床田寛樹
広島東洋カープ #28 | |
---|---|
![]() | |
基本情報 | |
国籍 |
![]() |
出身地 | 兵庫県尼崎市 |
生年月日 | 1995年3月1日(23歳) |
身長 体重 |
182 cm 74 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2016年 ドラフト3位 |
初出場 | 2017年4月5日 |
年俸 | 650万円(2019年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
|
床田 寛樹(とこだ ひろき、1995年3月1日 - )は、兵庫県尼崎市出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。広島東洋カープ所属。
経歴[編集]
プロ入り前[編集]
小1から園田南キッドで野球を始め、中学時代は兵庫スターズ(ボーイズリーグ)。
高校時代は大阪府箕面市の箕面学園高等学校にて1年秋からベンチ入りし、2年春の大阪大会でベスト16入り、2年夏予選からエースとしてチームを牽引、3年夏の大会は2回戦・大阪園芸高校戦で13奪三振5安打無四球完封勝利をマークしたが、3回戦で豊中高校に4対3サヨナラ負けで敗退[2]。
高校時代は無名だったものの、中部学院大学では身体造りに励んだ結果、入学当初は130キロ程度だった球速が140キロ台をマークするようになり、左の本格派として頭角を現す。2年秋に先発2番手の座を掴み、同年の明治神宮野球大会では後にDeNAに入団する駒沢大学の今永昇太と投げ合いを演じる[3]。3年秋途中からは主将を務め、大学公式戦で通算27勝(リーグ戦21勝)を記録した。
2016年10月20日、ドラフト会議で広島東洋カープから3位指名を受け、11月15日に契約金6000万円、年俸700万円で仮契約を結んだ[4]。
プロ入り後[編集]
2017年は1年目ながらも貴重な先発左腕として開幕ローテーション入りを果たし[5]、4月5日の対中日ドラゴンズ戦(ナゴヤドーム)でプロ入り初登板・初先発。7回途中まで投げ3失点だったが勝敗はつかなかった[6]。2度目の先発登板となった4月12日の対読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)で7回を投げ、阿部慎之助と村田修一の本塁打で5失点を喫するも味方打線の援護によりプロ入り初勝利をあげた[7]。しかし、本拠地デビューとなった4月19日の対横浜DeNAベイスターズ戦(マツダスタジアム)で試合中に左肘の違和感を訴え4回で降板、広島市内の病院で左肘内側筋筋挫傷の診断を受けて登録を抹消された[8]。安静加療3週間との診断だったが、7月27日に群馬県内の病院で左肘関節内側側副靱帯再建手術と尺骨神経剥離手術を受け[9]、復帰まで8-10ヶ月要する見込みで2017年シーズン中の復帰は絶望となった[10]。11月8日の契約更改交渉では現状維持の年俸700万円でサインした[11]。
2018年は8月8日の二軍戦に登板し実戦復帰[12]。このシーズンでは一軍復帰は果たせなかったものの、二軍で8試合に登板し、1勝1敗、防御率2.25の成績を残し、復活の兆しを見せた[13]。11月12日の契約更改交渉では50万円ダウンの年俸650万円でサインした[14]。
選手としての特徴・人物[編集]
182cmの長身から力感のないフォームで投げ下ろす最速148km/h・140km/h中盤のストレート、縦のカーブを織り交ぜるタイプ[15]。
床田と同級生で岐阜学生リーグで対戦経験豊富な吉川尚輝(2016年秋巨人から1位指名)に、2016年全日本大学野球選手権大会で優勝した感想として「普段のリーグ戦で床田らの球を見ているので、全国のピッチャーの球が特別すごいとは思わなかったです」と言わしめた[16]。
詳細情報[編集]
年度別投手成績[編集]
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | 広島 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | .500 | 71 | 17.1 | 16 | 2 | 3 | 0 | 0 | 16 | 0 | 0 | 10 | 10 | 5.19 | 1.10 |
NPB:1年 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | .500 | 71 | 17.1 | 16 | 2 | 3 | 0 | 0 | 16 | 0 | 0 | 10 | 10 | 5.19 | 1.10 |
- 2018年度シーズン終了時
記録[編集]
- 投手記録
- 初登板・初先発登板:2017年4月5日、対中日ドラゴンズ2回戦(ナゴヤドーム)、6回1/3を3失点6奪三振で勝敗つかず
- 初奪三振:同上、1回裏に堂上直倫から空振り三振
- 初勝利・初先発勝利 : 2017年4月12日、対読売ジャイアンツ2回戦(東京ドーム)、7回5失点8奪三振
背番号[編集]
- 28(2017年 - )
脚注[編集]
- ^ “広島 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2019年1月18日閲覧。
- ^ 「東海地区大学野球岐阜学生リーグ 中部学院大 ドラフト候補床田 スカウト9球団10人の前で完投アピール」 中日スポーツ 2016年4月10日付記事
- ^ 「カープドラフト3位、中部学院大・床田がプロを明確に目指すと誓った日――「今永さんのような選手に勝ちたい」」 ベースボールチャンネル 2016年12月14日付記事
- ^ “【広島】ドラフト3位・床田が仮契約「同じ新人には負けないようにしたい」”. スポーツ報知. (2016年11月15日) 2017年11月10日閲覧。
- ^ “ドラ1加藤は開幕1軍ならず”. Full-Count. (2017年3月29日) 2017年11月10日閲覧。
- ^ “ドラ3床田は初先発も勝利ならず”. デイリースポーツ online. (2017年4月5日) 2017年11月10日閲覧。
- ^ “広島D3・床田、両親の前でプロ初星!「とりあえず加藤に並んだ」”. SANSPO.COM. (2017年4月13日) 2017年11月10日閲覧。
- ^ “広島・床田が抹消…左肘内側筋筋挫傷で安静加療3週間”. SANSPO.COM. (2017年4月21日) 2017年11月10日閲覧。
- ^ “広島・床田が左ひじを手術 4月に違和感訴え”. デイリースポーツ online. (2017年7月28日) 2017年11月10日閲覧。
- ^ “広島の床田、左肘手術で今季絶望=プロ野球”. 時事ドットコムニュース. (2017年7月28日) 2017年11月10日閲覧。
- ^ “カープ床田、現状維持でサイン プロ初勝利も故障に泣く”. デイリースポーツ online. (2017年11月8日) 2017年11月10日閲覧。
- ^ “広島)長いトンネル抜け、1軍復帰も視野 床田寛樹選手”. 朝日新聞デジタル. (2018年9月4日) 2019年1月18日閲覧。
- ^ “最速154キロ右腕、強打の高卒捕手… 広島、2019年ブレイク期待の5選手”. Full-Count. (2019年1月3日) 2019年1月18日閲覧。
- ^ “床田が50万減の年俸650万円で契約を更改「結果を残して給料を上げたい」”. デイリースポーツ online. (2018年11月12日) 2019年1月18日閲覧。
- ^ 「硬式野球部 床田寛樹投手 広島東洋カープから3位指名される」(中部学院大学)
- ^ 「大学NO.1野手・吉川の“宿敵”床田寛樹(中部学院大)にプロ注目。全国の左投手の中で上位」とも」ベースボールチャンネル 2016年10月16日付記事
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 個人年度別成績 床田寛樹 - NPB.jp 日本野球機構
|
|