田切駅

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田切駅
Tagiri Station IidaLine JRCentral.jpg
ホームより下り方向(2006年10月)
たぎり
Tagiri
飯島 (2.2 km)
(2.8 km) 伊那福岡
所在地 長野県上伊那郡飯島町田切[1]2795
北緯35度41分41.54秒 東経137度55分58.11秒 / 北緯35.6948722度 東経137.9328083度 / 35.6948722; 137.9328083座標: 北緯35度41分41.54秒 東経137度55分58.11秒 / 北緯35.6948722度 東経137.9328083度 / 35.6948722; 137.9328083
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 CD 飯田線
キロ程 160.1 km(豊橋起点)
電報略号 タリ[1]
駅構造 高架駅(盛土上[1]
ホーム 1面1線[1]
乗車人員
-統計年度-
48人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1918年大正7年)2月11日[1][2]
備考 駅員無配置駅[1]
標高:637m[1]
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田切駅(たぎりえき)は、長野県上伊那郡飯島町田切にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線である[1]

歴史[編集]

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線を持ち、築堤上にある[1]高架駅伊那市駅管理の無人駅で、駅舎はないがホーム上に待合所がある[1]

かつては現在よりも150mほど北側の地上にあったが、急カーブの途中にあり車掌の安全確認が困難だったため、1984年(昭和59年)6月1日に移転した[1]。旧駅には駅舎もあり、駅舎跡には記念碑が建てられている[1]。なお、旧駅のホーム上にあった保線用列車監視ヤグラが、旧ホームが撤去された現在でも残っている。

利用状況[編集]

「長野県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。

  • 2007年度 - 53人[1]
  • 2009年度 - 52人[1]
  • 2010年度 - 51人
  • 2011年度 - 46人
  • 2012年度 - 43人
  • 2013年度 - 38人
  • 2014年度 - 33人
  • 2015年度 - 32人
  • 2016年度 - 38人[8]
  • 2017年度 - 40人[9]
  • 2018年度 - 48人[10]

駅周辺[編集]

聖徳寺(飯島町)
  • 国道153号
  • 聖徳寺
  • 関の地蔵尊
  • 道の駅田切の里
  • 飯島町田切の孔子廟 - 当駅より徒歩5分
  • 伊那福岡駅側の中田切川の鉄橋周辺に、鉄道撮影の名所として知られている「Ωカーブ」がある[1]

隣の駅[編集]

東海旅客鉄道(JR東海)
CD 飯田線
快速「みすず
通過
普通
飯島駅 - 田切駅 - 伊那福岡駅

※国有化以前は飯島駅と当駅の間に伊那赤坂停留場が存在した。

その他[編集]

田切駅と聖地巡礼発祥碑

田切ネットワーク[編集]

漫画『究極超人あ〜る』の1991年(平成3年)に公開されたOVAは飯田線を舞台にしており、田切駅も登場している。公開直後からファンが当駅を訪問するようになったが、同時に待合室内などの落書きが多発した。

そのため1993年(平成5年)に結成された田切ネットワークにより、2022年令和4年)現在に至るまでに待合室・駅周辺の定期的な清掃活動が行われている[11]。 落書きを解消すべくノートと駅スタンプを設置したり、JR東海がイベント用に保有していたクモハ12041号電車やユーロライナーを使用した団体臨時列車イベントも開催され、これらの列車ではOVA作中の「電車と競争」を実際に体験することも出来た。

2012年(平成24年)からは同作にちなんで当駅と伊那市駅の間を自転車で走行するイベントも開催されている。

また、2012年には伊那市駅開業100周年を記念したイベント(「飯田線マニアックス」[12][13]および「伊那電伊那まつり巡行」)の監修も行った。

その後、アニメのゆかりの地を訪問する「聖地巡礼」の「発祥の地」を示す碑が2018年(平成30年)7月28日に同駅に隣接する聖徳寺の駐車場に建立されている[14][15]

現在も多くのファンが訪れて、駅待合室に置かれたノートに書き込みをしている[16]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 信濃毎日新聞社出版部 『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、198頁。ISBN 9784784071647 
  2. ^ a b c d e f g h 石野哲(編) 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、108頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 03号、14頁
  4. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 03号、15頁
  5. ^ 「日本国有鉄道公示第42号」『官報』、1970年1月29日。
  6. ^ 「通報 ●飯田線田切駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1970年1月29日、2面。
  7. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 03号、17頁
  8. ^ 平成28年(2016年)長野県統計書 - 13.運輸 (PDF)”. 長野県企画振興部情報政策課統計室. 2019年3月15日閲覧。
  9. ^ 平成29年(2017年)長野県統計書 - 13.運輸 (PDF)”. 長野県企画振興部情報政策課統計室. 2020年3月14日閲覧。
  10. ^ 平成30年(2018年)長野県統計書 - 13.運輸 (PDF)”. 長野県企画振興部情報政策課統計室. 2021年3月9日閲覧。
  11. ^ 無人駅に200名以上が集結!? 『究極超人あ~る』聖地の盛り上がりが、どうにもとまらない、日刊サイゾー、2012年7月16日、2012年7月30日閲覧
  12. ^ 飯田線マニアックス 3月31日まで”. 伊那ケーブルテレビジョン株式会社 (2013年2月9日). 2022年5月19日閲覧。
  13. ^ 伊那市創造館で「飯田線マニアックス」資料増え内容深く”. 信濃毎日新聞 (2013年2月10日). 2022年5月19日閲覧。
  14. ^ 「アニメ聖地巡礼 発祥の地」 飯島で石碑除幕”. 信濃毎日新聞 (2018年7月29日). 2018年7月29日閲覧。
  15. ^ いよいよ7月!! あの「田切駅」にアニメ史に残る名所が……“アニメ聖地巡礼発祥の地”記念碑が建立されるぞ”. 日刊サイゾー (2018年7月4日). 2018年7月9日閲覧。
  16. ^ 「元旦から聖地巡礼したことも」20年も巡礼し続ける「田切ネットワーク」の軌跡、日刊サイゾー、2012年8月3日、2012年8月31日閲覧

参考文献[編集]

  • 曽根悟(監修)「飯田線・身延線・小海線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第3号、朝日新聞出版、2009年7月26日。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]