スパマロット

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スパマロット』(Spamalot)は、映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(1975年)から「割愛された」コメディミュージカルである。

モンティ・パイソンメンバーのエリック・アイドル脚本作詞を担当。作曲はアイドルとジョン・ドゥ・プレが共同で行った。ブロードウェイでの初演は2005年3月17日。

映画と同様にアーサー王伝説の不謹慎なパロディだが、ブロードウェイ劇場のパロディが含まれている点などが異なる。

キャスト[編集]

オリジナル版の主要キャストは次のとおり。

登場人物[編集]

アーサー王とパッツィ。2009年の公演にて。

キャメロットの宮廷[編集]

  • アーサー王 : ブリトン人の王。3つまで数えられない。
  • 殺人をものともしないランスロット卿 : 「ひと味違う」騎士。ほとんど精神異常
  • ランスロット卿ほど勇敢ではないロビン卿 : ミュージカル劇の世界に精通している臆病者の騎士
  • デニス・ガラハッド卿 : 颯爽とした美男子。かつては政治活動に熱心な農夫デニス・ガラハド。
  • が奇妙な音を立てるベディヴィア卿 : 賢いが臭い騎士。
  • パッツィ : アーサー王の忠実なる召使い兼。常に側にいる。
  • コンコード : ランスロット卿の忠実なる召使い兼馬。胸にが刺さっても死なない。
  • ブラザー・メイナード : アーサー王のgo-to guy for God。
  • ボース卿 : 不運にもアンティオキアの殺人ウサギの犠牲となる。
  • 登場しない卿 : 名前のとおり。ドンキホーテの扮装をしている。

その他の登場人物[編集]

  • 湖の乙女 : 水の中のディーヴァ。すごく情熱的。
  • 死んでいないフレッド : まだ死んでいない。回復中。
  • ロビン卿の第一の吟遊詩人 : 黙るべきタイミングが判らない。
  • スワンプ城の王 : 無慈悲な金の亡者。音楽が大嫌い。
  • ハーバート王子 : その息子。歌うことが大好きで、ミニーマウスと同じぐらい身体がごつい。
  • フランス人の罵り屋 : 罵倒が大好きなフランス人兵士
  • 黒騎士 : 両腕両脚を失ってもなお戦おうとするサイコな騎士。
  • 「ニー!」と言う騎士 : 国でもっとも懼れられているカルト集団 “「ニー!」と言う恐怖の騎士団”のリーダー。
  • 魔法使いのティム : 放火魔。
  • デニスの母親 : 政治活動に熱心な農婦。
  • アンティオキアの殺人ウサギ : 大きな汚らわしいをもつ血に飢えたウサギの人形。
  • 2人の護衛 : 一人は単純な概念が理解できない。もう一人はよくしゃっくりをする。
  • 2人の見張番 : 詳細不明の城にいる。ツバメココナッツの話を楽しそうにしている。
  • 歴史学者 : このミュージカルのナレーター
  • フィンランド市長 : このミュージカルに登場するはずのない人物。
  • 湖の少女たち : 湖の乙女のバックアップダンサーチアリーダー
  • 円卓の騎士 : すきあらば踊る。
  • ロビン卿の吟遊詩人たち : ロビン卿のバックアップ・グループ。
  • : 話し方がジョン・クリーズそっくり。

タイトルの由来[編集]

エリック・アイドルが2004年のプレス・リリースで語ったところによれば、タイトルは『ホーリー・グレイル』の中の台詞 “we eat ham, and jam and Spam a lot” からとられたとのこと。

受賞歴[編集]

2008年の10月、ロンドンのパレス劇場で公演されたときの様子。
2005年、ブロードウェイのシューバート劇場で公演されたときの様子。

(未完成)

ブロードウェイのオリジナル版は2004–2005年のトニー賞に14タイトルでノミネートされ、次の3タイトルで受賞した。

  • 最優秀ミュージカル賞
  • 最優秀女優賞(ミュージカル部門)(サラ・ラミレス
  • 最優秀演出賞(ミュージカル部門)(マイク・ニコルス)

ノミネートは次のとおり。

  • Best Book of a Musical (Eric Idle)
  • Best Original Score (Music and/or Lyrics) Written for the Theatre (John Du Prez and Eric Idle (Music); Eric Idle (Lyrics))
  • Best Performance by a Leading Actor in a Musical (Hank Azaria)
  • Best Performance by a Leading Actor in a Musical (Tim Curry)
  • Best Performance by a Featured Actor in a Musical (Michael McGrath)
  • Best Performance by a Featured Actor in a Musical (Christopher Sieber)
  • Best Scenic Design of a Musical (Tim Hatley)
  • Best Costume Design of a Musical (Tim Hatley)
  • Best Lighting Design of a Musical (Hugh Vanstone)
  • Best Choreography (Casey Nicholaw, in his Broadway debut as choreographer)
  • Best Orchestrations (Larry Hochman)

日本公演[編集]

日本版として『モンティ・パイソンのスパマロット』の題名で、2012年1月に赤坂ACTシアターで、同年2月に森ノ宮ピロティホールで公演された。

2015年に再演予定[1]

主な配役
  2012年 2015年
アーサー王 ユースケ・サンタマリア
ランスロット卿 池田成志
ロビン卿 戸次重幸 貴水博之
デニス・ガラハッド卿 賀来賢人 松下優也
マルチ ムロツヨシ
パッツィ マギー
ベデヴィア卿 皆川猿時
湖の貴婦人 彩吹真央 平野綾

企画・脚色・演出は、福田雄一が担当。

脚注[編集]

  1. ^ 福田雄一演出『モンティ・パイソンのSPAMALOT』が再演(シアターガイド、2014年8月25日)

外部リンク[編集]