殺人ジョーク

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『殺人ジョーク』
"The Funniest Joke in the World"
Monty python foot.png
モンティ・パイソンのスケッチ
初出 空飛ぶモンティ・パイソン
放送話 第1シリーズ第1話
カナダはどっちだ?!
初回放送日イギリスの旗 1969年10月5日
日本の旗
1976年4月9日
再演 モンティ・パイソン・アンド・ナウ』(1971年
初出での各メンバーの主な役柄
クリーズ 葬送曲を歌う警察官
尋問を行う軍人
チャップマン ジョークを回収する警察官
アイドル スクリブラーの母
ジョーンズ リポーター
ギャグの試験台に使われる軍人
ペイリン ギャグ作家アーネスト・スクリブラー
公式動画
The Funniest Joke in the World - Monty Python - YouTube
モンティ・パイソンの作品
空飛ぶモンティ・パイソンのエピソード一覧
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殺人ジョーク」(さつじんジョーク、killer joke)は、イギリステレビ番組空飛ぶモンティ・パイソン』からのスケッチ・コメディーである。「ジョーク戦争」 (joke warfare)、「世界一面白いジョーク」 (The Funniest Joke in the World) としても知られている。このスケッチはシリーズ1の第1話「カナダはどっちだ」に登場し、初の大当たりとなった。映画『モンティ・パイソン・アンド・ナウ』において、秀作スケッチの1つとしてリメイクされている。

日本では、このスケッチを「殺人ジョーク」(Killer joke) という題名で一般的に言及するが、脚本によるとこのスケッチのタイトルは "The Funniest Joke in the World"(世界一面白いジョーク)となっている[1]。英語圏では "Killer joke" よりむしろ "The Funniest Joke in the World" が、このスケッチを言及する題名となっている。

作中の設定では、軍事使用目的に以前に作成されたジョークが存在するという設定がある。また、ドイツ語に翻訳されたジョーク (Wenn ist das Nunstück git und Slotermeyer? Ja! ... Beiherhund das Oder die Flipperwaldt gersput!) がこのスケッチでは音読されるが、これはドイツ語風の単語をいい加減に並べたナンセンスなものである。このスケッチでは、資料映像や写真が多数使われており(例:ミュンヘン会談ヒトラーの演説)、その字幕の置き換えがされるといったコメディ手法をとっている。

スケッチの内容[編集]

舞台は第二次世界大戦中。イギリス人の売れない作家、アーネスト・スクリブラー(: Ernest Scribbler、scribblerは俗筆な執筆家という意味を持つ)は、世界一面白いジョークを書き上げるが、自ら笑い死にしてしまう。彼の母親は息子の死に気付き、驚きすすり泣くが、息子が手にしている原稿に気づき、それを読んでしまい、彼女もまたヒステリックに笑い死んでしまう。

犠牲者を出し続けるジョークに対し、スコットランドヤードの勇敢な警部が憂鬱な演出を重ねた上で回収を試みるが、彼もまた犠牲となってしまう。

ジョークはイギリス陸軍によって回収され、兵器としての検証とテストの後、ドイツ語に翻訳されることになる。安全確保のため、翻訳者は一人1語のみ担当(誤って2語見てしまった者は、数週間病院で過ごすこととなった)。そして英米兵は理解できないが、ドイツ兵だけが理解できるジョークが完成し、兵器として1944年7月アルデンヌの戦線に投入され、大戦果を収める。

甚大な被害をうけたドイツ軍は、捕虜への拷問と研究をかさね、対抗し「V 号ジョーク」を作成するが、ドイツ人のジョークはつまらないため失敗する(実際には内容は英語のよくしられたジョーク「二人のピーナッツ」)。その後、平和が「勃発」し、国際条約でジョーク兵器は禁止され、語られることなくイギリスの片田舎で永久の眠りにつく。

キャスト[編集]

このスケッチは10分という比較的長尺のもので[注 1]、メンバーそれぞれが複数の役を担当している。このスケッチは『空飛ぶモンティ・パイソン』の初回で放送された。なお『アンド・ナウ』版では、ジョークの人体実験を行うシーンでギリアムが登場している[2]

以下、スケッチでの登場順にメンバー・役柄を記載する[1]

  • マイケル・ペイリン(6役)
    売れないギャグ作家アーネスト・スクリブラー、葬送曲を歌う警察官、ジョークの人体実験で補助を行う軍人、ドイツ語版殺人ジョーク隊員、ドイツ軍の傷病兵、ドイツ軍の捕虜となった英国軍人
  • エリック・アイドル(7役)
    スケッチのナレーター、スクリブラーの母、葬送曲を歌う警察官、ジョークに目を付けた軍人、ドイツ語版殺人ジョーク隊員、ドイツ軍のジョーク開発者、ジョークの末期を語る男性
  • テリー・ジョーンズ(6役)
    リポーター、参謀会議を行う建物の守衛軍人、ジョークの試験台に使われる軍人、ドイツ語版殺人ジョーク隊員、ドイツ軍ジョーク開発責任者、ロンドンでラジオを聴く男性
  • グレアム・チャップマン(6(7)役)
    ジョークの回収に向かうスコットランドヤードの警察官、ジョークの人体実験で補助を行う軍人、経過を説明する軍人、ドイツ語版殺人ジョーク隊員、ゲシュタポ隊員(2人分)、ロンドンでラジオを聴く女性
  • ジョン・クリーズ(4役)
    葬送曲を歌う警察官、ジョークに目を付けた軍人、ドイツ語版殺人ジョーク隊員、ドイツ軍人
  • テリー・ギリアム(1役)
    ドイツ軍の警備兵

その他[編集]

  • スケッチで使われるドイツ語のジョークは、Google翻訳で英語へ翻訳しようとすると、"[FATAL ERROR]" と表示され翻訳できない。
  • メンバーの1人、テリー・ジョーンズは、YouTube上のパイソンズ公式アカウントで、この動画をパーソナルベストの1つに選んでいる[3]

関連項目[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 『空飛ぶモンティ・パイソン』は30分番組である。エピソード一覧でも分かるように、1回の放送には10本程度のスケッチが組み込まれることが多かった。

出典[編集]