田切駅
田切駅 | |
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![]() ホームより下り方向(2006年10月) | |
たぎり Tagiri | |
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所在地 | 長野県上伊那郡飯島町田切[1]2795 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | CD 飯田線 |
キロ程 | 160.1 km(豊橋起点) |
電報略号 | タリ[1] |
駅構造 | 高架駅(盛土上[1]) |
ホーム | 1面1線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
40人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1918年(大正7年)2月11日[1] |
備考 |
駅員無配置駅[1] 標高:637m[1] |
田切駅(たぎりえき)は、長野県上伊那郡飯島町田切にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の駅である[1]。
歴史[編集]
- 1918年(大正7年)2月11日 - 伊那電車軌道(1919年に伊那電気鉄道へ改称)の伊那福岡終点 - 飯島間延伸時に田切停留場として開業[1]。旅客駅。
- 1943年(昭和18年)8月1日 - 伊那電気鉄道線が飯田線の一部として国有化され、鉄道省(後の日本国有鉄道)が継承。同時に駅に昇格し、田切駅となる。
- 1954年(昭和29年)12月1日 - 東京都区内の各駅や長野駅を発着する旅客も利用可能となる。
- 1970年(昭和45年)2月1日 - 旅客発着駅の制限を廃止。
- 1984年(昭和59年)6月1日 - 現在地に移転[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道の駅となる。
- 1998年(平成10年)5月30日 - 現在の待合室が完成。
駅構造[編集]
単式ホーム1面1線を持ち、築堤上にある[1]高架駅。伊那市駅管理の無人駅で、駅舎はないがホーム上に待合所がある[1]。
かつては現在よりも150mほど北側の地上にあったが、急カーブの途中にあり車掌の安全確認が困難だったため、1984年(昭和59年)6月1日に移転した[1]。旧駅には駅舎もあり、駅舎跡には記念碑が建てられている[1]。なお、旧駅のホーム上にあった保線用列車監視ヤグラが、旧ホームが撤去された現在でも残っている。
利用状況[編集]
「長野県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。
- 2007年度 - 53人[1]
- 2009年度 - 52人[1]
- 2010年度 - 51人
- 2011年度 - 46人
- 2012年度 - 43人
- 2013年度 - 38人
- 2014年度 - 33人
- 2015年度 - 32人
- 2016年度 - 38人[2]
- 2017年度 - 40人[3]
駅周辺[編集]
隣の駅[編集]
※国有化以前は飯島駅と当駅の間に伊那赤坂停留場が存在した。
その他[編集]
漫画『究極超人あ〜る』の1991年(平成3年)に公開されたOVAは飯田線を舞台にしており、田切駅も登場している。公開直後からファンが当駅を訪問するようになった。現在も多くのファンが訪れて、駅待合室に置かれたノートに書き込みをしている[4]。
1993年(平成5年)に結成された田切ネットワークにより、2020年(令和2年)現在に至るまでに待合室・駅周辺の定期的な清掃活動が行われている[5]。 落書きを解消すべくノートと駅スタンプを設置したり、JR東海がイベント用に保有していたクモハ12041号電車やユーロライナー (鉄道車両)を使用した貸切列車イベントも開催された。
2012年(平成24年)からは同作にちなんで当駅と伊那市駅の間を自転車で走行するイベントも開催されている。また、アニメのゆかりの地を訪問する「聖地巡礼」の「発祥の地」を示す碑が2018年(平成30年)7月28日に同駅に隣接する聖徳寺の駐車場に建立されている[6][7]。
脚注[編集]
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、198頁。ISBN 9784784071647。
- ^ “平成28年(2016年)長野県統計書 - 13.運輸 (PDF)”. 長野県企画振興部情報政策課統計室. 2019年3月15日閲覧。
- ^ “平成29年(2017年)長野県統計書 - 13.運輸 (PDF)”. 長野県企画振興部情報政策課統計室. 2020年3月14日閲覧。
- ^ 「元旦から聖地巡礼したことも」20年も巡礼し続ける「田切ネットワーク」の軌跡、日刊サイゾー、2012年8月3日、2012年8月31日閲覧
- ^ 無人駅に200名以上が集結!? 『究極超人あ~る』聖地の盛り上がりが、どうにもとまらない、日刊サイゾー、2012年7月16日、2012年7月30日閲覧
- ^ “「アニメ聖地巡礼 発祥の地」 飯島で石碑除幕”. 信濃毎日新聞 (2018年7月29日). 2018年7月29日閲覧。
- ^ “いよいよ7月!! あの「田切駅」にアニメ史に残る名所が……“アニメ聖地巡礼発祥の地”記念碑が建立されるぞ”. 日刊サイゾー (2018年7月4日). 2018年7月9日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- JR東海 田切駅時刻表
- 田切ネットワーク 2013年4月からNPO法人となった。
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