Goes Like This" はアンドルー・ロイド・ウェバー作品や、ブロードウェイ作品に登場するパワー・バラードのパロディである。騎士たちは『屋根の上のバイオリン弾き』や『ウエスト・サイド物語』を思わせる曲に合わせて踊っている。"His Name Is Lancelot" では、ランスロット卿がピーター・アレンの真似をする。「この作品には登場しない」卿は『ラ・マンチャの男』に登場するドン・キホーテの格好をしている。フランス軍の兵隊には、『レ・ミゼラブル』に登場するエポニーヌの格好をした者がいる。ハーバート王子の歌には、スティーヴン・ソンドハイムの『カンパニー』中の "Another Hundred People" から引用された一節がある。"You Won't Succeed (On Broadway)"は『プロデューサーズ』や『イエントル英語版』(『愛のイエントル』の原作)のパロディである[要出典]

スレート英語版』のサム・アンダーソンは、「パイソンは『スパマロット』で描かれるような怠惰なコメディ的なものに対する反応の中で作り上げられたものだ—ペイリンがかつて『簡単で謳い文句のような反応』と言っていたもので、メンバーは過去の作品に迎合せざるを得なくなった」「『スパマロット』は、ポスト・パイソンの搾取という長過ぎて面白くもない慣習—本やアクション・フィギュア、テレビゲーム—を持った、けばけばしいクライマックスだ。[慣習とは]引用文を本来の場所で使って元々の作品を上演する代わりに、古い素材を一連のスローガンのように扱う[ことである]」[20]と述べた。

ウェストエンド版には絶賛のレビューも寄せられた。『デイリー・テレグラフ』のチャールズ・スペンサーは、作中のジョークを引用しつつ記事を書き、「素晴らしい夜で、そうでない感想を寄せた人には誰でも屁をひってやる」(英: "It's a wonderful night, and I fart in the general direction of anyone who says otherwise")と述べた[21]。『インデペンデント』紙のポール・テイラーは、「作品は、パイソン由来の基本的な素材だけでなく、素晴らしいベテランであるマイク・ニコルズの監督で加わった驚くべきスピード、ウィット、生意気さ、ショービジネスへの抜け目無さのおかげで、観る人を大いに笑わせて弱らせる」と評した[22]。『ガーディアン』紙のマイケル・ビリントン英語版はそこまで熱狂せず、「ふざけまくったミュージカルを楽しく観ている間、ショーのニューヨークにある起源は、「ユダヤ人無しでショービズの成功なんてできない」と述べる常軌を逸したナンバーで明確に表されていた。これは大西洋のこちら側ではあまり受けないブロードウェイの内輪ネタだ」と述べた[23]。ビリントンはさらに、「皮肉はあったが一晩保たせるには不十分だった。胸に手を当てて、わたしはエリック・アイドルの生意気な『スパマロット』より、ラーナーロウ英語版の『キャメロット英語版』が観たかったのだ」と付け加えた[23]

ココナツ・オーケストラの世界記録[編集]

2006年3月22日、ブロードウェイ初演から1周年を記念し、劇場外のニューヨークシュバート・アリー英語版で1,789人が半分に割ったココナツ殻を叩き、「世界最大のココナツ・オーケストラ」(英: "World's Largest Coconut Orchestra")として演奏した[24]。この演奏はギネス世界記録に認定されたが、2007年4月23日にトラファルガー広場で行われた5,567人の演奏によって塗り替えられた[24]。後者にはロンドン版の出演者や、パイソンズのジョーンズ・ギリアムも参加し、"Always Look on the Bright Side of Life" 曲中の口笛に合わせてココナツが打ち鳴らされた。これはこの年のゲオルギオスの日を祝って行われたもので、この後『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』の上映も行われた[24]

受賞とノミネート[編集]

オリジナル版のブロードウェイ公演では、湖の乙女役を演じるサラ・ラミレスが、"I've no Grammy, no reward/I've no Tony Award."(意味:「グラミーなんて取ってないわ、賞だって1つも、トニー賞だって」)と歌い上げる。皮肉なことに、公演のオリジナル・キャストで収録したアルバムは2006年グラミー賞最優秀ミュージカル・ショー・アルバム賞英語版を獲得し[25]、ラミレス自身は2005年トニー賞ミュージカル助演女優賞英語版を獲得した[26]。この2つの賞を受賞したことで、劇中の曲 "The Diva's Lament" の歌詞は少しずつ変更された。元々、この曲の歌詞は "My Tony Award/won't keep me out of Betty Ford's (en"(意味:私のトニー賞は自分をベティ・フォーズから自由にしてくれない)というものだった[注釈 14]ローレン・ケネディ英語版がサラ・ラミレスの役を引き継いだ際には、歌詞が "My predecessor won awards/and now she's in Betty Ford's"(意味:私の前任者は賞は取ったけれど、今はベティ・フォーズにいるわ)となり、後にもう1度 "All our Tony Awards/won't keep me out of Betty Ford's."(意味:私たちの獲ったトニー賞はみんな自分をベティ・フォーズから自由にしてくれない)と変えられた[27]。また、ツアーにおいては、ピア・グレン(: Pia Glenn)が "All our goddamn awards/won't keep me out of Betty Ford's." との歌詞で歌っている[注釈 15]。またロンドン公演では、ハンナ・ワディンガム英語版"I'm as depressed as I can be/ I've got constant PMT."(意味:「これ以上ないくらい憂鬱だわ、いつも生理前みたいに憂鬱」)と歌っている。

ツアー公演には、ボストン・エリオット・ノートン賞英語版(英: Boston's Elliot Norton Award for Outstanding Visiting Production)の賞も与えられている。

オリジナル版・ブロードウェイ公演[編集]

賞名 部門 対象者 結果
2005 トニー賞 ミュージカル作品賞
 –
受賞
ミュージカル脚本賞英語版 エリック・アイドル ノミネート
オリジナル楽曲賞英語版 ジョン・デュ・プレ
エリック・アイドル
ノミネート
ミュージカル主演男優賞 ハンク・アザリア ノミネート
ティム・カリー ノミネート
ミュージカル助演男優賞英語版 マイケル・マクグラス英語版 ノミネート
クリストファー・シーバー英語版 ノミネート
ミュージカル助演女優賞英語版 サラ・ラミレス 受賞
ミュージカル演出賞英語版 マイク・ニコルズ 受賞
振付賞英語版 ケイシー・ニコロウ英語版 ノミネート
編曲賞英語版 ラリー・ホークマン英語版 ノミネート
ミュージカル装置デザイン賞英語版 ティム・ハトリー英語版 ノミネート
ミュージカル衣装デザイン賞英語版 ノミネート
ミュージカル照明デザイン賞英語版 ヒュー・ヴァンストーン英語版 ノミネート
ドラマ・デスク・アワード ミュージカル作品賞英語版
 –
受賞
ミュージカル脚本賞英語版 エリック・アイドル ノミネート
ミュージカル男優賞英語版 ハンク・アザリア ノミネート
デヴィッド・ハイド・ピアース ノミネート
ミュージカル助演男優賞英語版 クリスティアン・ボール英語版 ノミネート
マイケル・マクグラス ノミネート
ミュージカル演出賞英語版 マイク・ニコルズ ノミネート
振付賞英語版 ケイシー・ニコロウ ノミネート
編曲賞英語版 ラリー・ホークマン ノミネート
作詞賞英語版 エリック・アイドル 受賞
装置デザイン賞英語版 ティム・ハトリー ノミネート
衣装デザイン賞英語版 受賞
ドラマ・リーグ・アワード英語版 Distinguished Performance サラ・ラミレス ノミネート
シアター・ワールド・アワード英語版
 –
ハンク・アザリア 受賞
2006 グラミー賞 最優秀ミュージカル・ショー・アルバム賞英語版
 –
受賞

オリジナル版・ロンドン公演[編集]

賞名 部門 対象者 結果
2007 ローレンス・オリヴィエ賞 最優秀新作ミュージカル賞英語版
 –
ノミネート
最優秀ミュージカル男優賞英語版 ティム・カリー ノミネート
最優秀ミュージカル女優賞英語版 ハンナ・ワディンガム英語版 ノミネート
最優秀ミュージカル助演俳優賞英語版 トム・グッドマン=ヒル英語版 ノミネート
最優秀装置デザイン賞英語版 ティム・ハトリー英語版 ノミネート
最優秀衣装デザイン賞英語版 ノミネート
最優秀照明デザイン賞英語版 ヒュー・ヴァンストーン英語版 ノミネート

訴訟問題[編集]

パイソンズは『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』のプロデューサーだったマーク・フォーステイター英語版から『スパマロット』の著作権使用料に関する訴訟を起こされ、2013年に敗訴した。彼はパイソンズに支払われる利益の14分の1を得ることになった。パイソンズは訴訟に関連して合計80万ドルの出費を余儀なくされ、これが2014年の『モンティ・パイソン 復活ライブ!』開催に繋がった[29][30][31]

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ この文章は劇中キャメロットで歌われている『円卓の騎士の歌Knights of the Round Table (Camelot Song) の歌詞である。
  2. ^ Not Dead Fred, Lance, Robin, and Bodies
  3. ^ King Arthur, Lady of the Lake, and Laker girls
  4. ^ 英: Sir Lancelot the Homicidally Brave、直訳は「殺人的に勇敢なランスロット卿」
  5. ^ 英: Sir Robin, the Not-Quite-So-Brave-as-Sir-Lancelot
  6. ^ 英: Sir Dennis Galahad, The Dashingly Handsome
  7. ^ 英: Sir Bedevere, The Strangely Flatulent なお "flatulent" には「仰々しい」という意味もあり、二つ名は「奇妙なほど仰々しいベディヴィア卿」と受け取ることもできる。
  8. ^ 原作の『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』では、馬を調達できなかった代わりに、パッツィ役のギリアムらがココナッツの殻を鳴らしながら歩き、馬の代用としたシーンがある。
  9. ^ 英: Sir Not-Appearing-In-This-Show
  10. ^ 英語では "The King of Swamp Castle" で、"swamp" には沼地・湿地の意味がある。
  11. ^ 原作ではテリー・ジョーンズが演じており、ことあるごとにミュージカルを始めようとして父王に叱られる人物である。
  12. ^ 原作ではクリーズが演じている[4]
  13. ^ 原文は以下の通り。
    "Well, I thought it was terrific good fun. It's great to see the audience loving it. I suppose I had reservations as far as…well…the idea of doing scenes from a film on stage. I just don’t get the point of it. They do them terribly well…I mean, they really are good…but I just quite don’t understand what that's about. It isn’t really 'Python.' It is very much Eric." [中略] "...I think the best parts of the musical are the new things. For instance, when they do the Andrew Lloyd Webber take-off and this girl comes in and sings 'Whatever Happened to My Part' since she hasn’t appeared since the opening number and she's really furious! That is one of the great moments where the show really comes alive for me." — テリー・ジョーンズ、98.5 WBON-FM英語版(インタビュアー:デニス・ダニエル英語版[15]
  14. ^ ベティ・フォード・センター英語版は、カリフォルニア州にある薬物依存症からの回復施設である。
  15. ^ "goddamn" は "damned" と同義の言葉。イギリス英語では通常 "goddamn" の方を用いる[28]。「ちきしょう」と怒りを表す時などに用いられる言葉で、あまり行儀の良い言葉ではない。

出典[編集]

  1. ^ MONTY PYTHON'S SPAMALOT MUSICAL TO PREMIERE IN DECEMBER 2004 IN CHICAGO press release Thursday, 26 February 2004”. 2014年1月23日閲覧。
  2. ^ Gans, Andrew (2008年11月21日). “Spamalot Will Now Close Jan. 11, 2009”. Playbill. 2009年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月25日閲覧。
  3. ^ どんな時も人生の明るい面に目を向けようということがミュージカルのテーマのひとつ”. 特集|ミュージカル「モンティ・パイソンのスパマロット featuring SPAM(R)」. a-ticket. p. 3. 2017年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月9日閲覧。
  4. ^ French Taunter - Monty Python and the Holy Grail - Monty Python - YouTube - 2017年6月10日閲覧。
  5. ^ 抱腹絶倒のミュージカル『モンティ・パイソンのスパマロット』が開幕!”. シアターガイド (2012年1月12日). 2017年6月10日閲覧。
  6. ^ モンティ・パイソンのスパマロット-CM エリック・アイドル出演Ver - SPAMALOTJP - YouTube - 2017年6月10日閲覧。
  7. ^ エリック・アイドル来日会見 - 朝日新聞社 - YouTube - 2017年6月10日閲覧。
  8. ^ 福田雄一演出『モンティ・パイソンのSPAMALOT』が再演”. シアターガイド (2014年8月25日). 2017年6月10日閲覧。
  9. ^ 『モンティ・パイソンのSPAMALOT』福田雄一&池田成志ロングインタビュー<前編>『狙いのためには“フック”をかけておかないと』”. エンタステージ (2015年2月13日). 2017年6月10日閲覧。
  10. ^ “Monty Python's 40 years of silliness”. CNN. (2009年10月24日). http://www.cnn.com/2009/SHOWBIZ/TV/10/24/monty.python.40/index.html 2010年5月23日閲覧. ""I'm making them money, and the ungrateful bastards never thank me," Idle joked. "Who gave them a million dollars each for 'Spamalot'?" It was Idle, who adapted "Monty Python and the Holy Grail" into the musical hit "Spamalot."" 
  11. ^ ミュージカルで大切なことは、観客に何かを感じてもらい、一緒に旅に参加してもらうこと”. 特集 ミュージカル「モンティ・パイソンのスパマロット featuring SPAM(R)」. a-ticket. p. 3. 2017年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月9日閲覧。
  12. ^ Jeff Birkenstein, Anna Froula, Karen Randell, ed (2013-04-16). The Cinema of Terry Gilliam: It's a Mad World. Columbia University Press. p. 51. https://books.google.co.jp/books?id=R9KrAgAAQBAJ&pg=PA51 2017年6月10日閲覧。. 
  13. ^ Smith, Neil (2006年2月22日). “Battle-scarred Gilliam looks to future – Feb. 22, 2006”. BBC News (BBC). http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/4732374.stm 2017年6月10日閲覧. ""It helps with the pension fund, and it helps keep Python alive," he smiles."As much as we'd like to pull the plug on the whole thing it carries on - it's got a life of its own."" 
  14. ^ Entertainment News – May 06, 2005”. AbsoluteNow.com (2005年5月6日). 2012年6月30日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年6月10日閲覧。 “Terry, 62, who co-directed the 1975 film, written by the Python team, said: "Spamalot is utterly pointless. It's full of air." [中略] He said: "I like doing things I'm interested in. Regurgitating Python is not high on my list of priorities."”
  15. ^ Lethally Funny Python”. herecomethewilddogs.com. 2008年5月14日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年6月10日閲覧。
  16. ^ O‘Connell, John (2006年10月31日). “Michael Palin: Interview – Oct. 31, 2006”. Time Out. 2017年6月10日閲覧。 “We’re all hugely delighted that ‘Spamalot’ is doing so well. Because we’re all beneficiaries! [Laughs] It’s a great show. It’s not ‘Python’ as we would have written it. But then, none of us would get together and write a ‘Python’ stage show. Eric eventually ran out of patience and said, ‘Well, I’ll do it myself then.’ He sent us bits and songs and all that and we said, ‘Yeah, that’s all right, have a go.’ But its success is so enormous that it took us all by surprise, including Eric, and now we’re just proud to be associated with it, rather pathetically.”
  17. ^ Elfman, Doug (2008年5月5日). “John Cleese Loves ‘Spamalot,’ Doesn’t Know It’s Closing, Also He Declares, ‘It’s Not a Fortune to be God”. 2010年6月25日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年6月10日閲覧。 ““Yeah, that’s right,” he said. “And in the end I think ‘Spamalot’ turned out splendidly. It’s had a tremendous run. I defy anyone to go and not have a really fun evening. It’s the silliest thing I’ve ever seen and I think Eric did a great job.””
  18. ^ Nathan, Sara; Todd, Ben (2011年12月15日). “Spat-alot! Monty Python stars Cleese and Idle fall out over money from West End hit”. デイリー・メール. http://www.dailymail.co.uk/news/article-2074372/Monty-Python-stars-John-Cleese-Eric-Idle-fall-West-End-hit-Spamalot.html 2017年6月10日閲覧。 
  19. ^ “We love Spam a lot: Python musical extends run”. Chortle: The UK Comedy Guide. (2006年6月24日). http://www.chortle.co.uk/news/2006/06/24/4276/we_love_spam_a_lot 2007年10月13日閲覧。 
  20. ^ Anderson, Sam (2006年6月21日). “And Now For Something Completely Deficient”. Slate.com. 2017年6月10日閲覧。 “Python was formed in reaction to exactly the kind of lazy comedy represented by Spamalot—what Michael Palin once described as the "easy, catch-phrase reaction" the members had all been forced to pander in their previous writing jobs. [中略] Spamalot is the gaudy climax of a long, unfunny tradition of post-Python exploitation—books, actions figures, video games—that treats the old material as a series of slogans to be referenced without doing any of the work that made the lines so original in the first place. It is shorthand Python.”
  21. ^ Spencer, Charles (2006年10月17日). “Truly, a knight to remember” (review). The Daily Telegraph (London). http://www.telegraph.co.uk/arts/main.jhtml?xml=/arts/2006/10/17/btspam17.xml 2010年5月23日閲覧。 
  22. ^ Taylor, Paul (2006年10月17日). “First Night” (review). The Independent (London). http://arts.independent.co.uk/theatre/reviews/article1879460.ece. "it leaves you that high and weak with laughter, thanks not just to the Python provenance of the basic material but to the phenomenal speed, wit, cheek and showbiz knowingness of the direction, which is by the great veteran, Mike Nichols" 
  23. ^ a b Billington, Michael (2006年10月17日). “Spamalot” (review). The Guardian (London). http://arts.guardian.co.uk/reviews/story/0,,1924220,00.html. "But, while I'm happy to see musicals spoofed, the show's New York origins are clearly exposed in a would-be outre number which announces "we won't succeed in show business if we don't have any Jews": a Broadway in-joke that has little purchase this side of the Atlantic. [中略] Irony has its place but it's not quite enough to sustain a whole evening. With hand on heart, I'd much rather watch Lerner and Loewe's Camelot than Eric Idle's smart-arsed Spamalot." 
  24. ^ a b c “Spamalot cast sets coconut record”. BBC News (BBC). (2007年4月23日). http://news.bbc.co.uk/1/hi/england/london/6586187.stm 2017年6月10日閲覧。 
  25. ^ Ernio Hernandez, Andrew Gans (2006年2月8日). “Monty Python's Spamalot Cast Album Snags Grammy Award”. PLAYBILL. http://www.playbill.com/article/monty-pythons-spamalot-cast-album-snags-grammy-award-com-130760 2016年8月2日閲覧。 
  26. ^ JESSE MCKINLEY (2005年6月6日). “'Spamalot' and 'Doubt' Win the Top Tony Awards”. ニューヨーク・タイムズ. http://www.nytimes.com/2005/06/06/theater/theaterspecial/spamalot-and-doubt-win-the-top-tony-awards.html?_r=0 2016年8月2日閲覧。 
  27. ^ playbill.com”. Playbill. 2014年11月21日閲覧。
  28. ^ 小西友七; 南出康世 (2001-04-25). “goddamn”. ジーニアス英和大辞典. ジーニアス. 東京都文京区: 大修館書店 (2011発行). ISBN 978-4469041316. OCLC 47909428. NCID BA51576491. ASIN 4469041319. 全国書誌番号:20398458. 
  29. ^ “John Cleese: Monty Python reunion is happening because of my £800,000 legal bill”. Daily Mirror. (2014年5月23日). http://www.mirror.co.uk/tv/tv-news/john-cleese-monty-python-reunion-3591253 2014年12月28日閲覧. "Last July, the Pythons lost a royalties case to Mark Forstater, who produced 1975 film Monty Python And The Holy Grail. ..." 
  30. ^ Monty Python sued over Spamalot royalties”. BBC News Online (2012年11月30日). 2012年11月30日閲覧。 “Mr Forstater claimed he was entitled to one-seventh of this figure, the same share enjoyed by each of the other Pythons - but was told he was only entitled to one-fourteenth, and has been paid accordingly since 2005. ...”
  31. ^ “Monty Python lose Spamalot court battle”. BBC News. (2013年7月4日). http://www.bbc.co.uk/news/entertainment-arts-23195478 2013年7月5日閲覧. "Mark Forstater, who produced the 1975 film Monty Python And The Holy Grail, claimed he was underpaid royalties since the musical's launch in 2005. ..." 

参考文献[編集]

外部リンク[編集]