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2013年9月12日 (木) 06:16時点における版
Woman | |
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ジャンル | テレビドラマ |
脚本 | 坂元裕二 |
演出 |
水田伸生 相沢淳 |
出演者 |
満島ひかり 田中裕子 小栗旬 鈴木梨央 髙橋來 二階堂ふみ 臼田あさ美 谷村美月 三浦貴大 高橋一生 小林薫 |
製作 | |
プロデューサー |
次屋尚 千葉行利 大塚英冶 |
制作 | 日本テレビ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2013年7月3日 - 9月11日 |
放送時間 | 水曜22:00 - 22:54 |
放送枠 | 水曜ドラマ (日本テレビ) |
放送分 | 54分 |
回数 | 11 |
公式サイト | |
特記事項: 初回・第2話・最終話は15分拡大(22:00 - 23:09)。 |
ドラマ |
『Woman』(ウーマン)は、2013年7月3日から9月11日まで日本テレビの『水曜ドラマ』(毎週水曜日22:00 - 22:54・JST)で放送されていた日本のテレビドラマ。主演は満島ひかり。初回・第2話・最終話は22:00 - 23:09の15分拡大。
概要
キャッチコピーは、「わたしには、命をかけて守る命がある。」
シングルマザーを主人公に、命をかけて生きる女性の生き様を描く社会派ドラマ。満島ひかりの民放連続ドラマでの主演は、本作が初となる。
脚本の坂元裕二ほか、2010年のドラマ『Mother』のスタッフによるオリジナル作品。題字は『Mother』と同様の手書き風ロゴになっている。
地上波ドラマ初の試みとして第1話を放送前にインターネットで1万人限定で試写会が開催された[1]。
あらすじ
小春は夫を事故で亡くし、2人の子供を抱えるシングルマザー。必死で働くも次第に困窮する生活の中、生活保護申請をきっかけに、かつて自分を捨てた実母の紗千と再会。さらに難病の発覚、夫の死の真相…と辛い出来事が降りかかるも、小春は子供たちの為にも困難を乗り越え生き抜く事を心に決め、そして紗千との母子関係も少しずつ取り戻して行く。
登場人物
青柳家
- 青柳 小春(あおやぎ こはる)〈27〉
- 演 - 満島ひかり(幼少期:住田萌乃)
- 望海と陸の母親。旧姓:高村。夫・信が事故で他界後シングルマザーとなり、パートを掛け持ちしながら子育てをしている。両親の離婚後は父方に引き取られた為、実母の紗千とは20年間絶縁状態であったが生活保護申請をきっかけに再会する。
- 仕事中にめまいの症状が起き始め、澤村から再生不良性貧血の診断を受けるが、病気のことは薬も隠し、周囲には秘密にしていた。病気と闘い生き抜く事を決心するが、もしもの事を考え親子ともに植杉家に移り住む。その後、陸と望海に病気の事を打ち明けて、一緒に薬を飲む。
- 信の死の原因となった事故の詳細をあえて知る必要がないと考えていたが、栞に真相を打ち明けられ激しく動揺する。しかし紗千に思いを吐露する中、ようやく紗千を「お母さん」と呼ぶようになった。
- 青柳 望海(あおやぎ のぞみ)〈5 → 7〉
- 演 - 鈴木梨央(4歳:須田理央)
- 青柳家長女。幼少期は子供らしいわがままな所があったが、母親の苦労を見ているうちに弟思いのしっかり者に育つ。幼少期から動物図鑑を常に持ち歩いており、大切なものをその中にはさんでいる。父親の遺伝とのことで左利き[2]。母親の小春のことも優しく気づかうが、次第に小春の病気に気付き始める。
- 青柳 陸(あおやぎ りく)〈2 → 4〉
- 演 - 髙橋來(1歳:田中レイ)
- 青柳家長男。望海の弟。ワニの人形に“トトロ”と名付けて[3]、持ち歩いている。 いつも姉の後をついて行き口数は少ないが、街に貼られたポスターの迷い犬を心配するなど感受性が強い。
- 青柳 信(あおやぎ しん)〈没31〉
- 演 - 小栗旬
- 小春の亡夫。登山家だったが結婚後は家族を守るため、安定した水道局の仕事に就く。4年前、紗千と小春の仲をとりもつために植杉家を訪れるが、屈折した思いを抱いた栞によって電車内で痴漢冤罪を受け、そのトラブルの中で男性に背中を押され線路に転落。丁度入線した列車に轢かれて命を落とす。
植杉家
- 植杉 紗千(うえすぎ さち)〈56〉
- 演 - 田中裕子
- 小春の実母。暴力を振るう夫が原因で小春のもとを離れ、再婚した健太郎との間に栞を儲ける。殆ど収入が無い健太郎に代わってホテルで働く。健太郎が内緒で代理で受理した生活保護扶養照会書がきっかけとなり、小春と20年ぶりに再会し、その時に初めて信の死を知る。小春とぎくしゃくした関係が続く中、エアコンの贈り物や、貧血で倒れた小春を介抱したりするなど、心の奥では自責の念と共に娘のことを気にかけている。
- 小春の子供たちとの交流を経て青柳家との仲も深まりつつあった中、突然栞から信の死にまつわる事故の真相を告白され、孤独感を深めていた栞を守るため、再び小春を拒絶せざるをえない状況となる。しかし小春の病気を知ると共に、それを隠し子供たちに気丈に振る舞う彼女の思いをくみ取り、骨髄移植のドナー適合検査を受けるが結果は不適合だった。
- 自分に黙って家を出た栞に対し、自分と同様、小春への許されない罪を背負いながら今後を生きる覚悟を諭す。
- 植杉 健太郎(うえすぎ けんたろう)〈58〉
- 演 - 小林薫
- 紗千の再婚相手。仕立て屋・テーラーウエスギの店主。仕事は廃業寸前のため、紗千の収入を頼って生活をしている。飄々とした性格で、確執のある紗千と小春の間を取り持とうとする。「仕事をしない怠け者だ」と聞いた望海から“ナマケモノさん”という愛称で呼ばれる。小春と信が出会ったきっかけでもある『遠き山に日は落ちて』の一節「円居せん(まどいせん)」の意味を望海に教える。
- 紗千を通して信の事故の真相を知った後、家を出た栞のもとへ行き、小春に償いをするよう説得する。
- 植杉 栞(うえすぎ しおり)〈19〉
- 演 - 二階堂ふみ(幼少期:荒川梨杏)
- 紗千と健太郎の娘。美大浪人中で美術予備校に通っていた。小春とは父親違いの妹にあたる。以前から知り合いだった望海が迷子になり、迎えに行く過程で小春と初めて顔を合わせる。
- 中・高校でいじめに遭っていた中、母の期待に応えようと努力していたが、信が植杉家に訪れた事で小春の存在を知り、信を通じて小春と紗千の距離が縮まって行くのを感じ孤独感を募らせる。
- 信の事故に関し、紗千にその事実を告げた後も青柳家と共同生活を続けていたが、4年前に信が残した小春への手紙を読み、小春にも事故の真相を告白。紗千には詳しい行き先を告げずに家を出て、従姉のもとへ身を寄せる。
- 植杉 真希(うえすぎ まき)
- 演 - 柊瑠美
- 栞の従姉。
蒲田家
- 蒲田 由季(かまた ゆき)〈26〉
- 演 - 臼田あさ美
- パート先で仲良くなった小春の友人で、同じ2児の母を持つシングルマザーとして彼女の良き相談相手となる。再婚して「相馬」姓に変わり山梨で生活を始めたものの、夫の浮気により再び離婚してしまう。
- 蒲田 直人(かまた なおと)〈9〉
- 演 - 巨勢竜也
- 蒲田家長男。
- 蒲田 将人(かまた まさと)〈7〉
- 演 - 高田愛斗
- 蒲田家次男。
砂川家
- 砂川 藍子(すながわ あいこ)〈25〉
- 演 - 谷村美月
- 都立渋谷病院血液内科研修医。良祐の妻。仕事が忙しいせいで手がまわらない舜祐の育児に関して、良祐と諍いが絶えない。
- 砂川 良祐(すながわ りょうすけ)〈26〉
- 演 - 三浦貴大
- 生活福祉課生活保護担当職員。藍子の夫。小春の生活保護申請を受け持つ。家出した藍子に代わって舜祐の世話を1人でしている。
- 砂川 舜祐(すながわ しゅんすけ)
- 演 - 庵原匠悟
- 良祐と藍子の1人息子。
都立渋谷病院
- 澤村 友吾(さわむら ゆうご)〈35〉
- 演 - 高橋一生
- 血液内科医師。小春の担当医。妻を小春と同じ再生不良性貧血で亡くす。難病を乗り越え生きようとする小春に対し、全力で治療にあたると誓った。
- 中野(なかの)
- 演 - おかやまはじめ
- 澤村の同僚医師。
- 藤田(ふじた)
- 演 - 矢島弘一
- 看護師。
その他
- 松谷 高生〈51〉
- 演 - 井之上隆志
- 生活福祉課生活保護担当職員。良祐の上司。
ゲスト
第2話
第4話
- 内村 真美
- 演 - 濱田マリ
- 高級住宅街に住む主婦。迷子になった飼い犬・ブンのポスターを掲示板に貼り、のちに陸を中心とした青柳家に捜索されるが、その頃には既に新しい子犬を娘たちに買い与えていた。
- 内村 紗香
- 演 - 菊池和澄
- 内村家長女。
- 今野 美希
- 演 - 大西礼芳
- 栞の高校時代の同級生。コーヒーショップで栞と偶然再会する。
第6話
- 津川
- 演 - すわ親治(第7話)
- 山梨県大菩薩峠の山中にある土産物屋の店主。4年前、亡くなる前日の信が訪れて書き置いた小春への手紙を大事に保管しており、小春からの連絡を待ち続けていた。4年後、植杉家で見つかった信のマフラーを包む土産物用紙袋がきっかけとなり、子供たちを連れて山梨を訪れた小春と初めて会い、信の手紙を彼女に渡す。
第7話
- 青柳 静恵
- 演 - 神野三鈴
- 山梨で暮らす信の母親。東京で恋人と暮らしていた時、毎月生活費だけを小学生の信に送り一人で生活させていた。
- 宮前 幸司
- 演 - 田中要次
- 山梨の病院に入院している元郵便局員。少年時代の信がひとりで生活していた事実を唯一知る第三者であり、信からは恩人だと思われている。
- 小島 翼
- 演 - まいど豊
- バス運転手。
第8話
- 吉川 春菜
- 演 - 大平奈津美
- 栞の高校時代の同級生。居酒屋でのアルバイト中に偶然紗千と再会。学生時代の栞がいじめられていた事実を知りながら傍観者であったことを告げる。
スタッフ
- 脚本 - 坂元裕二
- 音楽 - 三宅一徳
- 演出 - 水田伸生、相沢淳
- 主題歌 - androp「Voice」(WARNER MUSIC JAPAN / unBORDE)
- 演出補 - 戸﨑隆司、新山康幸
- 撮影 - 中山光一
- サウンドデザイン - 石井和之
- 音楽協力 - 松根文、内海宏樹
- 特殊メイク - 梅沢壮一
- 劇中料理 - 赤堀博美
- 医事監修 - 原義明
- 縫製指導 - 柴田直惠
- 絵本 - ハヤシダシュウイチ[4]
- 統括 - 神蔵克
- チーフプロデューサー - 大平太
- プロデューサー - 次屋尚、千葉行利、大塚英治
- プロデュース補 - 金澤麻樹、高橋浩一郎
- 制作協力 - ケイファクトリー
- 製作著作 - 日本テレビ
放送日程
放送回 | 放送日 | サブタイトル | 演出 | 視聴率[5] | |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 7月 | 3日命をかけて我が子を育てるシングルマザーの感動ドラマ | 水田伸生 | 13.9% | |
第2話 | 7月10日 | 母が母であるための間違った選択? | 11.3% | ||
第3話 | 7月17日 | 母であること。そして娘でいること | 相沢淳 | 11.4% | |
第4話 | 7月24日 | ぼく、おとうさんに会いたいよ | 水田伸生 | 13.9% | |
第5話 | 7月31日 | 誰にも言えない、母の覚悟 | 相沢淳 | 12.6% | |
第6話 | 8月 | 7日生きるための嘘、我が子のために | 水田伸生 | 14.7% | |
第7話 | 8月14日 | 生きる為に死んだ大切な人、その真実 | 13.0% | ||
第8話 | 8月21日 | あの子を殺して私も死ねばいいの? | 相沢淳 | 13.0% | |
第9話 | 8月28日 | 生きたい! せめてあと10年 | 水田伸生 | 14.9% | |
第10話 | 9月 | 4日お母さん、ほんとうのこと言って! | 相沢淳 | 14.0% | |
最終話 | 9月11日 | こどもたちのこどもたちへ | 水田伸生 | 16.4% | |
平均視聴率 13.6%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
脚注
- ^ YOMIURI ONLINE (2013年6月26日). “1万人限定ネット試写会…日テレ新ドラマ「Woman」”. 2013年7月5日閲覧。
- ^ 実際に演者の鈴木、小栗も共に左利きである。
- ^ 第1話にて、陸が『となりのトトロ』を歌っているのに対し望海が「いつになったらトトロじゃないって気づくんだろうね」と発言。また第2話にて、陸が電車に乗る際ワニの人形を落とし「トトロ」と呼んで取りに行った。
- ^ 劇中に登場する絵本『ウーギークックのこどもたち』制作。
- ^ Woman - スポニチ Sponichi Annex 芸能、2013年9月12日閲覧。
外部リンク
日本テレビ 水曜ドラマ | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
雲の階段
(2013.4.17 - 2013.6.19) |
Woman
(2013.7.3 - 2013.9.11) ※この作品まで終了時刻は22:54 |