浜寺公園駅

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浜寺公園駅*
仮駅舎 (2016年2月)
仮駅舎 (2016年2月)
はまでらこうえん
HAMADERAKŌEN
NK14 諏訪ノ森 (1.0km)
(0.7km) 羽衣 NK16
所在地 堺市西区浜寺公園町2丁
駅番号 NK 15
所属事業者 南海電気鉄道
所属路線 南海本線
キロ程 14.8km(難波起点)
電報略号 ハマ
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
4,295人/日
-2016年-
開業年月日 1897年明治30年)10月1日
乗換 阪堺電軌阪堺線浜寺駅前停留場
備考 1907年に浜寺駅から改称
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高架化工事前の登録有形文化財に登録されている駅舎

浜寺公園駅(はまでらこうえんえき)は、大阪府堺市西区浜寺公園町二丁にある、南海電気鉄道南海本線駅番号NK15

辰野金吾の設計により、1907年に建てられた木造平屋建ての駅舎は、1998年に国の登録有形文化財に登録されている。第1回近畿の駅百選選定駅。現存利用されている私鉄駅舎の中では最古の駅舎がある[1]

当駅からの接続路線[編集]

一般道を通じて下記の路線に乗り換えが可能である。

歴史[編集]

明治末から大正期にかけての浜寺公園駅。
  • 1897年明治30年)10月1日 - 南海鉄道が堺駅 - 佐野駅(現・泉佐野駅)間で開業した際に、浜寺駅として設置。
  • 1907年(明治40年) - 現在の駅舎に建て替えられ、8月20日浜寺公園駅と改称。
  • 1944年昭和19年)6月1日 - 戦時統合による会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
  • 1946年(昭和21年)頃 - 急行通過駅になる。
  • 1947年(昭和22年)6月1日 - 近畿日本鉄道から南海電気鉄道の分離による路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。
  • 2016年平成28年)1月28日 - 高架化工事に伴い、最終電車取扱い後に旧駅舎の運用を停止し、仮駅舎を供用開始[2][3]
  • 2017年平成29年)11月28日~12月18日 - 旧駅舎を曳家により、約30m離れた近隣の広場に移設[4]
  • 2018年(平成30年)4月15日 - 旧駅舎がギャラリー、カフェ・ライブラリー、イベントホールなどの営業を開始し、地域交流拠点として試験活用される[5][6]
  • 2028年3月末 - 高架駅になる予定。旧駅舎は新駅の玄関部分として活用される。

鉄道唱歌[編集]

鉄道唱歌第5集(関西・参宮・南海篇)(1900年(明治33年)作詞)59番の歌詞にて、当駅が登場する。

かけじや袖とよみおきし その名高師が浜の波 よする浜寺あとに見て ゆけばは早前に

駅構造[編集]

東側の改札口

待避設備を備えた2面4線のホームを持つ地平駅。3・4番線ホーム(難波方面)側に駅舎がある。4番線は難波駅側の切り欠き部にあり、元々はこの駅で折り返す列車が使用していたが、現在は待避線となっている。4番ホームの反対側には5番線があった形跡が残されている。堺・難波方面へ向かう列車で4番線ホームに入線する列車は3番線を通過し、4番線に停車する。反対側の1・2番ホーム(和歌山市方面)は島式ホームで、地下道によって連絡している。また、駅舎の反対側(線路の東側)にも改札口があり、1・2番ホームと構内踏切によって繋がっている。便所は改札内にあり、水洗式2003年の改修工事完成前は汲み取り式)。

渡り線がないため当駅では列車の折り返しはできない。かつては難波方に渡り線があったが撤去され、当駅折り返し列車の設定はなくなった。ただ、普通浜寺公園の幕(1000系では浜寺公園の行先幕)は残されている。4番線に営業列車が入らない時間帯はロープによって立ち入りが制限されている。

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先
1・2 Nankai mainline symbol.svg 南海線 下り 和歌山市方面
Nankai airport line symbol.svg 空港線関西空港方面
3・4 Nankai mainline symbol.svg 南海線 上り なんば方面

1、4番線は優等列車の待避に使われる。とくに朝ラッシュ時上りと夕ラッシュ時下りはほぼ全ての普通(上り準急は全て)が当駅で優等列車を待避する。

駅舎[編集]

駅舎は1907年(明治40年)に現在の駅名に改められた時から現存するもので、私鉄最古のものとされている。辰野金吾設計の木造平屋建ての洋風駅舎(辰野が初めて手がけた駅舎[7])である。柱や梁を表に現したハーフティンバー様式で造られている。駅舎正面向かって右側にあるかつての一等待合室は現在「浜寺ステーションギャラリー」として使われ、左側は駅事務室となっている。テレビ番組等でもしばしば紹介され、近代建築の代表作の一つとして知られる。 なお、近江鉄道日野駅桜川駅の駅舎は同鉄道の資料によれば当駅より古い1900年(明治33年)開業以来のもの[8]とされている。

配線図[編集]

浜寺公園駅配線図

難波方面
浜寺公園駅配線図
和歌山市方面
凡例
出典:鉄道ピクトリアル 2008年8月臨時増刊「南海電気鉄道」


利用状況[編集]

2016年(平成28年)度の1日平均乗降人員4,295人である。

各年度の1日平均乗降・乗車人員数は下表のとおり。

年度 1日平均
乗降人員
1日平均
乗車人員
順位 出典
2000年 4,961 2,473 - [9]
2001年 4,822 2,392 - [10]
2002年 4,724 2,340 - [11]
2003年 4,758 2,366 - [12]
2004年 4,715 2,359 53位 [13]
2005年 4,724 2,368 - [14]
2006年 4,743 2,335 - [15]
2007年 4,725 2,372 - [16]
2008年 4,679 2,354 - [17]
2009年 4,466 2,243 - [18]
2010年 4,342 2,173 - [19]
2011年 4,208 2,106 55位 [20]
2012年 4,205 2,099 [21]
2013年 4,277 2,139 56位 [22]
2014年 4,222 2,100 57位 [23]
2015年 4,246 2,111 57位 [24]
2016年 4,295 2,133 56位 [25]

駅周辺[編集]

阪神間住宅地とよく似た雰囲気を持ち、数寄屋造りの豪邸やスペイン風の洋館など豪壮な邸宅が建ち並ぶ。

バス路線[編集]

高架化の問題[編集]

前述の通り、隣の諏訪ノ森駅の西側駅舎と共に、駅舎が国の登録文化財建築物に登録されているが、大阪府が予定している連続立体交差事業(堺市が政令指定都市に移行したため市内区間は堺市施行となった)による鉄道の高架化で駅舎が撤去・解体される可能性があった。この問題は長年議論されたが2006年11月7日に事業認可が降り、高架化が決定した。当初は2018年3月末の完成予定であったが、仮線用地の確保に手間取っており、2028年3月の完成予定へと変更されている。

なお、浜寺公園駅舎に関しては2008年2月7日に開かれた「浜寺公園駅及び諏訪ノ森駅舎保存活用にかかわる懇話会」の最終会合で高架に伴って造られる新駅正面に移築されることが決まっており、2016年1月28日未明の最終電車取扱い後に駅としての運用が終了して閉鎖された後に、仮駅舎へ移転した[2][3]

浜寺公園駅待合室外観(撮影 2014年12月16日) 
浜寺公園駅待合室内部(撮影 2014年12月16日) 
浜寺公園駅4番線(撮影 2014年12月16日) 

隣の駅[編集]

南海電気鉄道
Nankai mainline symbol.svg 南海本線
特急サザン・急行・空港急行・区間急行
通過
準急(難波行きのみ運転)・普通
諏訪ノ森駅 (NK14) - 浜寺公園駅 (NK15) - 羽衣駅 (NK16)
  • 括弧内は駅番号を示す。

脚注[編集]

  1. ^ 最も古い私鉄駅舎、27日「引退」=南海・浜寺公園駅-堺市
  2. ^ a b 現役最古の私鉄駅舎・南海浜寺公園駅、109年の役割「終点」 産経新聞 2016年1月26日閲覧
  3. ^ a b “南海電気鉄道 浜寺公園駅舎を閉鎖”. 交通新聞 (交通新聞社). (2016年1月26日) 
  4. ^ 築110年の旧駅舎移動 堺の南海・浜寺公園 日本経済新聞 2017年12月28日閲覧
  5. ^ “4月15日(日)から浜寺公園駅旧駅舎の活用を開始します” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 南海電気鉄道, (2018年4月12日), オリジナル2018年4月16日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20180416000615/http://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/180412.pdf 2018年4月17日閲覧。 
  6. ^ 佐々木康弘 (2018年4月15日). “南海電鉄、浜寺公園駅の旧駅舎はギャラリーやカフェとして再活用”. マイナビニュース (マイナビ). オリジナル2018年4月17日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180417031348/https://news.mynavi.jp/article/20180415-616122/ 
  7. ^ 杉山淳一 (2011年10月1日). “鉄道トリビア(118) 東京駅赤レンガ駅舎と「私鉄最古の駅舎」の深い関係”. 2011年12月10日閲覧。
  8. ^ 滋賀県近江鉄道活性化計画その2 2012年3月策定 2016年2月1日閲覧 4頁
  9. ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
  10. ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
  11. ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
  12. ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
  13. ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
  14. ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
  15. ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
  16. ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
  17. ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
  18. ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
  19. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  20. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
  21. ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
  22. ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
  23. ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
  24. ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
  25. ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]