内田湘大
広島東洋カープ #63 | |
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新入団選手紹介にて (2023年3月12日 マツダスタジアム) | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 長野県南佐久郡小海町 |
生年月日 | 2004年9月22日(20歳) |
身長 体重 |
183 cm 88 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 一塁手、三塁手 |
プロ入り | 2022年 ドラフト2位 |
初出場 | 2024年10月5日 |
年俸 | 600万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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内田 湘大(うちだ しょうだい、2004年9月22日 - )は、長野県南佐久郡小海町出身のプロ野球選手(一塁手、三塁手)。右投右打。広島東洋カープ所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]小海町立小海小学校時代に野球を始める。
小海町北相木村南相木村中学校組合立小海中学校在学時は、硬式野球のクラブチームである群馬西毛ボーイズでプレーしていた。群馬西毛ボーイズ時代の内田はスタメンに入るか入らないかの選手で、中学時代の通算本塁打は0だった。そのため、高校進学の際に野球推薦の話は皆無だった[2]。
高校は、群馬県の利根沼田学校組合立利根商業高等学校に進学。2年時から一塁手のレギュラーに定着して中軸を担った。3年夏は4番兼救援投手の二刀流として活躍し、群馬県大会準決勝の健大高崎戦では自己最速を更新する149km/hを記録したが、チームはこの試合で敗れた[3]。3年間で甲子園大会出場はなかった。
2022年9月5日にプロ志望届を提出[4]。その後、10月20日に行われたドラフト会議で、広島東洋カープから2位指名を受け[5]、11月14日に契約金6000万円、年俸600万円で仮契約した[6]。背番号は63。指名後には野手専任を表明した[5]。
広島時代
[編集]2023年は、開幕から二軍で機会を与えられチーム2位の87試合に出場、フレッシュオールスターゲーム(アルペンスタジアム)にも選出されたが、通算40安打(0本塁打)、打率.163と低調な内容に終わった[7][8]。公式戦終了後に参加したフェニックスリーグの対ヤクルト戦(10月26日、天福球場)では初本塁打[9]、日南秋季キャンプ中の侍ジャパンとの練習試合(11月12日、SOKKENスタジアム)では途中出場ながら二塁打を放った[10]。
2024年は、野手陣の先輩堂林翔太を通じ、1月に鈴木誠也の自主トレに初参加[11][12]。
その後、シーズン終盤に一軍初昇格を果たすと、10月5日のヤクルト戦で「7番・三塁手」として初出場初スタメンを果たし、3回裏のプロ初打席で山野太一からプロ初ヒットを放った。
選手としての特徴
[編集]高校通算36本塁打を記録した強打者。投手としても最速149km/hを記録している[5]。
投手としては斉藤和巳、打者としては鈴木誠也を目標に掲げている[5]。
人物
[編集]4人きょうだいの次男。兄と内田が双子で、弟と妹も双子である[13]。双子の兄も内田と同じく利根商業高校に進学し、野球部でプレーしていた[2][14]。
出身高校である利根商業高校は、全国でも3校しか現存しない組合立高等学校(公立だが市立でも県立でもない)である[15]。内田は現役のプロ野球選手の中で、唯一の組合立高校出身のプロ野球選手である。また、内田は中学校も組合立の学校に通っていた[要出典]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2024 | 広島 | 1 | 3 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .333 | .333 | .333 | .667 |
通算:1年 | 1 | 3 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .333 | .333 | .333 | .667 |
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
三塁 | |||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2024 | 広島 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
通算 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2024年度シーズン終了時
記録
[編集]- 初記録
- 初出場・初先発出場:2024年10月5日、対東京ヤクルトスワローズ25回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、7番・三塁手で先発出場
- 初打席・初安打:同上、3回裏に山野太一から左前安打[16]
背番号
[編集]- 63(2023年 - )
脚注
[編集]- ^ 「広島 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月10日閲覧。
- ^ a b 「群馬の高校野球 探求心と思考力① 内田湘大(利根商3年・投手/一塁手)」『EIKAN-GUNMA』2022年7月16日。2022年12月13日閲覧。
- ^ 「利根商、救援登板の内野手が自己最速149キロ!120メートル弾も放った二刀流の夏終わる【高校野球群馬大会】」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2022年7月25日。2022年10月22日閲覧。
- ^ 「利根商の内田湘大、健大高崎の清水叶人がプロ志望届を提出 日本高野連」『上毛新聞』2022年9月6日。2022年10月22日閲覧。
- ^ a b c d 「カープドラ2・内田湘大 プロでも二刀流!「投」では斉藤和巳、「打」では誠也が目標」『デイリースポーツ』2022年10月21日。2022年10月22日閲覧。
- ^ 「【広島】2位の利根商・内田湘大が仮契約「偉大な先輩方に恥じない、超えられるようにしたい」」『日刊スポーツ』2022年11月15日。2023年10月1日閲覧。
- ^ 「フレッシュオールスターゲーム2023 カープから益田・内田・二俣・中村貴の4選手が選出!」『ATHLETE MAGAZINE』2023年6月22日。2024年6月19日閲覧。
- ^ 「2軍で打率1割台&HRゼロ…1年目で味わった“現実” 焦る19歳に新井監督がかけた言葉」『Full-Count』2024年2月26日。2024年6月18日閲覧。
- ^ 「広島・内田湘大 完璧〝プロ初本塁打〟「1年以上ぶり。うれしかった」「良太さんと取り組んできた」」『デイリースポーツ』2023年10月26日。2024年6月18日閲覧。
- ^ 「【広島好き】中村貴浩、田村俊介、矢野雅哉、内田湘大、斉藤優汰。侍ジャパンとの練習試合で躍動したカープの若手選手たち」『J SPORTS』2023年11月17日。2024年6月18日閲覧。
- ^ 「広島・内田、限界突破へ 来年1月“誠也塾”初参加「勉強になると思う」」『Sponichi Annex』2023年12月28日。2024年6月18日閲覧。
- ^ 「広島・内田 鈴木誠也から激励LINE「人より何億倍もやれ!」 今季目標1軍で本塁打「誠也さんに恩返ししたい」」『デイリースポーツ』2024年1月24日。2024年6月18日閲覧。
- ^ 「広島ドラ2内田、野手一本で新井監督ロードを進む 4番候補で三塁手で努力家と共通点多数」『スポニチ Sponichi Annex』2022年10月27日。2022年12月13日閲覧。
- ^ 「【ドラフト】プロでも“二刀流”目指す利根商・内田湘大は自身も弟妹も双子!父の生き様「がむしゃらプレー」で恩返し誓う」『TBS NEWS DIG』2022年10月20日。2022年12月13日閲覧。
- ^ 「【視点】学校組合立の可能性ー利根商の取材を終えて」『みんなの学校新聞』2017年9月18日。2022年10月28日閲覧。
- ^ 「【広島】ドラ4・仲田侑仁、球団高卒史上初の新人4番でプロ初安打 2年目20歳・内田は初打席安打」『スポーツ報知』2024年10月5日。2024年10月5日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 内田湘大 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 選手プロフィール - 広島東洋カープ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE