木こりの歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
『木こりの歌』
"The Lumberjack Song"
Monty python foot.png
モンティ・パイソンのスケッチ
初出 空飛ぶモンティ・パイソン
放送話 第1シリーズ第9話
アリのご紹介
初回放送日イギリスの旗 1969年12月14日
日本の旗
1976年5月21日
執筆者 ジョーンズ、ペイリン
再演 アンド・ナウ』(1971年)
ドイツ版』第1話(1972年)
ライブ・アット・ドルリー・レーン英語版』(1974年)
モンティ・パイソン&ビヨンド・ザ・フリンジ英語版』(1976年)
ライブ・アット・シティ・センター英語版』(1976年)
ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』(1980年)
コンサート・フォー・ジョージ』(2002年)
ノット・ザ・メシア』(2009年)
復活ライブ!』(2014年)
初出での各メンバーの主な役柄
クリーズ カナダ騎馬警察合唱隊
チャップマン カナダ騎馬警察合唱隊
ジョーンズ 床屋の客
ペイリン 木こりになりたかった床屋
その他の出演者 コニー・ブース(木こりの恋人)
公式動画
The Lumberjack Song - Monty Python - YouTube
モンティ・パイソンの作品
空飛ぶモンティ・パイソンのエピソード一覧
テンプレートを表示

木こりの歌」(きこりのうた、The Lumberjack Song)はテレビ番組空飛ぶモンティ・パイソン』第1シリーズ第9話の中で放送されたスケッチ、およびスケッチ内に登場する歌である。その後、モンティ・パイソンにより何度も使用されていて(テレビ、映画、舞台とLP)、またその都度違う始まり方であり内容は若干違う。

歌としての「木こりの歌」はモンティ・パイソンのメンバーであるテリー・ジョーンズマイケル・ペイリンにより作詞され、音楽家のフレッド・トムリンソンにより作曲されている。

スケッチの内容[編集]

共通のテーマは男役(マイケル・ペイリン)が彼の仕事に満足できず、「僕はこの仕事はしたくなかったんだ。僕は…木こりになりたかったんだ!」と打ち明ける。そして彼は熱狂的に木こりの生活の素晴らしさを伝えようとする。「木々を飛び越え…」など。

それから彼は着ていたシャツを脱ぎ、赤いフランネルの木こりらしいシャツを露にする。そしてステージ背景に松の森が出現、木こりである事の素晴らしさについて歌いはじめる。なんとカナダの騎馬警察の装いをした男性の歌い手の集団(モンティ・パイソンのメンバーの他、パイソンズと頻繁に仕事をした合唱グループで、曲の作曲者であるトムリンソン率いる「フレッド・トムリンソン・シンガーズ」も参加している)のバックコーラスまで登場。

歌が続くに従って、最初はまともな木こりを歌っていたが、興奮してきた木こりは段々と女装趣味を露呈してくる(「女装して夜のバーをうろつく」、「ハイヒール、サスペンダーにブラつけて」、など)。騎馬警察隊を困惑させ、ついにはかれらは愛想を尽かして退場してしまう。

TV版『空飛ぶモンティパイソン』のスケッチにおける歌詞では、男は母親に憧れて女装を行っているが、その後のモンティ・パイソンによる映画や舞台での歌詞では、(オカマの)父親に憧れて女装を行う、という歌詞へと変遷している。スケッチの続きでは、そのスケッチに激怒した男が「知り合いの木こりにはその手の趣味はそんなにいない」、と抗議文を送っている)。モンティ・パイソンでは「オカマ」がよく語られる(オカマの軍人、裁判官、サッカー選手など)。

トリビア[編集]

その後の「木こりの歌」[編集]

そのテンポの良さと、歌詞の面白さからモンティ・パイソンが歌った歌のなかでも取り分け有名になった。『空飛ぶモンティ・パイソン ドイツ版』でペイリンはこの曲をドイツ語で歌唱している(騎馬警察はオーストリア国境警察に変更され、木こりのあこがれの対象も母ではなくヴァルター叔父さんである)。尚ここで歌われるのは、ドイツ民謡風にアレンジがされたものである。映画『モンティ・パイソン・アンド・ナウ』では「死んだオウム」の店員が木こりになった。

ライブでもラストを飾る曲として定番となっているが、ハリウッド・ボウル公演のように、ペイリンではなくエリック・アイドルが木こりを演じているバージョンも存在する。『Monty Python Live at Drury Lane』(1974年)では「選挙スペシャル」、『Monty Python Live at City Center』(1976年)と『モンティ・パイソン・ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』(1980年)では「教会警察」が直前のスケッチである。

最近では、元ビートルズのメンバー、ジョージ・ハリスンの一周忌追悼コンサート「コンサート・フォー・ジョージ」(2002年)で同曲をペイリンが披露している。同コンサートでは、バックコーラスの森林警備隊役でパイソンズの他アメリカ人俳優のトム・ハンクスが一日限りの特別メンバーとして参加している。

ライフ・オブ・ブライアン』を元にしたコメディオペラ『ノット・ザ・メシア』(2009年)のラストでも、物語とは関係なく演じられた。ピラト総督役のペイリンが突然服を脱ぎすてこの曲を歌った。

パイソンズの最後のライブ『Monty Python Live (Mostly)』(2014年)では前半の半ばで演じられた。直前のスケッチは「職業カウンセラー」である。

注釈[編集]

  1. ^ 他にも戸棚裏に貼った解剖図で、頸動脈を確認したりしている。
  2. ^ モンティ・パイソン・ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』や、『Monty Python Live (Mostly)』など。