大嵐駅
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大嵐駅 | |
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駅舎(2006年9月)
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おおぞれ Ōzore |
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◄水窪 (6.5km)
(3.0km) 小和田►
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所在地 | 浜松市天竜区水窪町奥領家188 |
所属事業者 | ![]() |
所属路線 | 飯田線 |
キロ程 | 80.8km(豊橋起点) |
電報略号 | ソレ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
23人/日(降車客含まず) -2016年- |
開業年月日 | 1936年(昭和11年)12月29日 |
備考 | 駅員無配置駅[1] |
大嵐駅(おおぞれえき)は、静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の駅である。駅前の佐久間ダム湖に架けられたつり橋を渡った豊根村富山地区(旧・富山村)の玄関口である[1]。
豊橋方の大原トンネルは飯田線で最長 (5,063m) である。
目次
歴史[編集]
- 1936年(昭和11年)12月29日 - 三信鉄道が天龍山室駅から当駅まで延伸したことにより開業。一般駅。
- 1937年(昭和12年)8月20日 - 三信鉄道が小和田駅まで延伸し、天竜峡駅までの既存線と直結。途中駅となる。
- なお、この時開業した区間が、現在の飯田線の最後の開業区間である。
- 1943年(昭和18年)8月1日 - 三信鉄道線が飯田線の一部として国有化され、国鉄の駅となる。
- 1955年(昭和30年)11月11日 - 佐久間 - 大嵐間経路変更に伴い、構内配線を変更。
- 1971年(昭和46年)12月1日 - 貨物・荷物の取扱を廃止(旅客駅となる)。
- 1984年(昭和59年)2月24日 - 飯田線CTC化に伴い無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道の駅となる。
- 1997年(平成9年)8月20日 - 駅舎改築[2]。
駅構造[編集]
島式ホーム1面2線と側線を持つ地上駅。警報機の付いた構内踏切が平岡方面にある。中部天竜駅管理の無人駅である。トンネルに挟まれており、分岐器もトンネル内にある。(大原トンネル側は佐久間ダムにより水没した旧線の付け替えのため急カーブとなっている)
旧・富山村が交付税3000万円を使い、東京駅を模した駅舎を1997年(平成9年)に建設した[1]。この駅舎は「みんなの休む処」と名付けられている[1][2]。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■飯田線 | 下り | 天竜峡・飯田方面[注釈 1] |
2 | 上り | 中部天竜・豊橋方面[注釈 1] |
利用状況[編集]
「静岡県統計年鑑」及び「浜松市統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1993年 | 72 |
1994年 | 64 |
1995年 | 60 |
1996年 | 59 |
1997年 | 73 |
1998年 | 58 |
1999年 | 53 |
2000年 | 49 |
2001年 | 不明 |
2002年 | 〃 |
2003年 | 〃 |
2004年 | 〃 |
2005年 | 〃 |
2006年 | 29 |
2007年 | 30 |
2008年 | 34 |
2009年 | 34 |
2010年 | 35 |
2011年 | 34 |
2012年 | 33 |
2013年 | 33 |
2014年 | 31 |
2015年 | 22 |
2016年 | 23 |
駅周辺[編集]
駅は静岡県浜松市天竜区にあるが、愛知県北設楽郡豊根村富山地区(旧富山村)への玄関駅となっている[1]。駅前にある鷹巣橋(愛知県道426号・静岡県道287号津具大嵐停車場線)を渡ると豊根村富山地区となる。
とても山深い場所に位置し駅周辺には商店はなく自動販売機もないため訪問時には飲食物の持参は必須である。
道路による他地域とのアクセスが非常に不便であるため、新聞輸送や郵便配達に飯田線の列車が用いられている。 新聞は豊橋駅発の下り始発列車で運ばれ、郵便物は宛先が愛知県側であっても静岡県の日本郵便天竜郵便局によって行われており、社員は郵便物が入ったリュックを背負い、電車から降りると、駅前に停めてあるバイクに積み込んで配達に向かう。
- 天竜川
- 静岡県道288号大嵐佐久間線 - 旧線を転用した道路。トンネル(夏焼第二隧道)も残っている。
- 愛知県道・静岡県道1号飯田富山佐久間線
- 夏焼集落
バス路線[編集]
- おでかけ北設(豊根村営バス) 富山線 (大嵐駅 - 支所前 - 漆島)
- 平日のみ運行。
隣の駅[編集]
かつて存在した路線[編集]
- 日本国有鉄道
- 飯田線(旧線)
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- 白神駅 - 大嵐駅 (- 小和田駅)
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脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
広報資料・プレスリリースなど一次資料[編集]
関連項目[編集]
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